カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ダイエー海老名店、2026年2月25日閉店-ショッパーズプラザ海老名の核店舗、近隣の旧マイカル海老名サティと統廃合視野に

神奈川県海老名市の海老名駅にペデストリアンデッキを介して直結するイオン系広域商圏型複合商業施設「ショッパーズプラザ海老名」の核を担う、同社系大型総合スーパー「ダイエー海老名店」が2026年2月25日をもって閉店する。

ダイエーショッパーズプラザ海老名の閉店告知。

ダイエー海老名ショッパーズから41年の歴史に幕

ショッパーズプラザ海老名は、1984年9月にダイエー系複合商業施設「海老名ショッパーズ」として開業、2006年10月に現名称となった。
海老名ショッパーズは開業当初、ダイエー系ディスカウント総合スーパー「Dマート海老名店」を核とする施設であったが、1986年1月に同社系大型総合スーパー「ダイエー海老名店」に転換した。
その後、ダイエー系商業不動産ディベロッパー「OPA」主導のもと2006年10月に現在のショッパーズプラザ海老名として新装開業。直営総合スーパーに関しても中型総合スーパー「ダイエーグルメシティ海老名店」に再転換したうえで、古着系セレクトショップ「LOVE’S WEGO」やファストリ系ファストファッション「GU」、子供服店「motherways」(2019年7月倒産)、300円ショップ「三日月百子」(2021年2月倒産)、松下進氏をデザイナーとして起用した日本最大級の屋内型アミューズメント施設「ファンタジーキッズリゾート」といった話題性の高い専門店を導入するなど、広域商圏型商業施設化をめざした。

ダイエーショッパーズプラザ海老名。

一方、2002年4月開業の小田急系複合商業施設「ViNAWALK(ビナウォーク)」の段階的増床に加え、イオン系生活百貨店「マイカル海老名サティ(現イオン海老名ショッピングセンター)」がリニューアルを実施するなど、海老名駅周辺で大型店間競争が激化。
2026年2月現在は子供ベビー用品店「西松屋」や100円ショップ「キャンドゥ」(3階→2階増床移転)を導入するなど生活密着志向を強めた施設となっている。

ダイエーショッパーズプラザ海老名のエントランス。

旧マイカル海老名サティを統廃合し「イオンのお店」に

ダイエー海老名店は「イオンのお店として生まれ変わるため2026年2月25日(水)をもちまして営業を終了」する方針を示している。同店運営会社は2026年3月1日にイオン系食品スーパー地域子会社「マックスバリュ関東(イオンフードスタイルに同日社名変更)」に首都圏店舗を原則承継するが、海老名店に関してはディベロッパー事業(施設管理運営)を新会社「イオンCREソリューションズ」に承継、直営売場に関してはイオンリテールに承継する見込みとなっている。
イオンリテールは2026年5月を目処に大型総合スーパー「イオン海老名ショッピングセンター」を閉店する方針を示しており、ダイエーと旧マイカル系店舗が統廃合するかたちとなる。

関連記事:ダイエー、新会社「イオンCREソリューションズ」に首都圏大型店12店舗のディベロッパー事業を承継-2026年1月20日発表、武蔵村山店や港南台店など
関連記事:キラキラドンキ海老名ビナウォーク店、2025年11月11日開店-業態初のコンテンツ訴求、若年男性客獲得に向けてイメージ刷新
関連記事:マルイファミリー海老名ダイドコテラス、2024年11月20日より順次開業-「北野エース」核に全面刷新、まるい食遊館「青空と大地食の市」跡に
関連記事:EXPASA海老名下り、2020年7月22日開業-日本一の集客を誇る海老名SA、上下線ともにEXPASAに
関連記事:タカシマヤスタイルメゾンららぽーと海老名店、2020年2月16日閉店-高島屋の生活提案型ショップ、わずか4年で

ザ・ビッグ小倉熊本店、2026年7月開店-黒原公団住宅跡地再整備、地場大手「丸久」「まるよし」「エフコープ」跡地に

福岡県北九州市小倉北区のUR都市機構黒原団地跡地に、イオン系ディスカウント食品スーパー「(仮称)ザ・ビッグ小倉熊本店」が2026年7月1日(届出上)を目処に開店する。

