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【優勝セール情報】阪神タイガース、2年ぶりのセ・リーグ優勝で記念セール【2025年】

兵庫県西宮市に本拠地を置くプロ野球チーム「阪神タイガース」が、2025年9月7日の阪神甲子園球場での阪神vs広島戦により、セントラルリーグ(セ・リーグ)優勝を決めた。
阪神タイガースショップ

阪神タイガースは2023年度のシーズンスローガンとして「Aim! Respect! Empower!(A.R.E/アレ)」を掲げ、2005年9月29日以来18年ぶりとなるリーグ優勝を達成。阪急阪神東宝グループ系の施設や阪神ファンの多い関西圏を中心に優勝記念セールや関連セールが行われた。
2年ぶりとなる同球団の優勝を記念して、前回優勝時よりも幅広い店舗で「阪神タイガース セ・リーグ優勝セール」の実施が発表されている。実施予定の主な大型店・チェーン店は以下の通り。
前回優勝時の阪神梅田本店

9月7日20時現在更新中、順次更新中。
関西を中心に全国各地で開催予定。

※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。

2025年度のセ・リーグ優勝記念セール実施店舗

阪急阪神の経営統合時に注目を集めた「阪急百貨店での阪神タイガース優勝セール」がついに神戸三宮で実現、関西スーパーとイズミヤの経営統合もあり実施店舗数は増加、オフィシャルスポンサーのジョーシンはじめ関西圏を中心に全国各地でセールが開催される。

百貨店・モール・スーパー・カラオケ
  • イオンリテール西日本カンパニー
    (旧近畿カンパニーの一部店舗)

    突き進め阪神応援Sale!
    :2025年9月5日~7日
    :イオンお買物アプリ会員を対象に非食品(衣料・住居関連など)最大20%OFF
    :六甲おろしにあわせたタイムセール(衣料品・暮らしの品限定商品半額など)
  • H2Oリテイリング
    :阪急阪神百貨店
    祝リーグ優勝 阪神タイガース ご声援感謝セール
    :優勝翌日から7日間開催(神戸阪急のみ3日間開催)
    :阪急百貨店ブランドの1店舗(神戸阪急/旧そごう神戸店)と阪神百貨店ブランドの4店舗(阪神梅田本店・阪神にしのみや・阪神御影・阪神あまがさき)
    :セールや特別優待など
    ※阪急百貨店ブランドの店舗(阪急うめだ本店・西宮阪急・博多阪急など)では原則実施せず
    :関西フードマーケット
    :イズミヤ・カナート・阪急オアシス・関西スーパーマーケットで予定
  • 三井不動産グループ
    :三井ショッピングパークららぽーと甲子園
    阪神タイガース セ・リーグ優勝セール
    :甲子園球場に近いモールならではのセールが開催される
     
  • ジャンカラ
家電量販店
  • 上新電機(Joshin)
    阪神タイガース リーグ優勝おめでとうセール
    :優勝翌日から14日間開催
    :全国のJoshin実店舗とWebショップ
  • ヨドバシカメラ
    盛り上がれ関西祝大感謝祭

    :指定商品ポイント最大13倍還元など
阪急阪神系商業施設・阪急阪神関連商業施設
2025年は「過去最大級のセールとする」方針
  • ハービス大阪
  • ラグザスクエア
  • 野田阪神ウイステ
  • エキーマ今津
  • エビスタ西宮
  • HEP FIVE/HEP NAVIO(ナビオダイニング)
  • 阪急三番街
  • 阪急32番街
  • NU茶屋町
  • 阪急17番街
  • 大阪梅田ツインタワーズ
  • 新大阪阪急ビル
  • ミズノオオサカ茶屋町
  • 阪急西宮ガーデンズ
  • 伊丹阪急駅ビル
  • ベルフローラかわにし
  • G+コレクション阪急宝塚
  • ロザヴィア
  • エミル高槻
  • ミュー阪急桂
  • EKIZO神戸三宮
  • 茶屋町あるこ
  • サン広場地下街
  • ディアモール大阪
  • 阪神西九条高架下
  • 甲子園プラス
  • マルシェ池田
  • 野田アプラ
    阪神タイガースJERAセ・リーグ優勝記念キャンペーン
    :優勝翌日から3日間
    :各施設でグループ共通ポイント「Sポイント」8倍
    :一部施設ではセール、特典も


