カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

とりせん上厚崎店、2024年12月4日開店-新コンセプト3号店、JAなすの厚崎ターミナル跡地に

栃木県那須塩原市の栃木県道55号西那須野那須線(国体道路)沿いにある農協系複合施設「JAなすの厚崎ターミナル」跡地に、地場大手食品スーパー「とりせん上厚崎店」が2024年12月4日午前9時に開店した。

ほっこりするとりせん3号店

とりせん上厚崎店の建物は平屋建で敷地面積15,858㎡、売場面積は2,071㎡、駐車場台数は239台。
とりせん上厚崎店は2024年2月の松原店に次ぐ「2021年にオープンした佐野西店で採用した新デザインを更に磨き上げた店舗」として、デザインコンセプトを「集うみんながほっこりするお店(新コンセプト3号店)」に設定。

とりせん上厚崎店のほっこりするフロア。

青果売場では地場野菜コーナーを設置、鮮魚売場では全国有名漁港水揚げ商品の取扱いと注文に応じた調理に対応、精肉売場では地元那須塩原の銘柄鶏「那須どり」を始めとするバイヤー厳選こだわり商品を提供する。
このほか、惣菜売場を始めとする各コーナーでは「地域の食生活に根差したお惣菜」や地場商品・那須塩原市に工場のあるメーカーの商品を積極的に展開。宅配便ロッカー「PUDOステーション」「AmazonHubロッカー」や無線Wi-Fi付きイートインコーナー、リサイクルステーションといった設備を完備する。
同店敷地内には100円ショップ「Seriaとりせん上厚崎店」や栃木地場ヘア「なないろ上厚崎店」といった専門店もあるなど、衣食住を揃えるショッピングセンターとなる。

とりせん上厚崎店。

とりせん上厚崎店

住所:栃木県那須塩原市上厚崎219-2
営業時間:午前9時~午後9時30分

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ダイエー新在家店、2025年2月15日閉店-旧山陽マルナカ承継店、築20年で建替え

兵庫県神戸市灘区の阪神本線新在家駅前にあるイオングループ/ダイエーグループ系総合スーパー「ダイエー新在家店」が2024年2月15日午後6時をもって閉店する。

マルナカ新在家店として開店

ダイエー新在家店は、2004年8月に中四国地場流通大手系総合スーパー「山陽マルナカ新在家店」として開店。店舗面積は2,925㎡。
山陽マルナカは1998年12月の兵庫県内1号店(広畑店)以来、2000年9月に大阪府内1号店(泉大津店)、2003年3月に神戸市内1号店(玉津店)を開店するなど、関西圏でのドミナント強化を推進。新在家店開店と同時期、2005年11月には川崎汽船から六甲アイランドの社有地(29,194㎡)を取得するなど、当地周辺の拠点化(本社移転候補地/物流拠点整備)を図っていた。

マルナカ新在家店。

山陽マルナカ新在家店は、2011年9月にマルナカグループがイオンと資本業務提携を締結、同年11月にイオンの子会社に移行したため、トップバリュやWAON導入を始めとするイオン流リニューアルを実施。2019年3月にマックスバリュ西日本と経営統合する際、近畿エリアにおけるスーパーマーケット事業(新在家店を含む14店舗)がダイエーへの承継対象となったため、その後の経営合理化の一環として、2021年9月に現在の店舗名称に改称した。

ダイエー新在家店。

同業多い新在家、築20年での建替えで競争力強化

ダイエー新在家店周辺は、自社プロパーの総合スーパー「ダイエー六甲道店」を含め、同業店舗が数多い立地であるが、阪神本線新在家駅隣接という良好な立地条件下にある。
ダイエー新在家店は築20年程度であり、総合スーパーとしては比較的築浅であるが、建替えにより商圏での競争力を高める狙いがあるとみられる。

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高島屋堺店、2026年1月7日閉店-南海堺東駅の老舗百貨店、62年の歴史に幕

大阪府堺市堺区の南海堺東駅に直結する百貨店「高島屋堺店(堺タカシマヤ)」が、2026年1月7日に閉店する。

堺タカシマヤ、62年の歴史に幕

堺高島屋は1964年10月に開業。南海電鉄グループの建物への出店だった。その後、複数回に亘って増床をおこなったほか、2016年には耐震化工事が完了。2020年にかけてリニューアルを行っていた。現在の店舗面積は2万5395㎡。

