カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

サンエー銘苅店、2026年1月開店-当初予定の2024年12月から大幅延期、国指定史跡「銘苅墓跡群」発掘で

沖縄地場大手流通グループ「サンエー」(本社:沖縄県宜野湾市)は、沖縄県那覇市に建設中のショッピングセンター「サンエー銘苅店」を2026年冬を目処に開店する方針を明らかにした。

建設中に琉球王国時代の古墓見つかったサンエー新店舗

サンエー銘苅店は2023年1月に閉鎖となった大手宅配拠点「佐川急便浦添営業所」(那覇営業所に統廃合)跡地に建設中の施設で、建物は平屋建、店舗面積は1,455㎡。
当初は2024年4月に大規模小売店舗立地法に基づく新設届出を実施し、同年12月25日を目処に開店する方針であったが、建設過程で琉球王国時代の古墓「銘苅古墓群)」(銘苅墓跡群/2007年7月国指定史跡指定)発掘が生じるなど開店見通しが立たない状況となった。

食品+マツキヨの複合店、2026年冬に開店延期

サンエー銘苅店の開店延期は2025年4月の「2025年2月期決算発表」で明らかとなったもので、当初計画通りに直営食品スーパー「サンエー食品館」と同社FCドラッグストア「マツモトキヨシ」の複合店となる予定。

サンエー銘苅店(同社決算発表より)。

同社旗艦店「サンエー那覇メインプレイス」に次ぐ那覇新都心2店舗目となる店舗となる。

(仮称)サンエー銘苅店

住所:沖縄県那覇市銘苅2丁目11番1
営業時間:午前9時~午後11時(予定)

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ヤオコー福生牛浜店、2026年1月20日開店-マツキヨなど専門店揃えた大型複合店、JR牛浜駅・熊川駅近くに

東京都福生市のJR青梅線牛浜駅/JR五日市線熊川駅近くに、ブルーゾーンHD系大型食品スーパー「ヤオコー福生牛浜店」が2026年1月20日午前9時に開店する。

牛浜駅近くにヤオコー核の複合商業施設誕生

ヤオコー福生牛浜店は、複合飲食店「ステーキのどん」「カラオケBanBan(旧シダックス福生牛浜クラブ)」跡地を建替再開発したもので、建物は地上3階建で敷地面積は約4,959㎡、直営店舗面積は約1,963㎡、延床面積は約7,805㎡。同社店舗は全201店舗体制、都内17店舗体制となる。

ヤオコー福生牛浜店。

ヤオコー福生牛浜店ではストアコンセプトに「期待以上の美味しさで笑顔あふれる店づくり~福生のお客様にヤオコーの魅力を伝えよう~」を掲げ、
青果では味・糖度にこだわったトマトや幅広い量目のカットフルーツ、精肉では和牛モモやいろいろなお肉の部位を楽しめるミートデリカのアソート商品、鮮魚では近海魚や地域一番のまぐろの品揃えを実現するとしている。
また、惣菜・寿司では時間帯に応じた品揃えを展開、ベーカリーにおいても店内製造にこだわった食パン・バーガー・ピザを用意。グロサリーにおいても自社グループPBや生鮮部門連動のメニュー提案、地元福生の地酒や全国各地の清酒を品揃え強化するという。
このほか、ドラッグストア「マツモトキヨシ」やクリニックモール、サービス関連専門店を併設するなどワンストップショッピング可能な店舗となる。

ヤオコー福生牛浜店

住所:東京都福生市牛浜43番地1
営業時間:午前9時~午後9時30分

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アドアーズサンシャイン店・ミクサライブ東京、2026年1月18日閉店-池袋東口の老舗ゲーセンと旧シネマサンシャイン、再開発へ

東京都豊島区のJR池袋駅東口にある老舗大型ゲームセンター「アドアーズサンシャイン店」と複合イベント施設「ミクサライブ東京(Mixalive TOKYO)」が、2026年1月18日に閉店した。

