カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

めいてつエムザ、2021年3月にヒーローに売却-茨城のディスカウントストア、百貨店業態で運営継続

名古屋鉄道(愛知県名古屋市)は、石川県金沢市武蔵ヶ辻の百貨店「めいてつエムザ(名鉄丸越百貨店)」と「ANAホリデイ・イン金沢スカイ(金沢スカイホテル)」の株式を、茨城県のディスカウントストア「ヒーロー」(茨城県)に2021年3月31日付で売却することを発表した。
売却後、めいてつエムザは同社の運営となる。

めいてつエムザ。

めいてつエムザ、茨城のスーパー傘下に-百貨店継続

めいてつエムザは1935年に「金沢三越」跡に「丸越(まるこし)」として開業。のちに名鉄の出資を受け、1973年の再開発ビル「金沢スカイビル」への移転に合わせ「名鉄丸越百貨店」となった。2002年には改装に合わせて愛称を「めいてつ・エムザ」としている。
近江町市場と地下で直結しており、地元の銘菓や銘店などが並ぶ「黒門小路」は観光客の立ち寄りスポットとしても有名だ。このほか、1階には名鉄と資本関係がある北陸鉄道のサービスセンターも入居している。

1階・武蔵ヶ辻バス停前。

また、2020年8月には金沢駅前のクロスゲート金沢に新支店「めいてつエムザ・デリマーケット」を出店したばかりだった。

2020年には金沢駅前に出店した。

2021年4月より名鉄丸越百貨店・金沢スカイホテルの筆頭株主となる「ヒーロー」は、茨城県内でディスカウントスーパー13店や、ミスタードーナツFC店などを展開する。
地元メディアの発表によると、株式売却・ヒーロ―傘下となった後も百貨店業態「金沢エムザ」として営業を継続するという。

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ドン・キホーテ日吉店、2021年3月28日閉店-アピタテラス横浜綱島との2店舗体制に幕

神奈川県横浜市港北区の神奈川県道2号線(綱島街道)沿いにあるパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)系ディスカウントストア「ドン・キホーテ日吉店」が、2021年3月28日をもって閉店する。

ドン・キホーテ日吉店。(ドンキより)

コジマ跡に2013年オープンしたドンキ

ドン・キホーテ日吉店は2013年10月に開店。建物は地上4階建、営業フロアは2~3階、売場面積は2,850㎡。
2002年2月に開店した家電量販店「コジマNEW横浜日吉店」(2013年6月閉店)跡への出店であり、開店当初はドンキ初となるプロテインバーカウンターを導入するなど意欲的な試みを行っていた。

アピタテラス横浜綱島と共存図るも7年で撤退

ドンキの至近距離では、2018年3月にPanasonicと野村不動産が主導する次世代都市型スマートシティ「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン(Tsunashima SST)」が誕生。SSTの商業核として、ドンキと資本業務提携関係にあったユニーのショッピングセンター新業態「アピタテラス横浜綱島」(核店舗:アピタ横浜綱島店/旧・アピタ日吉店からの事実上移転扱い)が開業していた。
ドンキは2019年1月にユニーを完全子会社化したため、アピタテラスのフードマーケットが食品を、ドンキ日吉店が衣料品や日用消耗品・バラエティ雑貨など非食品を中心に取扱うかたちで棲み分けを図っていた。しかし、ドンキ日吉店はわずか7年で撤退することとなった。
2021年3月現時点は、後継店舗や店舗跡の活用方法、「アピタのドンキ化」などについて未定となっている。

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ツクモ博多店、2021年3月5日開店-福岡空港前・ベスト電器博多南店の免税店跡に九州再進出

福岡県福岡市博多区の都市高半道橋IC・福岡空港国際線ターミナル近くにあるヤマダデンキグループの家電量販店「ベスト電器博多南店」3階に、ヤマダデンキグループの総合PC専門店「ツクモ博多店(TSUKUMO 博多店)」が2021年3月5日に開店した。

