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ザ・ビッグ清田店、2025年11月7日開店-イオン札幌清田ショッピングセンター、西友承継わずか1年でディスカウント業態に再転換

北海道札幌市清田区のイオン北海道系複合商業施設「イオン札幌清田ショッピングセンター」核店舗「イオン札幌清田店」が、同社のディスカウント食品スーパー「ザ・ビッグ清田店」として2025年11月7日午前9時に新装開店する。

ザ・ビッグ清田店。

2024年11月に西友承継で新装開店した清田のイオン

イオン札幌清田店の前身となる「西友清田店」は1982年10月に開店。開店直後の大規模食中毒事件による休業を経て同年12月に再開店した。開店当初は西武セゾングループの北海道地域法人「北海道西武」(旭川西武・函館西武など運営)による総合スーパー業態の店舗であったが、グループ解体を背景に西友直営に移行。2001年3月には西友100%出資の地域子会社「北海道西友」(同年1月設立/休眠子会社社名変更)運営となったが、2008年7月には西友のウォルマート傘下入りにともなう運営会社再編の一環として再度直営店となった。2016年10月には100円ショップ「Seria」を導入、2022年11月には総合衣料スーパー「ファッション市場サンキ」を導入するリニューアルを実施したが、西友の北海道全面撤退とイオン北海道への事業承継にともない、2024年9月29日をもって閉店

イオン札幌清田店。

その後、2024年11月22日に「イオン札幌清田店」として新装開店。イオン北海道直営フロア(食品+日用消耗品+ヘルス&ビューティケア)を核に、西友時代からの大型専門店(サンキ・Seria)や道内地場「サザエ食品」「メガネのプリンス」を引継いだもの、直営衣料売場跡が約1年間未活用状態となっていた。

清田区初の「ザ・ビッグ」低価格と時短・出来立て訴求

イオン札幌清田ショッピングセンターの建物は地上3階建で店舗面積は7,553㎡。
ザ・ビッグ清田店は清田区初となるイオン系ディスカウント食品スーパー「ザ・ビッグ」として、同業態の基本コンセプト「買えば買うほど安さがわかる」「エブリデー・ロー・プライス!!(毎日がお買得)」実現をめざし、単品大量陳列や均一価格売場を展開。
価格訴求施策に加えて、冷凍食品売場拡大による時短ニーズへの対応や惣菜売場の従来比1.5倍増床による帯広唐揚専門店「鳥丸」監修商品取扱開始、均一出来立て商品の品揃え強化を図る。

ザ・ビッグ清田店のフロアマップ。

イオン札幌清田ショッピングセンター/ザ・ビッグ清田店

住所:北海道札幌市清田区平岡1条1丁目1-3
営業時間:9時~21時(ザ・ビッグ清田店)

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オーケー松戸大橋店、2025年11月6日開店-松戸市立養護老人ホーム松風荘跡地に

千葉県松戸市の県道180号松戸原木線沿いに、ディスカウント食品スーパー「オーケー松戸大橋店」が2025年11月6日に開店する。

長らく更地状態だった松戸市立老人ホーム、オーケーに

オーケー松戸大橋店の建物は鉄骨造地上2階地下1階建で店舗面積は1,743㎡、延床面積は約4,772㎡。
松戸大橋店は同社主力業態「ディスカウント・スーパーマーケット」としてはフルライン型の店舗として、生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)に加えて、惣菜・寿司・ピザ・ベーカリーや日用品、酒類、医薬品を展開する。
松戸大橋店の敷地は松戸市立養護老人ホーム「松風荘」が建っていたが、施設閉館後は長らく更地状態となっており、地域の買物環境向上につながるディスカウント食品スーパーとして新たに生まれ変わることとなった。