黒原公団、当初は丸久を核とする商住複合施設だった

UR都市機構黒原団地(黒原公団住宅)は1966年2月に竣工、1966年3月に開業。建物は2棟で店舗面積は1,682㎡。
開店当初は山口地場最大手系総合スーパー「丸久小倉黒原店」を核とする商住一体型複合施設であったが、1990年代の丸久グループ経営悪化にともなう同社九州撤退により、北九州地場系「綜合スーパーまるよし黒原店」を核とする施設となった。

ダイソーエフコープ黒原店(旧綜合スーパーまるよし黒原店)。

エフコープ1号店が2000年に移転するも老朽化で解体

UR都市機構黒原団地(黒原公団住宅)西棟には、2000年10月に福岡県域生協系食品スーパー「エフコープ黒原店」が足原2丁目より移転新装開店。2004年10月自己破産したまるよし跡に大創産業系100円ショップ「ダイソー」を展開するなど「エフコープ(前身である北九州市民生協時代を含む)第1号店」の流れを汲む大型店として営業を続けたが、2024年1月に老朽化のため半世紀の歴史に幕をおろしていた。

エフコープ黒原店。

ザ・ビッグ北九州市内4店舗体制に

ザ・ビッグ小倉熊本店は、UR都市機構黒原公団跡地を再整備するもので、敷地面積は約7,853㎡、店舗面積は約1,983㎡、延床面積は2,349㎡。
イオン九州による同業態の新規出店は2024年6月のイオンタウン日田核店舗「ザ・ビッグ日田店」に次ぐもので、北九州市内4店舗体制となる見込みとなっている。

関連記事:マックスバリュ三萩野店、2026年2月28日閉店-北九州市内最後の旧ユニードダイエーグルメシティ、老朽化を機に53年で
関連記事:ロピア北九州リバーウォーク店、2023年10月31日開店-ダイエー・迫田・ラオックス跡、約10年ぶり大型食品スーパーに
関連記事:マルショク大畠店、2023年1月31日建替え閉店-小倉唯一「昭和のままのサンリブ」、2024年春に再出店へ
関連記事:ドン・キホーテ小倉魚町店、2022年6月17日開店-小倉唯一「都市型ドンキ」、焼うどんをデザイン
関連記事:ジ・アウトレット北九州、2022年4月28日開業-スペースワールド跡、イオンモール八幡東・科学館など一体化で「日本最大級イオン」に

マックスバリュ新宮店、2026年2月28日閉店-たつの市の旧ウエルマート、2026年秋建替新装開店へ

兵庫県たつの市新宮町の国道179号線沿いにあるイオン系大型食品スーパー「マックスバリュ新宮店」が2026年2月28日午後7時をもって閉店する。

ウエルマートとして1994年に開店

マックスバリュ新宮店は、1994年7月23日に兵庫県揖保郡新宮町にイオン系地域子会社「ウエルマート(後のマックスバリュ西日本)」運営食品スーパー「ウエルマート新宮店」として開店。建物は鉄骨造平屋建で店舗面積は1,734㎡。

雪が舞うマックスバリュ新宮店(同社公式より)。

ウエルマート新宮店は2000年5月の運営会社社名変更の一環で現在の店名に変更、2024年3月のフジによる運営会社吸収合併後も従来通りの運営体制を維持したが、2026年2月18日に「店舗の老朽化」を理由とした建替方針を発表、同年2月28日をもって約31年の歴史に一旦幕をおろし閉店することとなった。

最新の食品スーパーとして全面刷新

フジはマックスバリュ新宮店を2026年秋を目処に「食料品を中心に日用雑貨品など、日々のくらしに欠かせない商品」を取り揃えた店舗として「売場構成や設備を刷新」するとしており、中四国地方の旧フジ/旧マルナカ系店舗と異なり、食品スーパーを食品スーパーとして新装することとなる見込みだ。

関連記事:マックスバリュ新宮杜の宮店、2024年9月20日閉店-NTT西日本APタウンの核、街区内から食品スーパー消滅
関連記事:イオン竜野店・赤とんぼ広場ショッピングセンター、2022年10月31日閉店ー旧ダイエー、49年の歴史に幕

クロスモール花ヶ島、2026年3月13日までに順次開業-JA宮崎の所有地にオリックス系SC、マックスバリュ核に無印良品やケーズなど出店

宮崎県宮崎市のJR蓮ヶ池駅近く・旧国道沿いに、オリックス系の近隣型商業施設「クロスモール花ヶ島」が、2026年3月13日までに順次オープンする。

蓮ヶ池駅南側、旧国道沿いのJA所有地に商業施設

クロスモールはオリックス不動産が開発する商業施設。
クロスモール花ヶ島が出店するのは宮崎北バイパスの東側、旧国道10号沿いのJR蓮ケ池駅南側。
現在も土地の大部分は「JAみやざき」の所有であり、ここにはもともとダイハツの店舗などがあった。総敷地面積は約3万6000㎡となる。

