大手雑貨店・書店「ヴィレッジヴァンガード」 (Village Vanguard)を運営するヴィレッジヴァンガードコーポレーション(本社:愛知県名古屋市名東区)は、2026年5月期以降に全店舗の約3割にあたる81店舗の閉店を検討していることを2025年7月に発表した。
ヴィレヴァン渋谷本店。
ヴィレヴァン、経営不振で約3割閉店へ
ヴィレッジヴァンガードは1986年に愛知県名古屋市天白区で創業。2013年にはグループ全体で全国500店舗以上を構えていたが、事業売却や不採算店の閉店などにより2025年5月時点では293店舗を展開。2025年5月期の売上高は約249億円だった。
近年は書店不況や競合業態の増加に伴い業績が低迷しており、2025年5月期の連結決算は最終損益約42億円の赤字だった。最終赤字は2期連続となっている。
不採算店舗の閉店により立て直しを図りたい考えだとしている。