神奈川県茅ヶ崎市のJR茅ケ崎駅前にあるカギサンビルに出店していたセブン&アイHDの総合スーパー「イトーヨーカドー茅ヶ崎店」跡に、新たなショッピングセンター「BLiX茅ヶ崎」が2025年秋に開業する。
旧・イトーヨーカドー茅ヶ崎店。
46年の歴史に幕を下ろしていたヨーカドー茅ヶ崎店
イトーヨーカドー茅ヶ崎店は1979年10月にカギサンビルの核テナントとして開業。建物は地階から7階まで、売場は地階から6階で、店舗面積は12,011㎡だった。
専門店街として日高屋、ロッテリア、マツモトキヨシ、カーブスなどが出店しているほか、ヨーカドー内のテナントとして百圓領事館などが出店、大型の立体駐車場も備えていたが、イトーヨーカドーの構造改革により2025年1月に閉店していた。
なお、隣接地には、2021年11月に旧ダイクマの建物が建替えられてヤマダデンキLABI LIFE SELECT 茅ヶ崎が開業している。
茅ケ崎駅前のランドマーク、核店舗はマルエツに
「BLiX茅ヶ崎」を運営するのはカギサンビルを所有するカギサン。建物はイトーヨーカドーのものをそのまま利用し、新たなコンセプトを「デイリーユース、新たな街のランドマーク」とする。また、立駐も再活用される。
核店舗となるスーパーマーケットとしては、セブン&アイグループに代わってイオングループ(旧ダイエーグループ)の「マルエツ」が地階全体に出店する。
そのほか1階にヨーカドー時代から出店しておりビルオーナーが運営する「カギサン酒店」をはじめとして「不二家」、「マムズタッチ」、「ドトールコーヒー」などが、4階に「100円ショップ Yen-joy」などが出店する予定となっている。また、高層階は医療・健康に特化したフロアとなる。
ソウルに本店を置くハンバーガー&チキン「マムズタッチ」は日本2号店。都内の1号店は直営店だったことから、本格的なチェーン展開をめざすFC店としては日本初出店となる。
BLiX茅ヶ崎・フロア構成案
6 | フットネスヘルスケア |
5 | メディカルクリニック |
4 | ライフサポート・サービス(100円ショップ) |
3 | エンタメ・リユース |
2 | ファッション・インテリア |
1 | カフェレストラン・ライフスタイル(マツキヨなど) |
B1 | スーパーマーケット(マルエツ) |
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