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【4月1日】グランモール水巻、2011年7月1日全面開業-「生活城塞都市メルカート」予定地、17年越しで大型ショッピングセンターに

福岡県北九州市八幡西区と遠賀郡水巻町をまたぐ国道3号線と国道199号線沿いの分岐点に、豊田通商グループの大型ショッピングセンター「グランモール(GRANDMALL/グランモール水巻)」が2011年7月1日にグランドオープンした。

グランモール水巻。

前身はバブル期の「生活城塞都市メルカート」計画

グランモール水巻の事実上の前身となる「生活城塞都市メルカート」は、1993年に北九州の地場不動産ディベロッパー「ダイフク興産」が出店計画を表明、1994年に九州最大規模の複合商業施設として全面開業する予定だった。延床面積は約110,000㎡。
計画当初は外資系大型玩具店「トイザらス」を核に専門店300店舗が出店。宿泊施設の併設も予定されていた。
1994年には「メルカートモール」として出店計画を変更。地場大手ディスカウント「オサダ」(ハイパーセンターオサダ)を核に専門店130店舗が出店する施設として事業規模の見直しを進めたが、度重なる開業延期と開発主体の経営破綻により白紙となった。
佐世保市で営業するハイパーセンターオサダ。

不動産バブルで奇跡の計画復活、“三度目の正直”に

九州最大規模の複合商業施設が予定されていた当地は、2008年に新興不動産ディベロッパー「ゼクス」が取得。同社主導のもと大型商業施設「ヒルトップテラス(Hilltop Terrace)」(延床面積約50,000㎡)として、再び出店計画が復活することとなった。
しかし、同施設もメルカートと同様に開業時期を相次ぎ延期、リーマンショックの影響などにより、ゼクス自身も経営悪化(2010年6月東証一部上場廃止)したため、2008年4月にはトヨタグループの総合商社「豊田通商」が出店計画を引き継ぐこととなった。
豊田通商は2010年5月に施設を一部先行開業、同年秋に全面開業する方針を発表。当初はDCMグループのホームセンター「ダイキ」(九州1号店)と地場大手スーパー「サンリブ」が出店する方針を示していたが、後に両社ともに出店を白紙撤回した。
そこで、新たな施設名「グランモール」を冠し、2010年5月に第1期開業、同年12月に第2期開業していた。

グランモール水巻。

第1期開業時点では、大黒天物産運営の食品ディスカウント「ラ・ムー」九州1号店を核に3店舗が出店。第2期開業時点においても、ナフコとサイゼリヤの2店舗に出店が留まったため、フロアの大半がシャッターに囲われる状態が続いていたが、2011年7月には多くの専門店が出店し、無事に第3期開業(グランドオープン)を迎えることとなった。

開業記念バナー(豊田通商ウェブサイトより)。

九州初出店「ラ・ムー」核の巨大モール

グランモール水巻の建物は2009年5月に竣工、地上2階建で、敷地面積は約69,600㎡、延床面積は約52,300㎡。
キャッチコピーに「ほら、ワクワクは、近くにあるよ 365days happy!」を掲げた“光と風がゆれる丘の上の地域密着型モール”として、専門店61店舗が出店する。(2011年7月1日時点)

グランモールコンセプト(豊田通商ウェブサイトより)。

1階には、核店舗として九州初出店となる大黒天物産の食品ディスカウント「ラ・ムー」が出店。
そのほか、ナフコのホームセンター「ホームプラザナフコ」を準核に、100円ショップ「ダイソー」や銀座伊勢由のレディスファッション「apartment market」、インテリア雑貨店「MAMAIKUKO」、地場眼鏡店「メガネの正視堂」、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」、地場カレー料理専門店「アバシ(亞橋)」などが出店する。

DS激戦区の北九州に殴り込みをかけるかたちとなったラ・ムー。

2階にはナフコの家具インテリア店「ナフコTWO-ONE STYLE」や四国のファンシー雑貨店「スペース田中」、地場総合衣料・生活雑貨店「ひつじや」、地場買取販売店「古恵良販売(こえらッキー)」に加え、コシダカHD傘下のボウリング場「スポルト北九州」や旧・ラララグループ寿屋系のアミューズメント施設「ピノキオランド」などが出店した。
スポルト北九州。
三井物産からコシダカHD傘下になって初の新設出店だった。