タイガースの聖地のひとつ
「道頓堀」周辺の飲食店でもセールが行われる

2023年度のセ・リーグ優勝記念セール実施店舗

阪急阪神の経営統合時に注目を集めた「阪急百貨店での阪神タイガース優勝セール」は実現しなかったもの、阪急オアシスや関西スーパー、ジョーシンなど関西圏を中心に全国各地でセールが開催される。

百貨店・モール・スーパー・カラオケ
  • H2Oリテイリング
    :阪急阪神百貨店
    祝リーグ優勝 阪神タイガース ご声援感謝セール
    :優勝翌日から7日間開催
    :阪神百貨店ブランドの4店舗(阪神梅田本店・阪神にしのみや・阪神御影・阪神あまがさき)
    :セールや特別優待、購入者対象のステッカー配布など
    ※ステッカーの種類や買上げ必要額は本支店で異なる
    ※阪急百貨店ブランドの店舗(阪急うめだ本店・西宮阪急・博多阪急など)では実施せず
    :関西フードマーケット
    :イズミヤ・カナート・阪急オアシス・関西スーパーマーケットで予定
  • 三井不動産グループ
    :三井ショッピングパークららぽーと甲子園
    阪神タイガース セ・リーグ優勝セール
    :甲子園球場に近いモールならではのセールが開催される
  • スーパー玉出
    優勝セール
    :優勝翌日のみ開催。青果やグロサリーなど特価品を販売(店舗により異なる) 
  • ジャンカラ
家電量販店
  • 上新電機(Joshin)
    阪神タイガース リーグ優勝おめでとうセール
    :優勝翌日から14日間開催
    :全国のJoshin実店舗とWebショップ
  • ヨドバシカメラ
    盛り上がれ関西祝大感謝祭
    :2023年10月1日まで開催
    :指定商品ポイント最大13倍還元など
阪急阪神系商業施設・阪急阪神関連商業施設
  • ハービス大阪
  • ラグザスクエア
  • 野田阪神ウイステ
  • エキーマ今津
  • エビスタ西宮
  • HEP FIVE/HEP NAVIO(ナビオダイニング)
  • 阪急三番街
  • 阪急32番街
  • NU茶屋町
  • 阪急17番街
  • 大阪梅田ツインタワーズ
  • 新大阪阪急ビル
  • ミズノオオサカ茶屋町
  • 阪急西宮ガーデンズ
  • 伊丹阪急駅ビル
  • ベルフローラかわにし
  • G+コレクション阪急宝塚
  • ロザヴィア
  • エミル高槻
  • ミュー阪急桂
  • EKIZO神戸三宮
  • 茶屋町あるこ
  • サン広場地下街
  • ディアモール大阪
  • 阪神西九条高架下
  • 甲子園プラス
  • マルシェ池田
  • 野田アプラ
    阪神タイガースJERAセ・リーグ優勝記念キャンペーン
    :優勝翌日から3日間
    :各施設でグループ共通ポイント「Sポイント」8倍
    :一部施設ではセール、特典も


タイガースの聖地のひとつ
「道頓堀」周辺の飲食店でもセールが行われる

過去に優勝記念セールを実施した店舗(一例)

2003年の優勝セールでは星野仙一監督、2005年の優勝セールでは岡田彰布監督にちなんだ特価商品がみられた。
阪神百貨店に加えて、イオンやダイエーでは近年も阪神タイガースの活躍を記念したセールが度々行われている。