マックスバリュを核に無印良品の大型店など出店

クロスモール花ヶ島の核店舗となるイオン九州のスーパー「マックスバリュ花ヶ島店」は3月5日に開店。
建物は平屋で店舗面積は1,890㎡。店舗コンセプトは「毎日の『ちょうどいい』・『もっといい』がここにある」で、宮崎市場から直送の鮮魚やオーガニック野菜、各種惣菜などを品揃えする。

マックスバリュ花ヶ島店。(ニュースリリースより)

準核店舗は宮崎市初出店となる家電量販店の「ケーズデンキ」で、同店はすでに1月29日より営業を開始している。

無印良品クロスモール花ヶ島。(公式サイトより)

このほか1月29日には「セリア」が開店済み。3月4日に「ドラッグイレブン」、3月13日に「無印良品」などが順次開業する予定となっている。無印良品は宮崎県下で最大の規模となる。

クロスモール花ヶ島

宮崎県宮崎市花ヶ島町鴨ノ丸826番地18
10時~20時ほか
マックスバリュは24時間営業

関連記事:ナガノヤ・ウメコウジ、リテールパートナーズの丸久が2025年6月子会社化ー宮崎の地場スーパー、マルキュウ・マルミヤ・マルキョウと同グループに

清水フードセンター、2026年3月1日までに全店「イオン」に-70年の歴史に幕、イオンリテールへの2023年吸収合併で

イオンリテールが2023年3月に吸収合併した新潟県の地場大手スーパー「清水フードセンター」が、全店の店舗名(屋号)を「イオン」に変更する。

シミフ、2015年にイオン傘下となっていた

清水商事は1947年10月に新潟市古町で「大和食品マート」として創業。1952年4月には新潟市万代に「大和バスビルストア」「大和バスビル食堂」として移転。1957年8月に日本海側初を謳うセルフサービス方式の食品スーパー「清水フードセンター」1号店を開店した。
同社は1970年7月にショッピングセンター1号店「寺尾ショッピングセンター」を開店するなど店舗を大型化しつつ、1972年7月にはFC1号店(茂太郎店)を開店、1975年6月には米飯大手「佐藤食品工業(現サトウ食品)」と業務提携し「フジミショッピングセンター(後のパワーズフジミ)」を開店、1985年10月に三条市地盤の食品スーパー「フクヤ」を完全子会社化するなど運営形態を多様化。地場大手流通グループとして発展することとなった。
しかし、競合店の増加などにともなう経営難により2008年2月期に創業以来初となる最終赤字に転落。
2015年10月にイオンリテールの子会社となり、「トップバリュ」「WAON」「イオン銀行ATM」導入開始や合理化を進めたが、2023年3月にはイオンリテールに吸収合併されていた。

シミフ、全店「イオン」に-70年の歴史に幕

2026年時点で営業している「清水フードセンター」10店舗のうち、「清水フードセンター河渡店」を1月31日に、「清水フードセンター小針店」を2月28日に閉店。残る8店舗は3月1日までに屋号を「イオン」に変える。
これにより「清水フードセンター」は1957年から約70年の歴史に幕を下ろす。

イオンスタイルに並ぶ「SHIMIZUの味」。

新潟県では、今年(2026年)「キューピット」「ピアレマート」などもクスリのアオキによる買収が発表されたばかりで、永年親しまれたスーパー屋号の多くが姿を消すこととなった。
関連記事:イオンスタイル新津、2020年5月29日開店-新潟で「NEWイオンスタイル」戦略かかげる
関連記事:CoCoLo新潟・万代、2020年3月22日閉店-新潟駅ビル、60年を超える歴史に幕
関連記事:新潟のマックスバリュ、2016年3月中に総合スーパー「イオン」化-清水フードと共同運営に

セブン-イレブン、パウダールーム「loven」2025年12月より一部店舗に導入-レンタルヘアアイロンも

大手コンビニエンスストア「セブン-イレブン」は、一部店舗に化粧をする人向けのパウダールーム「loven(ラブン)」を2025年12月より導入している。
loven(ラブン)のロゴ(公式サイトより)。

