カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

スーパーセンターオークワ知多店、2024年7月4日開店-知多新南土地区画整理事業の商業核に

愛知県知多市の愛知県道46号西尾知多線に、オークワのスーパーセンター「スーパーセンターオークワ知多店」が2024年7月4日午前9時に開店する。

ワンフロアで圧倒的な衣食住展開

スーパーセンターオークワ知多店は「知多新南土地区画整理事業」の商業核となるもので、建物は平屋建で敷地面積は19,988㎡、直営売場面積は4,432㎡、延床面積は6,616㎡。新店舗の開店で同社153店舗体制、同業態30店舗体制、愛知県12店舗体制となる。

スーパーセンターオークワ知多店。

知多店ではスーパーセンターの「ワンフロア・ワンストップショッピング」という特徴を活かし、コンセプトに「圧倒的な品揃えとオークワ ブランドの商品で地域一番店を目指す」を掲げ、食料品・衣料品・住居用品を多品種・多品目に展開。

スーパーセンターオークワ知多店のフロアマップ。

即食需要に応えるフィッシュデリや店内加工ローストビーフ・肉寿司といった生鮮系惣菜、「オークワスイーツ部」「ちょっとお茶しよ菓」といった自社新ブランド商品、ワイン専門商社「INABA」や製菓用品「富澤商店」といったこだわりの商品、韓国・アジアンコスメを始めとする化粧品を取り揃える。

スーパーセンターオークワ知多店

住所:愛知県知多市新知字南新生104
営業時間:9時~22時

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肉のハナマサ川崎店、2024年8月開店-川崎区内初、コナカ京急川崎駅前店跡に

神奈川県川崎市川崎区にJMホールディングス傘下の業務用食品スーパー「(仮称)肉のハナマサ川崎店」が2024年8月に開店する。

川崎駅至近距離にハナマサ

肉のハナマサ川崎店の契約面積は約180坪(約595㎡)。
同店は紳士服店「コナカ京急川崎駅前店」(2023年閉店)跡を居抜くかたちで出店するもので、ハナマサの業務用食品スーパーとしては川崎区内初となる。

ハナマサ、神奈川県内再拡大の布石となる新店舗に

花正は旧体制下における業務用食品スーパー事業の拡大過程で、最盛期となる2008年1月には102店舗(神奈川県内20店舗/川崎市内4店舗)を展開していたが、同年2月の構造改革で店舗の半数弱となる47店舗を一斉閉店した。2013年9月には茨城地場食品スーパー「ジャパンミート(現JMホールディングス)」傘下となり、同社主導のもと店舗数を75店舗まで再拡大したが、新店舗は東京都内が中心であり、2024年7月現在も神奈川県内は5店舗、川崎市内は1店舗にとどまっている。
肉のハナマサ川崎店は同社店舗の神奈川県内拡大の布石となりそうだ。

肉のハナマサ川崎店

住所:神奈川県川崎市川崎区砂子1-2-1 

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イオンそよら福井開発、2024年7月13日開業-福井県内約21年ぶりイオン系大型店復活、イオンスタイルを核に

福井県福井市にイオングループの都市型ショッピングセンター「イオンそよら福井開発」が2024年7月13日に開業する。

北陸初の「そよら」

イオンそよら福井開発の建物は地上2階建で敷地面積は15,110㎡、売場面積は5,264㎡。同社の都市型ショッピングセンターブランド「そよら」としては北陸初かつ福井県内初となる。
イオンリテール直営総合スーパー「イオンスタイル福井開発」を核に、スポーツクラブ「3FIT」や100円ショップ「キャンドゥ」といったイオン系専門店、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」、スペシャリティコーヒーストア「STARBUCKS」、コーエーテクモ系アミューズメント施設「テクモピア」など10店舗超が入居する。(一部店舗は秋以降予定)

