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静岡パルコ、2027年1月31日閉店-田丸屋ビル「旧西武百貨店静岡店」から半世紀超の歴史に幕、賃貸借契約期間満了にあわせて

静岡県静岡市葵区紺屋町のJフロントリテイリング(大丸松坂屋百貨店)系都市型商業施設「静岡パルコ(静岡PARCO)」が2027年1月をもって閉店する。

西武の静岡旗艦店、2007年春からパルコに

静岡パルコの前身となる西武セゾングループ系百貨店「西武百貨店静岡店(静岡西武)」は1970年6月に開店。本館建物「田丸屋ビル(届出上店舗面積22,036㎡)」は静岡名物わさび漬け製造業者が所有するもので、西武時代の営業フロアは地上8階~地下1階で売場面積は18,885㎡。
西武百貨店静岡店は西武セゾングループの静岡県内における旗艦店として、1980年3月に静岡店別館を開業するなど段階的に営業規模を拡大、1992年2月期(最盛期)には売上高302億円を記録した。
その後も1998年7月には別館に系列生活提案型専門店「無印良品静岡西武」を導入、同年9月までに取扱品目を食品/婦人服/婦人服飾雑貨に特化する投資額34億規模の全館リニューアルを実施したが、2005年2月期には売上高116億円に減少するなど業績が低迷、同年12月20日の取締役会で2006年3月31日付での閉店が決定した。
西武百貨店静岡店閉店発表以来、中心市街地空洞化や跡地活用を危惧する声が聞かれたが、創業以来長らく資本業務提携関係にあったファッションビル運営会社「パルコ」(当時は森トラスト/クレディセゾン系)が閉店直前に後継店を2007年春を目処に開店する方針を発表。旧西武セゾングループ系百貨店から同社系ファッションビルに事実上業態転換というかたちで早期の営業再開が実現することとなった。

近年は競争激化、大型専門店導入するも業績低迷

静岡パルコは2007年3月に開店。営業フロアは地上8階~地下1階で届出上の店舗面積は31,000㎡。
静岡パルコは開店当初、西武百貨店子会社(当時)の大型生活雑貨店「静岡パルコロフト」をはじめ、静岡県内初のブランドを含む151店舗を導入。地階にはデパ地下の後継となる食物販フロア「DELI CHIKA(デリチカ)」、3階には婦人服/服飾雑貨フロア「美ゅーてぃ小町」を展開するなど、前身百貨店時代の強みを活かしつつトレンドに敏感な若年層の新規獲得を実現した。

静岡パルコ。

静岡パルコは2010年度に売上高(テナント取扱高)約109億9300万円を記録するなど、静岡を代表するファッションビルとして確固たる地位を築いたが、2011年10月に新静岡セノバが開業するなど地域内競争が激化。同館は対策として大創産業系100円ショップ「ダイソー」やニトリ系インテリア雑貨店「デコホーム」、登山アウトドア用品店「好日山荘」、アニメショップ「アニメイト」ペットショップ「ワンラブ」といった大型専門店を導入することで都市型商業施設として生き残りを図ったが、2024年度の売上高(テナント取扱高)は81億9300万円と低迷傾向にあった。

ガンプラエキスポin静岡。

建物賃貸借契約満了にあわせ閉店

静岡パルコの閉店は、2025年11月28日のパルコ親会社「Jフロントリテイリング」取締役会で正式決定したもの。同社は「今後の商業環境の変化を中長期視点にて慎重に検討した結果、建物賃貸借契約の満了時期を踏まえ、2027年1月末をもって営業を終了することを決定」したとしており、西武百貨店静岡店時代から半世紀超の歴史に幕をおろすこととなった。

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ヨークベニマル岩沼店、2025年11月28日開店-ブルームワールド岩沼の核担う総合スーパー、約1年半ぶり建替復活

宮城県岩沼市の国道4号線岩沼バイパス沿いにある複合商業施設「ブルームワールド岩沼」にセブン&アイHD/ヨークHD系大型総合スーパー「ヨークベニマル岩沼店」が2025年11月28日午前9時に開店した。