グランモール水巻の全面開業当日には約4万人が来店、館内では最大70%OFFのセールが行われるなど地元住民を中心に賑わいをみせた。

記念式典(豊田通商ウェブサイトより)。。

「地域密着」「ディスカウント」で地域の覇権めざす

グランモール水巻は、国道3号線と国道199号線沿いの分岐点という“交通の要衝”に位置するが、周辺では以前からの総合スーパー(ダイエー・サンリブ・イズミゆめタウン)に加えて、2009年5月にルミエール水巻店が、2010年3月にトライアル水巻店が、同年4月にはトライアル遠賀店といった3,000㎡~5,000㎡ほどの大型ディスカウント店が開店するなど、“九州有数のディスカウント激戦区”となりつつある。
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グランモールはダイエーに代わり町内最大の商業施設となった。

当初計画の「生活城塞都市メルカート」は超広域集客施設となる計画であった一方、グランモール水巻は北九州市内にはイオン系のショッピングモールなどと差別化を図るべく「九州初出店のディスカウントストア」を核に据えることとなった。
グランモールでは近く和食ファミレス「庄屋」や法人向けPCの再生品販売店「パソコン市場(メディエイター)」、携帯電話キャリアショップ「Softbank」など20店舗ほどが出店を予定しており、競争が激しい水巻地域において、地域最大のショッピングセンターとして商業戦争の覇権を握ることとなりそうだ。

グランモール水巻、2021年2月以降は商業テナント「1店」のみに-核テナントは「バナナ畑」

グランモール水巻

住所:福岡県遠賀郡水巻町頃末南2丁目13番1号
営業時間:7時~24時(ラ・ムー水巻店)

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グランモール水巻、2021年2月以降は商業テナント「1店」のみに-核テナントは「バナナ畑」

福岡県北九州市と遠賀郡水巻町をまたぐ、国道3号線と国道199号線沿いの分岐点にある元・大型商業施設(現・バナナ畑)「グランモール(GRANDMALL)」の商業ゾーンが、2021年1月17日の「Kid’s US.LANDグランモール水巻店」閉店にともない僅か1店舗のみとなった。

バナナ畑として営業するグランモール水巻。

バブル期から計画、2011年にようやく開業したが…

グランモール水巻の事実上の前身となる「生活城塞都市メルカート」は、1993年に北九州の地場不動産ディベロッパー「ダイフク興産」が出店計画を表明したもの。
その後、経済状況の変化などから開発計画は幾度となく延期。
2010年5月に九州初出店となるディスカウントスーパー「ラ・ムー」を核店舗とする豊田通商運営のショッピングセンター「グランモール」として2010年5月に第1期プレ開業、同年12月に第2期開業。そして2011年7月に約60店舗を要する大型ショッピングセンターとして17年越しにグランドオープン(第3期開業)していた。
建物は地上2階建で、敷地面積約69,600㎡、延床面積約52,300㎡であった。
詳しくはこちら。

植物状態のグランモール、植物工場に-残るは1店舗

グランモール水巻では、2011年7月のグランドオープン後もテナントの出店が続き、最盛期には専門店80店舗ほどが出店することとなった。
しかし、競合店の多さや(道路構造上の問題による)寄り付きの悪さなどが祟って集客が芳しくなかったとみられ、2014年6月に専門店10店舗超が一斉撤退(スポルトなどは近隣商業施設へ移転)するなどテナントの撤退が続出。同年9月には大規模減床リニューアル(リフレッシュオープン)に至った。

「ボウリング場開業準備中」。

その後も、核テナントの1つであったナフコが施設正面に学研都市店(北九州市若松区)の案内看板を設置したのち2015年11月に、ダイソー・ピノキオランド・サイゼリヤといった主力テナントも2016年6月に撤退し、地元金融機関各行もATMを撤去。同年7月9日には2階で唯一残っていたKid’s US.LANDが施設西側の1階ダイソー跡に移転、同年8月31日には美容室のイッツスタイルが撤退したため、第1期のプレ開業時点と同様に施設西側(水巻町側/ラ・ムー区画一帯)のみの営業となった。
ラ・ムー水巻店。

殆どのテナントが撤退し「植物状態」となったグランモールは、2018年に、投資アパート開発「明豊エンタープライズ」を経て不動産投資会社「都市綜研インベストファンド」(本社:大阪市北区)が取得。施設の大部分を、同社が投資物件(みんなで大家さん)として取り扱う屋内型バナナ栽培工場「アグレボバイオテクノロジーセンター」に転換された。

