カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

一田KONBINI便利ストア小瀝源店、2020年9月6日開店-一田デパート(旧・香港西友)コンビニ初参入、セコマと提携

香港新界沙田源康街の港鐵MTR石門站近くに、香港地場大手スーパー「一田百貨(YATA)」のコンビニ業態1号店「一田KONBINI(コンビニ)便利ストア小瀝源店(帝逸ホテル内)」が2020年9月6日午前10時(現地時間)に開店した。

コンビニ便利ストアのチラシ。

西友が前身の「現代日式生活百貨・一田デパート」

一田百貨(YATA)は、1990年11月に西武セゾングループの総合スーパー「西友」の香港法人「西友(沙田)」として創業。
西友香港法人時代は店舗名に「SEIYU・西田」を冠していたが、西友本体の経営悪化やウォルマート傘下入りもあり、2005年に香港大手財閥グループの「新鴻基不動産(Sun Hung Kai Properties)」傘下となった。その後、2008年4月に現在の社名・店名に改称した。
2020年現在は「『現代日式生活百貨』の購物新体験」をコンセプトとしており、総合スーパー「一田百貨」(一田デパート)3店舗、食品スーパー「一田超市」(一田スーパー)9店舗を展開、今夏にはカナヘイとのコラボも実施されている。

香港初「セイコーマート」との提携コンビニ

一田KONBINI便利ストア小瀝源店は、新鴻基不動産グループの「帝逸酒店(Alva Hotel by Royal/アルバホテル)」地階に出店するもので、売場面積は約343㎡(3,701呎)。

一田KONBINI便利ストア小瀝源店。
(KONBINI 便利ストア BY 一田@ ALBA HOTEL BY ROYAL)

コンセプトに「一田新概念の誕生」を掲げ、都市居住者向けの時間帯に応じた「速買」「速煮」「速食」商品を提案。北海道最大手のコンビニ「セイコーマート(Secoma)」のPB(自社開発のリテールブランド商品)70種類超を取扱うなど、日本のコンビニを意識した店舗をめざす。

セイコーマートブランドの商品を多数取扱うチラシ。

開店企画として「「蛋」生祭(玉子料理大集結)」を9月6日から26日まで開催。
大阪発祥の香港大手ベーカリー「A-1 BAKERY」のサンドウィッチや、広島・オハヨー乳業の「こんがり焼プリン」といった玉子関連の商品を販売、巨大な目玉焼きのオブジェを設置する。

玉子料理大集結のチラシ。

一田KONBINI便利ストア小瀝源店
(KONBINI 便利ストア BY 一田@ ALBA HOTEL BY ROYAL)

住所:沙田源康街1號帝逸酒店地下(港鐵石門站B出口) 
営業時間:午前8時30分~午後8時

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ららぽーと愛知東郷、2020年9月14日マナーオープン-平和堂・ロフトなど約200店出店

愛知県東郷町に大型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと愛知東郷」が、2020年9月14日にマナーオープンする。

ららぽーと愛知東郷。

東郷町が進める「セントラル開発」の中核施設

「ららぽーと愛知東郷」は三井不動産が開発するショッピングセンターで、愛知県2店目のららぽーととして愛知県東郷町の東郷中央土地区画整理事業地に出店。出店地はもともと田畑などであったが、主要幹線道路である国道153号線と県道57号線から至近の距離にある。
同店の開発は、東郷町が進める「セントラル開発」の一環。区画整理地にショッピングセンターを核とする新たな町を整備し、地域の中心として整備する計画で、にぎわい空間の創出、街全体の発展に寄与するとしている。
当初は2018年ごろの開業が予定されていたが、諸事情により着工が延期。2019年3月に着工され、2020年9月7日に近隣住民を対象にプレオープン、14日に新しい生活様式に沿ったかたちで「マナーオープン」するとしている。

マナーオープン。

「平和堂」核店舗に愛知県初出店36店含む全201店

ららぽーと愛知東郷の環境デザインコンセプトはコミュニティの拠点となる「街のクラブハウス」。
建物は延床面積約190,200㎡、店舗面積約63,900㎡の4階建て(売場は3階まで)。愛知県初出店36店を含む全201店が出店する。