イオンそよら福井開発。

直営フロアでは「イオン」「福井」商品を訴求

イオンスタイル福井開発「食のフロア」のうち、野菜売場では地場野菜、対面鮮魚売場では近隣漁港(南越前町河野漁港・糠漁港・甲楽城漁港)水揚げ鮮魚を展開。
惣菜売場ではてんぷら処「旬香亭」やかつ処「たて花」、唐揚げ「唐王」、ピザ「ピッツァソリデラ」といった自社ブランドを幅広く展開する。
また、イオンスタイル福井開発「暮らしのフロア」では、ファミリーファッション「TVC」「SELF+SERVICE」「ESSEME」やコスメ「Sokko beauty」「COPERNICA」といった自社ブランドに加え、ヘルス&ウエルネスやキッズ関連用品を展開する。

イオンスタイル福井開発。

イオンとしては約47年ぶりとなる福井での大型店開発

イオンそよら福井開発は、イオングループ(旧ジャスコグループ)としては1977年11月の「ジャスコピア店」開店以来、約47年ぶりとなる福井県内での大型店開発プロジェクトとなる。
また、ジャスコピア店は2003年5月に閉店したため、約21年ぶりとなる福井県内での同社総合スーパーブランドの復活となる。

イオンそよら福井開発

住所:福井県福井市西開発3丁目205番地
営業時間(イオン1階):午前8時~午後10時
営業時間(イオン2階):午前9時~午後10時
営業時間(専門店):午前9時~午後10時
※店舗により異なる
※開業当日13日~15日は全館午前9時~午後10時

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オオゼキ祖師谷大蔵店、2024年7月2日閉店-祖師谷商店街の核、長崎屋から63年の歴史に幕

東京都世田谷区の祖師ヶ谷大蔵駅近くにある大型食品スーパー「オオゼキ祖師谷大蔵店」が2024年7月2日午後7時をもって閉店する。

長崎屋時代から祖師谷商店街の核店舗だった

長崎屋祖師谷店は1961年6月に開店。建物は地上3階建で店舗面積は2,088㎡。同店は祖師谷商店街の核店舗として、長崎屋による2000年2月の会社更生法申請後も営業を続けていたが、更生計画の遅れが災いとなり、2001年11月に閉鎖対象に指定、2002年1月をもって閉店することとなった。
その後、2002年4月に現在のオオゼキ祖師谷大蔵店が開店。100円ショップ「ダイソー」(近隣からの移転扱い)や首都圏地場大手寿司店「梅丘寿司の美登利」テイクアウト業態を導入するなど、大型店の強みを活かした店舗づくりを打ち出したが、2024年5月18日に「2024年7月2日を持ちまして閉店」する方針が明らかとなった。
オオゼキ祖師谷大蔵店(同社公式より)。

徒歩圏内の砧店を全面改装、生鮮特化新業態も新設

オオゼキは2018年6月に「オオゼキ砧店(OZEKI Pico)」を祖師ヶ谷大蔵駅南側に開店したが、砧店は独自のコンセプト「Pico」を掲げた店舗として既存店(祖師谷大蔵店)とは取扱商品の差別化を図っていた。
同社は祖師谷大蔵店の閉店に先駆け、2024年6月12日から26日にかけて砧店の全面リニューアルを実施する。
また、祖師谷大蔵店の後継店として、7月中旬を目処に生鮮特化型新業態「生鮮大関屋祖師谷精肉・青果店」を現店舗徒歩2分の距離に開店する予定。祖師ヶ谷大蔵駅周辺での2店舗体制が維持されることとなった。

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メガセンタートライアル荒尾店、2025年1月開店-荒尾競馬場跡地「あらお海陽スマートタウン」商業核、道の駅や公共施設も

熊本県荒尾市の荒尾競馬場跡地に、流通大手「トライアルHD」(本社:福岡市東区)のスーパーセンター「メガセンタートライアル荒尾店」が2025年1月29日を目途に開店する。

