大阪府大阪市中央区の御堂筋沿いに、京阪・大阪メトロ淀屋橋駅直結の再開発ビル「淀屋橋ステーションワン」が、2025年6月から11月ごろにかけて順次開業している。

淀屋橋ステーションワン(左)。
右側は「淀屋橋ゲートタワー」。
淀屋橋東側の再開発、いよいよ今秋に全面開業
「淀屋橋ステーションワン」は中央日本土地建物と京阪HD、みずほ銀行が事業主体となり、「日本土地建物淀屋橋ビル」(当時)や「京阪御堂筋ビル」などを再開発したもの。

再開発前の淀屋橋交差点。
なお、御堂筋を挟んで向かい(西側)には大和ハウス工業・住友商事・関電不動産開発、そしてミズノ・白洋舎などの地権者組合を事業者主体とする地上29階建て・地下2階・高さ135メートルの再開発ビル「淀屋橋ゲートタワー」が今年末までに完成する予定。両街区ともに、今回の再開発に際して都市再生特別地区の指定を受けて容積率が1600%に引き上げられている。
また、両ビルはともに地階で京阪電車の京阪本線と大阪メトロ御堂筋線それぞれの淀屋橋駅と直結される。
テナントは小規模ながら無料の「絶景展望台」併設
「淀屋橋ステーションワン」の建物の規模は地上31階建・地下3階建・高さ150メートル、延床面積は73,102㎡。
そのうち商業エリアは商業エリア(物販)はおもに地階から3階までの一部で、京阪HD傘下の京阪流通システムズが運営。「粋(すい)を尽くしたおもてなし」をコンセプトとし、今年6月から11月ごろにかけてカフェ「猿田彦珈琲」(6月)、和菓子「森のおはぎとキツネイロ」(6月)、ベーカリー「THE CITY BAKERY」(6月)、スイーツ「カヌレ堂」(今秋中に開業予定)、「セブン-イレブン」(6月、24時間営業は非実施)などが順次開業している。

淀屋橋ステーションワンの駅直結地階エントランス。
30階には施設の目玉となる高さ150メートルの展望施設「淀屋橋スカイテラス」が入居。入館料金は無料で、開放時間は10時~23時。スカイテラス内には気軽に楽しめるカフェバー「YODOYABASHI SkyTerrace Cafe & Bar」も併設される。
(飲食の営業時間は21時まで)

淀屋橋スカイテラス。屋根がなく開放的、椅子も設置される。
この30階にはスカイテラスのほかにも今年9月末までにイベントホール・結婚式場「une osaka」、ラグジュアリーレストラン「SOA」、ハイカジュアルレストラン「COVE DINING」が順次開業した。

淀屋橋スカイテラスからの展望。
なお、オフィス部分には「中央日本土地建物」や「みずほフィナンシャルグループ」などが入居、業務を開始している。
淀屋橋ステーションワンのテナント一覧

(ニュースリリースより)
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