店舗エントランス。

1階の核店舗はスーパー「平和堂」。店舗⾯積3,367 ㎡(後方含む)・売場⾯積2,220 ㎡で、食品・日用品を販売。館内にはイートイン「フレンドコート」も併設される。

平和堂。

そのほか1階にはホームファニシング「ニトリエクスプレス」、雑貨店「ロフト」、ペット「ワンラブ」、輸入食品「カルディーコーヒーファーム」、ベーカリー「ドンク」、イオン系薬局「ウエルシア薬局」などが出店。食品売場に隣接して一大食ゾーン「マルシェ&レストラン市(ichi)」が設けられる。また、東海エリア最大級となる「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア」は1階と2階にまたがるメゾネットで展開される。
また、東郷町の窓口「LivR TOGO (りーぶるとうごう)まちの窓口」が設けられ、町営図書館と連携した図書受け取り・返却サービスなども行われる。

りーぶるとうごう・ロゴタイプ。

2階には愛知県中部エリア最大級となる約1150席を完備した「フードコート饗(motenashi)」を開設。フードコート内には貸し切りスペース「ららスタジオ」やスポーツ観戦などを楽しめる「パブリックビューイングスペース」が設けられる。
そのほか、精文館書店(愛知県)とCCC(TSUTAYA)によるブック&カフェ「TSUTAYA BOOKSTORE」「スターバックスコーヒー」(スタバは3階にも出店)、ファストファッション「H&M」、ファストファッション・ジーンズ「ライトオン」、靴「ABC-MART」などが出店。
3階には家電「エディオン」、子供用品「アカチャンホンポ」、手芸「ユザワヤ」、書店・雑貨「ヴィレッジヴァンガード」、カジュアル作業服「ワークマンプラス」などが出店。ゲームセンター「ナムコ」には多世代が楽しめる新感覚のエンターテインメント店舗「VSPARK」と有料屋内遊園地「あそびぱーく」が併設される。

館内・メインスクエア(ニュースリリースより)。

施設中央の吹き抜け「メインスクエア」は、ららぽーと最大級の広さを持つ格子状の天井ガラスとトップライトで解放感ある大空間を演出。イベントスペースとしても利用される。
さらに、屋外には芝生広場や遊具を備える「TOGOパーク」を開設。シンボルツリー「育(はぐくみ)の木」とフォトスポット「ビッグTOGO」も設けられる。

TOGOパーク。

また、無料駐車場は約3900台を備える。

立体駐車場。

開店記念セールなどを実施

ららぽーと愛知東郷では開業に合わせてオープニングセールのほか、期間限定で「最大で10万円相当の豪華賞品が当たる!お買上げクライミングキャンペーン」や「ららぽーと愛知東郷で1ヶ月食べまくりSNSキャンぺーン」などのイベントが実施される。
愛知県では近年郊外型ショッピングセンターの競争が激化している。ららぽーとの開業に合わせ、近隣の「イオン三好店(アイモール三好)」もヤマダ電機を出店させるなど全館リニューアルをおこなっている。

改装されたアイ・モール三好。
(写真提供:にいみさん

追記:10月30日までららぽーと東郷-町役場間で自動運転の無料巡回バス運行がおこなわれる。
定員は11名、平日10時から17時までの運行となる。

無料巡回バス。

ららぽーと愛知東郷

住所:愛知県愛知郡東郷町 東郷中央土地区画整理事業 62街区1・3
営業時間:
ショッピング・サービス:10:00~21:00
フードコート:11:00~21:00
レストラン:11:00~22:00

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JR米子駅ビル、2020年9月4日閉館-建替えで橋上化・南北自由通路設置へ

鳥取県米子市のJR米子駅ビルが、建て替えのため2020年9月4日に閉館した。

JR米子駅。

山陰最大級の駅ビル、57年の歴史に幕

米子駅は1902年に開業。現在の駅ビルは1963年3月に開業したもので、6階建て。当時の米子駅には米子鉄道管理局が置かれ機関庫(現存)もあったため、周辺に多くの鉄道員とその家族が居住しており、米子駅ビルは「鉄道の町」のシンボルとして永年親しまれた。
現在はJR西日本米子支社などが入居。以前は複数の商業テナントや飲食店も出店していたが、駅舎解体を前に閉店している。