荒尾競馬場跡地にスマートシティ

荒尾競馬場は1928年2月に開場。三井三池炭鉱を擁する有明地域を代表する公営競技場のひとつであったが、三池炭鉱閉山にともなう同地域の人口減少など経営環境の悪化もあり、2011年12月をもって閉場。後継施設として、場外馬券発売所「BAOO荒尾/J-PLACE荒尾」が営業を続けている。
荒尾競馬場跡地周辺一帯では、荒尾市が2016年度から2025年度にかけて「南新地土地区画整理事業」(面積約34.5ha/総事業費69.8億円)を施行し、スマートシティ「あらお海陽スマートタウン」の整備を進めており、鉄道(荒尾駅)と自動車専用道路(有明海沿岸道路/IC整備予定)ともに良好なアクセスある街がうまれる見込みだ。

トライアル核に道の駅や公共施設整備

メガセンタートライアル荒尾店は2025年1月29日開店予定(届出上)で、建物は平屋建、店舗面積は6,171㎡。同社店舗は2024年2月開店の尾ノ上店に次ぎ熊本県内13店舗目となる見込み。
トライアル荒尾店は「あらお海陽スマートタウン」10街区11街区の「生活利便施設」として、2017年8月開店の大津店(5,800㎡)、2021年6月の上熊本店(6,228㎡)に次ぐ県内3店舗目のメガセンターとして、フルラインの衣食住を展開する。
近隣ではウェルネス拠点「道の駅あらお(仮称)」「保健・福祉・子育て支援施設(保福子施設)」や飲食店、住宅整備も進んでおり、大型店に乏しかった荒尾駅周辺が一変することとなる。

あらお海陽スマートタウン第10街区第11街区周辺。(荒尾駅側)

メガセンタートライアル荒尾店

住所:熊本県荒尾市南新地土地区画整理事業10街区11街区

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天満屋ハピータウン西大寺店、2024年9月1日閉店-後継に「ハピーズ」検討、老朽化で

岡山県岡山市東区西大寺の地場流通大手系ショッピングセンター「天満屋ハピータウン西大寺店」が2024年9月1日をもって閉店する。

西大寺では最大の天満屋だった

天満屋ハピータウン西大寺店は1980年11月に開店。営業フロアは1~2階で店舗面積は10,302㎡、売場面積は9,225㎡。
地場老舗百貨店「天満屋」を母体とする総合スーパー「天満屋ストア」のショッピングセンターとして、直営フロアを核に、コスギの婦人服店「Golden Bear Ladies」や女性下着店「Wacoal」「tutuanna」、中四国地場大手人形店「こどもや」の玩具店、100円ショップ「meets.」、ファストフード「マクドナルド」、フジパン系インストアベーカリー「ホルン」など40近いブランドや専門店が入居していた。

天満屋ハピータウン西大寺店(同社公式より)。

老朽化で43年の歴史に幕

天満屋ハピータウン西大寺店は「建物・設備等の老朽化のため、安全性を考慮しやむなく営業を終了」するもので、地域に親しまれた大型店は43年の歴史に幕をおろすこととなる。
天満屋ストアは天満屋ハピータウン西大寺店の跡地活用に関して、自社大型食品スーパー「天満屋ハピーズ西大寺店」を核とする複合型店舗を2025年秋を目処に開店する方針を示している。
新施設の名称や店舗面積は未定であるが、専門店やイベントスペースを導入するなど「まちづくり」「まちおこし」の拠点となる場を提供するとしている。

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平和堂フレンドマート茨木平田店、2024年6月29日開店-茨木ドミナント強化、クリニックモールも併設

大阪府茨木市に平和堂の大型食品スーパー「フレンドマート茨木平田店」が2024年6月29日午前9時30分に開店する。

平和堂「茨木ドミナント」強化、健康志向の店舗に

平和堂フレンドマート茨木平田店の敷地面積は5,537㎡、店舗面積は1,427㎡、売場面積は928㎡。同店開店により同社158店舗体制、大阪府内23店舗体制、茨木市内5店舗体制となる。