バナナ畑となったグランモール水巻。

その後は大部分がバナナ畑となり、2020年時点にはグランモール水巻の商業区画は建物西側のごく一部のみ、テナントは時間制屋内型遊園地「Kid’s US.LAND」とディスカウントスーパー「ラ・ムー」のみとなっていた。
しかし、2021年1月17日には「Kid’s US.LAND」が撤退。2021年3月現在、商業区画はラ・ムー1店舗だけが営業を続けている。
かつて多くの店舗が出店していた館内は、殆どの区画でバナナが生い茂っているものと思われる。

かつての駐車場入り口。

商業テナントが殆ど撤退したことにより、バナナ畑の更なる増床などもおこなわれる可能性があり、建物全体の今後についても注目される。

都商研では、グランモールの情報を募集しています。
有力情報をお持ちの方は toshoken(a)toshoken.com までお願いします。
(送信する際は(a)を@に差し替えてご送信下さい)

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イオンスタイル千葉みなと、2021年4月16日開業-新決済システム導入の食品スーパー

千葉県千葉市中央区にあるJR本千葉駅近くの国道357号線沿いに、イオンリテールのスーパーマーケット「イオンスタイル千葉みなと」が2021年4月16日に開業する。

イオンスタイル千葉みなと。

スマホでバーコードをスキャン→並ばず決済

イオンスタイル千葉みなとが出店するのはポリテクカレッジ千葉のグラウンド跡地。建物は平屋で、売場面積は約3280㎡。
同店では新たに、貸出用の専用スマホで客自身がバーコードをスキャンしながら買物し、専用端末機で支払いをする形式の「どこでもレジ レジゴー」を導入。また、レジの精算機には非接触型パネルを導入した。

どこでもレジ レジゴー。


非接触型のレジパネル。

生鮮では、JA千葉みらい農産物直売所「しょいか~ご」が設けられるほか、内房・外房で獲れた鮮魚、千葉県産銘柄豚「いも豚」など、県産品の品揃えを強化する。また、ミニストップのソフトクリームの販売もおこなう。

生鮮品売場。

食品以外のイオングループの売場としては、美と健康をサポートする日用品・化粧品・一般用医薬品売場「グラムビューティーク」、調剤薬局「イオン薬局」が設置される。

日用品・化粧品・一般用医薬品売場「グラムビューティーク」。

テナントとしては「ダイソー」と「ポニークリーニング」が出店する。

イオンスタイル千葉みなと

住所:千葉県千葉市中央区問屋町2-29
営業時間:9時~22時
イオン薬局(調剤薬局):10時~19時
ダイソー:9時~21時
ポニークリーニング:9時~20時

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大丸四万十店、2021年2月28日閉店-高知大丸の「四万十プラザ」、前身から約50年の歴史に幕

高知県四万十市中村の土佐くろしお鉄道中村駅前にある百貨店「大丸四万十店(高知大丸四万十プラザ)」が、2021年2月28日に閉店した。

高知大丸四万十プラザ。

中村の大丸、約半世紀の歴史に幕

高知大丸四万十プラザの前身となる中村の大丸小型店は1970年代に開業。永年、中村市中心部の天神橋商店街に店舗を構えていたが、2000年代に入り中村駅前のハローマック跡(ハローマックの跡、中古店が短期間出店)に移転した。
店内では婦人服、婦人雑貨、化粧品などを中心に銘菓なども販売していた。
なお、同店に入居する婦人服「ワールドサロン」は、今後も営業を続けるとしている。

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大名古屋ビルShops&Restaurants、2021年4月28日から順次リニューアル開業-伊勢丹跡、高島屋・成城石井など出店

JR名古屋駅前の複合ビル「大名古屋ビルヂング」の商業ゾーン「大名古屋ビルShops&Restaurants」が、2021年4月28日から順次リニューアルオープンする。
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大名古屋ビルヂング。

核店舗の伊勢丹、僅か4年で閉店していた

「大名古屋ビルヂング」は三菱地所グループが名古屋駅前・桜通口正面に1962~65年にかけて開業させた複合ビル。
長年に亘って名古屋駅前のシンボルとして親しまれたが、近年は老朽化が進んでいたために2012年に解体、2013年より建て替え工事が行われ、2016年3月に再開業した。建物は地上34階建、地下4階建で、高さは約175メートル。
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かつての伊勢丹エントランス。