女子高生・女子大生の声を反映-来客増やしたい考え

セブン-イレブンは、メディアミックスプロダクツが運営する「チームシンデレラ」の協働で生まれたもの。

ラブンのイメージバナー。(公式サイトより)

チームシンデレラは女子高校生・女子大学生が約100人在籍しており、同世代の来店頻度を増やしたいセブン-イレブンがチームにアンケートを実施した結果、設置に至ったものだ。

調光ミラー、レンタルヘアアイロンも

パウダールームはおもに女子高校生・女子大学生客が多い店舗に設置するとしており、1月時点では「セブン-イレブン九段南大妻通り店」(東京都千代田区)、「セブン-イレブン町田玉川学園5丁目店」(東京都町田市)、「セブンイレブン深草西浦5丁目店」(京都府京都市伏見区)に設置。2月には常盤平駅前店多摩センター西店横浜ランドマークプラザ店などにも広がっている。
利用料金などは無料。ミラーには3段階の調光機能も付けられる。
また、ヘアアイロンなどの有料貸し出しスポット「ReCute」も設ける。

関連記事:デニーズジャパン、2025年9月1日社名変更-セブン&アイ・フードシステムズ、資本関係変更で約18年ぶり原点回帰
関連記事:セブン&アイHD、非中核事業「ヨークHD」を米投資ファンドに2025年9月1日売却-「イトーヨーカドー」「ベニマル」「ロフト」など29社、ベイン傘下で再成長図る

日高屋、2026年4月に新潟県初出店-関東外初、「チャレンジャー」展開のオーシャンシステムがFC運営

首都圏で「熱烈中華食堂日高屋」「来来軒」「台南」などを展開する「ハイデイ日高」(本社:埼玉県さいたま市大宮区)は、スーパーマーケットなどを展開する「オーシャンシステム」(本社:新潟県三条市)とフランチャイズ契約を締結し、2026年4月を目途に新潟県に初出店することを発表した。
日高屋の首都圏外・関東外への出店は初となる。

日高屋の店舗。(台東区)

一貫して首都圏・関東地方のみ展開だった日高屋

日高屋は1973年にラーメン店として創業。「日高」は創業者であり現会長の神田正氏の出身地(現:日高市)に由来。現在は本社を埼玉県さいたま市の大宮大門スクエアに、セントラルキッチンを埼玉県行田市に置く。

現在「ハイデイ日高」の本社がある大宮大門スクエア。


日高屋が行田で作った餃子はふるさと納税にも採用。

同社は2022年に群馬県に初出店するなど徐々に展開地域を広げてきたものの、一貫して関東地方のみに展開しており、現在も全店舗が関東地方の1都6県に存在する。

日高屋の創業地は埼玉県。(所沢市の店舗)

日高屋、新潟の企業により関東外に初出店

日高屋をFC展開する「オーシャンシステム」は1955年創業で、
現在は東証スタンダードに上場しており、新潟県内で食品スーパー「チャレンジャー」「生鮮&業務スーパー(FC)」などを展開。
日高屋は2026年4月を目途に新潟県にオーシャンシステムズによるによる日高屋FC1号店を出店するとしている。

安くて美味しい日高屋の看板メニュー・中華そば。税込420円。

日高屋が社員独立によるFC以外の店舗を出店するのは初のこと。
今後も地方企業との提携による出店地域の拡大があるのかどうか注目される。

関連記事:野郎ラーメン秋葉原総本店、2025年8月24日閉店-アニメコラボでも知られる二郎系の名物店、建物の老朽化で
関連記事:人類みな麺類パラオ、2024年3月24日開店-パラオ初の日系ラーメン店、パラオ最大級の商業施設「スランゲル」に
関連記事:札幌東急REIホテル「ラーメン山岡家部屋」宿泊プランを2020年7月22日販売開始-客室が「札幌本社のラーメン店」に

イズミ、大和ハウスに創業地「現ドン・キホーテ広島八丁堀店」土地建物を売却-2026年2月16日発表、広島の文化発信基地「旧ウィズワンダーランド」建替再開発めざす

流通大手「イズミ」(本社:広島市東区)は、不動産大手「大和ハウス工業」に、大部分がイズミ所有の「現ドン・キホーテ広島八丁堀店」店舗敷地及び建物を引渡す売買契約を2026年2月6日に締結したことを2026年2月16日に発表した。