堺タカシマヤ。

専門店街も併設しており、百貨店のほかに同じビルには(百貨店区画外も含めて)ユニクロABC-MART丸善書店セリア成城石井、金融機関、クリニックセンター、飲食街などが出店。とくに地下部分に飲食街があるのは特徴的であった。
しかし、2020年のコロナ禍以降は赤字が続いており、契約満了に併せて2026年1月7日に閉店することを決めたという。

建物は南海電鉄グループが所有、今後は未定

建物は南海電鉄グループが所有しており、耐震化工事も完了しているが、南海主要駅の駅前だけに近い将来の再開発も予想される。
堺市内の百貨店は泉北タカシマヤのみとなる。

追記:南海グループは建物をリニューアルして商業ビル「HiViE」を設ける計画を発表した。

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函館ロフト、2025年4月22日開店-同社函館初、シエスタハコダテの無印良品「食の専門売場」跡に

北海道函館市の函館市電五稜郭公園前電停近くにある複合商業施設「シエスタハコダテ」地階に、セブン&アイHD系大型インテリア雑貨店「函館ロフト」が2025年4月22日に開店する。

ダイエー跡地の複合施設に

シエスタハコダテは、2017年4月にダイエー系総合スーパー「グルメシティ五稜郭店(旧ホリタ五稜郭本店)」跡地再開発の一環として開業。建物は地上19階地下1階建で、商業フロアは地上3階~地下1階、売場面積は約3,336㎡(公共フロア含め約4,519㎡)。運営管理をSPC函館本町開発が担う。

開業初期のシエスタハコダテ。

開業当初の商業フロアは、地上階を良品計画のライフスタイルストア「無印良品シエスタハコダテ」、地階をDEAN & DELUCAプロデュースの函館フードマーケットホール「シエスタキッチン」という構成であったが、2020年9月にシエスタキッチンが閉館し、2021年4月に無印良品道内初となる「食の専門売場」となった。

函館初のロフト、函館ならではの取組みも?

函館ロフトの売場面積は約179坪(約593㎡)。
同社は1997年3月の札幌ロフト(札幌西武別館/当時)以来、2000年8月の旭川ロフト(旭川西武B館7階/当時)など旧西武系を中心に道内店舗を拡大してきたが、2023年8月の札幌ロフト(札幌エスタ6階)閉店にあわせ、札幌市(アリオ・モユク・BiVi新さっぽろ)や旭川市(イオンモール)で多店舗化を始めていた。
新店舗は「ややコンパクトながら、ロフトで最も多く展開しているスタンダードな店舗形態」として、文具雑貨、健康雑貨、バラエティ雑貨、生活雑貨の4領域を展開。開店時には「函館ロフトならではの開店企画」も予定しているという。

無印良品はフロアを1~3階に再集約

無印良品シエスタハコダテでは2021年4月以来となる大規模リニューアルにあわせ、2025年1月19日をもって地階食品フロアを閉鎖し、地上3フロアを随時刷新していくとしている。

2021年4月のリニューアル後のシエスタハコダテ。
スターバックスやJINSも入居した。

函館ロフト

住所:北海道函館市本町24番1号

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漢神百貨高雄巨蛋店、2024年10月リニューアル開業-食生活♥♥ロピア、台湾南部初出店

台湾・高雄市左營区の百貨店「漢神百貨巨蛋購物中心」(ハンシン百貨店高雄アリーナドームショッピングセンター)が、2024年10月にリニューアルオープンした。

高雄市の郊外型百貨店、大型がリニューアル

漢神百貨巨蛋購物中心」は2008年7月に開業。高雄アリーナドームに隣接しており、店舗面積は約72,925㎡。

漢神百貨巨蛋購物中心。

阪神百貨店と提携関係にある「漢神百貨」(HANSHIN)が運営、同社の漢神百貨高雄巨蛋店が核店舗として入居するほか、百貨店の売場以外にはユニクロGU紀伊國屋書店ニトリダイソー無印良品などが出店している。

食関係を中心に29店舗が新規出店

今回のリニューアルではおもに地階。かつてスーパーマーケット「JASONS」などが出店していた部分を改装した。
目玉となったのは、台湾南部初出店となるディスカウントスーパー「食生活♥♥ロピア高雄漢神巨蛋店」。
ロピアは10月4日に営業を開始。日本の精肉店発祥であることをアピール、日本産肉をはじめとして、日本から直送した鮮魚などを販売することで集客を図っている。
なお、日本のロピアは多くの店舗で現金決済を採用しているが、同店ではクレジットカードも利用できるほか、ショッピングカートは10台湾ドルでレンタルすることができる。(日本では100円)