地階~5階の商業施設「大名古屋ビル Shops & Restaurants」の核として地階~2階には名古屋で初となる伊勢丹の中型店「イセタンハウス」(ISETAN HAUS)が出店したが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり2020年8月に閉店していた。

伊勢丹跡、JR名古屋高島屋が核テナントに

新たな核店舗として出店するのは、ジェイアール東海高島屋が運営する「JR名古屋高島屋」。
本館にある高級時計売場を移転・増床させ、2021年夏に日本最大級の高級時計ゾーン「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン」として開業する。店舗面積は約1,200㎡。

ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾンのイメージ。

地階は食品を中心としたマルシェに刷新

また、地階は、食品を中心に雑貨やコスメなどを販売する「大名古屋マルシェ」として2021年4月48日から順次開業する。
テナントとしては、すでに徒歩圏にも店舗がある「成城石井」「スターバックスコーヒー」や、「アインズ&トルぺ」などおなじみの大手店舗のほか、バルセロナ発のアートキャンディ専門店「パパブブレ」、岐阜発の紅茶専門店「annon tea house」、鎌倉発のアップルパイ専門店「あっぷるぱい考太郎」、資生堂の美容室「ビューティーチューン 資生堂」(5月8日開店)など、名古屋で初となる店舗も数多く出店する。
また、合わせて貫通通路を含む共用部もリニューアルする。

地階イメージ。

今回のリニューアルに合わせ、5階スカイガーデンでは4月28日から大名古屋マルシェとの連動したイルミネーション装飾「ピクニックスカイガーデン(仮称)」が開催される。
また、ゴールデンウィーク中の4月28日~5月9日には様々なイベントが開催される予定となっている。

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MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店、2021年3月26日開店-武蔵浦和駅高架下のビバホーム跡、自転車・ベランピング強化

埼玉県さいたま市南区のJR埼京線武蔵浦和駅高架下に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店」が2021年3月26日午前9時に開店する。

MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店。

ビバホーム跡「自転車・ベランピング強化」MEGAドンキ

MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店は、2020年7月に閉店したホームセンター「ビバホーム武蔵浦和駅店」跡への出店で、営業フロアは1~2階、売場面積は4,319㎡。駐車場台数118台、駐輪場台数420台を備える。
武蔵浦和店は「日常の中に“ワクワク・ドキドキの非日常感”を提供する驚安店舗」として、店内には“お祭り”イメージの大きなドンペン提灯や壁紙といった装飾を施す。
店舗1階では食料品・酒類や日用消耗品を中心に展開。ドンキならではの大袋菓子や多国籍食品に加えて、イエナカキャンプ需要に対応したベランピングコーナーや修理・メンテナンス・試乗に対応した自転車コーナーを備える。
店舗2階では大型・小型家電製品や衣料品、バラエティ雑貨、インテリア用品など幅広く展開する。

大きなドンペン提灯。

ドンキとしては“MEGAドンキ業態”でありながら生鮮食品売場を導入しないもの、埼京線武蔵浦和駅の高架下空間にはマーレビル開発の「武蔵浦和マーレ」(核店舗:荒井商事アルズフーズマーケット)やJR東日本グループの商業施設「ビーンズ武蔵浦和」(核店舗:マルエツ)、武蔵野線武蔵浦和駅の北側には東京建物・新日鉄系の「武蔵浦和ショッピングスクエア」(核店舗:オリンピック)など生鮮品を取扱う大型店が複数営業している。ビバホーム時代は1階に大規模な自転車売場「サイクルスタジアム」を備えていたことも、生鮮を導入せずに自転車売場を強化した背景とみられる。
また、ドンキ開店にあわせて、隣接する武蔵浦和マーレは三菱・新日鉄系の大規模複合再開発施設・タワーマンション「武蔵浦和SKY&GARDEN」との連絡通路を閉鎖する。

MEGAドン・キホーテ武蔵浦和店

住所:埼玉県さいたま市南区白幡5-16
営業時間:午前9時~翌午前1時

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名古屋テレビ塔、2021年5月1日から「中部電力MIRAI TOWER」に-ネーミングライツ取得で改名

名古屋市中区栄にある展望タワー「名古屋テレビ塔」のネーミングライツを中部電力が取得し、2021年5月1日から「中部電力MIRAI TOWER(ミライタワー)」という新名称に生まれ変わる。