池袋東口の老舗ゲーセン、競合店が改装するなか閉店

アドアーズは、2018年よりゲームセンター「楽市楽座」などを運営するワイドレジャーグループ(本社:福岡県小郡市)の傘下企業となり、2022年には同社に合併。カラオケやアミューズメント施設を運営している。
「アドアーズサンシャイン店」はJR池袋駅東口のサンシャイン60通りに1985年に開業。41年近く営業を続けていた。
池袋東口エリアでは、2023年から2025年にかけて競合ゲームセンター「GiGO」「東京レジャーランド」が相次ぎリニューアルするなかでの閉館となった。

旧シネマサンシャインのミクサライブも閉館、再開発へ

アドアーズが入居する建物「池袋佐々木ビル」には、1985年より佐々木興業が運営するシネコン「シネマサンシャイン池袋」も出店していたが、こちらは2019年に閉館(グランドシネマサンシャインに移転)。
映画館の跡は2020年にイベント・ライブ施設「Mixalive TOKYO」となっていた。

アドアーズサンシャイン店・ミクサライブ東京。

「Mixalive TOKYO」の各フロアの運営には講談社、テレビ東京、キングレコードなどが関わっており、各種イベントのほかメディアミックス作品「BanG Dream!」や「D4DJ」の限定グッズ販売などもおこなわれていた。
こちらも2026年1月18日を以て閉館。具体的な内容は発表されていないものの、今後建物を解体して再開発する計画があるという。
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エムザデリマーケットクロスゲート金沢店、2026年1月31日閉店-金沢駅西口の旧名鉄系フードマーケット新業態、わずか5年で

石川県金沢市の金沢駅西口に隣接するオリックス不動産系複合商業施設「クロスゲート金沢」の商業核「エムザデリマーケットクロスゲート金沢店」が2026年1月31日をもって閉店する。

再開発ビルの核を担う百貨店系フードマーケットだった

クロスゲート金沢は2020年8月にオリックス不動産主導の「金沢駅西口複合開発プロジェクト」により開業。建物は地上15階地下1階建で営業フロアは1~2階、店舗面積は3,124㎡、延床面積は53,930㎡。
エムザデリマーケットクロスゲート金沢店は開業以来、金沢名鉄丸越百貨店(現金沢丸越百貨店/金沢エムザ)のフードマーケット新業態「M’za Deli Market CROSS GATE Premium」として、コンセプトに「高質&デイリー」を掲げ、北陸地場高級食品スーパー「カジマート鍜治商店クロスゲート店」を中心とした生鮮4品(青果鮮魚精肉惣菜)や催事系テナントを展開した。
M’za Deli Market CROSS GATE Premium.

クロスゲート金沢は金沢駅西口複合開発の目玉であった一方、コロナ禍中での開業だったこともあり集客に難航、2026年1月現時点においても1階フロアの半数近くが未活用状態に陥っていた。
金沢エムザの撤退により1階の大半が空き床化、飲食/食物販系6店舗のみ営業を続けることとなる。

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ドムドム、スガキヤとの資本業務提携ともなうMBOを2026年1月16日発表-日本最古のハンバーガーチェーン、ダイエー系経てレンブラントから独立

レンブラントHD系投資会社「レンブラント・インベストメント」(本社:神奈川県厚木市)傘下の日本最古のハンバーガーチェーン運営会社「ドムドムフードサービス」(本社:東京都台東区)は、食品関連企業3社による資本参加をともなう経営陣による自社株取得(マネジメント・バイアウト/MBO)実施を2026年1月16日に発表した。

ダイエーがつくった日本最古のハンバーガーチェーン

ドムドムハンバーガーは1970年2月に流通大手「ダイエー」が創業。1980年代には外資系同業「ウェンディーズ」への業態転換や競合他社との競争激化が生じたもの、最盛期にはダイエーの全国展開に歩調をあわせるかたちで約400店舗を運営した。
ドムドムハンバーガー城野店(ダイエー城野店)。

ドムドムは1997年3月にダイエーの飲食中核事業会社「オレンジフードコート」運営に移行し、低価格路線で生き残りを図ったもの、2004年12月に親会社が産業再生機構傘下となり店舗整理や不採算事業撤退に取組む過程で、2017年初頭のドムドムは最盛期の「1/8」ほどとなった。
その後、2017年5月に首都圏地場大手パチンコ店を母体とする不動産投資/事業再生会社「レンブラントホールディングス」がドムドムの運営権(屋号・優良店舗など)を取得する方針を発表、同年9月までにオレンジフードコートによる不採算店舗閉鎖を経て、同年10月より新体制本格移行となった。