岩沼市最大、店舗面積「1.5万㎡」誇るオープンモール

ブルームワールド岩沼は、1994年2月に岩沼市最大の商業施設として開業。建替前店舗面積は16.266㎡で地元不動産会社であるユー企画が所有する。
ブルームワールド岩沼の核店舗「ヨークベニマル岩沼店」(建替前店舗面積6,010㎡)は開店以来、衣食住をフルラインで揃える大型総合スーパーとして営業を続けていたが、2024年5月に「店舗の老朽化」「お客様にご満足いただける品揃えができない状況」を理由に挙げ、同年6月をもって「立地はそのままで新しく建て直す」方針を発表し一時閉店していた。

ヨークベニマル、建替後も総合スーパーに

ヨークベニマル岩沼店新店舗の建物は鉄骨造平屋建で売場面積は2,986㎡。同店開店により同社店舗は249店舗体制となる。
建替前と同じく総合スーパー業態の店舗として、青果では岩沼市近郊の地元野菜、鮮魚では宮城県内水揚げ品、精肉では黒毛和牛「仙台BEEF」や地元で親しまれているという豚内臓肉、惣菜では店内炊飯・自社工場製弁当や洋風惣菜を展開。
衣料に関してもファッションコスメ「twinkle palette」やカジュアルソックス&ルームウェア「kawa-rela」、キッズブランド「F.O.KIDS」を新設することで「子育て世代からシニア層まで、幅広い年代に対応した日常着や服飾雑貨、寝装関連商品をトータルでご提案」するとしている。

ヨークベニマル岩沼店。

ベニマル新装開店にあわせて「ダイソー」「ツルハ」も

ブルームワールド岩沼敷地内ではヨークベニマル新店舗開店にあわせ、従来の大型家具インテリア雑貨店「ニトリ」やアイリスオーヤマ系ホームセンター「ダイシン」に加え、大創産業系100円ショップ「ダイソー」とイオン系ドラッグストア「ツルハドラッグ」が開店する。

ヨークベニマル岩沼店

住所:宮城県岩沼市藤浪二丁目4番10号
営業時間:午前9時30分~午後9時30分

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ジョイント太宰府店、2025年11月30日閉店-西鉄五条駅周辺で相次ぐ大型スーパー撤退、スーパー大栄から21年の歴史に幕

福岡県太宰府市の西鉄太宰府線五条駅近くにある九州地場大手精肉「小林食品」系食品スーパー「ジョイント太宰府店」が2025年11月30日をもって閉店する。

不採算事業整理進めていた地場精肉大手

小林食品は1974年10月に創業。同社は創業以来長らく食肉加工販売を主力事業としていたが、1990年代後半の地場大手ディスカウント「オサダグループ(ハイパーセンター/ニュートン)」精肉テナント出店を皮切りに業容を拡大、直営食品スーパー「ジョイント」を立ち上げ最盛期には福岡県内に10店舗ほどを展開した。
ジョイントは小林食品の祖業である精肉部門や上質商品/輸入食品の取扱いに強みがあったもの、2018年3月に大野城店(トライアルQuick1号店/GO大野城店経て現在は空き店舗)を閉店、2020年8月に志免店(現Seria志免田富店)を閉店、2023年6月に志免日枝店(現トライアルGO志免南里店)を閉店するなど直近10年間の店舗数は減少傾向にあった。その後、2025年5月に鹿児島地場大手精肉「カミチクグループ」傘下となり、一層の不採算事業整理を進めていた。

スーパー大栄、ダイソー時代から21年の歴史に幕

ジョイント太宰府店の建物は関門地場大手食品スーパー「スーパー大栄五条店」として1994年7月に開店。建物は平屋建で店舗面積は499㎡。
スーパー大栄五条店は、福岡都市圏の同社店舗空白地解消を目的とした筑紫地区初の店舗であったが、翌年1995年以降総合スーパー「D&D」主体の店舗展開に移行する方針を打ち出したこともあり、狭小店である同店は2002年をもって閉店した。その後、大創産業系100円ショップ「ダイソー太宰府五条店」(店舗面積約859㎡)が同年中に開店。スーパー大栄同様、開店当初は太宰府市内初かつ筑紫地区最大級の店舗面積を誇る店舗であったが、2007年に地域旗艦店となる福岡水城店(大創産業九州営業所併設)を開店したこともあり2008年に現在のジョイント太宰府店となった。