レイヤード・ヒサヤオオドオリパークと名古屋テレビ塔。
(撮影:hirotti…さん

「タワー六兄弟」の長男、2020年にリニューアル

名古屋テレビ塔は日本初の展望台付きテレビ塔として1954年6月に開業。
設計者の内藤多仲博士は「塔博士」とも称され、同塔を皮切りに「タワー六兄弟」と呼ばれる通天閣(2代目)、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーを相次いで設計している。
2005年には国の登録有形文化財に指定された一方、テレビ塔としての機能は2011年のアナログテレビ放送と2012~2016年まで行われたNOTTVの放送終了を以て終了している。2020年にはリニューアルをおこない、合わせて館内に宿泊施設THE TOWER HOTEL NAGOYA(ザ・タワーホテル・ナゴヤ)が開業したほか、タワー下にある久屋大通公園も三井不動産などによって「レイヤード・ヒサヤオオドオリパーク」としてリニューアルしている。

「レイヤード・ヒサヤオオドオリパーク」ロゴ。

中部電力のネーミングライツ所得で「ミライタワー」に

中部電力MIRAI TOWER」の新名称は、中部電力のネーミングライツ取得により同社の創立70周年となる5月1日より使用が開始される。命名権契約額は非公表。

新名称「中部電力ミライタワー」ロゴ。
(ニュースリリースより)

改名を前に、4月30日18時からはオープニングセレモニーを実施。
新名称となる5月1日は「中部電力の日」として展望台入場料を大人900円を500円に、小人400円を無料に割引し、入場料収益を社会貢献活動に寄附するとしている。

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一畑百貨店ゆめタウン出雲店、2021年3月12日開店-駅前から移転、2年ぶり「復活」

島根県出雲市にあるショッピングセンター(総合スーパー)「ゆめタウン出雲」の1階に、小型百貨店「一畑百貨店ゆめタウン出雲店」が2021年3月12日に開業した。

ゆめタウン出雲。

2019年に閉店していた一畑出雲店

一畑百貨店ゆめタウン出雲店の前身となる一畑百貨店出雲店は1964年に一畑百貨店松江本店の支店として開店。
老朽化のため2000年に当時の店舗は解体され、跡地に建設された一畑ツインリーブスホテルの建物に2001年に縮小再出店した。

旧・一畑百貨店出雲店。

売場面積は1,639㎡+催事スペースであったが、2019年2月28日に閉店。出雲市では2000年に広島そごう出雲ショップも閉店しており、市内から(空港売店を除いて)百貨店は消滅していた。

一畑出雲店、ゆめタウン1階に2年ぶり復活

一畑百貨店ゆめタウン出雲店が出店するのは「ゆめタウン出雲」の本館1階。1階ではイズミについで面積が広い同店の核テナントの1つで、店舗面積は414㎡となる。
こうした総合スーパーへの百貨店出店は九州を中心に多く見られるが、山陰地方では珍しい。

一畑百貨店ゆめタウン出雲店(公式サイトより)。

ファッションコーナーではマックレガーエリフェセラピなどの婦人服、婦人雑貨・化粧品などを中心に販売。
食品コーナーでは、地元産品コーナー「これね しまね」や全国銘菓を扱う「菓匠庵」を開設。松江銘菓「桂月堂」も出店する。
このほか、ギフトコーナー、サービスカウンター(一畑友の会受付)も設けられる。

店内のようす(一畑百貨店・公式ツイッターより)。

一畑百貨店ゆめタウン出雲店

住所:島根県出雲市大塚町650-1 イズミゆめタウン出雲1階

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コンフォートホテル京都東寺、2021年4月8日開業-ダイエーグルメシティ九条東寺店跡に「東寺&トレインビュー」ホテル誕生

京都府京都市南区の近鉄京都線東寺駅前にあったダイエーグルメシティ九条東寺店の跡地に、チョイスホテルズジャパンの宿泊施設「コンフォートホテル京都東寺」が2021年4月8日に開業する。

東寺のダイエー跡地、NTT都市開発の複合施設に

チョイスホテルズジャパン(本社:東京都中央区)は、2000年9月に大手ホテルチェーン「Choice Hotels International」(本社:米国メリーランド州/世界40ヶ国7,000施設超)の日本におけるマスターフランチャイジー会社「日本チョイス」として設立。設立当初より、東海地方地盤の大手ホテルチェーン「グリーンズ」(本社:三重県四日市市)の完全子会社として経営が行われている。
コンフォートホテル京都東寺が出店するのは九条油小路交差点近くの国道1号線・九条通り沿い。近鉄東寺駅、市バスの九条近鉄前バス停からもすぐの場所となる。
建物は2021年2月に竣工、地上8階地下1階建、敷地面積は984.24㎡、延床面積は約5,944.37㎡。客室数は全182室。