ベスト電器博多南店。

福岡空港そばのベスト、コロナ禍で戦略見直し進めていた

ベスト電器博多南店は、2000年11月に「ベスト電器博多南本店」(コンピュータウン併設店舗)として開店。店舗面積は4,081㎡。
開店当初は、福岡市内の同社運営店舗としては旗艦店のベスト電器福岡本店に次ぐ規模であった。2009年には同社のアウトレット業態旗艦店「MEGAアウトレットベスト博多南店」に転換、3階に100円ショップ「ダイソーベスト博多南店」を導入するリニューアルを実施したが、2012年12月のヤマダ電機(当時)との資本業務提携もあり、2013年には標準業態「ベスト電器博多南店」に再転換している。
2018年9月には直営売場を1~2階に集約し、3階にはALEXANDER & SUN運営の総合免税店「A-Connectionベスト電器店」と大信薬局運営の観光客向けドラッグストア「大信薬舗」を導入するリニューアルを実施。訪日外国人観光客によるインバウンド消費獲得を図ったが、2020年にはコロナ禍もあり免税店が撤退していた。

コロナ禍で大規模リストラのツクモ、実験店で福岡再進出

ツクモ(旧・九十九電機)は1947年に東京・秋葉原で創業。
創業以来、秋葉原電気街のシンボル的存在であったが、2009年3月には経営悪化のためヤマダ電機(当時)の完全子会社「ProjectWhite」による経営に移行していた。
ヤマダ傘下入り後は、2014年12月に同じくヤマダ傘下となったベスト電器の福岡本店8階に「ツクモ福岡店」を出店するなど、スケールメリットを活かした事業展開を推し進めていた。
しかし、2020年5月14日には「オンライン・B2Bビジネス強化」「好調なWEB販売部門、法人営業部門及びオリジナルPC開発部門への人的リソース投入」を理由として首都圏店舗半数超の閉鎖を伴う店舗統廃合計画を発表。同年6月30日には「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響」を理由としてツクモ福岡店を追加閉店、あわせて法人営業拠点も廃止するなど、九州進出からわずか5年で全面撤退していた。

オープン告知。

九州再進出1号店となるツクモ博多店は「既存店舗とは大きく立地条件の異なるチャレンジ店舗」として、従来同社が得意としてきた駅前・駅近立地ではなく、コロナ禍やネット通販の利用拡大といった消費生活の変化を考慮したロードサイド型店舗として出店。ツクモらしい専門店作りに努めるとしている。

ツクモ博多店(ベスト電器博多南店3階)

住所:福岡県福岡市博多区東那珂2丁目31-1
営業時間:午前10時~午後8時
(ベスト電器の営業時間に準ずる)

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イオンスタイル西陣小町、2021年3月10日開店―ジャスコから21年ぶり再出店、店舗や品揃えに「京都らしさ」

京都府京都市上京区の今出川通り近くに、イオンリテールの食品スーパーマーケット「イオンスタイル西陣小町」が2021年3月10日午前10時に開店する。

久々の復活「西陣のイオン」、外観にも「京都らしさ」

イオンスタイル西陣小町は今出川通りの一本北、五辻通沿いに位置し、地上2階建て、売場面積は約906㎡。
もともとこの場所にはラーメン店や小規模なオフィスビル等があった。
「西陣織」で知られる西陣地区に位置しており、付近には同志社大学のキャンパスが複数立地するなど学生も多いため、幅広い層の来店を想定するとしている。
建物は織物工房や町屋が立ち並ぶ西陣ならではの景観に合わせて「町屋風」の外観をしており、犬矢来風の装飾も施された。

イオンスタイル西陣小町。

なお、イオンは2000年まで西陣小町店から歩いてすぐの場所にある「メガロプラザ西陣(現在の核店舗は業務スーパー)」に「ジャスコ西陣店」として出店しており、実質「21年ぶりの再出店」となる。

京都ならではの伝統野菜、西利の漬物、小川珈琲など販売

イオンスタイル西陣小町のコンセプトは「食と健康のコンビネーションストア」。
食料品を中心に日用品も扱う。なお、面積が狭いため衣料品は扱われない。
生鮮食品は京都中央卸売市場から直送の野菜に加え、近隣の生産者が育てた「九条ねぎ」「京みずな」といった伝統野菜や「京の雫いちご」、舞鶴漁港から仕入れた鮮魚を品揃えする。

野菜コーナー。

また地元の漬物店「西利の漬物」や銘菓店「バイカル」のイオン限定スイーツ、京風だし巻きを使ったサンドイッチやホットドッグを取りそろえるという。
さらに、京都珈琲商工組合と連携し「小川珈琲」「三喜屋珈琲」「ワールドコーヒー」など12社のコーヒーも販売する。
さらに、インストアベーカリーも設置、約40種類のパンを提供するとしている。

