イオン、関東・関西のスーパー子会社を2026年3月に再編-ダイエーは関東店舗の運営から撤退、光洋はダイエーに合併へ

流通大手「イオン」(千葉県千葉市美浜区)は、関東エリアと関西エリアのスーパーマーケット子会社を2026年3月に再編することを2025年8月4日に発表した。

USMHの店舗。(かつてダイエー系だったマルエツ)

イオン、スーパー子会社を大型再編

8月4日の発表によると、イオングループの関東の食品スーパー事業(一部総合スーパー含む)については、「ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス」(USMH、東京都千代田区)傘下の「マックスバリュ関東」(東京都江東区)に関東エリアの「ダイエー」とピーコックストアを運営する「イオンマーケット」(東京都杉並区)を、2026年3月に経営統合する。
USMHは2015年に関東エリアのイオン系スーパー「マルエツ」「カスミ」「マックスバリュ関東」が経営統合し設立。2024年には「いなげや」が参加している。

都内のダイエーの店舗。

また、関西エリアでは、「ダイエー」(現在の本社は東京都江東区)に、その傘下となっている「光洋」(大阪府茨木市)を2026年3月に合併・経営統合するとしている。これにより、ダイエーは関西エリアのみの店舗を運営する企業となる。

光洋の店舗。

なお、ダイエーは2016年3月をもって「関東」「関西」エリア以外の店舗はイオングループ他社の運営となり「イオン」「マックスバリュ」などに生まれ変わっているため、現在残っているダイエーは全ての店舗が今回の再編にかかわることとなる。

ダイエーは関東から撤退、光洋は消滅-屋号など未定

今回の事業再編により、ダイエーが関東店舗の運営から撤退企業として光洋が消滅するなど様々な動きがあるものの、それぞれの店舗の屋号や品揃え・プライベートブランドなどの変更がおこなわれるかどうかなどに関しては8月時点で発表されていない。

関連記事:イオン、いなげやを2023年11月めどに連結子会社化ーイオン系スーパー連合USMHと統合で「首都圏で1兆円」目指す

このエントリーをはてなブックマークに追加