流通大手「イズミ」の創業地だった

ドン・キホーテ広島八丁堀店の建物は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上7階地下1階建で全体敷地面積は1,712㎡、店舗面積は7,488㎡。
同店建物は1961年10月27日設立の流通大手「いづみ(現イズミ)」スーパーマーケット1号店「いづみストアー八丁堀店」として開店したものであり、2026年2月16日現在も大部分が自社所有物件となっている。

バブル期に若者の聖地「ウィズワンダーランド」に

イズミ八丁堀店は1985年11月23日には同社初/広島初となるファッションビル業態「ウィズワンダーランド(WIZ WONDERLAND)」として新装開店。リゾートアパレルとして一世を風靡した「ALBAROSA」やボディピアス専門店「MEDI STORE」、西武セゾン系インテリア雑貨店「無印良品」や古着専門店「WEGO」など、広島県内随一といえるトレンドを意識したブランドを取揃えることで「広島の文化発信基地」として若年層の獲得に成功したもの、1994年4月9日開業の広島パルコといった同業他社との競争激化を背景に2004年4月20日をもって閉店。イズミ直営館としての歴史に幕をおろした。

ヤマダ都市型実験店「ヤマダ電機テックランド広島中央本店」
ウィズワンダーランドのカラーリングが残る。

イズミ主導で「ヤマダ」「ドンキ」誘致も老朽化で閉店

イズミウィズワンダーランド跡は、2004年6月11日にヤマダ電機の都市型家電量販店「ヤマダ電機テックランド広島中央本店」を核とする商業施設となったが、天満屋広島八丁堀店跡に「ヤマダ電機LABI広島」として移転することが決まったため、2012年3月4日をもってヤマダ電機が閉店。同年10月26日にディスカウントストア「ドン・キホーテ広島八丁堀店」(直営売場面積約4,427㎡)を核とする商業施設となった。

ドン・キホーテ広島八丁堀店。
地階と地上5階は専門店フロアとして営業。

ドン・キホーテ広島八丁堀店ではイズミと連携しつつ、繁華街立地を意識した美容関連商品や国内外観光客を向け土産品を拡充、階段室に壁面アートを設ける公募企画を実施するなど地域密着の取組みを打ち出したが、2017年2月3日の耐震診断発表で震度6強で倒壊の恐れがあることが明らかとなった。

大和ハウス「質の高いホテル」として再開発めざす

イズミは大和ハウス工業に2027年7月2日を目処に土地建物(敷地面積791㎡)を引渡すとしており、土地建物引渡後は大和ハウス主導のもと「当地に新たな賑わいを創出する質の高いホテル」を建設する方向で検討を進めているとしている。
ドン・キホーテは両社による売買契約時点において、広島八丁堀店の営業方針を発表していないが、現店舗は老朽化が著しく一時閉店は避けられないといえる。ドンキは2025年10月に旧東急ハンズ跡に「ドン・キホーテ八丁堀西店」を開店しており、広島八丁堀店の事実上の後継店としての役割を担うこととなりそうだ。

関連記事:ポプラ福屋広島駅前店、2026年4月中旬開店-広島発コンビニ弁当「ポプ弁」特化型新業態1号店、百貨店デパ地下に
関連記事:ダイソー広島三越店、2025年10月31日開店-大創産業お膝元の百貨店ワンフロアに
関連記事:スタンダードプロダクツ広島八丁堀店、2025年10月13日閉店-ZARA跡のダイソー新業態旗艦店、わずか3年で
関連記事:ドン・キホーテ八丁堀西店、2025年10月7日開店-八丁堀エリア2店目のドンキ、ハンズ広島店の跡に
関連記事:ミナモア、2025年3月24日開業-新・JR広島駅ビルに220店出店、「広電乗り入れ」2025年夏開通
関連記事:シミント広島・ゲートパークプラザ、2023年3月31日開業-広島市民球場跡地、公園を核とした複合施設に
関連記事:そごう広島店新館、2023年夏閉店-NTTクレド基町ビルの核店舗、本館は営業継続
関連記事:スタンダードプロダクツ広島八丁堀店、2022年6月30日開店-ZARA跡にダイソー新業態の大型旗艦店
関連記事:広島アルパーク西棟、2022年4月リニューアル開業-旧天満屋跡「世界最大の無印良品」核に