インストアベーカリー。

付近にイオン系食品スーパー、差別化図れるか

イオンスタイル西陣小町の約700m西には、イオングループの光洋が運営する食品スーパー「光洋(KOHYO)上七軒店」が2020年7月に開店したばかり。
KOHYO上七軒店が今出川通に面し駐車場を備えているのに対し、イオンスタイル西陣小町は今出川通りから奥まった場所にあり、また併設駐車場はなく、売場面積もわずかながら小さい。
開店後、KOHYOとどのように差別化を図っていくかも注目される。

徒歩圏にあるKOHYO上七軒店。
(写真はニュースリリースと公式サイトより)

イオンスタイル西陣小町

住所:京都府京都市上京区五辻町54番外
営業時間:8時30分~22時

店舗周辺図。

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スーパーでの「台湾産パイナップル」販売が拡大-2021年3月からの「中国による禁輸」で(取扱店舗を掲載)

中華人民共和国が2021年3月1日より台湾産パイナップル(鳳梨)を禁輸したことに伴い、日本国内で台湾産パイナップルを買い支えようという動きが起きている。
それに伴い、全国各地のスーパーマーケットで台湾産パイナップルの取り扱いが開始されている。

パイナップルの一大産地である屏東県(屏東市・屏東公園)。

台湾パインの取り扱い拡大-地方スーパーも

台湾のパイナップル大規模栽培・輸出は日本統治時代にハワイから移入するかたちで始まったもの。一時はその輸出量は世界一となっていたが、次第にフィリピン産などに押される存在となった。

高雄市の九曲堂駅前には、台北の商人である葉金塗氏が1925年に設立した台湾鳳梨工場が保存されており、当時の繁栄を偲ぶことができる。

当時のパイン缶詰のラベル(台湾鳳梨工場HPより)。

台湾産パイナップルの特徴は、芯まで甘く柔らかいこと。
台湾の政府系通信社「中央通訊社」などによると、2021年に台湾産パイナップルの輸入・販売を決めている日本のおもなスーパーは以下の通りとなっている。

  • 西友・サニー(本社:東京都北区)
    :3月7日より都内から順次拡大、西日本は中旬以降
  • 食生活♥♥ロピア(本社:神奈川県川崎市)
    :3月5日ごろから販売中
  • ベルクス(本社:東京都足立区)
    :3月5日ごろから販売中、カットパイン100円から
  • ツルヤ(本社:長野県小諸市)
    :3月はじめから販売中
  • イズミ ゆめタウン・ゆめマート(本社:広島県広島市)
    :3月7日から順次販売
  • イズミヤ(本社:大阪府大阪市)
    :4月10日ごろから販売(同社発表)
  • (追加情報があれば追記します/いずれも一部店を除く)

この他にも、高島屋など一部の大手百貨店などでは以前から台湾産パイナップルを高級フルーツとして販売している。販売価格はおおよそ1玉500円台~800円台程度となる。

イズミ本社・ゆめマート。

なお、楽天市場など大手ECサイトでも、加工品を含めて通信販売を承っている例がある(下記、一例)。

 

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台湾・中央通訊社によると、2020年の日本の台湾産パイナップルの輸入額は2144トンだったのに対し、2021年は5000トンを超える見込みとなっている。

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アクロスプラザ小平、2021年2月11日開業-日立自動車教習所跡地、ロピア・セリア・サイゼリヤ・歯医者など出店

東京都小平市の西武多摩湖線一橋学園駅近くに、大和情報サービスのショッピングセンター「アクロスプラザ小平」が2021年2月11日午前9時に開業した。

日立自動車教習所跡地、大和情報サービスの商業施設に

アクロスプラザ小平は、2018年12月に閉校した「日立自動車教習所」跡地に出店するもので、建物は地上2階建、敷地面積は約7,150㎡、建築面積は約4,772㎡、延床面積は約9,368㎡。
アクロスプラザ小平。

首都圏地盤の食品スーパー「食生活♥♥ロピア小平店」を核に、ドラッグストア「サンドラッグ」、100円ショップ「Seria」、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」、ベネッセの英語教室「BE studio」、インドアゴルフスクール「ステップゴルフプラス」など11店舗が出店。3月31日には歯科医院「アクロスデンタルオフィス」も出店する。