テナントは既に撤退している。

米子駅、2023年度に橋上駅化-南北自由通路設置

米子駅ビルの閉館は米子駅の南北一体化事業に合わせたもの。新駅舎は橋上駅となり、南北自由通路が設けられる。

あらたな駅ビルと自由通路。一部既存棟も残される。

9月5日からは仮駅舎が供用開始されており、2023年度中には新たな駅ビル・新駅舎が開業する予定となっている。

駅構内の完成予想図。


仮駅舎案内図。

(写真以外は米子市ウェブサイトより)

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KOHYO神戸店、2020年9月8日開店-光洋、JR神戸駅ナカ「ビエラ神戸」に再出店

兵庫県神戸市中央区のJR神戸駅構内商業施設「ビエラ神戸」に、イオングループの光洋が運営する食品スーパー「KOHYO神戸店」が2020年9月8日午前9時に開店する。

光洋神戸店イメージ。

耐震工事で閉店していた神戸駅のイオン系高級スーパー

KOHYO神戸店は、2003年12月にビエラ神戸(延床面積約6,600㎡)の核店舗として開店。光洋運営店舗としては兵庫県内7店舗目、神戸市内4店舗目であった。
旧・KOHYO神戸店。

開業当初から2010年代初頭まで、関西圏では直営・FC店舗ともに数少なかった高品質食品スーパー「成城石井」ブランドを前面に押し出した「SELEZIONE成城石井」を導入、同社のPBを幅広く取扱うことで差別化を図っていた。
SELEZIONE 成城石井。

KOHYO神戸店は、光洋のイオングループ傘下入り後も、系列店舗と比べ高価格・高付加価値商品の品揃えを特徴としていたが、耐震工事のため2019年3月をもって閉店していた。

コンパクトな売場ながらこだわりのある店舗に

KOHYO神戸店新店舗の売場面積は約703㎡。
コンセプトに「15分で満たすスーパーマーケット」、キーワードに「美味しさ」「健康」「簡便」「即食」を掲げ、農産売場では生産者の顔がわかる農産物やオーガニック野菜、水産売場では大阪中央市場から直送した魚介類や四国・九州から直送した丸魚、畜産売場ではJA鹿児島経済連とのパートナーシップを活かした黒毛和牛商品、デリカ売場では体に嬉しい具材をトッピングした「こだわりミニサラダシリーズ」や光洋の商品開発チーム「チームオリーブ」による健康志向商品を展開。グロサリー売場では「神⼾シェルブールのプレミアムパイシュー」「マキィズの神⼾シューボーンチョコ、⽣チーズプリン」などの地元・神戸のスウィーツも多数取扱う。
また、小型店ながらインストアベーカリーやレジ精算機(セルフレジ・キャッシュレスレジを含む19台)、イートインコーナー(8席)を導入することで、地域住民や駅利用客に美味しさや便利さを提供できる店を目指すとしている。

KOHYO神戸店

住所:兵庫県神⼾市中央区相⽣町3‐1‐2
営業時間:午前7時~午後11時

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シティタワー所沢クラッシィ、2020年9月7日から商業フロア順次開業-住友商事・住友不動産、駅西口再開発の先駆けに

埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅前に、住友不動産と住友商事による住宅・商業複合施設「シティタワー所沢クラッシィ」の商業フロアが2020年9月7日から順次開業する。
シティタワー所沢クラッシィ。

住友系の住宅・商業複合施設、所沢駅西口に

シティタワー所沢クラッシィの建物は地上29階地下2階塔屋2階建、敷地面積は約4,012㎡、建築面積は約2,369㎡、延床面積は約38,529㎡。設計はINA新建築研究所、施工は前田・西武建設共同企業体(JV)が担った。
2015年9月施行の所沢市による西武鉄道車両工場跡地(2000年6月閉鎖)一帯の有効活用を目的とした「所沢駅西口土地区画整理事業」及び所沢駅西口北街区市街地再開発組合による「所沢駅西口北街区第一種市街地再開発事業」(土地区画整理事業A地区)の一環として整備されるもので、住友不動産と住友商事の共同開発プロジェクトとして、両社のマンションブランド「シティタワー」「クラッシィ」を冠する。
所沢駅西口土地区画整理事業では、B地区・C地区に商業・業務関連施設、D地区に宅地・公園など整備される方針となっているが、2020年9月現時点ではいずれも詳細未定かつ更地の状態となっている。そのため、A地区で建設中のシティタワー所沢クラッシィは、他地区に先駆け完成することとなった。