マルショク鶴岡店、2026年2月28日閉店-佐伯市近郊の古参スーパー、63年の歴史に幕

大分県佐伯市鶴岡町の国道217号線沿いにあるサンリブ系食品スーパー「マルショク鶴岡店」が2026年2月28日午後6時をもって閉店する。

サンリブグループ有数の古参店

マルショク鶴岡店は1963年11月に食品スーパー「丸食鶴岡店」として開店。建物は平屋建で店舗面積は908㎡。

マルショク鶴岡店(同社公式より)。

マルショク鶴岡店は1959年10月に開店した佐伯市1号店「丸食佐伯中央店」(1993年2月佐伯店として建替新装開店/2021年5月閉店)に匹敵する古参店であり、近隣の常盤店や長島店とともに佐伯市近郊でドミナントを形成していた。
2000年代初頭には同社店舗としては珍しい深夜営業(24時営業終了)を開始、2006年11月に開店した徒歩圏内の旗艦店「サンリブさいき」(鶴岡西町/コスモタウンフリーモール佐伯)との棲み分けを図ったが、2026年2月28日をもって閉店することとなった。
マルショク鶴岡店の閉店により、同社店舗はサンリブさいき1店舗となる。

関連記事:マルショク佐伯店、2021年5月31日閉店-佐伯市中心部で最後のスーパー、62年の歴史に幕

マックスバリュ三萩野店、2026年2月28日閉店-北九州市内最後の旧ユニードダイエーグルメシティ、老朽化を機に53年で

福岡県北九州市小倉北区の北九州モノレール香春口三萩野駅近くにある複合商業施設「第12小倉三萩野IR.BLD(旧昭和町公団住宅)」イオン系大型食品スーパー「マックスバリュ三萩野店」が2026年2月28日をもって閉店する。

北九州市内最後の旧ユニード系店舗

マックスバリュ三萩野店は1972年11月に九州地場流通大手系総合スーパー「ユニード三萩野店(三萩野ショッピングバザール)」として開店。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地上13階建で営業フロアは1~2階、店舗面積は3,414㎡。
ユニード三萩野店は1981年9月のダイエーグループ傘下入り、1994年3月のダイエーとの経営統合にともない店舗名称を「ダイエー三萩野店」に改称した。その後、2015年9月のダイエー九州撤退及びマックスバリュ九州への店舗承継にともない大型食品スーパー「マックスバリュ三萩野店」に転換、2020年9月の運営会社再編にあわせてイオン九州による運営となった。
ダイエーグルメシティ三萩野店。

雑餉隈同様の旧公団住宅下駄履き店舗、半世紀の歴史に幕

マックスバリュ三萩野店の売場面積は4,942㎡。
イオン九州直営食品フロアに加え、旧ダイエー直営衣料フロアを引継いだ総合衣料スーパー「ファミスタ」やイオン系100円ショップ「キャンドゥ」が営業するが、2025年2月閉店の旧ユニード系店舗「マックスバリュ雑餉隈店」同様、イオン九州が「店舗の老朽化によりこの度やむを得ず閉店」を決定したという。

マックスバリュ三萩野店と同時期に開店した雑餉隈店。
三萩野店同様の構造、テナント構成、閉店理由の店舗だった。

小倉唯一の輝かしい商業集積地、スーパー1店舗に

マックスバリュ三萩野店近隣には小倉北区有数の歴史を誇る黄金市場商店街があり、2010年代までサンリブ系総合スーパー「マルショク白銀店」や現イズミ系食品スーパー「丸和黄金店」「丸和白銀店」が多数営業する輝かしい地域であったが、同店の閉店により香春口三萩野駅周辺のスーパーはパークプラザ三萩野1階「業務スーパー三萩野店」(2022年9月開店/生鮮3品+惣菜取扱店舗)のみとなる。
マックスバリュ三萩野店が入居する旧公団住宅は2026年2月現時点においても高層住宅フロアの賃貸募集を行っており、低層商業フロアの有効活用が期待される。

関連記事:ロピア北九州リバーウォーク店、2023年10月31日開店-ダイエー・迫田・ラオックス跡、約10年ぶり大型食品スーパーに
関連記事:マルショク大畠店、2023年1月31日建替え閉店-小倉唯一「昭和のままのサンリブ」、2024年春に再出店へ
関連記事:ドン・キホーテ小倉魚町店、2022年6月17日開店-小倉唯一「都市型ドンキ」、焼うどんをデザイン
関連記事:ジ・アウトレット北九州、2022年4月28日開業-スペースワールド跡、イオンモール八幡東・科学館など一体化で「日本最大級イオン」に