一橋学園駅周辺では貴重なショッピングセンター

アクロスプラザ小平の近隣には、一橋大学や国土交通大学校、関東管区警察学校などの教育機関やルネサスエレクトロニクス武蔵事業所(旧・日立製作所半導体事業部武蔵工場)、陸上自衛隊小平駐屯地といった大型施設が数多く立地。施設を囲うかたちで住宅街を形成しているが、大型商業施設はサミットストアとコーナンの複合店舗程度と少ない状況であった。
一橋学園駅前の商店街には、イオン系のマルエツやビッグ・エー、全日食系のスーパーあまいけがあるが、いずれの店舗も規模が小さいため、低価格な生鮮品を中心に根強い人気をもつロピアを核に据えたショッピングセンターの開業は、多くの近隣住民にとって待望の施設となるだろう。

アクロスプラザ小平

住所:東京都小平市上水本町4丁目22番1号
営業時間:午前9時~午後6時(ロピア小平店)

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紀伊國屋書店西武渋谷店、2021年3月16日リニューアル開店-”アート強化”掲げパーキング館からA館に移転

東京都渋谷区の渋谷駅近くにある「紀伊國屋書店西武渋谷店」が2021年3月3日をもって一時閉店し、3月16日に移転リニューアル開店する。

紀伊国屋書店西武渋谷店。(2021年3月3日閉店)

カフェコムサとの“BOOK&CAFE”として開店

紀伊國屋書店西武渋谷店は、2014年12月に西武渋谷店の立体駐車場棟「西武パーキング館」1階に開店。再開発のため2015年3月に閉店となる東急プラザ渋谷5階「紀伊國屋書店渋谷店」の後継店舗としての出店だった。
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閉館直後の東急プラザ渋谷。(現・渋谷フクラス)

紀伊國屋屋書店店西武渋谷店の店舗面積は170坪(約561㎡)。同年11月に閉店したファイブフォックスの旗艦業態「COMME CA STYLE(コムサスタイル)」跡への出店だった。コンセプトに“日本の食をアートする”を掲げるフルーツカフェ「Café comme ca(カフェコムサ)」とのブック&カフェ業態として、従来の同社店舗とは一線を画するモノトーンな内外装を採用。
渋谷という立地特性を活かした雑誌・ファッション・アート関連書籍中心の品揃えを展開していた。

移転を機に「ファッション」「アート」さらに強化

紀伊國屋書店西武渋谷店(新店舗)の営業フロアは百貨店A館7階、店舗面積は153.45坪(約507㎡)。
新店舗への移転を機に、西武渋谷店がコンセプトとして掲げる「Art meets Life」を反映させた売場づくりを推進。多様な感性を持つ若年層を意識したファッション・アート関連書・趣味実用書や隣接する学生服売場の顧客を意識した児童書・学習参考書を強化する。
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西武渋谷店。

なお、2021年3月現在、西武パーキング館1階の跡地活用については未定となっている。

紀伊國屋書店西武渋谷店(新店舗)

住所:東京都渋谷区宇田川町21番1号 西武渋谷店A館7F
営業時間:午前10時~午後8時

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ミカヅキモモコ、2021年3月1日から新会社の運営に-Shoichiが一部店舗を引き継ぐ

大手300円ショップの「ミカヅキモモコ」は、新会社のもとで首都圏3店舗・関西1店舗・九州2店舗の営業を2021年3月1日に再開した。

2月に一時全店閉店したミカヅキモモコ

ミカヅキモモコは1999年に大阪で創業。「月曜日から日曜日まで毎日三百円で女の子が楽しめるお店」を掲げ、京都駅前地下街ポルタの1号店を皮切りに全国各地で300円ショップを70店舗超展開していた。
同じ大阪の3COINS、サンキューマート(390円均一)などと並び、業界を牽引する存在だったが、競合店増加で店舗網の拡大が停滞。2020年にはコロナ禍もあり全店舗の3割にあたる約20店舗を閉店するなど、厳しい経営状況となった。

閉店したミカヅキモモコの店舗。

2021年2月7日には当時の運営会社「三日月百子」(本社:大阪市西区)が破産申請準備のため残る全47店舗を閉店
2月9日には在庫買取販売サービス「Shoichi」(本社:東京都千代田区)に商標と一部店舗を譲渡した。