ジョイント太宰府店。

西鉄五条駅前、大型スーパーはレガネット1店舗のみに

西鉄五条駅前は1980年の大型総合スーパー「ジャスコ太宰府店」「寿屋太宰府店」開店を機に太宰府市有数の商業集積地として発展したもの、1990年代初頭からニコニコドー旗艦店「太宰府ビッグウェイシティモール」をはじめとするロードサイド型店舗が市内西部に相次ぎ進出したこともあり、1995年7月にジャスコが撤退。2002年1月には寿屋が小売業廃業にともない閉店するなど地盤沈下が進んでいた。

太宰府市いきいき情報センター(旧ジャスコ太宰府店)。

太宰府市は1998年7月にジャスコ跡を取得及び改修したうえで新たな複合商業施設「太宰府市いきいき情報センター」を開業。いきいき情報センターの商業核として三井松島産業系総合スーパー「パインバリュー太宰府店(後のマミーズ太宰府店)」を導入するなど商業集積の再生を試みた。しかし、2018年11月にはマミーズが大黒天物産傘下の新会社に運営移行したこともあり同月末をもって同施設1階の商業フロアが完全閉店、2021年度から約2年間にわたり地元農協「JA筑紫/筑紫農業協同組合」が賃貸借契約を結び仮店舗として暫定活用したもの、2025年11月現在は再び未活用状態にある。
最盛期には五条駅周辺には大型スーパー3店舗が営業していたが、2025年12月以降は寿屋跡の電鉄系総合スーパー「西鉄ストアレガネット太宰府」1店舗のみとなる。

西鉄ストアレガネット太宰府。

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べっぷ駅市場、2025年10月より1期リニューアル開業ー半世紀の歴史ある高架下商店街、今後は別府駅側に増床延伸も

大分県別府市のJR別府駅高架下にある商店街「べっぷ駅市場」が、2025年10月より建て替えにより順次リニューアルオープンしている。

約半世紀の歴史ある昔ながらの高架下商店街

「べっぷ駅市場」は1967年の国鉄別府駅高架化に合わせて「南高架商店街」として1期開業。1970年までに全街区が完成した。
1988年には「べっぷ駅市場」と改名されたが、21世紀になるまで昭和のままの高架下商店街として営業を続けていた。

建て替え前の「べっぷ駅市場」。

しかし、隣接する2012年のダイエ―別府店閉店と2013年のマルミヤストア別府駅店出店に合わせて駐車場が増設されたことに伴い別府駅と分断。回遊性が下がったうえにコロナ禍を経て空き店舗が増加していた。
そのため、JR九州ビルマネジメントが「べっぷの顔に出会える生活商店街」をコンセプトとして、オフィスや住宅などのリノベーションを得意とする東京の設計事務所「ブルースタジオ」と協力してリニューアル計画を進めていた。

高架下のべっぷ駅市場、全面建て替えすすむ

「べっぷ駅市場」のうち、2025年10月にリニューアルしたのは別府駅寄りにある「駅市場第一通り」と呼ばれた街区、距離にして約80メートルほど。

「べっぷ駅市場(本通り)」駅側入口。

駅側の入口にはネオンサインを模した赤い看板が登場。市場内は内外装とも新築されたものの、かつてと同じ「商店街らしい(駅ビル風ではない)狭い街路の両端に店舗が並ぶ形態」となっている。

建て替えされたべっぷ駅市場の館内。

11月時点でこの駅市場の高架下部分には期間限定店舗を含めて11店が出店。そのうち「野田商店」「丸栄鮮魚店」「松田生花店」「安部かき店」「高橋商店」「味一匠」「くらうん薬局」の7店はリニューアル前からある店舗。(このほか以前からある「ヒラオペット」が2期開業時に再入居予定)
また、「ぶたまんの幸崎」など新規出店した店についてもいずれも大分県内を拠点とする店舗ばかりとなっている。
このほか、イートインやトイレも全面刷新。期間限定店舗が出店するシェアキッチンやイベントスペースなども設けられ、営業時間も延長された。(営業時間は店舗による)
建て替え中の街区は2026年夏ごろに全面完成する予定となっている。