高雄でも「ロピアらしい内装」は健在だ。

そのほか、ベーカリー「ドンク」、輸入食品「カルディコーヒーファーム」などを含め、10月中に29のブランドが新規出店。29店舗のうち8店舗は台湾南部初出店となった。

漢神百貨巨蛋購物中心。地階を中心に29店舗が新規出店した。

漢神百貨は高雄市前金区に本店を置くが、現在高雄市鼓山区と台中市西区に新店舗を建設中。
両店舗とも百貨店を核としたショッピングセンター業態になるとみられており、今後のテナント構成が注目される。

漢神百貨巨蛋購物中心

高雄市左營區博愛二路777
営業時間:11時~21時(店舗によって異なる)

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ボンラパス タンブル、2024年11月29日開店-ハローデイ系高級スーパー「BON REPAS」新業態、博多マルイに

福岡県福岡市博多区の博多駅に直結する日本郵政グループ系複合商業施設「KITTE博多」の商業フロア「博多マルイ」に、ハローデイ系高級食品スーパー新業態「BON REPAS Timbre(ボンラパス タンブル)」が2024年11月29日午前10時に開店した。

博多駅直結の複合商業施設にボンラパスの新業態

ボンラパスタンブルは、ハローデイが展開する「プレミアムスーパーマーケット」新業態として、屋号に入居施設(日本郵政系/KITTE博多)にちなんだ「Timbre(タンブル/フランス語で切手)」を採用。
コンセプトに「好奇心を嬉しいに。おいしいを幸せに。満足を喜びに。」を掲げ、オリジナル商品「BON REPAS premium(ボンラパスプレミアム)」を始めとするバイヤー厳選商品や九州のおいしい食材を活かした生鮮監修弁当・惣菜「旬彩庵」を展開する。

BON REPAS Timbre.

博多マルイ1階の大部分が高級スーパーに

博多マルイはストアコンセプトに「博多から九州を元気に」を掲げ、方向性として「地元企業の発信基地」「地元にしかない体験提供」を意識したコト消費重視の施設づくりを進めている。
同施設では施設の玄関口である1階においても、2024年春より新たなフロアコンセプト「毎日を楽しく彩るLocalFood」を掲げ全面リニューアルを開始しており、ボンラパス新業態はフロアの核としての役割を担うこととなる。

BON REPAS Timbre(ボンラパス タンブル)

住所:福岡市博多区博多駅中央街9-1 博多マルイ1F
営業時間:午前10時~午後9時

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JR東海のキヨスク新ブランド「プラスタ」、2024年11月29日に1号店-キヨスクを「プラスタ」「ベルマート」2ブランドに

JR東海の完全子会社「JR東海リテイリング・プラス」(愛知県名古屋市)は、2024年11月よりJR東海エリア内のキヨスクを「プラスタ(PLUSTA)」、「ベルマート(Bellmart)」の2ブランドに順次統合する。

「プラスタ」イメージ。(ニュースリリースより)

JR東海、キヨスクを「プラスタ」「ベルマート」に

JR東海グループのキヨスクブランドの統合は東海キヨスク株式会社株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズをきっかけとしたもの。
2023年10月の両社統合後も複数のブランドが混在していたため、2ブランドに統合することになったという。

グランドキヨスク。プラスタに転換する。(藤枝駅)

そのうち「プラスタ(PLUSTA)」は駅を利用される様々な人の旅に「彩り」を添えるブランドとして欲しいものが見つかる品揃えとココでしか買えない商品が揃った「つい立ち寄りたくなる心躍る店舗」を展開するとしており、おもに新幹線駅にある「グランドキヨスク(GRAND KIOSK)」やホーム上の「キヨスク(KIOSK)」を、「プラスタ(PLUSTA)」をはじめとして「プラスタギフトPLUSTA gift)」「プラスタベントーPLUSTA bento)」へと転換する。

ベルマートキヨスク。ベルマートに転換する。(沼津駅)

また、在来線を中心に展開する生活密着型の「ベルマートキオスク(Bellmart Kiosk)」については、「ベルマート(Bellmart)」へブランド転換する計画だ。
新ブランド店舗の1号店となる「プラスタ三島」は2024年11月29日に開業。JR東海は今後約3年かけてブランドを統一していくとしている。