類似のビジネスモデルを特徴としていたShoichi傘下に

Shoichiは2000年にブランドユーズドアパレルを取扱うECショップとして創業。2005年に現法人を設立。
2021年現在は法人在庫処分サービスを主力事業として展開、あわせて国内外の百貨店(伊勢丹・そごう・近鉄・天満屋など)やショッピングモール(イオン・イズミなど)にオフプライスストア「Colors(カラーズ)」「Colorsu(カラス)」を30店舗ほど展開している。
ミカヅキモモコは創業以来、Shoichiと同様に“メーカー在庫処分品のアウトレット販売”という類似のビジネスモデルを特徴としていたため、Shoichiはミカヅキモモコ事業の譲受により、低価格雑貨のアウトレット販売という新たな強みが加わることとなった。

最盛期「1/10」から再生めざす

なお、Shoichiによる2021年3月1日時点におけるミカヅキモモコの営業再開店舗は、最盛期の“1/10”ほどとなる「荻窪タウンセブン」「ミエルかわぐち」「アクロスモール新鎌ヶ谷」「イオン長吉」「チャチャタウン小倉」「マリノアシティ福岡」の6店舗に留まるが、今後も順次営業再開店舗を拡大していく方針を示している。

2021年3月1日に営業再開したミカヅキモモコの店舗
  • ミカヅキモモコ荻窪タウンセブン店(東京都杉並区)
  • ミカヅキモモコミエルかわぐち店(埼玉県川口市)
  • ミカヅキモモコアクロスモール新鎌ヶ谷店(千葉県鎌ヶ谷市)
  • ミカヅキモモコイオン長吉店(大阪市平野区)
  • ミカヅキモモコチャチャタウン小倉店(北九州市小倉北区)
  • ミカヅキモモコマリノアシティ福岡店(福岡市西区)

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そごう川口店、2021年2月28日閉店-「最終日にエスカレータ故障」のハプニングも、跡地は未定

埼玉県川口市のJR川口駅前にある百貨店「そごう川口店(川口そごう)」が、2021年2月28日午後7時30分すぎに閉店した。

最終日を迎えた川口そごう。

そごう30号店、30年弱の歴史に幕

川口そごうは1991年10月に再開発ビル「川口駅東口第3工区再開発ビル」の核テナントとして開店。1978年に出店表明してから開店まで13年もかかっており、また「そごうグループ30号店」の記念すべき店舗でもあった。
キャッチフレーズは「世界へ。そごう新世紀、始まる」。店舗面積は37,635㎡で、建物はそごう・西武が所有する(そのほか地権者の持ち分あり)。2020年2月期の年商は約153億円であった。

エントランスドアの金色の取っ手やエレベーターのドアには川口市花「テッポウユリ」がデザインされていた。

そごう出店と前後して川口駅周辺は再開発が進み、鋳物の街の駅前は首都圏有数の都市に相応しい姿となった。
出店から約29年が経過したそごうの建物は駅前のシンボルとなっており、まだそれほど古さを感じさせないものの、バブル期に建設された建物であり、豪華な造りも経営の重荷になったと考えられる。

最後の輝きを見せた川口そごう。

晴天に恵まれた最終営業日-「挨拶なし」静かな終幕

最終営業日となった2月28日は、晴天に恵まれ朝から多くの客が詰めかけた。

JR川口駅に掲げられた感謝の看板。

3階にはそごう開業当時からのポスターや写真が数多く飾られたほか、10階の「川の流れる名店食堂街」には寄せ書きコーナーも設けられた。

3階には開店当時の写真が。


10階には寄せ書きコーナーが。
寄せ書きには多くの「まるちきり」と「ぴえん」の姿があった。

午後になり閉店が近づくと、店内はさらに混みあった。
あまりに多くの客が訪れたためか、エスカレータが故障するハプニングもあった。

エスタレータが故障するハプニングも。

閉店時間を迎えた19時半が近づくと、3階の出口は多くの人で混み合い、また川口駅前に続くペデストリアンデッキも多くの人で埋め尽くされた。

閉店間際、多くの人が出口へと向かう。

19時30分過ぎに3階の店内入り口のシャッターが閉まり、19時40分頃には3階デッキ入口に緞帳が張られるとともに照明が消え、川口そごうは29年半の歴史に幕を下ろした。