オーケー松戸大橋店

オーケー松戸大橋店

住所:〒270-2224 千葉県松戸市大橋424-1
営業時間:午前8時30分~午後9時30分
※開店当日11月6日は午前9時営業開始

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成城石井マルエイガレリア店、2025年11月5日開店-関西本拠高級スーパー「大近パントリー」跡、2ヶ月で全面刷新

愛知県名古屋市中区栄にある興和/大和ハウス系複合商業施設「マルエイガレリア」の関西地場大手系高級食品スーパー「パントリーマルエイガレリア店」跡に、ローソン系高級食品スーパー「成城石井マルエイガレリア店」が2025年11月5日に開店する。

マルエイガレリア開業当初はパントリーが食品核だった

パントリーマルエイガレリア店は、2018年6月30日をもって閉店した名古屋地場老舗百貨店「丸栄」跡地暫定施設として、2022年3月31日に開業した大和ハウス系複合商業施設「マルエイガレリア」の1階食品フロアに開店。
関西本拠の高級食品スーパー「大近」東海地方初の店舗として、デザインコンセプトを「ナチュラルで上質」に設定。小規模な店舗面積ながら生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜/店内加工設備有)や加工食品・酒を幅広く展開し、自社工場製造PB商品やバイヤー厳選商品を取揃えるなど、自然派スーパーマーケットとしての訴求を行った。

マルエイガレリア。

一方、1階食品フロアの大部分を担っていた丸栄直営の飲食新業態「KW THE KITCHEN WONDERLAND」が2024年3月31日をもって閉店、2025年9月12日にパントリーが閉店したため、食関連の大型店が姿を消していた。
開業当日のパントリーマルエイガレリア店。

パントリー跡、わずか2ヶ月で成城石井に

成城石井マルエイガレリア店の売場面積は約310.74㎡。
パントリー同様に生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)やグロサリーを幅広く展開することで、施設1階食品フロアの核としての役割を引続き担うこととなる。なお、2025年11月現時点においては店内加工設備の維持など未発表となっているが、市内近隣店舗同様にセントラルキッチンが取扱わない店内製造商品も大型店からの供給を受けることで並ぶものとみられる。

成城石井マルエイガレリア店

住所:愛知県名古屋市中区栄3-3-1
営業時間:午前10時~午後10時

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ゆめタウン呉レクレ館、2025年10月23日開業ー呉駅直結「大和温泉」の商業ビル、イズミが取得・ゆめタウンと一体化で新装

広島県呉市のJR呉駅と直結し、かつて温浴施設が人気を集めた商業ビル「レクレ」をゆめタウンを運営するイズミが取得し、2025年10月23日に「ゆめタウン呉レクレ館」としてリニューアル開業した。

呉駅操車場跡再開発「レクレ」、大和ハウス系運営だった

レクレは2005年10月にJR呉駅の操車場・側線などの跡地に開業。
広島県呉市が国鉄清算事業団より土地を取得し、大和ハウス系の商業不動産ディベロッパー「大和システム」が定期借地契約を締結して建設したもので、当初は大和システムが運営していた。
建物は鉄骨造6階建て+パーキング棟。JR呉駅と自由連絡通路で直結する。

人気だった「呉駅直結の温泉」はコロナ禍で撤退

レクレは「Recreation & Relax zone」の略で、キャッチフレーズは「ココロ タノシイ カラダ ウレシイ 呉のレクレーション ショップタウン」。大和システムが運営する「大和温泉物語」(のち運営会社が変わってSPA SOLANI 大和温泉、コロナ禍のため2020年閉店のちさらに別企業が2021年末に再開、2025年初めより再び閉鎖)を核として、複合書店「フタバ図書」(2024年閉店)、ファストファッション「ユニクロ」(2024年閉店、ゆめタウン呉に出店)、100円ショップ「ダイソー」などが出店していた。
とくに大和温泉物語は中国地方最大の温浴施設として当初は大きな話題を集めた。

レクレとJR呉駅。(2024年)

