愛知県名古屋市中村区の名鉄系百貨店「名鉄百貨店ヤング館」跡で営業するヤマダデンキ系都市型家電量販店「ヤマダデンキLABI名古屋」が2026年2月1日をもって閉店する。
「ナナちゃん」で親しまれた名鉄セブン館として開業
名鉄百貨店ヤング館は1972年に名鉄百貨店の若者向け専門館「名鉄百貨店セブン館(名鉄セブン)」として開業。建物は地上11階地下1階建で営業フロアは地上6階~地下1階。三井住友銀行系不動産会社「大手町建物」が所有する。
開業翌年1973年には名鉄百貨店のシンボルとなる巨大マネキン「ナナちゃん人形」を店頭に設置するなど、名駅を代表する待ち合わせスポットとなった。その後、2005年2月の伊勢丹との業務提携と全館リニューアルにともない、2006年9月に現在のヤング館に改称。
名鉄百貨店ヤング館は「自分らしさを追求するヤングレディの館」として、セレクトショップ「SHIPS」や生活雑貨店「無印良品」「PLAZA」を展開したが、ヤマダ電機導入にともなう若年女性向けブランドの本館集約にともない、2011年3月31日をもって閉店した。。

名鉄百貨店のストアガイドに組み込まれた「ヤマダデンキLABI」。
東海地方初のLABI、14年の営業に幕
ヤマダデンキLABI名古屋は、2011年11月にヤマダ電機(現ヤマダデンキ)都市型新業態「LABI」東海地方1号店として開店。営業フロアは地上5階~地下1階建で売場面積は9,250㎡。
開店当初はヤング館跡という店舗特性を活かした地階ワンフロアの「For Ladiesコーナー」化といった独自施策を打ち出しており、2026年1月現時点においてもピンク基調の売場を展開している。
また、4~5階は同社の「くらしまるごと戦略」や大塚家具のノウハウを活かした「アウトレット・リユースのフロア」を展開することで競合店との差別化を図っていた。
同店閉店は2025年7月に閉店した「ヤマダデンキLABI仙台」同様に「店舗統合」を理由として掲げたもので、閉店後は郊外型標準店「ヤマダデンキテックランド名古屋本店」が後継店舗、東海地方からLABI業態は消滅となる。

ヤマダデンキLABI名古屋。
名駅再開発で空きビル増加に
ヤマダデンキLABI名古屋が入居する「大手町建物名古屋駅前ビル」は、名駅再開発の対象区域内となっており、名鉄百貨店や近鉄パッセが同月中に閉店する方針を決めている。同再開発計画は無期限延期状態にあり、ビックカメラに次ぐ地域随一の都市型家電量販店の消滅は名駅の賑わいに暗い影を落とすこととなりそうだ。
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