閉店を見守る人々。

店舗前には大勢の人が集まっていたものの、閉店時の挨拶などは無く、静かな幕切れとなった。

川口そごうは29年半の歴史に幕を下ろした。

跡地の活用問題、長期化か-ロフトはアリオに移転

川口そごうの閉店により、川口市からは百貨店が消滅する。
跡地の活用方法などについては、2021年2月時点で何も発表されていない。館内の一部を建設予定の市立美術館として使う案も出ているとされるが、具体化するのはメインテナントの入居等が決まってからのことになろう。
テナントのうち、そごう・西武傘下の雑貨店「川口ロフト」は徒歩圏の「アリオ川口」に移転し、2021年4月23日にグランドオープンするほか、ネイルサロン「Gフィンガー」、レストラン「エスタリア」などの一部テナントも近隣への移転を発表している。一方で、新型コロナの影響が続いていることもあってか、殆どの店舗は川口市から撤退することとなった。
川口そごうの売上は最盛期の半分程度だったといえども、2019年時点で150億円以上もあり、首都圏郊外の百貨店のなかでは比較的好調なほうであった。首都圏有数の大都市の駅前が空き店舗となり、さらにこの規模の売り上げがほぼ消失・市外に流出するとなれば、市にとっても大きな痛手となろう。

川口駅前には大きな空き店舗が聳え立つことに。

「本当に住みやすい街」(アルヒ調べ)2年連続首位に輝いた同市であり、そごう裏の商店街では大型再開発事業も行われているものの、駅前の大型空き店舗問題は長期化しそうだ。
(写真撮影:文鉄・お札とコインの資料館

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ガイナックスシアター、2021年2月28日閉館-旧・サティ東宝、イオン米子駅前店のサブカルイベント施設

鳥取県米子市の大型総合スーパー「イオン米子駅前店」3階にあるミニシアター・多目的イベントスペース「ガイナックスシアター(GAINAX SIATER)」が、2021年2月28日をもって閉館する。

ガイナックスシアター。

米子市内唯一の映画館「SATY東宝」が前身だった

ガイナックスシアターの前身となる映画館「米子SATY東宝」は、1990年6月に開館。スクリーン数は3スクリーン。
米子駅前SATY東宝が出店していたマイカル米子駅前サティ。

1996年3月には核店舗の業態転換にあわせて「米子VIVRE東宝」に、2001年3月には「米子駅前SATY東宝」に施設名を変更した。
2004年3月には運営会社がマイカルと東宝の合弁会社「サティ東宝」から東宝完全子会社の「関西共栄興行」に移行したが、競合関係にある松竹系のシネマコンプレックス(MOVIX日吉津/6スクリーン)と比べ規模が小さく、2012年8月31日をもって閉館することとなった。
米子駅前SATY東宝。

米子ガイナの映画館再生プロジェクト、7年の歴史に幕

ガイナックスシアターは2014年2月に開館。
開館当初は、ガイナックスの商店街活性化プロジェクトとして発足した「ヨナゴフィルム」(2011年2月設立)による運営であったが、後にガイナックス創業メンバーで米子市出身の赤井孝美氏が代表取締役を務める「米子ガイナックス」(2014年5月設立)に運営を移行、米子ガイナックス社の本社事務所も置かれた。

ガイナックスシアターが出店するイオン米子駅前店

ガイナックスシアターは、開館以来「山陰のポップカルチャー発信基地」を称し、ガイナックスが設立に携わったポップカルチャーイベント「米子映画事変」や鳥取県が主導する「まんが王国とっとり」の国際声優コンテスト、米子駅前SATY東宝時代の防音設備を活かしたライブ・トークショー、文化教室の会場として活用されていた。
しかし、2020年5月1日から新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一時休館。緊急事態宣言解除後は段階的に文化教室や映画の上映を再開したものの、同年12月には「米子映画事変継続支援プロジェクト」と題してポップカルチャーイベントのクラウドファウンディングを開始するなど、厳しい運営状況となっていたとみられる。

米子ガイナックスの本社事務所は存続

ガイナックスシアター閉館後の跡地活用については、2021年2月の現時点では未定となっているが、米子ガイナックスの本社事務所機能は残る予定となっている。
最終日となる2月28日午後1時からは、「さよならガイナックスシアター上映会・トークショー」と題して、 映画の一挙上映や地方都市でのミニシアターの可能性について語るトークイベントが行われる。

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