京阪三条駅、複合商業ビルを建設へ-旧地上駅跡、2025年6月30日付で京都市に都市計画提案書提出

京都府京都市東山区にある京阪電車三条駅の旧駅跡に、京阪ホールディングズが複合商業施設を建設することを発表した。

京阪三条駅・再開発完成イメージ。(ニュースリリースより)

30年近く暫定利用だった京都市内の一等地

京阪三条駅は、1987年の京阪本線地下化・1997年の京津線廃止(地下鉄東西線化)に伴い地上駅が廃止されており、2025年時点は跡地の大半が駐車場となっているなど、その後は永年暫定利用状態が続いていた。

京阪三条駅・再開発エリア。(ニュースリリースより)

そうしたなか、2024年12月には駅跡地周辺が「都市再生緊急整備地域」に指定されていた。

京阪三条駅ビル、ホテルや商業施設など入居へ

京阪ホールディングスの7月1日付の発表によると、地上駅跡にはホテルや商業施設が入居する複合商業ビルを建設する方針。6月30日付で京都市に都市再生特別地区の都市計画提案書を提出している。
新たな建物は地上6階、地下2階建てで、敷地面積は約6,400㎡、延床面積は約27,000㎡を想定しており、3階西側には、鴨川の風や音を感じすことができる展望テラスを整備する計画としている。

京阪三条駅・鴨川西側からのイメージ。(ニュースリリースより)

外観デザインなどについては、京都市美観風致審議会等での意見を反映しながら検討を進めていくといい、完成までにはしばらく時間がかかりそうだ。

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