沖縄県那覇市の公設商店街「第一牧志公設市場」が再開発による建替えのため、2019年6月16日に閉鎖される。
第一牧志公設市場。
闇市からマチグヮーの中心に
牧志公設市場は戦後に闇市として形成。永年に亘ってマチグヮーの中心的存在として市民に親しまれた。
現在の建物・街区は1969年の火災後、1972年に那覇市によって建設されたもの。
昔ながらの商店街の雰囲気だった。
近年は観光客も増えており、特に市場で販売される生鮮食品を2階で調理して食べることができる店舗は人気を集めている。
2階の食事スペース。
再開発で建替えへ
市場の再開発は建物の老朽化によるもの。
現在の市場は6月16日の営業を以て全店舗が退店。同日19時にはセレモニーが開催される。
その後、多くの店舗は北西約100メートル離れた「にぎわい広場」に建設された仮設市場内へと移転する。
仮設市場イメージ(那覇市ウェブサイトより)。
那覇市によると、再開発後の新施設は3階建てが想定されており、再び市場の店舗が出店するほか、イベントスペースなども設置される計画となっている。
今後は現在の市場を解体後、2022年春ごろの新施設完成を目指して工事が進められる。
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