買平和堂フレンドマート茨木平田店。

フレンドマート茨木平田店は「市内4店舗のうち3店舗が集まるドミナントエリア」「子育て世代が多い」という立地特性を活かし、店舗入口にデリカ売場を配置し、ライブ感ある鉄板コーナーやインストアベーカリーを導入するなど「当店の目玉」として設定。
青果売場では旬の果物を使ったカットフルーツやデザート、鮮魚売場では本格的な魚料理ができる半調理品、精肉売場では店内加工ローストビーフやレンジアップ商品・味付肉を拡充するなど、時間帯ごとのニーズにあわせた「出来立て商品」や簡便品を展開する。
このほか、店舗従業員92名(8割以上)が「認知症サポーター養成講座」を受講、敷地内に別棟「クリニックモール」(410㎡)やイートインを併設するなど「小さくても頼れる“地域の冷蔵庫”」をめざすとしている。

平和堂フレンドマート茨木平田店

住所:大阪府茨木市平田町1丁目2番41号
営業時間:9時30分~21時

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イオンそよら金剛、2024年6月28日午前9時開業-ダイエー跡地にイオンスタイル核の都市型施設、雨雲を吹き飛ばす開業日に

大阪府大阪狭山市の南海高野線金剛駅近くにある旧ダイエー金剛店跡地に、イオンリテールの都市型ショッピングセンター「そよら金剛」が2024年6月28日午前9時に開業した。

ダイエー金剛店からの45年の歴史引継ぐ施設に

ダイエー金剛店は1977年3月に開店。建物は地上3階建で店舗面積は13,818㎡。
開店以来、大阪狭山市内随一の大型店であった。2016年3月にはダイエーの総合スーパー事業大幅縮小のため、イオンリテール運営の総合スーパー「イオン金剛店」として新装開店。末期まで100円ショップ「Seria」や総合子供・ベビー衣料雑貨店「西松屋」、旧ダイエー系ファストフード「ドムドム」「ディッパーダン」といった専門店が入居していたが、老朽化にともなう建替えのため、2022年11月をもって一時閉店していた

イオン金剛店。

イオン金剛店近隣では、2022年3月22日に隣接する富田林市のイオン・UR都市機構/新都市ライフ系商業施設「エコール・ロゼ」が新装開業、同年12月2日にエコール・ロゼの核店舗「イオン金剛東店」が「イオンスタイル金剛東」として新装開店しており、金剛店建替期間中の代替店舗としての役割を担っていた。

そよら金剛、3世代ファミリー向け意識した施設に

イオンそよら金剛の建物は地上2階建で敷地面積は約18,267㎡、延床面積は約9,396㎡。
地域に根ざした新たな都市型ショッピングセンターとして「3世代が集うまちなかホーム」「みんなのまちなかホーム」を掲げ、芝生イベント広場「そよキッズひろば」を展開。

イオンそよら金剛のグランドオープンに並ぶ買物客。

イオンリテールの総合スーパー「イオンスタイル金剛」を核に、大創産業の100円ショップ複合店舗「ダイソー」「THREEPPY」「StandardProducts」や眼鏡店「JINS」、アミューズメント「ふぇすたらんど」、ファストフード「バーガーキング」、シアトルスタイルカフェ「STARBUCKS」といった大阪狭山市内初となる専門店を揃える。
7月にはハードオフグループの子供・ベビー向け中古新業態「OFFHOUSE KIDS」といった全国初の専門店やSMBCグループの個人専用店舗「三井住友銀行そよら金剛店(金剛支店移転扱い)」も開店するなど、直営フロア(イオンスタイル)と同友店(そよら金剛専門店)双方で生活を支える。

