いちまる、2025年9月2日までに閉店・破産申請へ-江戸時代創業・東九州初の百貨店、倒産で約400年の歴史に幕

大分県大分市のガレリア竹町商店街にある婦人服・セレクトショップ「いちまる」を運営する「いちまるプラス」が2025年9月2日までに閉店。東京商工リサーチなどによると自己破産の申請を準備しているという。

江戸時代創業の東九州初の百貨店、約400年の歴史に幕

東京商工リサーチによると「いちまる」は1652年呉服店として創業。明治時代に洋服・洋雑貨の販売もおこなうようになった。1934年には「一丸呉服店」から百貨店化し、4階建ての「一丸デパート」に業態転換した。同店は東九州初の本格的百貨店であった。
百貨店は太平洋戦争の影響で一旦廃業、建物は海軍が活用することとなったが大分大空襲によりビルは全焼。戦後は婦人服店として営業を再開した。

モードスクエアいちまる。

「いちまる」は、2025年時点は竹町商店街に婦人服店「いちまるプラス」、婦人服セレクトショップ「モードスクエアいちまる」の2店舗を展開していた。
負債額などについては現在調査中だという。

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