その後、2010年に大和システムが経営破綻したためオリックスグループが建物を取得、地元企業の辻硝子グループ子会社「レクレ」が運営をおこなっていた。
2024年には呉市の公共施設(子育て支援施設)「くれくれば」が開業している。

イズミが取得、ゆめタウン呉と一体運営に

イズミは2025年7月にオリックスグループからレクレを取得。「ゆめタウン呉レクレ館」として、自由連絡通路で繋がるイズミの総合スーパー「ゆめタウン呉」との一体運営をおこなうこととなった。これにより、駐車場サービスなども連携される。

ゆめタウン呉・大和ミュージアム・てつのくじら館。

呉市の公共施設は引き続き入居を続けるほか、10月23日には新たに古着・中古販売チェーン「セカンドストリート」や携帯電話販売店「ゲオモバイル」、整骨院が開業、11月にはお好み焼き店が開業する予定となっている。なお、このほかレストラン街や「ダイソー」も営業を継続している。
今後も2026年夏の本格開業をめざして店舗誘致を進めるほか、11月よりアーティストが自由連絡通路の壁面などにアートを設置する予定としている。
一方で、かつて人気を集めた高層階の温浴施設跡は2025年秋現在も空き店舗であり、今後の活用が期待される。

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タワーレコード渋谷店、2026年2月28日リニューアル開業-2025年11月4日より順次一部休業、「映え」「推し活」強化へ

東京都渋谷区神南にある世界最大規模の大型CDショップ「タワーレコード渋谷店」が、全館改装のため2025年11月4日から順次一部フロアを休業。2026年2月28日に全館リニューアルオープンする。

タワーレコード渋谷店。

タワレコ渋谷全面改装-11月から2月末まで一部休業へ

現在のタワーレコード渋谷店は、西武百貨店渋谷店の子供館「西武百貨店キッズファーム・パオ」跡(1994年閉店)に1995年3月に開業。1981年に開店した旧渋谷店(宇田川町)からの移転だった。
建物は地下1階・地上8階+屋上で、店舗面積は約5,124㎡。約80万枚のCDとレコードを取り揃えており、現在は世界最大のCDショップとして知られる。なお、日本法人は現在はセブン&アイHDとNTTドコモの傘下となっている。
今回改装を行うのは、主に1階と3階から6階までの5フロア。この5フロアは11月4日から順次休業する。

近年も改装でアナログ・アイドル・韓国など強化

タワーレコード渋谷店では、近年は2019年に韓国音楽関連(K-POP)と国内アイドル関連の売場を増床、2023年にアナログレコードの売場を増床するなどのリニューアルをおこなっていた。
2026年のリニューアルのテーマは「トレンドの、その先の“好き”へ。」。
訪れる人々が“好き”を見つけ、深め、共有できる、音楽とカルチャーとファンが交差する「新体験型ミュージックストア」をめざすとしている。

「映え」「推し活」強化、ビアスタンドも

タワレコ渋谷店では、とくに全面改装となる1階はエントランスからレジの配置にいたるまで全面的にリニューアルされる。

タワレコ渋谷店・エントランス改装後イメージ(リリースより)。

これまでにない新たなディスプレイ方法として「体験型ウェルカムゲート」を設置。ゲート天井近くに鏡をセッティングして思わずSNSにアップしたくなる空間とするなど、渋谷を象徴するエンターテインメント空間として刷新する。

タワレコ渋谷店・1階改装後イメージ(リリースより)。

さらに、3階から6階においては各売場の一部を改装。個室のフォトスポットやネオンサイン風の装飾が登場、とくに4階ではアーティストと同じステージに立っているかのような写真撮影が手軽にできる「ダンススタジオ風フォトスポット」が設けられる。5階のK-POPコーナーは韓国の繁華街をイメージした内装とする。
アニメ関連の売場も増床するなど、これまで以上に推し活がはかどるスポットとする。

タワレコ渋谷店の館内ディスプレイコーナー。(改装前)