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カネスエ大津レイクサイドガーデン店、2024年11月28日8時開店-東海地方の有力ディスカウント、関西1号店は滋賀県大津市に

滋賀県大津市に「カネスエ大津レイクサイドガーデン店」が2024年11月28日午前8時に開店した。

レイクサイドガーデン。

東海地方EDLPの雄

カネスエは1892年に「カネ末岩部商店」として創業。1951年5月に「カネスエ岩部商店」として法人化。1976年7月の本社移転にあわせ現社名となった。
同社は2003年9月に有機自然食品スーパー「旬楽膳」を出店開始しつつ、主力業態ではプロセスセンターによる生鮮3品の効率展開やチラシ配布の原則廃止、自社会員「カネスエファンクラブ」現金支払客対象の「本体価格×3/103割引」を打ち出すなど、首都圏で同様の施策を採るオーケーと同様に東海地方を代表する有力食品ディスカウントストアのひとつとして知られている。
2022年9月には静岡県1号店「カネスエザザシティ浜松店」を開店するなど、店舗網の拡大を模索していた。
同名大型食品スーパーに加え、主力業態となる食品スーパー「フェルナ」や高級有機食品スーパー「旬楽膳」を東海3県を中心に展開。

関西初進出は滋賀県大津市に

カネスエ大津レイクサイドガーデン店は、2024年8月18日閉店の総合スポーツ用品店「スポーツデポ」跡を居抜きするもので、建物は平屋建、店舗面積は2,300㎡。
企業コンセプトに「おいしいもの、いいものだけを」を掲げた同社主力業態の店舗として、100円ショップ「Seria」や施設内の専門店と共同で近隣商圏型ショッピングセンターを形成。地盤である東海地方の既存店と同様、自社PB商品や低価格な弁当惣菜を展開する。

開店当日早朝のカネスエ大津レイクサイドガーデン店。

カネスエ大津レイクサイドガーデン店

住所:滋賀県大津市萱野浦24-65
営業時間:午前8時~午後9時

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ユーコープ八千代店、2025年2月28日閉店-清水区内最大の生協系スーパー、29年で

静岡県静岡市清水区の柳宮通り沿いにある生協系食品スーパー「ユーコープ八千代店」が2025年2月28日をもって閉店する。

旧コープしずおかの店舗として開店

ユーコープ八千代店は、1995年7月に静岡地域生協系食品スーパー「コープしずおか コープ八千代店」として開店。2013年3月に「生活協同組合連合会ユーコープ事業連合」に属していた神奈川・静岡・山梨県の3生協(コープかながわ・コープしずおか・市民生協やまなし)が統合したことで現在の店舗名となった。

近隣のユーコープミオクチーナ上回る大型店だった

ユーコープ八千代店の建物は平屋建で売場面積は約1,077㎡(326坪)。清水区内最大の同生協店舗としてインストアベーカリーやイベント開催可能なスペースを併設したが、29年で閉店することとなった。

ユーコープ八千代店(同生協公式より)。

ユーコープは同店閉店後、静岡市内の近隣店舗(ミオクチーナ下野東店/千代田店・城北店・水道店)や宅配サービス(おうちCO-OP)の利用を呼びかけている。

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ユーコープ芹が谷店、2025年1月20日閉店-リニューアルからわずか3年で

神奈川県横浜市の横浜横須賀道路別所インターチェンジ(別所IC)近くにある生協系食品スーパー「ユーコープ芹が谷店」が2025年1月20日をもって閉店する。

2021年4月に新装開店したばかりだった

ユーコープ芹が谷店は、1982年に神奈川県域生協「かながわ生活協同組合(後のコープかながわ)」の店舗として開店。2013年3月のユーコープ事業連合各生協の統合により現在の店名となった。
ユーコープ芹が谷店の建物は平屋建で売場面積は約165㎡(50坪)。
狭小店舗ながら、2021年4月には冷凍設備増設を中心とした大規模リニューアルを実施し、ミールキットや冷凍パンといった冷凍食品、時短・簡便商品の拡充を打ち出したばかりであった。

ユーコープ芹が谷店(同生協公式より)。

ユーコープは同店閉店後、近隣店舗(下永谷店・丸山台店・大岡店・東戸塚駅前店)や宅配サービス(おうちCO-OP)の利用を呼びかけている。

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