中華料理店やサービス系店舗などが順次出店

シティタワー所沢クラッシィの商業フロアは地上2階~地下1階。9月7日の大衆中華料理店「日高屋所沢クラッシィ店」を皮切りに、ライフプラン相談窓口「マネードクター所沢店(仮称)」や郵便局「所沢駅西口郵便局」、住友不動産販売の不動産仲介ショップ「住友の仲介所沢営業センター」といったサービス系店舗が順次開店。隣接するビルから移転する形で語学教室「アビバ所沢校」「ロゼッタストーン」や資格スクール「資格の大栄所沢校」、埼玉りそな銀行のATMも開設される。
コロナの影響か空き床もあるとみられるが、今後順次埋まっていくと思われる。

日高屋所沢クラッシィ店。


マネードクター所沢店(仮称)。

また、2021年1月には西武鉄道所沢駅(グランエミオ所沢)や西武所沢S.C.を結ぶペデストリアンデッキが供用開始、マンション契約者への引渡しも行われる。

シティタワー所沢クラッシィは所沢駅ビルと接続予定。
駅ビル「グランエミオ所沢」は住商が運営を担っている。

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トコトコスクエア、2020年9月一部開業-ダイエー・イオン所沢店跡、12月までにミスターマックスとオーケー出店

埼玉県所沢市の西武所沢駅近くに「トコトコスクエア(TOCOTOCO SQUARE)」が2020年8月22日からテナントごとに順次開業している。
今後、核店舗の食品スーパー「オーケー所沢店(仮称)」とディスカウントストア・家電量販店「ミスターマックス所沢店」が12月までに開店する。
トコトコスクエア。

38年の歴史に幕をおろした“西武のお膝元”の旧・ダイエー

トコトコスクエアの前身となる「東栄ビル」は1981年11月に開業。建物は地上7階地下1階建で、店舗面積は24,497㎡。
開業当初は、建設予定地の一部を西武グループが取得したことで歪な構造となっていたが、1988年10月の増床を機に現在の建物になった。

東栄ビル・イオン所沢店。

開業当初の核店舗「ダイエー所沢店」は、2005年2月に不採算店舗として一時閉鎖対象となったが、9月には賃料負担軽減を理由に営業継続が決定。2006年3月には直営売場の集約と有力専門店導入を目玉とする大規模リニューアルが行われた。

イオン所沢店時代のエントランス。

一転存続が決定したダイエーであったが、イオングループによる総合スーパー事業運営会社再編のため2016年3月にイオンリテールの「イオン所沢店」に転換。そして、2019年9月には競争環境の変化もあり閉店していた。

イオンの撤退後、2019年10月からはヤマダ電機やアニメイトなど一部専門店が1階に縮小移転して暫定営業を続けていたが、改装工事のため2020年8月20日をもって残る全店舗が閉店した。

暫定営業していた頃のアニメイト所沢店。

ディスカウントスーパー核の施設として再生

トコトコスクエアでは、アニメ・漫画専門店「アニメイト」が2020年8月22日に先行開店。そのほか、家電量販店「ヤマダ電機 by ベスト電器」、100円ショップ「Seria」、「ところ整骨院」が9月4日までに開店している。

アニメイト所沢店。


Seria TOCOTOCO SQUARE店。(9月4日開店)

10月29日には福岡のディスカウントストア・家電量販店「ミスターマックス」、12月上旬には首都圏地盤のディスカウント食品スーパー「オーケー」が開店予定であり、再びスーパーを核とする商業施設として再生することになる。

大型店進出相次ぐ所沢、生活密着路線で差別化

トコトコスクエア周辺では、2019年11月に西武所沢店が百貨店を核とする都市型ショッピングセンター「西武所沢S.C.」として業態転換、2020年9月2日には西武鉄道グループの駅ビル「グランエミオ所沢」が全面開業するなど、大型施設の相次ぐ開業や大規模リニューアルにより施設間競争が激化している。