百貨店・大型衣料品店
  • 阪神百貨店
    :記念デザイン商品券の販売など
  • 大丸グループ(2003年/2005年)
    阪神タイガース優勝 おめでとうセール
    :直営8店舗及び系列百貨店3店舗(高知・鳥取・今治)
  • 松坂屋グループ(2003年・2005年)
  • 高島屋(2003年・2005年)
  • いよてつ高島屋(2003年・2005年)
  • 西武百貨店(2005年)
    :関西一部店舗(高槻西武・八尾西武など)
  • そごう(2005年)
    :関西3店舗(そごう神戸店・そごう西神店・そごう徳島店)
  • 京王百貨店新宿店・聖蹟桜ヶ丘店(2005年)
  • 天満屋グループ(2003年・2005年)
    :天満屋直営店・高松天満屋など
  • くまもと阪神(2005年)
  • 丸善三番館(2003年・2005年)
スーパー・コンビニ
  • イオングループ(2005年)(ありがとうセール定期開催)
    :西日本の店舗(ジャスコ・サティなど)中心に開催実績あり
  • ダイエー(2014年)
    阪神タイガース 感動をありがとう!!セール
  • 大丸ピーコック(2005年)
  • セブンイレブンジャパン(2005年)
阪神系商業施設
  • 野田阪神ウイステ(2005年)
  • ラグザ大阪(2005年)
  • ディアモール大阪(2005年)
  • ハービス大阪(2005年)
    セ・リーグ優勝記念企画
そのほか店舗
  • 楽天市場などでも一部店舗で優勝セールを実施することあり。
    (日程など各店で違うため要検索)

関連記事:梅田ロフト、2025年5月21日新装開店-茶屋町から百貨店「阪神梅田本店」に移転、ワンフロアの関西旗艦店に

DON DON DONKI セントラル ウェストゲート店、2025年9月9日開店-タイでも郊外展開めざすドンキ、ノンタブリー県バーンヤイ市場近くに

タイ王国の首都・バンコク市郊外ベッドタウンのノンタブリー県にある市場商店街「バーンヤイ市場」近く・MRT紫線タラート・バーンヤイ駅直結の商業施設「Central Westgate(セントラル ウェストゲート)」内に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「DON DON DONKI Central Westgate(セントラル ウェストゲート)」が2025年9月9日午前10時(タイ時間)に開店する。

DON DON DONKI セントラル ウェストゲート店。
(ニュースリリースより)

タイ郊外でも広がる日系スーパー

ドン・キホーテは2017年にバンコクにタイ初出店、セントラル ウェストゲート店はタイ8店舗目。ドンキは2021年にバンコク東急百貨店跡にタイの旗艦店を出店させるなどタイでも多店舗展開を実施しており、今後ノンタブリー県のような郊外エリアへの出店も増えると思われる。
ノンタブリー県にはすでに郊外エリアにマックスバリュが出店しているほか、県外ではあるがMRT紫線の沿線にはツルハも出店しているため、日系店舗の選択肢は大きく広がることとなる。
なお、バンコク市内ではこのほかに日系スーパーとして富士スーパー富士シティオ)も出店している。

タイ郊外に日本文化を伝えるドンキに

DON DON DONKI Central Westgate店の店舗面積は約1,110㎡。
タイ郊外ではまだ広く知られていない日本の商品を知ってもらうべく、新鮮な日本の食材や総菜に加え、タイ国内で人気のある日本の化粧品やキャラクターグッズなども豊富に取り揃える。

ドンドンドンキの売場イメージ。(ニュースリリースより)

このほか、店内には寿司やケーキのバイキングコーナー、カプセルトイコーナーなども設置。まだ知られていない日本の”おいしい・かわいい・たのしい”を発信する店舗つくりを目指すとしている。

DON DON DONKI Central Westgate店

199/3 Moo 6, Central Westgate Building, Floor no. OG,
Room no. 101, Kanchanaphisek Rd., Sao Thong Hin,
Bang Yai, Nonthaburi 11140
営業時間:10:00~22:00
MRT紫線タラート・バーンヤイ(バーンヤイ市場)駅に直結

関連記事:DON DON DONKI Fashion Island店、2023年10月20日開業-ドンキ、バンコク郊外の商業施設に「屋台村」
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いちまる、2025年9月2日までに閉店・破産申請へ-江戸時代創業・東九州初の百貨店、倒産で約400年の歴史に幕

大分県大分市のガレリア竹町商店街の「いちまるプラス」が運営する婦人服・セレクトショップ「いちまる」が2025年9月2日までに閉店。東京商工リサーチなどによると自己破産の申請を準備しているという。