「駅市場新通り」として駅側に延伸へ

今回の「べっぷ駅市場」の建て替えに合わせて、かつてダイエー別府店の売場だった平面駐車場側まで駅市場を増床・延伸。
べっぷ駅市場を「べっぷ駅市場・本通り」、そして増築された部分を「べっぷ駅市場・新通り」称して、新たな店舗を誘致する。
新通りには1期開業時は新規出店したカフェ「10COFFEE BREWERS」など一部のみが営業しており、またキッチンカーなどが出店するスペースも設けられている。キッチンカースペースには、建て替え前に出店していた「オニパン」がほぼ毎日出店する。

べっぷ駅市場・新通り。

今後「べっぷ駅市場・新通り」は、駅ビル駐車場の1階を利用(店舗化)するなどして別府駅前のバス乗り場付近まで延伸。回遊性の向上をめざす。
2026年夏の全面完成を目標に工事が進められている。

べっぷ駅市場・1期開業時の街区図。

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南銀座 池田、2025年11月30日閉店-鶴岡銀座と歩んだ呉服系デパート、173年の歴史に幕

山形県鶴岡市本町の南銀座通り商店街にある衣料品デパート「南銀座 池田」が2025年11月30日に閉店する。

鶴岡中心部の繁栄と共に歩んだ呉服系ミニデパート

南銀座 池田は1852年に創業。当初は古着や反物を扱い、その後池田呉服店に名称を改めた。
1970年には2階建ての店舗を新築、1976年に現在の3階建ての売場になりデパート化したとみられる。(日本百貨店協会には非加盟)
南銀座 池田が高層化したころ南銀座通りは買い物客の増加などもあり交通量が大きく増え、それに伴い一方通行となった。

南銀座 池田。

館内では婦人服を中心に紳士服、呉服、アクセサリー、寝具、家具、贈答品、結納品などを販売。デパート友の会制度や自社工場を導入、さらに館内には飲食店街が出店するなど、食品を扱わないながらミニデパート風の店舗となった。
2025年現在の売場は1階から3階までで、店舗面積は3,748㎡。館内にはテナントとして「お食事処 蝶や」「和雑貨 和楽」「ベリーダンススクール」などが入居している。

高齢化も影響-173年の歴史に幕

南銀座 池田の閉店は店頭やチラシで告知されたもの。
また、複数の地元メディアによると閉店は着物需要の低下や地域の高齢化も大きいという。
南銀座通りでは通行量が減少したことに伴い、2022年に一方通行が解除されている。

鶴岡市南銀座通り商店街。

南銀座 池田では2025年8月末に友の会を解散。閉店する11月末まで閉店セールを行う(当初計画より延長)としている。
鶴岡市の山王通り~銀座界隈は江戸時代からの中心商業地であり、現在も荘内銀行本店鶴岡市文化会館があるなど市内経済・文化の中心であったころの面影はあるものの「南銀座 池田」の閉店により大型店は消滅する。

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西友浜北店、2026年1月31日閉店-サンストリート浜北の核店舗、トライアル系のスーパーが出店へ

静岡店浜松市浜名区(旧浜北市)の国道152号線沿いにあるトライアルHD系の総合スーパー「西友浜北店」が、2026年1月31日に閉店する。

サンストリート浜北の西友閉店-バローも閉店したばかり

西友浜北店は、双日グループのショッピングセンター「サンストリート浜北」の核店舗として2007年7月に開店。
西友の店舗面積は14,661㎡(バロー含む)で、当時西友の親会社であったウォルマート式のスーパーセンターであった。

西友浜北店。(サンストリート浜北の公式サイトより)

なお、サンストリート浜北は2017年4月にリニューアル。西友も改装するとともに準核店舗として「ホームセンターバロー浜松浜北店」が出店したが、同店は2025年11月に閉店していた。

