ジェクサーe-sports station JR松戸駅店、2021年1月24日開業-JR東日本初の常設eスポーツ施設、びゅうプラザ跡に

千葉県松戸市のJR松戸駅中央改札口前に、JR東日本グループとしては初となる常設eスポーツ施設「Jexer e-sports station JR松戸駅店」が2021年1月24日午前9時に開業する。

Jexer e-sports station JR松戸駅店。

eスポーツとのかかわりを強めていたジェクサー

JR東日本スポーツは、1978年3月に「スポーツクリエイトサービス」として設立。1989年6月の社名変更を機に運営施設名を「Jexer(ジェクサー)」に刷新した。
2000年代からは鉄道系の強みを活かしたエキナカ・エキチカ立地のフィットネスジムやリラクゼーションサロンの新規出店を本格化、2020年6月には同社初となる駅ビル「JR板橋東口ビル」を開業するなど、スポーツ分野を軸に事業領域の多角化を推し進めている。
こうした背景もあり、同社は2019年2月にプロeスポーツチーム「BBV Tokyo」のメインスポンサーに就任、2020年12月にはネットカフェ運営サポートを手掛ける「テクノブラッド」(本社:東京都台東区)とeスポーツ事業における業務提携を締結するなど、eスポーツとのかかわりを強めていた。

ネットカフェ、テレワーク拠点としての利用も

Jexer e-sports station JR松戸駅店は、JR東日本グループの旅行代理店「びゅうプラザ松戸駅」(2019年3月閉店)跡に出店するもので、面積は113.4㎡。
コンセプトに「どなたでも⼊りやすい、初⼼者から上級者までが楽しめるeスポーツ施設」を掲げ、親しみやすい⽩や⽊⽬基調のデザインを積極的に取り⼊れる。

Jexer e-sports station JR松戸駅店 フロアマップ。

施設内は、ZOWIE(BenQ系)のゲーミングモニターフラッグシップモデルを備える「パソコンエリア」(パソコン席20席/初回入会金100円・30分350円~)と「イベント&コミュニティエリア」(オープン席12席/30分250円~)の2区画で構成。一般的なネットカフェと同様にドリンクバーやテレワーク拠点としての利用、電子書籍の閲覧などにも対応する。

Jexer e-sports station JR松戸駅店 パソコンエリア。

今後は施設でのプロチーム所属プロeスポーツ選⼿が参加するイベントに加え、さらなる多店舗展開、JR東日本グループの資源を活用した独自のeスポーツ大会の開催をめざすとしている。
そのため、駅構内や駅ビルを中心に松戸と同様のeスポーツ拠点・テレワーク拠点が拡大していくものとみられ、他駅でもびゅうプラザ等の跡地をこうしたかたちで再活用する可能性もあろう。

Jexer e-sports station JR松戸駅店

住所:千葉県松戸市松戸
営業時間:午前9時~午後10時
(年中無休・緊急事態宣⾔期間中は午後8時に営業終了)

関連記事:ドン・キホーテ セブンパークアリオ柏店、2020年11月21日開店-ドンキが「アリオ」に初出店
関連記事:JR板橋東口ビル、2020年6月11日開業-JR東日本スポーツ・ジェクサー初の駅ビル

 

このエントリーをはてなブックマークに追加