江戸時代創業の東九州初の百貨店、約400年の歴史に幕

東京商工リサーチによると「いちまる」は1652年呉服店として創業。明治時代に洋服・洋雑貨の販売もおこなうようになった。1934年には「一丸呉服店」から百貨店化し、4階建ての「一丸デパート」に業態転換した。同店は東九州初の本格的百貨店であった。
百貨店は太平洋戦争の影響で一旦廃業、建物は海軍が活用することとなったが大分大空襲によりビルは全焼。戦後は百貨店ではなく婦人服専門店として営業を再開した。

モードスクエアいちまる。

「いちまる」は、2025年時点は竹町商店街に婦人服店「いちまるプラス」、婦人服セレクトショップ「モードスクエアいちまる」の2店舗を展開していた。
負債額などについては現在調査中だという。

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もとまちユニオンそごう横浜店、2025年9月5日開店-ザ・ガーデン自由が丘跡に旗艦店として約1年ぶり復活、BEAMSコラボ先行販売も

神奈川県横浜市のそごう横浜店地下2階食品フロア「大食品館エブリデイ」に、京急ストア系高級食品スーパー「もとまちユニオンそごう横浜店」が2025年9月5日に開店する。

もとまちユニオンそごう横浜店。

もとまちユニオン、そごう横浜店大食品館に復活

もとまちユニオンそごう横浜店の初代店舗は2023年9月13日に開店。もとまちユニオンが得意とする「国内・外の高質な商品や話題の商品」を厳選した業態として、和洋中冷凍食品や珈琲・紅茶・オリーブオイル、レトルトカレーといったグロサリーに特化した売場を展開。2024年7月の「ザ・ガーデン自由が丘横浜店」閉店後は、そごう横浜店大食品館エブリデイ唯一の食品スーパーとなったが、2024年10月21日をもって閉店していた

生鮮4品取扱うフルラインの旗艦店に

もとまちユニオンそごう横浜店の新店舗は、ザ・ガーデン自由が丘横浜店跡に開店するもので、売場面積は約200坪(約661㎡)。
生鮮4品をフルラインで展開する旗艦店として、青果では地元神奈川「鎌倉野菜」をはじめとするバイヤー厳選野菜・果物を「特別なひとときを彩る逸品」として提案、精肉では神奈川県産黒毛和牛「生粋かながわ牛」や横浜市泉区発祥ブランド豚「はまぶた」に加えて自社PBのハム・ベーコンなど、鮮魚では神奈川県産地魚・天然魚にこだわったお造りや簡便性の高い冷凍商材など販売する。
また、グロサリーではロングセラー商品「ユニオンジャム」「ユニオンはちみつ」や地元企業と共同開発した珈琲「ユニオンブレンド」「港街ブレンド」、伊勢原市大山の麓にある安達養鶏場の卵「安達さんの赤たまご」、小田原市曽我の梅林で収穫された梅使用「曽我の梅干」といった自社PBを展開。「ユニオンバッグ」も取扱う。

開店記念限定商品に加え、「BEAMS」コラボ先行販売も

もとまちユニオンそごう横浜店では「オープニング記念限定商品」として、もとまちユニオンとそごう横浜店がコラボした「そごう横浜店限定ユニオンバッグ」(2,750円)やオリジナルバッグ・輸入食品を詰め合わせた「もとまちユニオンレコメンドセット」(9月5日ネイビーのみ/9月6日グレージュのみ/各日先着500セット5,400円)を展開。セレクトショップ「BEAMS JAPAN」コラボ商品の先行販売を行う。

もとまちユニオンとそごう横浜店のコラボバッグ。

もとまちユニオンそごう横浜店

住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1
営業時間:午前10時~午後8時

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メガセンタートライアル福岡空港店、2025年9月5日新装開店-西友PB「みなさまのお墨付き」先行導入も

福岡県糟屋郡志免町の福岡県道68号線福岡太宰府線沿いに、トライアルHD系総合ディスカウントストア「メガセンタートライアル福岡空港店」が2025年9月5日に新装開店する。

