埼玉県川越市にある西武新宿線本川越駅の駅ビル商業施設「西武本川越ぺぺ」が、2026年1月13日に閉店する。
館内では11月17日より閉店セールをはじめとした様々な企画が開催されている。

西武本川越ペペ。
バブル期に開業した本川越駅ビル「ペペ」
西武本川越ぺぺは1991年9月に開業、店舗面積は13,050㎡で地上5階地下1階建て。現在は、西武HDグループの西武リアルティソリューションズ(東京都豊島区)が運営している。

本川越ペペ開業時のようす。(ニュースリリースより)
総テナント数は55店舗で、いなげやブルーミングブルーミー、無印良品、ABC-MART、リブロ、ニトリデコホーム、ゴールドジムなどが出店。バブル期の設計らしい大きな吹き抜けが特徴であった。
また、隣接して川越プリンスホテルが立地している。

本川越駅ビルのフロア構成。(2024年)
将来的には再開発を視野に検討
本川越ペペの閉店は約35年が経過した施設などの老朽化のため。閉店後の1月14日より2階の改札口は閉鎖される。
西武HDは「住みたいまち、訪れたいまち」の実現をテーマとして将来的には再開発を視野に検討しているというが、11月時点で具体的な解体予定や再開発計画は発表されていない。
なお、川越プリンスホテルは営業を続ける。

本川越ペペ・館内のようす。
本川越駅ビル、11月17日より「ありがとうSALE」
本川越ペペの館内では、11月17日より12月末まで「ありがとうSALE」を開催する。
キャッチフレーズは「思えば、思い出ばかりだね」で、西武HDは「大きな思い出ではないかもしれないけど、ほっと心があたた まるたくさんの思い出とともに、ありがとうの感謝を伝えながら、『残りの数か月間を地域の皆さまと一緒に歩んでいきたい』という願いを込めた」としている。

本川越ペペ・閉店キービジュアル。(ニュースリリースより)
期間中は各店にて34年分の感謝を込めて対象商品最大70%OFFや一部商品を限定価格で販売するほか、ノベルティのプレゼントなどを実施。また、12月13日・12月14日には似顔絵アーティスト「ラクガキヤのマコ」による似顔絵パフォーマンスを実施するなど、閉店へ向けて様々なイベントが開催される予定となっている。
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