大手ドラッグストア「クスリのアオキHD」(本社:石川県白山市)は、同社傘下の事業会社「クスリのアオキ」(本社:同上)が新潟地場中堅食品スーパー「キューピット」(本社:新潟市東区)より「キューピットが運営するスーパーマーケット事業及びその他付随する資産」を事業譲受することを2025年12月25日に取締役会決議、12月26日に契約締結したことを2026年1月5日に発表した。
クスリのアオキは事業譲渡契約締結に基づき、キューピット12店舗及び関連事業/関連資産を2026年2月24日を目処に取得する。
店舗減少続いていた新潟地場スーパー
キューピットは1924年10月創業/1948年12月設立の地場大手蒲鉾「堀川蒲鉾工業(現堀川)」の食品スーパー部門「総合食品かまぼこの堀川(後のキューピット本町店)」として1958年に創業。1973年7月に「スーパー堀川」として分社化したのち、1983年に現社名に変更した。最盛期には新潟県全域に20店舗ほどを展開したが、2023年3月に新潟市江南区の亀田店を閉店、2024年1月には五泉市の三本木店を閉店、2025年10月には新潟市中央区の出来島店を閉店するなど店舗整理が続いていた。
同社の2025年7月期の売上高は91億2800万円、2026年1月現時点の店舗数は12店舗となっている。

キューピット松浜店(同社公式より)。
アルビコラボや上質商品で差別化もアオキ傘下で標準化へ
キューピットは新潟県内で直営店の少なかった高級食品スーパー「成城石井」PB商品を早期展開するなど上質商品の取扱いに定評があった。また、新潟本拠のJリーグ加盟クラブ「アルビレックス新潟」スポンサーとして、同クラブ/他スポンサー企業とのコラボ商品開発やグッズ販売、自社カード会員向け観戦チケット引換企画を打ち出すなど地域密着の取組みにも定評があった。
これらの取組みは県内外同業他社との差別化に大きな役割を担っているもの、クスリのアオキHD傘下となった食品スーパー各社と同様に「お互いの強みを生かした、さらにお買い物のしやすい店舗への改装計画」に基づくドラッグストア業態「クスリのアオキ」転換や派生業態「スーパーのアオキ」転換により姿を消すこととなる。
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