また、アナログレコードを販売する6階のTOWER VINYLでは、クラフトビールを提供するスタンディング式のビアバー「TOWER RECORDS BEER」を新設する。

タワレコ渋谷店・改装による営業スケジュール(予定)
  • 6階:2026年1月1日(月)~ 2月27日(金)営業中もフロアの一部のみを工事
  • 5階:2026年1月1日(月)~ 2月23日(月)全面クローズ
  • 4階:2026年1月1日(月)~ 2月23日(月)全面クローズ
  • 3階:2026年2月3日(火)~ 2月7日(土)営業中もフロアの一部のみを工事
  • 1階:2025年11月4日(火)~ 12月18日(木)全面クローズ
タワーレコード渋谷店

東京都渋谷区神南1-22-14
営業時間:11時~22時

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【優勝セール情報】サンフレッチェ広島、約3年ぶり2度目となるYBCルヴァンカップ優勝決め日本一記念セール【2025年】

広島県広島市を本拠地(ホームタウン)とするプロサッカークラブ「サンフレッチェ広島」が、2025年11月1日13時5分より国立競技場で行われたサッカー日本3大タイトル「2025JリーグYBCルヴァンカップ(ルヴァン杯)」決勝戦で柏レイソルに「3-1」で勝利を収め優勝を決めた。同クラブによるルヴァン杯での優勝は2022年以来3年ぶり2度目となる。
2024年2月には新本拠「エディオンピースウイング広島」開業。

広島県を代表とする地域に根ざしたスポーツクラブの優勝にあわせ、県内に拠点を置く百貨店各社やショッピングモール、地元企業各社を中心に優勝記念セールが打ち出されている。
サンフレッチェ広島 優勝セール」の実施が発表されている主な企業や店舗は以下の通り。
※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。
※2025年11月1日16時更新(そごう・イズミ)
※2025年11月1日19時更新(フレスタ)
※2025年11月1日21時更新(エディオン)

百貨店
  • そごう広島店
    サンフレッチェ広島2025JリーグYBCルヴァンカップ優勝おめでとうセール
    :優勝決定翌日より11月10日まで開催
    :優勝決定翌日11月2日午前10時「サンフレッチェふりかけ」配布(先着200名)
    :食品フロアと7階そごうインテリアスタジオでお買得セール


福屋広島駅前店をはじめ、地元老舗「福屋」での開催は未発表。
(優勝当日18時時点)

モール・総合スーパー・食品スーパー
  • イズミ(広島県内限定)
    (ゆめタウン・LECT・ゆめテラス・ゆめモール・ゆめマート)

    ルヴァンカップ優勝おめでとうSALE
    :優勝決定翌日11月2日限り開催
    :直営衣料・住まい・暮らしの品本体価格10%OFF
    :直営食料品・日用品・薬品コーナー本体価格5%OFF
    :ゆめアプリ会員限定「カウンセリング化粧品」「専門店」値引積立額5倍
    :「選手直筆サイン入りグッズ」プレゼントキャンペーン開催
  • フレスタ
    常時開催「2025SANFRECCE勝ったらSALE!
    :自社PB「FRESTA Bimi Smile」など人気商品を値引販売
    特別企画「サンフレッチェ広島感動をありがとう!
    :優勝決定翌日11月2日と翌々日11月3日開催
    :アプリ会員にスペシャルクーポン配信
    (税抜2,000円以上購入客に200P付与)
    :公式Twitter(現X)アカウントをサンフレッチェカラーに
そのほか専門店
  • エディオン広島本店(家電量販店)
    2025JリーグYBCルヴァンカップ優勝おめでとうセール
    :優勝決定翌日11月2日~13日開催
    :優勝おめでとうクーポン
    :カードアプリ会員は消耗品など最大10%OFF
  • ひろしまブランドショップTAU(東京都中央区銀座)
    :たこせん配布(なくなり次第終了)
  • イズモケ(島根県出雲市)
    サンフレッチェ広島ルヴァンカップ優勝セール
    :エンペラーズ・チルドレン・アーミーセット30%OFF
記念セール開催未発表の地元企業(過去開催実績有)
  • エディオン(家電量販店)
    :サンフレッチェ運営会社の大株主/クラブトップパートナー
    :2022年10月22日のルヴァンカップ初優勝時にはセール開催
    :優勝決定翌日10月22日から30日まで
    :広島本店をはじめ県外店舗でも実施
    (カード会員/アプリ会員5%OFF)