グランエミオ。

西武所沢S.C.やグランエミオは比較的高級・高付加価値路線の施設であり、低価格志向のスーパーは西友(2015年全面改装)や業務スーパー(2017年12月開店)と少ない。
トコトコスクエアは生活密着型路線の商業施設として差別化を図っていくものとみられ、今後のテナント誘致に期待がかかる。

おもなテナント(随時更新/開業日は予定)
店名
7階  
6階  
5階  
4階 アニメイト(8月22日)
3階 ヤマダ電機byベスト電器(家電量販店)(9月4日)
セリア(100円ショップ)(9月4日)
ところ整骨院(9月1日)
お茶のはなさき(9月上旬)
2階 ミスターマックス(ディスカウント・家電量販店)
(10月29日)
1階  
地階 OKストア(スーパー)(12月上旬)
ウインリペア(修理・合鍵)(12月1日)
ムサシノクリーニング(10月下旬)
未定など ニトリ
トコトコスクエア

住所:埼玉県所沢市東町5-22
営業時間:10時~20時(9月時点の主要店舗)

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キッチンジロー、2020年9月30日までに2店舗を残し殆どの店舗を閉店

大手ファミリーレストラン「ジョイフル」(大分市)傘下で、東京都心を中心に展開する洋食レストランチェーン「キッチンジロー」(千代田区)は、2020年9月末までに2店舗を残してそれ以外の全店舗を閉店することを発表した。

閉店するキッチンジロー外神田店。
「シュタインズゲート」や「アキバズトリップ」などの舞台にもなった。

秋葉原や神田で人気の老舗洋食チェーンだった

キッチンジローは1964年に神田神保町で創業。かつては50店舗以上を展開していたが、2020年8月現在は東京都内と大阪市内に15店舗を展開。創業時よりハンバーグなどの洋食メニューが人気となっており、弁当の販売や宅配も実施している。東京都心を中心に展開する小規模チェーンであり、赤字となっていたことから2018 年に西日本最大手ファミリーレストラン「ジョイフル」の傘下となり、経営基盤の強化を図っていた。
秋葉原のジャンク通りに立地する外神田店は、その土地柄アニメ作品などに登場する機会も多く、コラボレーション企画を実施することもあった。

ジョイフル傘下で経営基盤の強化を図っていた

ジョイフルはファミリーレストラン業界3位で、西日本を中心に約800店舗を展開しており、2015年には東京都心に初進出。キッチンジローを傘下にしたあとの2019年にはジョイフルグループのパート・アルバイト社員ほぼ全員(ジョイフル含め全16,929名)を無期労働契約へと切り替えたほか、キッチンジローではバル業態「ほろよいジロー」の出店を進めるなど、グループを通じて経営の立て直しをおこなっていた。
しかし、ジョイフルは2020年の新型コロナウイルス感染拡大による影響で、6月にジョイフルグループの赤字店舗など約200店舗を閉店させることを発表。
8月中には首都圏でも所沢店、横浜あざみ野店など多くの店舗が閉店することとなった。

ジョイフル東京赤坂店。(現在は通常時24時間営業)

2020年10月以降も営業を続けるキッチンジローの店舗は「キッチンジロー九段下店」(東京都千代田区)と「キッチンジロー中之島フェスティバルプラザ店」(大阪市北区)の2店舗。それ以外の13店舗は9月末までに閉店する。
キッチンジローはとくに東京都心の店舗が多く、さらにバル業態の開発も進めていたことから、今回の新型コロナウイルス感染拡大による影響が特に大きかったため多くが閉店することになったと考えられる。
一方で「全店閉店」とはしなかったため、今後残った店舗で何らかの再建策を考えるものと思われる。

外部リンク:ファミリーレストラン ジョイフル
外部リンク:キッチンジロー
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グランエミオ所沢、2020年9月2日全面開業-西武所沢駅ビル、イセタンミラー・TSUTAYAなど126店が出店

埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅に、西武グループと住友商事グループの駅ビル「グランエミオ所沢」が2020年9月2日に全面開業した。