90年代初頭「オサダ」として開店、一時は「コーナン」に

メガセンタートライアル福岡空港店の建物は、1991年12月に九州地場大手系「ディスカウントストアオサダ福岡空港店」として開店。地上2階建で店舗面積は5,709㎡。
ディスカウントストアオサダ福岡空港店は開店当初、非食品主体の量販店としての色合い濃い店舗であったが、同社の業容拡大にあわせて生鮮4品取扱いの総合ディスカウントストア「ハイパーセンターオサダ福岡空港店」業態に転換。生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)や日用衣料雑貨といったデイリーユースに加え、高額輸入インポートブランドやレジャー用品といったレジャー用品を幅広く展開することで広域集客を実現した。
一方、2000年8月にはオサダが新店投資や競争激化を背景として民事再生手続きを開始し、同業他社や受皿企業への不動産賃貸で再建する方針となったため、2004年10月に関西地場大手系ホームセンター「コーナン福岡空港店」(九州2号店)として新装開店することとなった。

2006年開店のトライアル、「スーパー」から「メガ」に

メガセンタートライアル福岡空港店の直接的な前身となる「スーパーセンタートライアル福岡空港店」は、2005年8月閉店のコーナン福岡空港店を居抜きするかたちで2006年9月に開店。
スーパーセンタートライアルでは、コーナン時代に消滅した生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)の取扱再開に加え、イオン系屋内型アミューズメント「らんらんらんど(現モーリーファンタジー)」や飲食サービス系専門店を展開するなど、かつてのオサダ同様に幅広い客層獲得を図った。
スーパーセンタートライアルでは2025年春から「メガセンタートライアル福岡空港店」への業態転換にともなう段階的リニューアルを実施。惣菜バイキング再開や高付加価値商品(レトルトカレー・御当地カップ麺・スパイス類)の拡充に加え、同年7月1日にトライアルHDが完全子会社化した大手総合スーパー「西友」PB商品「みなさまのお墨付き」を新装開店にあわせて取扱開始するなど、競合店にない「エンタメ」要素を掲げることで、価格訴求一辺倒ではない店舗づくりを実現することとなった。

スーパーセンタートライアル福岡空港店。

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ベイクルーズグループHD、2025年9月1日設立-セレクトショップ大手「JOURNAL STANDARD」運営会社、持株会社体制に移行

国内大手セレクトショップ運営会社「ベイクルーズ」(本社:東京都渋谷区)は、持株会社体制移行にともない「ベイクルーズグループHD」(本社:同上)を2025年9月1日に設立した。

衣食住美の4領域で事業拡大図る大手セレクトショップ

ベイクルーズは1977年7月に東京都渋谷区代々木で設立。1984年開店のセレクトショップ「Dear SHERYL(現Spick&Span)」を皮切りに「IENA」「EDIFICE」「B.C STOCK」といった業態を相次ぎ開発、セレクトショップ御三家と称される同業他社(BEAMS/SHIPS/UNITED ARROWS)と比べ後発組であったが、自社製販商品に欧州より仕入調達したヴィンテージ家具インテリア雑貨を複合展開するなど、独自の編集で差別化を図った。

JOURNAL STANDARD誠品信義店(台北市信義区/現在は閉店)。

同社は1997年開店のメンズ・レディス複合大型セレクトショップ「JOURNAL STANDARD」開発を機に知名度を全国区に高めた。2006年には長らく提携関係にあった家具インテリア会社「ACME」やフィットネスクラブ運営会社「フィジカル・エア・コーポレーション」を子会社化するなど業容を拡大、2025年現在はアパレル事業・飲食事業・家具インテリア事業・フィットネス事業(衣・食・住・美)の4領域の主力に418店舗(2024年9月時点)を展開する。

グループ経営管理とM&A強化めざす

ベイクルーズによる持株会社「ベイクルーズグループHD」設立は「更なるグループの成長と経営管理体制の強化」を目的としたもので、中長期計画の立案や経営管理指導、M&Aを含む新たな成長分野に対する投資分配などを行うことで価値向上・事業拡大を実現していくという。

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アダストリア、持株会社「アンドエスティHD」に2025年9月1日移行-「GLOBAL WORK」「LOWRYS FARM」「studio CLIP」など展開、ECプラットフォーム「and ST」強化