イオンスタイル金剛

イオンスタイル金剛では、駅近で通勤通学利便性が高く、幅広い世代が暮らす地域特性を活かし、テーマに「EVERY DAY」「便利(時短)」を掲げる。
取組みの一環として、農産では「JA大阪南」「クボタサンベジファーム」など近郊農産物主体の地場野菜コーナーを展開、水産では岸和田漁港直送鮮魚を始めとする旬の商品を対面で展開、畜産ではトップバリュの厳選銘柄牛「匠和牛」「タスマニアビーフ」を展開する。

イオンスタイル金剛の農産売場。

また、惣菜は「駅近店舗の便利・簡単・おいしい」ニーズに対応する。取組みの一環として、イオンの対面量り売り惣菜店「リワードキッチン」(約30種類)を始め、粉もん商品や富田林名産の海老芋使用コロッケ、泉州産新玉ねぎの焼き浸しなど、大阪のソウルフードや地元食材商品を展開する。

大阪ならではの粉もんや対面販売、オリジン商品も。

冷凍食品は近畿圏最大級、全国各地の銘店を提案

イオンスタイル金剛の冷凍食品売場では、イオン近畿圏5本の指に入る商品数・売場面積を誇るの提案型の売場を展開。
イオンのワンディッシュPB商品「トップバリュベストプライスガッツリ飯×ガッツリ飯」や大阪産(大阪もん)ブランド「富田林えび芋コロッケ」に加え、デパ地下の定番ブランド「RF1(RFFF)」「古市庵」や関西地盤の大手粉もん店「道頓堀くくる」「千房」、岐阜萩原チキンセンターの飛騨・奥美濃発祥郷土料理「萩屋ケイちゃん」や天満屋グループの老舗弁当店「三好野本店」、北海道地場大手コンビニ「セコマ(セイコーマート/Secoma)」、和歌山玉林園「グリーンソフト」、イオングループのインストアベーカリー「カンテボーレ」まで、1,300品目(同社広報談)という圧倒的な品揃えを打ち出す。

近畿圏では5本の指に入る冷凍食品売場。

雨雲吹き飛ばす開業日、式典には大阪狭山市長も

イオンそよら金剛の開業当日は悪天候であったが、新施設を待ちわびる地域住民が朝早くから集った。
開業式典では、イオングループ関係者に加え、古川照人大阪狭山市長を始めとする地元関係者やマスコットキャラクターさやリンが参加。 市長は1,400年の歴史を誇る大阪平野の水瓶「狭山池」のルーツを交え「大阪狭山市にとってお祝いの日に雨が降るというのは決して悪いことではなしに逆にありがたい」とコメントし、新施設の今後に期待を寄せた。
イオンそよら金剛のテープカット。

大阪狭山市は当初の天気予報を覆し、午後から天候が回復するなど、雨雲を吹き飛ばす賑わいとなった。

イオンそよら金剛

住所:大阪府大阪狭山市半田1丁目22
営業時間(1階/イオン):8:00〜22:00
営業時間(2階/専門店):テナントにより異なる

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ドムドムハンバーガー千船駅店、2024年6月27日開店-大阪市内に待望のドムドム、千船駅に約20年ぶり復活

大阪府大阪市西淀川区のアバリーナ千船に、レンブラントHD系のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー千船駅店」が2024年6月27日に開店した。

都商研の独占取材に応じた藤崎忍社長。
約20年ぶりとなる千船駅再出店の詳細な経緯をコメントした。

大阪市内に復活、約20年ぶりドムドム千船店跡に

ドムドムハンバーガー千船駅店は、2000年代初頭に閉店した「ドムドムハンバーガー千船店」跡、2022年6月30日をもって閉店した同業「ロッテリア阪神千船駅店」跡に入居するもので、営業フロアは1階、営業時間は9時~20時(L.O.は19時30分)。
ドムドムは2023年8月31日に「ドムドムハンバーガーイオン長吉店」を閉店したため、大阪市内に約10ヶ月ぶりに「ドムドム」の店舗が復活することとなった。