グランエミオ所沢。

2018年3月に先行開業した所沢駅の「グランエミオ」

グランエミオ所沢は、西武グループが2014年に打ち出した「所沢駅東口開発計画」の一環として整備されるもので、建物は地上5階地下2階建、敷地面積は約39,400㎡(西武鉄道ビル敷地含む)、店舗面積は約18,500㎡、延床面積は約116,000 ㎡(既存約49,400 ㎡+増築約66,600㎡)。事業費は約268億円。駐車場台数は494台、駐輪場台数は1,599台。企画・開発・施設管理は西武グループの西武プロパティーズ、企画支援・開発支援・商業施設運営は住友商事と住商アーバン開発が担う。
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所沢駅ビル全体の完成図(西口から)。

コンセプトに「コミュニティ型商業施設」を掲げ、2018年3月の一部先行開業(第1期開業)時点では、セブン&アイHD傘下の高級食品スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」を食品核に、有名セレクトショップ「B:MING LIFE STORE by BEAMS」「URBAN RESEARCH DOORS」やファストファッションブランド「ユニクロ」など70店舗超が出店していた。

西武沿線初、所沢初となるブランドが進出-書店も

グランエミオ所沢では、2020年9月の全面開業(第2期開業)にあわせて、西武鉄道沿線初、所沢市内初を含む49店舗(うち1店舗未定、2店舗開店延期)が新規出店した。
グランエミオ所沢。

1階には、イオングループのアパレル・雑貨専門店「LBC」リブランディング1号店や300円ショップ「3COINS」、金沢カレー専門店「ゴーゴーカレー」、埼玉発祥の回転寿司チェーン「磯のがってん寿司」といった沿線初の雑貨・飲食店に加え、「スターバックスコーヒー」「マクドナルド」「サーティワンアイスクリーム」といった定番の飲食店など10店舗超が出店。
2階には、三越伊勢丹の百貨店向け・ラグジュアリーコスメ(デパコス)セレクトショップ「ISETAN MiRROR Make&Cosmetics(イセタンミラー)」や大手セレクトショップのカジュアルウェアライン「UNITED ARROWS green label relaxing」「URBAN RESEARCH Sonny Label」、フランスのオーガニックコスメ「L’OCCITANE」、パンケーキカフェ「Eggs ‘n Things Coffee」といった沿線初となるブランド、東急ハンズの生活提案型コスメ・雑貨専門店「hands be(ハンズビー)」といった所沢市内初となるブランドなど20店舗超が出店した。
ISETAN MiRROR Make&Cosmetics.


UNITED ARROWS green label relaxing.

所沢駅中央改札と南改札(9月2日供用開始)を結ぶ箇所には、イベントスペース併設の多目的スペース「セントラルプラザ」を新設。大型サイネージやWi-Fiを完備しながら、シンボルツリーや自然光を取り入れた緑あふれる開放的な空間として、地域の情報発信基地としてインフォメーション機能を担うとしている。

新型コロナ(ソーシャルディスタンス)対策も行われる。

3階には、精文館書店(愛知県)とCCC(TSUTAYA)によるブック&カフェ「TSUTAYA BOOKSTORE」(約1,183㎡)や西武ライオンズプロデュースのビュッフェレストラン「LIONS BUFFET BIG DINING」(開店延期)、各種サービス系店舗など20店舗近くが出店。
TSUTAYA BOOKSTORE Grand Emio Tokorozawa.

レストランゾーン「とこテーブル」には、「信州そば処そじ坊」「北京飯店」「牛たん炭焼 利久」「焼肉名菜福寿」といった沿線初となる人気飲食店が出店し、所沢駅前最大級となる飲食店街として大規模増床リニューアルすることとなった。
牛たん炭焼 利久 グランエミオ所沢店。

また、屋外空間の憩いの場「とこにわ」には、所沢駅リニューアル前に展示されていた鉄道モニュメントの展示も復活、屋外空間を活かしたイベントの開催も予定しているという。
とこにわ。

グランエミオ所沢は、第1期開業時の77店舗とあわせて、126店舗が出店する市内有数の規模をもつショッピングセンターとなった。また、施設の全面開業により、西武グループが推進する所沢駅東口開発計画が完了することとなった。