国内アパレル業界3位「アダストリア」(本部:東京都渋谷区)は「アンドエスティHD」への社名変更にあわせ、2025年9月1日付で持株会社体制に移行した。

北関東で「福田屋洋服店」として創業

アダストリアは1953年10月に茨城県水戸市で洋服店「福田屋洋服店」として創業/設立。1973年3月開店のメンズFC「メンズプラザベガ」を転換するかたちで1978年に「POINT」事業を、1992年3月にレディスブランド「LOWRYS FARM」事業を開始するなど、自社独自ブランドの育成を本格化していく。なお、栃木地場百貨店の福田屋百貨店は同社の親類筋にあたるが、資本業務提携など関係はない。

アダストリア初のレディスブランド「LOWRYS FARM」(高雄市)。
2020年春夏からメンズを展開、ファミリーブランドとなった。

マルチブランド展開で急成長

福田屋洋服店は1993年3月に“魚の集まる場所”を由来とする主力ブランド「ポイント」を冠した社名に変更、1994年9月にモール向けファミリーブランド「THE WORKS(現GLOBAL WORK)」事業を開始し、1995年5月に本部を東京都墨田区に移転集約、2000年12月に株式の店頭登録(上場)を行うするなど、アパレル業界のなかでも急成長を遂げる企業として認知されることとなった。

THE WORKS前身の主力ブランド「GLOBAL WORK」(台中市)。
同社屈指の幅広い年齢層をターゲットにさだめたブランドだ。

その後も2001年3月に同社の主力となる新ブランド「GLOBAL WORK」「HARE」「Heather」事業を開始、積極的な国内外への店舗展開を経て、2004年2月に東証一部(現東証プライム)上場を果たした。

モード系ファッションブランド「HARE」(川崎市)。

積極的なM&Aで国内アパレル業界3位に

ポイントは2013年9月のグループ各社経営統合及び持株会社制移行にともないラテン語の格言“Per aspera ad astra”を由来とする新ブランド「アダストリアHD」に社名変更。2014年11月にはグループ統合WEBストア「.st(ドットエスティー/現and ST)」を開始し、実店舗/各ブランド間とECの相互送客強化を図った。
持株会社となったアダストリアHDであったが、2015年3月に主要子会社2社(ポイント/トリニティアーツ)を吸収合併するかたちで事業会社に復帰、同年6月に「アダストリア」に社名変更していた。

トリニティアーツ系レディスブランド「STUDIO CLIP」(山形市)。
旧社名はスタジオクリップ、ブランド名はスタディオクリップ。

アダストリアは国内同業首位(ファーストリテイリング)と同業2位(しまむら)に次ぐ事業規模であるが、両社を上回る「マルチブランド戦略」の一環として、2024年6月に飲食会社「ゼットン」への出資比率を引き上げ完全子会社化、7月にはDEAN&DELCA運営会社「ウェルカム」からライフスタイル雑貨店「TODAY’S SPECIAL」「GEORGE’S」を新会社に承継するかたちで取得するなど、積極的なM&Aによる事業多角化を実施。
あわせて、資本関係をもたない非グループ店舗(Wacoal・PEACH JOHN・MATY QUANT・FANCL・Zoff・DEAN&DELCA・靴下屋など)を自社プラットフォーム「and ST」に参画させることで、小売業からの脱却とプラットフォーマーへの変革を推し進めた。

持株会社化でOMO戦略深化めざす

アダストリアの持株会社体制移行は「各事業の魅力や収益力を可視化し、迅速な経営判断を可能とすること」を目的としたものであり、同社グループ実店舗(約1,500店舗)とデジタルプラットフォーム(and ST/会員数2,060万人超)融合(OMO)により「ファッションとライフスタイルのワクワクを国内外に広げる“Play fashion!プラットフォーマー”として新たな購買体験を創出」するとしている。

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フジ、サニーTSUBAKIを2025年9月1日吸収合併-旧運営店舗は「フジ古川椿店」「スーパーABC道後樋又店・桑原店」として存続

イオングループの中四国地域子会社「フジ」(本社:広島市南区/本店:愛媛県松山市)は、同社完全子会社の不動産賃貸業「サニーTSUBAKI」(本社:愛媛県松山市)を2025年9月1日に吸収合併する。