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東武宇都宮百貨店大田原店、2026年8月31日閉店-上野百貨店から27年の歴史に幕

栃木県大田原市の国道400号線沿いにある百貨店「東武宇都宮百貨店大田原店」(大田原東武)が2026年8月31日に閉店する。

旧・上野百貨店、大田原東武としては24年営業

大田原東武はもともと宇都宮市に本店を置く「上野百貨店大田原店」として1999年4月に開店。2000年12月に上野百貨店が自己破産したのち同社のメインバンクであった足利銀行が差し押さえ、2002年9月に東武百貨店グループの東武宇都宮百貨店が出店した。
売場は1階から3階までで、店舗面積は12,248㎡。建物は足利銀行グループの足利不動産が所有する。

東武宇都宮百貨店大田原店。

館内の百貨店の直営売り場では百貨店商材を扱うほか、テナントとしてニトリユザワヤキタノエースなどが出店。郊外立地ゆえ、広大な無料の平面駐車場も備える。
近年の年間売り上げはおおよそ30億円台で推移。郊外型ショッピングセンター業態に近いものの、競争の激化などから売り上げは最盛期よりも低下していた。

契約満了で営業終了-建物は足利銀行系が所有

大田原東武の閉店は2027年2月に賃貸契約が満了するためとしている。2025年11月時点で後継テナントなど詳細については発表されていない。
建物などを足利銀行系が所有しているため、閉店後は比較的早期に何らかの動きがあると思われる。
東武宇都宮百貨店の店舗は、宇都宮本店、栃木店(栃木市役所店)の2店舗となる。

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サンエーマチナトシティ、2025年10月31日閉店-40年の歴史に幕を下ろすも建物再活用か

沖縄県浦添市城間の国道58号線沿いのメイクマン浦添本店となり・キャンプキンザー横にある大型ショッピングセンター「サンエーマチナトシティ」が、2025年10月31日午後8時を以て閉店し、40年の歴史に幕を下ろした。

かつてサンエー最大だった「マチナト」、40年の歴史に幕

サンエーマチナトシティは1985年11月に「マチナトショッピングセンター」として開業。マチナトとは源為朝の琉球渡来伝説にある「待ち港」に由来する。当時、サンエー最大の大型ショッピングセンターで、同社初の本格的郊外型ショッピングセンターでもあった。
1997年には建物を増築・増床、2013年に駐車場を増築するなどの全面リニューアルをおこない現在の店舗名となった。
隣接地には地場大手ホームセンター「メイクマン浦添本店」が出店、それに隣接して米軍基地「キャンプキンザー」が立地している。
サンエーマチナトシティ。

現在の店舗面積は8,247㎡。建物は浦添市に本社を置く座波建設グループの不動産業「座波商会」(旧マチナト興産)が所有しており、サンエーは全館を賃借していた。
末期にはテナントとして球陽堂書店オンデーズトーカイキャンドゥタリーズコーヒーマツモトキヨシなどが出店していた。なお、GUは2025年3月に閉店。4月25日に浦添パルコシティへと移転した。また、中央の吹き抜け「テダコート」では様々なイベントも開催されていた。

「老朽化」理由に閉店も建物再活用で「新店誘致」か?

