Suicaのペンギン、2026年度末で「卒業」-Suicaコード決済対応などニューアルに合わせ見納めに

JR東日本(本社:東京都渋谷区代々木)は、交通系ICカード「Suica」のキャラクターである「Suicaのペンギン」を、Suicaのリニューアルに合わせて2026年度末で「卒業」させることを2025年11月11日に発表した。

Suicaのペンギン像。(新宿駅)
光輝くシンボリックな姿から「谷川岳輝ける太陽にして公共交通統合象徴、東日本の偉大なる指導者Suicaペンギン同志」像と称えられることも。

25年にわたって親しまれたペンギン、新宿駅には立像も

Suicaは2001年にサービスを開始したJR東日本のICカード乗車券。
ペンギンは絵本作家・イラストレーターの坂崎千春氏がデザインしたもので、モデルはアデリーペンギン。2001年のSuica登場時からSuicaのイメージキャラクターとして約25年にわたって使用されており、その後全国各地のICカード乗車券でも様々なイメージキャラクターが導入されることとなった。

JR西日本の「イコちゃん」。(大阪・関西万博)

現在SuicaのペンギンはJR東日本の各駅などで様々なグッズが販売されているほか、2016年7月にはJR新宿駅新南改札前に「Suicaのペンギン広場」が開設されるなど「JR東日本のシンボル」としても親しまれていた。suicapen3-
新南改札に直結するSuicaのペンギン広場。

Suica1
Suicaのペンギン広場・位置図。(JR東日本リリースより)


様々な「ペンギングッズ」が販売されている。

Suicaリニューアルに合わせてペンギンも見納めに

Suicaは、2026年秋をめどに「モバイルSuica」にコード決済機能を追加、これに合わせてチャージ残高上限額なども変更(30万円を予定)するリニューアルを計画している。2026年度末の「ペンギン卒業」も、これに合わせたものとみられる。

モバイルSuicaリニューアル・コード決済のイメージ。
(JR東日本リリースより)

JR東日本によると、後継キャラクターは2025年11月時点では決まっていないとしており、今後は利用者も参加するかたちで後継となる新たなキャラクターを選定する計画だという。

ペンギン像などが今後どうなるかは未発表。

なお、JR新宿駅で親しまれているペンギン像・ペンギン広場などが今後どうなるかについては、2025年11月時点は発表されていない。

2026年カレンダーは予定通り販売。最終号となるのだろうか。

関連記事:JR東日本リテ、2020年7月より書店を「ブックコンパス」、薬店を「エキレスク」に-新業態「コレもう食べた?」も展開
関連記事:JR東日本、東京周辺の駅スタンプを2020年7月8日から全面刷新

関連記事:JR東日本、新宿駅に「Suicaのペンギン広場」2015年7月開設-「Suicaペンギン像」設置

このエントリーをはてなブックマークに追加