一斉閉店と商品券騒動でフジ傘下となったサニー椿

サニーTSUBAKIは1954年に愛媛県東宇和郡野村町(現西予市)で創業。同社は長らく「サニーマート」の屋号を掲げ営業していたが、高知地場同業を始め類似名称のスーパーが複数存在したこともあり、2014年7月に現社名に改称した。
社名改称を機に同社桑原哲也専務(当時/通称:てっちゃん)を前面に押し出す販促キャンペーンで知名度向上を図ったが、2018年6月27日に本店を除く全店が一斉閉店、同年6月28日に民事再生法適用を申請するなど経営悪化が表面化したため、プレミアム商品券(てっちゃん商品券)を持つ多くの市民が押し寄せる騒ぎとなった。

サニーTSUBAKI道後店。

その後、サニーTSUBAKIは同年7月24日にフジカンパニーズによる商品供給支援のもと桑原店・道後店を営業再開し、2019年2月にフジとスポンサー契約を締結。2020年4月11日に再生計画認可決定を確定し、同年4月17日にフジの完全子会社となった。
一方、サニーTSUBAKIはフジによる完全子会社化後も、フジカンパニーズ各社(ピュアークック・ニチエー・スーパーABC・ニチエー)と異なり、店舗譲受を含めた新規出店やWeb上での情報発信(自社サイトの再開設など)がなく、店舗利用客からも旧経営陣による不祥事や騒動を連想する声が根強かった。
こうした背景もあり、同社運営全3店舗は2022年2月をもって全店閉店、同年3月に道後店・桑原店をフジマート四国運営店舗「スーパーABC道後樋又店」「スーパーABC桑原店」に移行、同年11月に古川店をフジ・リテイリング(当時)運営店舗「フジ古川椿店」に移行したため、旧運営店舗の不動産管理を目的とした会社に転身を図ることとなった。
フジによるサニーTSUBAKIの吸収合併にともない、愛媛県内で一時代を築いた迷ブランドは名実ともに消滅することとなる。

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セブン&アイ・クリエイトリンク、2025年9月1日社名変更-親会社の外資移行で「7&i」除去、施設名「セブンパーク」は当面維持

流通大手「セブン&アイ・ホールディングス」(7&iHD/本社:東京都千代田区)の中間持株会社「ヨーク・ホールディングス」(ヨークHD/本社:同上)傘下の商業不動産ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」(本社:同上)は「クリエイトリンク」に2025年9月1日付で社名変更した。

ヨーカドーと三井物産の合弁で誕生した「アリオ」

セブン&アイ・クリエイトリンクは、2005年3月に大手総合スーパー「イトーヨーカ堂」(出資比率60%)と大手総合商社「三井物産」(出資比率40%)の合弁による商業不動産ディベロッパー「モール・エスシー開発」として設立。同年4月の同社1号店「アリオ蘇我」(千葉市中央区)を皮切りに、広域商圏型商業施設「アリオ」の全国展開を進めた。

セブン&アイHD系専門店(当時)が揃った「アリオ上尾」。

セブン&アイの経営方針に揺れた「クリエイトリンク」

モール・エスシー開発は、2010年12月に系列総合スーパー「イトーヨーカドー深谷店」を業態転換するかたちで同社10号店「アリオ深谷」を開業、2016年4月にはセブン&アイHDにちなんだ施設名を冠した公園一体型複合商業施設「セブンパークアリオ柏」を開業するなど多角化を図ったもの、親会社のコンビニ事業集中にともない新規開発を一時凍結。2016年11月30日にセブン&アイHDが三井物産保有株を取得するかたちで完全子会社化し、同日中に「セブン&アイ・クリエイトリンク」に社名変更した。

イトーヨーカドーを業態転換した「アリオ仙台泉」。

セブン&アイ・クリエイトリンクは、2020年3月1日にイトーヨーカ堂」が株式の過半数(出資比率51%)を取得することで同社子会社に、2025年2月28日にはセブン&アイHDの非中核事業(SST事業)を統括する中間持株会社「ヨーク・ホールディングス」完全子会社となった。