Comfort HOTEL Kyoto Toji.
駅やバス停から至近の場所となる。

当地には長らく、1968年11月に開店したダイエーグループの総合スーパー「ダイエーグルメシティ九条東寺店」(旧・サカエ/地上3階建、売場面積1,325㎡)が営業していたが、競合店の相次ぐ進出もあり2018年12月をもって閉店。
ダイエー跡地ではNTT都市開発主導のもと、2019年11月以降「京都東寺駅前開発プロジェクト」として、コンフォートホテルを核にブランワン(本社:京都市中京区)のベーカリーカフェ「Fiveran」が出店する複合施設の建設が進められていた。

ダイエーグルメシティ九条東寺店。(2018年当時)

コンフォート京都再進出2号店、独自の空間やサービスも

コンフォートホテル京都東寺では、3月24日に開業した「コンフォートホテル京都堀川五条と同様、京都に特化した新たなコンセプト「re;KYOTO~ここからはじまる、新しい京都~」を掲げ、京都発のテキスタイルブランド「ケイコロール」(山元桂子氏)とのコラボを実施。
内外装は「シンプルでありながら、深みのあるデザイン」「静けさだけでなく、趣きもあわせ持つ、京都に魅せられた人々が何度も訪れたくなるホテル」を意識。館内中央には吹き抜けが設けられ、内装には碁盤の目のモチーフ、フロントには京町家のモチーフ、ライブラリーカフェには満月をモチーフとした照明や和傘があしらわれている。

Comfort HOTEL Kyoto Toji Front.

館内にはオープンスペース「Comfort LibraryCafe(コンフォートライブラリーカフェ)」を設置。同社としては27施設目で、フリードリンクやブックディレクターの幅允孝氏が選書した書籍・写真集(180冊超)に加え、フリーWi-Fiやコンセントが整備される。
また、宿泊者を対象とした茶道体験などイベントを開催可能なスペースを設ける。(茶道体験の提供方法や日程、金額など詳細は未定)

Comfort Library Cafe Kyoto Toji.

一部客室は「東寺ビュー」「トレインビュー」

客室にはソニー製のAndroidTV(HDMI接続可能)や可動式のデスクを導入するなど、コロナ禍での「ニューノーマル」やテレワークに対応。

客室。

さらに、京都駅徒歩圏内かつ東寺駅そばであることから、一部の客室からは神社仏閣や京都タワーに加えて新幹線や近鉄京都線を一望することができる。

鉄道好きの担当者オススメの客室。
写真左には近鉄京都線の東寺駅がみえる。

都商研の取材に対し、鉄道好きの担当者は「この部屋に当たると嬉しくなる」とコメント。客室からの景色のよさ、そして「トレインビュー」であることも人気を呼びそうだ。

コンフォートホテル京都東寺
(Comfort HOTEL KyotoToji/凱富酒店京都東寺)

住所:京都府京都市南区西九条島町 54-1
(ダイエーグルメシティ九条東寺店跡地)
※予約・宿泊プラン詳細は以下リンク参照

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コンフォートホテル京都堀川五条、2021年3月24日開業-旧・日本1号店近くに再出店、京都らしい「伝統文化の提案」掲げる

京都府京都市下京区の京都市営地下鉄烏丸線五条駅近くに、チョイスホテルズジャパンが運営する宿泊施設「コンフォートホテル京都堀川五条」が2021年3月24日に開業する。

米国発のグローバルホテルチェーン「チョイスホテルズ」

チョイスホテルズジャパン(本社:東京都中央区)は、2000年9月に大手ホテルチェーン「Choice Hotels International」(本社:米国メリーランド州/世界40ヶ国7,000施設超)の日本におけるマスターフランチャイジー会社「日本チョイス」として設立。設立当初より、東海地方地盤の大手ホテルチェーン「グリーンズ」(本社:三重県四日市市)の完全子会社として経営が行われている。
チョイスホテルズジャパンは、2019年10月のマスターフランチャイズ契約更新にあわせてロゴマークを刷新。あわせて訪日外国人観光客増加を見据えた積極的な新規出店と既存施設のリニューアルを進めていた。