ドムドムフードサービス佐々真司(初代)代表取締役社長。
17年の新体制/新ロゴ発表会(ドムドムハンバーガー京橋店)。

レンブラント傘下入りを機に、2019年8月1日開業の「レンブラントスタイル札幌」でのドムドムルーム開設やホテル特製バーガー販売を実施。2018年8月の藤崎忍(藤﨑忍)代表取締役社長就任後は読売ジャイアンツタウンや市原ぞうの国を始めとする各種コラボ施策を打ち出すなど注目度を高めた。
ドムドムフードサービス藤崎忍代表取締役社長。
(ドムドムハンバーガー千舟駅店)

レンブラントHDから独立、スガキヤ運営会社も資本参加

ドムドムフードサービスは、同社経営陣が現法人設立母体であるレンブラントHDから自社株を取得し独立するもので、独立にあわせてラーメン甘味処大手「スガキコシステムズ」や青果仲卸「ベジテック」、食品製造大手「スワローホールディングス」による資本や役員受け入れを行う。なかでも、ブランドとの親和性が絶大と評する「Sugakiya(スガキヤ)」との融合による「店舗数が激減したドムドムブランドの新たな可能性」をめざすとしている。。

藤崎体制でグッズ展開の強化が図られた

ドムドムフードサービスMBO後の役員一覧
  • 代表取締役社長 藤﨑 忍
  • 代表取締役会長 遠矢 康太郎(株式会社ベジテック代表取締役)
  • 代表取締役副会長 菅木 寿一(スガキコシステムズ株式会社専務取締役)
  • 取締役 菅木 伸一(スガキコシステムズ株式会社代表取締役社長)
  • 取締役 小倉 慎司(スガキコシステムズ株式会社取締役)
  • 取締役 篠崎 由博(株式会社スワローホールディングス代表取締役)
  • 監査役 小栗 正士(税理士)
  • 執行役員 浅田 裕介(営業・商品部門統括)
  • 執行役員 仲村 潤一(管理部門統括)

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ジュピターコーヒー、倒産で店舗の半分を閉鎖へ-2026年1月13日に民事再生開始決定

2026年1月5日に倒産・民事再生法適用を申請した大手輸入食材・高級食品スーパー「ジュピターコーヒー」(本社:東京都文京区本駒込/旧本部:東京都足立区入谷)が2026年1月13日に民事再生開始決定を受けた。
再生にともない、店舗の約半数を閉鎖することになるという。

人気の輸入食品スーパー、駅ビルなどでお馴染みだった

ジュピターコーヒーは1971年5月に東京都文京区で珈琲豆卸売業として創業、1979年8月に法人化した。
創業初期は都内自社事務所及び焙煎工場併設店舗での喫茶関連商材の卸売小売を中心としていたが、1990年代後半にJR東日本系駅ビル(CIAL横浜・S-PAL仙台など)に進出したことを機に、高級食品スーパー(現在はローソン傘下)の「成城石井」や輸入食品/珈琲豆専門店「カルディコーヒーファーム」などの良いとこ取りともいうべき業態を確立した。

ジュピターの店舗。(京王高幡SC)

その後も全国の百貨店、駅ビル、ファッションビルや地下街といった都市型商業施設を中心に店舗網を拡大していった。

輸入食品高騰のなか粉飾決算も発覚、倒産

ジュピターは、2024年3月時点の店舗数は91店舗だったが、2025年5月に松山大街道店を閉店し愛媛県内から撤退、2025年9月にはマークイズ福岡ももち店を閉店し福岡市内から撤退、同年10月には全国展開初期からの古参店であったエスパル福島店を閉店し福島市内から撤退(後継店は北野エース)するなど、最近は改装休業からの完全閉店や短期での閉店が相次いでいた。

輸入食品の価格が高騰するなか、2025年には粉飾決算も発覚。信用が低下し、2026年1月5日に倒産・民事再生法適用を申請するに至った。
帝国データバンクによると負債総額は約60億円。2026年1月時点の店舗数は88店舗だった。