改築してトライアル系の店舗が出店へ

西友浜北店は、閉店後に西友の親会社であるトライアルHDが改装をおこない、2026年春にトライアルグループの店舗が出店するとしている。
そのため、バローとなっていた部分も含めて、西友と同様に24時間営業のスーパーマーケットとして復活することになるものと思われる。

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サンライズ綾瀬、2025年11月20日1期開業-駅南側に複合商業ビル、核店舗はオーケー綾瀬駅前店

東京都葛飾区の東京メトロ千代田線・JR常磐線綾瀬駅前に、複合商業ビル「サンライズ綾瀬」が2025年11月20日に1期開業した。

ダンロップスポーツクラブ等の跡、オーケーが出店

サンライズ綾瀬は綾瀬駅南側にあり、2022年までダンロップスポーツクラブガストなどが出店していた雑居ビルの跡に完成した複合商業ビル。
建物は地下1階・地上6階建てとなる。

サンライズ綾瀬。(オーケーの公式サイトより)

核店舗は地階に出店するディスカウントスーパーマーケット「オーケー綾瀬駅前店」。
店舗面積は約722㎡、オーケーとしては小型店で食品を中心に扱う。
徒歩圏には東急ストア、イトーヨーカドー、まいばすけっとなどがあるほか、隣駅の北綾瀬では2025年6月に大型ショッピングセンター「ららテラス北綾瀬」が開業したばかりで、競争が激化しそうだ。

館内にはクリニックモール、回転寿司も?

このほか、サンライズ綾瀬の上層階にはクリニックモール「そうごうメディカルモール綾瀬中央(仮称)」が設けられており、12月以降に「綾瀬中央診療所」など複数のクリニックが出店する予定となっている。館内ではまだテナント募集中の区画もあるとみられる。
なお、建築計画時のパース図では「くら寿司」の看板も設置されていたが、同店の開業予定日などについては未定となっている。

サンライズ綾瀬(オーケー綾瀬駅前店)

東京都葛飾区小菅4-10-3
営業時間:8:30~21:30(オーケー)

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スーパーセンタートライアル西条店、2025年11月26日開店-愛媛県初出店

愛媛県西条市の産業道路沿いに、トライアルHDのディスカウント総合スーパー「スーパーセンタートライアル西条店」が2025年11月26日に開店する。

トライアル、愛媛県初出店は西条市

スーパーセンタートライアルが出店するのは、西条市の県道13号線・産業道路沿い。ここにはもともと水田があった。
近隣には業務スーパーが、産業道路沿いには大黒天物産ラ・ムー、ドン・キホーテなどが出店しているがいずれもおよそ1km以上離れている。
トライアルの本社は愛媛県と比較的近い福岡県であり、それゆえ近隣の山口県、大分県には多くの店舗があったものの、愛媛県には初出店となる。

一般的なトライアルの店舗。(イメージ)

スーパーセンタートライアル西条店の建物は平屋で店舗面積は4,278㎡、営業時間は24時間。
食品に加えて生活雑貨、衣料、寝具、小型家具、家電などを販売するディスカウント総合スーパー業態となる。

トライアル西条店

愛媛県 西条市 喜多川811番地1
営業時間:24時間

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西武本川越ぺぺ、2026年1月13日閉店-本川越駅ビル、11月17日より閉店企画など開催

埼玉県川越市にある西武新宿線本川越駅の駅ビル商業施設「西武本川越ぺぺ」が、2026年1月13日に閉店する。
館内では11月17日より閉店セールをはじめとした様々な企画が開催されている。

西武本川越ペペ。

バブル期に開業した本川越駅ビル「ペペ」

西武本川越ぺぺは1991年9月に開業、店舗面積は13,050㎡で地上5階地下1階建て。現在は、西武HDグループ西武リアルティソリューションズ(東京都豊島区)が運営している。

本川越ペペ開業時のようす。(ニュースリリースより)

総テナント数は55店舗で、いなげやブルーミングブルーミー無印良品ABC-MART、リブロニトリデコホームゴールドジムなどが出店。バブル期の設計らしい大きな吹き抜けが特徴であった。
また、隣接して川越プリンスホテルが立地している。

本川越駅ビルのフロア構成。(2024年)