ドムドムの開店を朝5時から待つファンもいたという。

ドムドムハンバーガー千船駅店は、同社広報によると赤羽店に次ぐドムドムカラーの「カジュアルでポップなデザインの内外装」を特徴とした店舗であり、阪急阪神系との縁により出店が決まったという。駅直結立地を活かした「鉄道にちなんだどむぞうくんのイラスト」もあしらう。

開店当日朝のドムドムハンバーガー千船駅店。

グランドオープン記念企画、ダイエーとの共同販促も

ドムドムハンバーガー千船駅店では「グランドオープン記念企画」として看板商品「甘辛チキンバーガー」のお値段そのままボリュームアップ(通常比2.3倍)、阪神電車をイメージしたオリジナルグッズ「はんぞうくん」「しんぞうくん」の先行販売、メモ帳のプレゼントといった企画を打ち出す。
また、アバリーナ千船の核店舗「ダイエーイオンフードスタイル千船店」とも期間限定で共同販促を行う。

ドムドムハンバーガー千船店

住所:大阪府大阪市西淀川区佃3-1-11
営業時間:9時~20時(ラストオーダー19時30分)

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ダイエーイオンフードスタイル千船店、2024年6月27日開店-阪神千船駅アバリーナの商業核、スーパーマンモス跡に

大阪府大阪市西淀川区の阪神本線千船駅高架下商業施設「アバリーナ千船」に、イオングループの大型食品スーパー「ダイエーイオンフードスタイル千船店」が2024年6月27日午前9時に開店した。

ダイエーイオンフードスタイル千船店。

50年の歴史誇ったグルメシティの後継店に

イオンフードスタイル千船店は、2021年6月に破産廃業した地場食品スーパー「スーパーマンモス」跡を全面改修したもので、営業フロアは1階で売場面積は329坪(約1,087㎡)。
同店は、2024年6月23日をもって閉店した同社大型食品スーパー「グルメシティ千船店」(直営売場面積229坪/約757㎡)の後継店として、駅直結という立地特性を活かし、通勤通学需要に対応したベーカリーや飲料・デザート、夕食晩酌需要に対応したデリカテッセンを拡充する。

ダイエーグルメシティ千船店跡。

ディッパーダンともコラボ商品、弁当惣菜も大幅拡充

イオンフードスタイル千船店では、島野翼店長による「中食・デリカ・ベーカリー・作りたて強化」という取組みの一環として、ダイエー系大手クレープ専門店「ディッパーダン」監修のオリジナルパンケーキを初めて展開。

ディッパーダン監修オリジナルパンケーキサンド。

インストアベーカリー「ディーズベーカリー」では、千船駅周辺/島内に専門店が存在しない立地特性を活かし、バーガーやコッペを種類豊富に展開(焼き立てパン7割/店内加工3割)。

D’s Bakeryでもピザ・バーガー・コッペをフルライン展開。

また、惣菜に関しても既存店でも好評な同社オリジナルブランド「おだし亭」「グリル亭」に加え、少量規格惣菜「おかずいろいろ365」や出汁を生地に加えた新ブランド「鉄板亭」を新たに展開する。

地域最大級となるデリカテッセン売場。

また、ダイエーが2023年9月の松原店開店を機に本格展開した急速冷凍商品「冷凍dai革命」に関しても、近畿圏一番の大型店「ダイエー池田駅前店(イオンフードスタイル池田駅前店)」を母店に35アイテム展開。売場環境に関しても、島野店長の意見を反映した「一番奥に引き込めるような“氷の水色が映える”売場」デザインとした。

ダイエーイオンフードスタイル千船店の冷凍食品売場。

同店では開店を記念して、アバリーナ千船内の旧ダイエー系ハンバーガー店「ドムドムハンバーガー千船駅店」との相互送客を始めとする割引施策を打ち出す。

イオンフードスタイル千船店

住所:大阪市西淀川区佃2-2-33 阪神千船駅高架下1階
営業時間:6時~22時
※開店当日は9時営業開始

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