企業再生ファンドがスポンサーに-半数を閉店へ

東京商工リサーチによると、ジュピターコーヒーは企業再生ファンドの「ネクスト・キャピタル・パートナーズ」(本社:東京都千代田区)がスポンサーとなり、2026年1月13日に民事再生開始決定を受けた。
今後、47店舗をスポンサーが引き継ぐものの、残る約半数の店舗は閉店することになるという。

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宇部ゲートタワー、2026年4月1日開業ー宇部興産ビル・全日空ホテル跡、ホテル「エポカベースウベ」核に

山口県宇部市のJR宇部新川駅近くにあった大型シティホテル「ANAクラウンプラザホテル宇部宇部全日空ホテル)」を核としていた複合ビル「宇部興産ビル」跡に、ホテル「Epoca Base Ube(エポカベースウベ)」核とする複合ビル「宇部ゲートタワー」が2026年4月1日に開業する。

宇部市中心部のランドマークだった高級ホテル

宇部興産ビルの核だった「ANAクラウンプラザホテル宇部」は「宇部全日空ホテル」として1983年に開業、2011年に現名称となった。

ANAクラウンプラザホテル宇部。

宇部市中心部の宇部中央バス停、宇部新川駅や宇部市役所にも近く、開業当初は徒歩圏に宇部中央銀天街や「セントラル大和」「駅前大和」「レッツマルキュー」「宇部井筒屋」「丸信」(全て閉店、丸信跡はレッドキャベツを経て丸喜を核とするボスティビルド)などの大型店・商店街が多くある立地だった。

近隣の宇部中央銀天街。

ANAクラウンプラザホテル宇部が入居する建物「宇部興産ビル」は名建築家・村野藤吾氏が手掛けたもので、地上15階・地下2階建て。ホテルはUBE(旧宇部興産)グループの「ユービーイーホテルズ」が運営しており、建物内にはUBE(宇部興産)のオフィスも入居していた。
ANAクラウンプラザホテル宇部は宇部エリア随一の高級ホテルであり、宇部興産ビルの大きな建物は市内各地から見ることができるため、地域のランドマークの1つとして広く知られていた。
しかし、ANAクラウンプラザホテル宇部を運営する宇部興産の子会社「ユービーイーホテルズ」は、建物の老朽化などを理由に2024年3月にホテルを閉鎖。閉館にともない同社は解散、建物も売却する方針を示していた。

広島のみどりHDが取得、リニューアルして再生

宇部興産ビルを取得したのは、広島県広島市中区に本社を置く地場不動産・ビルメンテナンス大手「みどりHD」。同社は近年積極的にM&Aや物件取得をおこなっている。
みどりHDは宇部興産ビルを解体せず、改装リニューアルしたうえでビル名を「宇部ゲートタワー」に改名。ホテル部分は同社の子会社「第一ホテルマネジメント」が運営するホテル「Epoca Base Ube(エポカベースウベ)」として4月1日より運営を開始する。

同社によると客室数は132室で、「Epoca(エポカ)」には「時代」「節目」を意味する言葉として、新たな一日を始める拠点でありたいという想いを、「Base」にはビジネスの拠点・基点としての役割を担いたいという想いを込めたもので、オフィス棟や会議場と隣接する立地特性を生かし、出張や研修、会議利用など、さまざまなビジネスシーンに対応するとしている。

宇部ゲートタワー(Ube Gate Tower)
エポカベースウベ(Epoca Base Ube)

住所:山口県宇部市相生町8番1号

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西友、ウーバーイーツの買物代行を2026年1月14日より順次開始-「ピック・パック・ペイ(PPP)」、4月までに約8割の店舗で導入

トライアルHD(本社:福岡県福岡市東区)系の大手スーパー「西友」(本社:東京都武蔵野市吉祥寺)は、大手宅配サービス「Uber Eats Japanウーバーイーツ)」(本社:東京都港区六本木)が運営する買物代行サービス「ピック・パック・ペイ(PPP)」を2026年1月14日より東京都内と神奈川県内の店舗から順次導入した。

