那覇市第一牧志公設市場、2023年3月19日再開場-建替えに約4年、84店舗体制で新スタート

沖縄県那覇市の市場本通りにある「那覇市第一牧志公設市場」の建て替えが完了し、2023年3月19日に再開場した。

開場直前の那覇市第一牧志公設市場。

70年近い歴史ある市場、建て替えのため閉場していた

第一牧志公設市場は闇市を統合するかたちで米国統治時代の1950年に開場。旧建物は1972年10月に開場した。

旧・第一牧志公設市場。

しかし、建物は築約半世紀を経て老朽化が進行。そのため、2019年6月に一旦閉場し、近くの仮市場で営業をおこなっていた。
その後、新市場は2022年中に竣工する予定で工事を進めていたが、完成が遅れていた。

第一牧志公設市場の仮店舗。

3階建ての新市場、1階には案内所も

新「第一牧志公設市場」は延床面積4,981㎡、建物は3階建てで店舗数は84店舗。旧市場と同様に1階で購入した食材を2階の飲食店で調理してもらう「持ち上げ」も可能だ。

第一牧志公設市場・館内案内。

なお、かつてあった衣料品関係専門の売場は設けられておらず、ほぼ食品中心となっている。また、1階には観光案内所「まちぐゎー案内所」が設けられた。
工事のため撤去していたアーケードも近く復活する計画がある。
(案内画像は公式サイトより)

那覇市第一牧志公設市場

沖縄県那覇市松尾2-10-1
営業時間:8時~22時(店舗による)

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