親会社外資移行にあわせ本社移転、施設名は当面そのまま

クリエイトリンクへの社名変更は、2025年2月28日付で同社がセブン&アイHDの非中核事業(SST事業)を統括する中間持株会社「ヨーク・ホールディングス(ヨークHD)」完全子会社に移行、同年9月1日付でヨークHDが米国系投資ファンド「Bain Capital Private Equity, L.P.(ベインキャピタル)」傘下に移行するなど資本関係の変更が生じたため。
クリエイトリンクは2025年11月中旬を目途に「業務拡充」を理由として本社の移転を予定しているが、詳細は社名変更時点において発表していない。なお、同社はセブン&アイHDにちなんだブランドの施設「セブンパーク」「セブンタウン」を複数展開しているが、こちらに関しても名称変更を発表しておらず当面維持となる見込みだ。
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セブン&アイにちなんだブランド冠す「セブンパークアリオ柏」
2025年9月の社名変更時点で名称変更の発表はない。

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ゆめマート曽根、2025年9月2日午前9時開店-旧丸和の伝統「24時間営業」発祥の地・北九州で復活、記念式典も

福岡県北九州市小倉南区の旧丸和曽根サンパル跡地に、イズミ系大型食品スーパー「ゆめマート曽根」が2025年9月2日午前9時に開店する。
ゆめマート曽根新店舗の青果売場イメージ。

旧丸和旗艦店「サンパル」建替えで約1年ぶり復活

ゆめマート曽根は、1976年12月に地場老舗系総合スーパー「丸和曽根店」として開店。建物は平屋建で店舗面積は2,644㎡。
丸和曽根店は、丸和の旗艦店級店舗「サンパル」として、兄弟店舗(門司・行橋・川棚)同様に直営衣料や専門店街(地場書店・食物販店など)を展開したが、2011年5月に運営会社が広島地場大手食品スーパー「ユアーズ」(2015年9月イズミと資本業務提携締結)と経営統合したことで、2016年10月にユアーズ運営の“ゆめ”ブランド1号店「ゆめマート曽根」となった。
その後、2019年3月にはイズミによる事業再編の一環として、同社の地域子会社「ゆめマート北九州(旧スーパー大栄)」運営に移行、2020年8月には100円ショップ「Seria」導入を目玉とする大規模リニューアルを実施したが、2024年8月25日に建替えのため一時閉店していた

ゆめマート北九州直営食品フロアを核に専門店展開

ゆめマート曽根の建物は平屋建で敷地面積は約7,946㎡、店舗面積は1,572㎡、延床面積は約2,464㎡。
ゆめマート曽根では施設コンセプトに「安全×安心×おいしさ」を掲げ、ゆめマート北九州直営食品フロアを核に、生花店「ゆめフラワー」やヘアカラー「アーネストdada」、クリーニング「ハルヤ」、コインランドリー「THE WASH」、690円カット店「HAIR SALON IWASAKI」といったサービス系専門店5店舗を集約展開する。

ゆめマート曽根新店舗のイメージ。
太陽光パネル設置による同社初「再エネ100%店舗」となる。

ゆめマート曽根の店舗屋根は、同店運営会社「ゆめマート北九州」初の試みとして、中国電力グループ系大手電気設備工事会社「中電工」とのオンサイトPPA契約と店舗屋根の太陽光パネル(260kw)により「再生可能エネルギー100%使用」を実現するとしている。

旧丸和伝統「24時間営業」北九州市内で復活

ゆめマート曽根直営食品フロアのうち青果では耶馬渓産直野菜、惣菜ではイズミグループPB商品「zehi」を中心に展開するなど「新しい食の価値」を提案。ゆめマート北九州の前身「丸和」が強みとしていた「日本初の24時間営業」を発祥の地である北九州市内で復活させるなど「快適で便利なショートタイムショッピングが可能」な施設とする。
(ゆめマート北九州の24時間営業店舗は福岡市東区の旧スーパー大栄系サンディ筥松店、山口県長門市の旧丸和南仙崎店2店舗のみ/2025年9月1日時点)。

ゆめマート曽根新店舗の寿司・惣菜・ベーカリー売場イメージ。

建替新装開店当日は「オープニングセレモニー」も

ゆめマート曽根では、建替新装開店を記念した「オープニングセレモニー」が開催される予定。自社アプリ「ゆめアプリ」会員対象のクーポン配布や直営売場値引積立額5倍、ゆめかプレミアムチャージキャンペーンといった企画もあり賑わいをみせることとなりそうだ。

ゆめマート曽根

住所:福岡県北九州市小倉南区沼本町4-2-1
営業時間:24時間

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