西友が本社を置く西友吉祥寺店。

西友、イオンなどに続きウーバーイーツの買物代行導入

ウーバーイーツの「ピック・パック・ペイ(PPP)」は、通常の配達に加え、商品を買い物(ピック)、袋詰め(パック)、支払い(ペイ)も代行するという新しい配達形式。利用者はウーバーイーツのアプリを用いて注文をおこなう。
大手スーパーでは2024年より「まいばすけっと」を皮切りにイオングループの店舗が順次導入をすすめている。

まいばすけっと。

西友の親会社であるトライアルはすでに「Uber Eats」「Wolt」による商品配達を導入しているほか、西友では今回のPPP導入に先立ち「Uber Eats」を2025年10月から一部店舗で試験的に導入していた。

トライアル。

買物代行「PPP」、4月までに西友の約8割に導入

西友によると、「ピック・パック・ペイ(PPP)」は2026年1月14日より東京都内と神奈川県内の西友リヴィン合計29店舗で導入。
2026年4月までに導入店舗を全店舗の約8割にあたる206店舗にまで順次拡大する計画だとしている。

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心斎橋オーパ、2026年1月12日19時閉店-平成ギャルの終わらない青春掲げた営業最終日、若者文化牽引した「OPA旗艦店」31年の歴史に幕

大阪府大阪市中央区の心斎橋駅に直結するイオン系都市型商業施設「心斎橋オーパ」が2026年1月12日午後7時をもって閉店し31年の歴史に幕をおろした。

ダイエー系ファッションビルとして誕生

心斎橋オーパは1994年11月にダイエー系商業不動産ディベロッパー「ダイエー・アゴラ」により開業。1996年9月にアゴラがダイエー系百貨店「十字屋」の業態改革を目的として経営統合、2006年3月にはダイエー再建の一環として新設会社「OPA」運営に移行。
2016年3月にはイオン系ファッションビル部門強化を目的として「イオンリテールビブレ・フォーラス事業部」と経営統合し、2021年3月に現在のイオンモール運営となるなど、親会社の経営戦略見直しにあわせて数度にわたる運営体制の再編が行われた。

心斎橋の若者文化牽引したオーパ

心斎橋オーパ本館の建物は地上11階地下2階建で敷地面積は約2,800㎡、総賃貸面積は約11,200㎡、延床面積は約27,000㎡。
心斎橋オーパは開業当初、コンセプトに「心斎橋・新発光体」を掲げ、源流である百貨店(十字屋)のノウハウを活かしたラグジュアリーブランド「Ferragamo(フェラガモ)」「COACH(コーチ)」を含む専門店108店舗を導入するなど、ダイエーグループ旗艦店としての役割を担った。その後、2000年代からは日本有数の古着専門店「HANJIRO」旗艦店をはじめ、関西初となる「MOUSSY」「EGOIST」といった渋谷系・109系ブランドを導入するなど、若年女性のギャルカルチャーを意識した営業施策に転換。2001年11月に心斎橋パルコ(旧店舗/ロフト主体に刷新)やマイカル心斎橋ビブレといった競合が業態転換や閉店をしたことで、心斎橋のファッションビル1番店としての絶対的地位を確立した。
2016年9月にはイオンモール完全子会社化にともなう営業施策の見直しの一環として、地下2階をコンセプトに「TAMARI-BA」を掲げたオトナ女子向け食物販フロアに刷新。
2020年11月にはデザインコンセプトに「RECORD BOX」を掲げファザードを刷新、同社他施設や競合都市型ファッションビル同様にサブカル系フロアの導入を進めるなど、嗜好の多様化に対応した施設づくりを本格化したが、コロナ禍や競合施設の台頭もあり近年は空きフロアも増加傾向にあった。

心斎橋OPA。

こうした課題を背景として、2024年7月には関西最大級のサバゲームスタジオ「ブレイブポイント」を4階ワンフロアに展開するなど、意欲的な試みも打ち出したが、、建物オーナー(本館:ユナイテッド・アーバン投資法人/きれい館:信託受託者三井住友信託銀行株式会社)との賃貸借契約終了を理由に31年の歴史に幕をおろすこととなった。