現在のコンフォートホテル・ロゴマーク。

2021年2月末時点で、日本国内における「コンフォートイン」「コンフォートホテル」「コンフォートスイーツ」の施設数は全国66施設、客室数は10,495室となっている。

コロナ禍のなか堀川五条に出店したコンフォート

コンフォートホテル京都堀川五条が出店するのは堀川五条交差点近くの国道1号線・堀川通り沿いの民家跡。地下鉄五条駅、市バスの堀川五条バス停からもすぐの場所となる。
建物は地上10階建、延床面積は約4,573.08㎡。客室数は全153室。

Comfort HOTEL Kyoto Horikawagojo.
駅やバス停から至近の場所となる。

コンフォートホテル京都堀川五条では、観光客需要に加え、京都府内の大学や研究所、MICE施設利用客などビジネス需要の獲得をめざす。
その一環として、館内のオープンスペース「Comfort LibraryCafe(コンフォートライブラリーカフェ)」(同社26施設目)では、フリードリンクやブックディレクターの幅允孝氏が選書した書籍・写真集に加え、フリーWi-Fiやコンセントを整備。客室にはコンセントやUSBポートを10口ほど整備、ソニー製AndroidTV(HDMI接続可能)や可動式のデスクを導入するなど、コロナ禍でのニューノーマルやテレワークへの対応をおこなっている。

Comfort Library Cafe Kyoto Horikawagojo.

また、同ホテル最大の占有面積とベッド数を備える「ファミリールーム」(25㎡)には“小上がり”を導入するなど、「清潔感かつ温かみのあるデザインを前提に、アクセントとして京都旅行での躍動的な気分が継続できるような地域性をプラス」するとしている。

Family Room(Three Beds).

「7年ぶり復活」で「京都ならではの伝統文化」提案

コンフォートホテル堀川京都五条の近くには、かつて1999年2月にコンフォートブランド日本1号店として開業した「コンフォートイン京都五条」(2014年1月閉館/客室数46室)が立地。同ホテルとしては約7年ぶりの京都府内再進出となる。
同ホテルは日本における“コンフォートブランド始まりの地”への再進出であることから、京都に特化した新たなコンセプト「re;KYOTO~ここからはじまる、新しい京都~」を掲げ、伝統と新しさの双方に焦点を当てた内容となる。
その一環として、1930年創業の舞台衣装専門染工場「山元染工場」が2016年4月に立ち上げたテキスタイルブランド「ケイコロール」(山元桂子氏)とのコラボを実施。客室内には同氏によるファブリックパネルを展示するほか、ライブラリーカフェには「館内のダークな色調に悪目立ちしない明るい気持ちの配色を意識した山のライン」を強調した暖簾アートが展示されている。

コンフォートホテル京都五条の暖簾アートと山元桂子氏。

2021年4月8日開業予定の「コンフォートホテル京都東寺においても、客室にケイコロールのパネルを展示。京都東寺のライブラリーカフェでは宿泊者を対象とした茶道体験などイベントを開催する。(茶道体験の提供方法や日程、金額など詳細は未定)
担当者は都商研の取材に対して(コロナ禍によって)ホテル内で楽しめる内容を充実させたことは「ビジネスホテルではなかなか珍しい」ことだとして期待を寄せる。

コンフォートホテル京都東寺の茶道体験。

コロナ禍のなか「付加価値」でより楽しめるホテルに

京都府内では、近隣の府県や都市と比べ新型コロナウイルスの感染者数の抑え込みがなされており、2021年2月28日をもって京都府の緊急事態宣言が解除、さらに京都市では3月22日をもって飲食店への時短要請が解除されている。その一方で、宿泊施設においては依然としてビジネス需要・観光需要ともに先行きが不透明な状況にある。
こういった背景もあり、コンフォートホテル京都五条は従来のビジネスホテルとしての価値向上のみならず、京都が持つ伝統文化をホテル内で体感・体験できるという付加価値を付け加えることで「ビジネスホテル+α」を実現。結果的に「ビジネス客」「観光客」の双方にとってより過ごしやすく、そしてより楽しめるホテルになったといえよう。

コンフォートホテル京都堀川五条
(Comfort HOTEL KyotoHorikawaGojo/凱富酒店京都堀川五條)

住所:京都府京都市下京区堀川通五条下る泉水町 134-32
※予約・宿泊プラン詳細は以下リンク参照

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