駅前では大規模再開発が進行中、さらなる発展に期待

西武鉄道所沢駅周辺では、所沢市による西武鉄道車両工場跡地(2000年6月閉鎖)一帯の有効活用を目的とした「所沢駅西口土地区画整理事業」が2015年9月から施行。道路の整備やペデストリアンデッキの延伸工事にあわせて、A地区では住友商事・住友不動産が参画する「所沢駅西口北街区第一種市街地再開発事業」の一環として住居主体の複合施設「シティタワー所沢クラッシィ」が建設中、C地区では広域型複合商業施設の開発計画が持ち上がっている。
ファルマン通り周辺においても、東急不動産が参画する「所沢東町地区第一種市街地再開発事業」の一環として住居主体の複合施設「ブランズタワー所沢」が建設中である。
周辺では、西武百貨店が2019年に改装をおこなったほか旧ダイエー・イオン跡でも2020年12月のグランドオープンを目指して改装が進んでおり、所沢駅周辺は大きく姿を変えることとなりそうだ。

グランエミオ所沢

住所:埼玉県所沢市くすのき台一丁目14番地5
営業時間:10:00~21:00(ショップ)
営業時間:11:00~22:30(レストラン)

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うすい百貨店福島営業所、2020年9月1日開店-MAXふくしまに、11月中の増床めざす

福島県福島市中心部の複合商業施設「MAXふくしま(曽根田ショッピングセンター)」3階に、郡山市に本社・本店を構える「うすい百貨店」(郡山市)のサテライトショップ「うすい百貨店福島営業所」が2020年9月1日に開店した。

うすい百貨店福島営業所。

さくら野跡「MAXふくしま」にうすい出店

曽根田ショッピングセンターは、1998年3月にマイカルグループの百貨店「福島ビブレ(旧・ダックシティ福島店/山田百貨店)」を核とする商業施設として開業。商業棟は地上6階建、駐車場棟は地上10階建、建築面積は約8,842㎡、延床面積は約58,239㎡。
核店舗の福島ビブレは、2001年9月のマイカル破綻に伴い、2002年9月に「さくら野百貨店福島店」と屋号を変えたが、家賃が高額で赤字が続いたため2005年3月に閉店。その後、福島市が出資する「福島まちづくりセンター」が土地建物を取得、2010年3月に「MAXふくしま」として再生した。
2020年現在は、バローHD傘下の「ダイユーエイト」旗艦店を核に、「福島市アクティブシニアセンター・アオウゼ(AOZ)」や100円ショップ「ダイソー」、映画館(シネマコンプレックス)「イオンシネマ福島」などが出店する。

MAXふくしま。

本店商品の受取や制服販売、カード入会受付にも対応

うすい百貨店福島営業所はMAXふくしま3階に出店するもので、売場面積は約40㎡。郡山市の本店で購入した商品の受取や自社カード「うすいJカード」の会員登録、8月31日に閉店した中合から事実上引継いだ学校制服の販売にも対応。外商拠点としての役割を担う。

うすい百貨店郡山本店。

11月中に売場を増床してリニューアル

福島市では、うすい百貨店福島営業所の開業前日となる8月31日にイオングループ・ダイエー系の百貨店「中合」が閉店しており、県庁所在地にもかかわらず日本百貨店協会に加盟する百貨店が消滅することとなった。
うすい百貨店福島営業所は、9月の開業時点では百貨店ギフトショップのなかでも非常に狭小な規模であるが、同社によると「11月中に売場を拡張する」方針を示している。

開業当日には銘菓の販売も

開業当日となった9月1日には玄関付近でチラシの配布を行うなど積極的な販促を実施。「オープニング特別販売会」として、ヨックモック坂角総本舗彩果の宝石といった本店デパ地下の人気和洋菓子ブランドを販売したこともあり、郡山市からの百貨店サテライトショップ進出を喜ぶ地元客の姿も数多くみられた。
福島市の高級品・贈答品需要の多くを担ってきた中合に代わって、“福島県内唯一の百貨店”として、さらなる売場の増床や取扱品目・サービスの拡充が期待される。