2025年秋からは31年の歴史祝うフロアに

心斎橋オーパでは閉店記念イベントとして「青春、エンドレス!!」を掲げたPOP-UP売場開設やノベルティ配布、展示企画を順次開催。2025年10月4日からは2階特設売場で「SHINSAIBASHI OPA 31st HISTORY〜青春とともに、心斎橋オーパ31年の奇跡〜」と題し、オーパの歴代ポスター/販促グッズを交えたファッション/トレンドアイテムの展示を行った。

心斎橋OPAの記念催事。

また、12月26日からは7階ワンフロアを活用するかたちで開業以来オーパの看板ブランドを揃えた「OPA THANKS SALE」を開始。渋谷109系/ギャル文化の代表格であった「EGOIST」「MOUSSY」「SLY」「RODEO CROWNS(WIDE BOWL)」など20ブランドが並ぶなど、まさに青春エンドレスといったフロアとなった。

関西らしい営業最終日に

閉店当日2026年1月12日は祝日で、関西各地で成人式が行われたこともあり、成人式帰りの若年層から最盛期のオーパのショップ店員、訪日外国人観光客に至るまで館内いずれのフロアも賑わいをみせた。
館内6階特設会場では昼過ぎから「SPECIAL LIVE」を開催、HMV BOOKSの特典会/握手会/ライブイベントで常連だったアーティストやパフォーマーの出演や撮影会が行われるなど、同窓会といえる雰囲気を醸し出した。

心斎橋OPAの閉館セレモニー。

来場客を巻きこむかたちで始まった閉館セレモニーには、心斎橋オーパ柴田賢一ゼネラルマネージャーをはじめ地元関係者やブランド関係者が多数参加、柴田賢一GMは「オーパの全盛の2000 年初頭通っていただいたお客様も今や 50代40代になってる」「ランドマークとしてずっとやってこれた」「こんなに愛された商業施設は他にないかと思う」と語るなど関西らしい営業最終日となった。

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ダイエーイオンフードスタイル八王子大和田店、2026年1月11日閉店-忠実屋から50年の歴史に幕、フードスタイル初の完全閉店に

東京都八王子市のイオン系大型食品スーパー「ダイエーイオンフードスタイル八王子大和田店」が2026年1月11日をもって閉店した。

イオンフードスタイル八王子大和田店。

八王子本拠の首都圏地場大手「忠実屋」系店舗として開店

1975年11月に首都圏地場大手系食品スーパー「忠実屋大和田店」として開店。建物は平屋建で店舗面積は1,187㎡。
開店当初は東京都八王子市を地盤とする地場資本であったが、バブル期の秀和による株式買い占めが発端となり、1992年3月にダイエー傘下に移行、1994年3月にはグループの運営会社再編にともない「ダイエー八王子大和田店」に改称した。
なお、店名の“八王子”は当時の大阪府門真市に総合スーパー「ダイエー大和田店」(2001年8月閉店/2003年3月サカエとして建替再開店)が営業していたことによる措置であり、2016年11月開店のダイエー市川大和田店(2016年11月開店/イオンフードスタイル)とあわせ、同社内に3店舗の“大和田”を名乗る店舗が存在していた。

ダイエーからグルメシティ、再びダイエーに

ダイエー八王子大和田店は忠実屋開店以来、八王子駅徒歩20分ほどの距離にある住宅街立地の近隣商圏型店舗であった。
そのため、1998年3月の同社食品スーパー業態改革の一環で新業態「ダイエーグルメシティ八王子大和田店(GC八王子大和田店)」に転換したが、2016年10月には再び「ダイエー八王子大和田店」に転換、2020年10月に現在の「イオンフードスタイル(AFS)」を冠した店舗となった。

イオンフードスタイル八王子大和田店営業終了のお知らせ。

50年の歴史に幕

ダイエーイオンフードスタイル八王子大和田店では2025年11月より「完全閉店のためのご愛顧感謝セール」を実施しているが、byダイエーなどを付けていないイオンフードスタイルを冠する店舗の完全閉店は初となる。(塚口店は専門店ビル「塚口SC店」に転換/他店舗はイオンリテールへの承継で事実上営業継続)。
同店では店長による「約50年間の長年に亘るご愛顧に感謝申し上げます」との文言による営業終了案内がなされており、忠実屋から4度の業態転換や改称を経て営業を続けた古参店舗は50年の歴史に幕をおろすこととなる。

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