将来的には再開発を視野に検討

本川越ペペの閉店は約35年が経過した施設などの老朽化のため。閉店後の1月14日より2階の改札口は閉鎖される。
西武HDは「住みたいまち、訪れたいまち」の実現をテーマとして将来的には再開発を視野に検討しているというが、11月時点で具体的な解体予定や再開発計画は発表されていない。
なお、川越プリンスホテルは営業を続ける。

本川越ペペ・館内のようす。

本川越駅ビル、11月17日より「ありがとうSALE」

本川越ペペの館内では、11月17日より12月末まで「ありがとうSALE」を開催する。
キャッチフレーズは「思えば、思い出ばかりだね」で、西武HDは「大きな思い出ではないかもしれないけど、ほっと心があたた まるたくさんの思い出とともに、ありがとうの感謝を伝えながら、『残りの数か月間を地域の皆さまと一緒に歩んでいきたい』という願いを込めた」としている。

本川越ペペ・閉店キービジュアル。(ニュースリリースより)

期間中は各店にて34年分の感謝を込めて対象商品最大70%OFFや一部商品を限定価格で販売するほか、ノベルティのプレゼントなどを実施。また、12月13日・12月14日には似顔絵アーティスト「ラクガキヤのマコ」による似顔絵パフォーマンスを実施するなど、閉店へ向けて様々なイベントが開催される予定となっている。

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イオンスタイル諏訪、2026年秋開店-旧ジャスコ跡地、諏訪湖が望める屋上展望デッキ広場も

長野県諏訪郡下諏訪町のJR中央本線下諏訪駅近くにイオン系大型総合スーパー「イオンスタイル諏訪」が2026年秋を目処に開店する。

イオンスタイル諏訪。

40年の歴史誇ったイオン諏訪店、約7年間更地状態だった

イオンスタイル諏訪の事実上の前身となる大型総合スーパー「ジャスコ諏訪店」は1977年9月に開店。建物は地上3階建で売場面積は8,234㎡。
ジャスコ諏訪店は開店以来、製糸系不動産ディベロッパー「昭栄(現ヒューリック)」諏訪工場跡地再開発施設「昭栄諏訪ショッピングセンター」の核店舗として営業しており、2011年3月のイオン系運営会社再編にあわせた「イオン諏訪店」への改称後も下諏訪町を代表する大型店として存続。2018年5月7日から6月29日まで下諏訪町との業務委託により移動販売実験を行うなど、地域に不可欠な存在となっていた。
一方、イオン諏訪店は開店から築40年以上経過するなど老朽化が進んでいたため、将来的な建替再出店を視野に入れつつ、2018年8月20日をもって閉店し40年の歴史に幕をおろしていた
イオン諏訪店の閉店にあわせ、同店運営会社「イオンリテール」は、同年9月8日に約10km離れた諏訪市の系列複合商業施設に「イオン諏訪ステーションパーク店」(売場面積1,917㎡)を開店し、諏訪店の事実上の代替として実用衣料や生活雑貨を展開することで便宜を図ったもの、諏訪店跡地は約7年間未活用状態にあった。

直営棟+専門店棟の2棟体制、交流拠点めざす

イオンスタイル諏訪の建物は2棟地上2階建+地上1階建で敷地面積は約21,060㎡。
イオンスタイル諏訪は「多世代交流型」「諏訪湖を望む心地よい生活拠点」を掲げ、2023年6月締結の「下諏訪町とイオンリテール株式会社との連携協定」に基づく「さまざまな世代の方が交流できる空間」や専門店棟屋上展望デッキ広場を展開。関係機関との連携のもと、ドローンを活用した空路配送や道路寸断時における物資運搬の検討を進める。

イオンスタイル諏訪専門店棟、イメージにはそよら型広場も。

同店は下諏訪町における観光の結節点として、隣接自治体(岡谷市・諏訪市)に加えて茅野市や塩尻市といった広域からの集客をめざすとしており、老朽化による専門店の相次ぐ撤退がみられた旧店舗以上の賑わいが期待されそうだ。

イオンスタイル諏訪のイートインスペース。

イオンスタイル諏訪

住所:長野県諏訪郡下諏訪町南四王6133

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