うすい百貨店福島営業所

住所:福島県福島市曽根田町1-18
営業時間:午前10時~午後7時

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イオンフードスタイル西神中央店、2020年9月1日開店-プレンティのダイエー、そごう・パントリー閉店にあわせ“高級化”

兵庫県神戸市西区の神戸市営地下鉄西神中央駅に直結するショッピングセンター「プレンティ西神中央」に、ダイエーの総合スーパー「イオンフードスタイル西神中央店」が2020年9月1日に開店する。
プレンティ西神中央。

西神中央を代表する複合商業施設「プレンティ」

プレンティ西神中央は1989年11月に開業。神戸市が出資する第3セクター「OMこうべ(旧・神戸ニュータウン開発センター)」が管理・運営する。
2020年8月現在は、ダイエーの総合スーパー「ダイエー西神中央店」を核に、ダイエーの完全子会社となった食品スーパー「KOHYO西神中央店」やドラッグストア「アルカドラッグ」、レディスファッション「GreenParks fuuwa」「M2 by sensounico」、紳士服店「SUIT SELECT」、カジュアルファッション「Right-on」、靴量販店「ABC-MART」、インテリア雑貨「MAMAIKUKO」、「喜久屋書店」といった専門店が出店する。

プレンティのダイエー、イオンフードスタイルに

ダイエー西神中央店の営業フロアは1~3階、売場面積は約7,821㎡(2,366坪)。
開店当初は、西神中央駅前唯一の大型総合スーパーとして、直営の食品・衣料・雑貨売場を中心に、ダイエーグループの「ダイエーオリンピックスポーツクラブ(DOSC)」や映画館「西神オレンジシネマ」(2スクリーン)が営業していた。
2006年には映画館を廃止し家電量販店「マツヤデンキ」を導入する大規模リニューアルを実施、2020年8月30日午後6時にはイオンフードスタイルへの業態転換に伴い直営売場を閉店したため、一部専門店のみで営業をおこなっていた。
「ダイエー西神中央は変わります!」

ダイエー初となるベーカリーカフェ新業態を導入

イオンフードスタイル西神中央店では、ダイエー初となるベーカリーカフェ新業態「ちょいゴチCAFE」(イートイン52席+専用席58席)を導入する。
イオンフードスタイル西神中央店。

ダイエーは従来、ワインバル・肉バル店として「ちょいゴチ」ブランドを展開してきたが、新店舗では「「気軽に」「低価格で」「ゆったりと」くつろげるベーカリーカフェ」として、同社オリジナル生食パン「白金(プラチナ)」で作ったサンドイッチやパスタを始めとする食事メニュー、本場イタリアのマシンでエスプレッソ抽出したキリマンジャロ豆ブレンドのホットコーヒー(100円)やデザートドリンクを展開。午後5時からはアルコール類(神戸ワイン・六甲ビールなど)も提供する。
また、ベーカリーコーナーでは惣菜パン・菓子パン・食パン・フランスパンなど約50品目を品揃えする。

ちょいゴチCAFE・D’s ベーカリー。

高級・低価格商品ともに拡充、客層拡大めざす

食品売場のうち、精肉部門ではダイエーのオリジナル国産黒毛和牛ブランド「さつま姫牛」を中心に焼肉用売場を約1.7倍に拡大。惣菜部門では売場を1.5倍に拡大し、価格破壊を掲げた298円丼を取扱う。また、オーガニック野菜や神戸ワイン(約19品目)、欧州産を中心としたナチュラルチーズ(約50品目)など高級食材を拡充する。そのほか、ダイエー時代と同様に直営での化粧品・衣料品の取扱いを継続する。
西神中央駅周辺では、2020年8月31日の百貨店「そごう西神店」閉店に伴い、そごう1階・食品館エブリデイ内の高級食品スーパー「パントリーそごう西神店」が撤退することから、従来型店舗と比べ消費者嗜好の多様化に対応した「イオンフードスタイル」への転換により、顧客層の拡大を図る狙いがあるとみられる。

イオンフードスタイル西神中央店

住所:兵庫県神戸市西区糀台5-3-4
営業時間(1階):午前8時~午後10時
営業時間(2階):午前9時~午後9時
営業時間(3階):午前10時~午後9時

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