閉店は築40年を経て老朽化していることに加えて、近隣に新たにサンエー浦添パルコシティ、宜野湾コンベンションシティなど、サンエーの広域集客型店舗が増えたことも大きい。
近隣にはパルコシティや経塚シティなど複数のサンエー店舗があるゆえ、サンエーはマチナトシティのテナント・売場について近隣のサンエー他店へと統合、従業員も基本的に転属することになるとしている。

近隣には商店・住宅が密集する。

一方で、複数の地元メディアによると、建物を所有する座波商会は建物を解体せずそのまま再活用する方針だという。
そのためリニューアルしてディスカウントストアなどの新たな業態の大型商業施設を誘致する可能性が高い。周辺にはメイクマンの本店など多くの店舗も立地するため、どういったテナント構成になるかなど今後の行方が注目される。

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アスモ大和郡山跡地複合施設、2026年以降開業-2025年10月22日に大和リースが優先交渉権取得、公民連携「近鉄郡山駅前店舗等公共駐車場共同開発事業」再始動

奈良県大和郡山市が近鉄橿原線近鉄郡山駅前の複合商業施設「asmo大和郡山(アスモ大和郡山)」跡地一帯で進める公民連携再開発事業「近鉄郡山駅前店舗等公共駐車場共同開発事業」の優先交渉権者(代表企業)に、大和ハウス系商業不動産ディベロッパー「大和リース株式会社奈良支店」を2025年10月22日に決定した。

日本アシストが運営する「asmo大和郡山」。
当初は市との公民連携で同施設を建替新装開業予定だった。

大和郡山市と大和リース株式会社奈良支店は同年12月の市議会で正式契約を締結し、2026年に新施設を着工する予定としている。

近鉄郡山駅前の象徴だった「SEIYU」「asmo」

asmo大和郡山の前身となる旧西武セゾングループ系大型総合スーパー「西友大和郡山店」は1980年11月に開店。建物は地上5階地下1階建で店舗面積は8,024㎡。
西友大和郡山店は開店以来、西武セゾンが有する百貨店や文化催事運営ノウハウを活かした店舗として営業していたが、運営会社のウォルマート傘下入りにともなう事業再編やイオンモール大和郡山という競合施設の存在もあり、2015年4月30日をもって閉店。関西地場不動産会社「日本アシスト」が西友から土地建物取得及び大店法承継届出を行い、2015年11月25日に同社asmo事業1号店「アスモ大和郡山」が開業した

西友大和郡山店。
2000年代まで景観配慮型の黒色の塔屋を採用していた。

asmo大和郡山再開発、一時は暗礁に乗りあげていた

asmo大和郡山は営業フロアを地上3階~地下1階に集約したもの、和歌山地場大手系食品スーパー「マツゲン大和郡山店」(奈良県内1号店)を核に専門店15店舗が入居するなど、近鉄郡山駅前再開発の中核施設として高い集客力を維持した。
一方、西友大和郡山店開店から半世紀近く経過するなど老朽化が進んでいたことに加え、2023年2月に奈良県・大和郡山市・近鉄の3者間で「近鉄郡山駅移設に関する基本協定」がなされたため、近鉄郡山駅周辺一帯を再々開発する方針が決まった。
asmo大和郡山を運営する日本アシストは、同年10月に大和郡山市と「近鉄郡山駅周辺整備事業に係る基本協定」を締結、2028年度までに土地建物を大和郡山市に売却し「店舗付公共駐車場」を建替再整備、日本アシストがテナント事業を継続する官民協働の手法で営業継続をめざしていた。

asmo大和郡山。

しかしその後、2025年初頭に日本アシストが建築資材高騰などを背景として近鉄郡山駅周辺整備事業より撤退する方針を発表、2025年10月31日をもって現施設を全館閉館することとなった。

大和リース主導で食品スーパー核の新施設整備へ

大和郡山市は2025年4月に日本アシストの代替となる新施設の設計/建設/運営/維持管理事業者の選定を目的とした公募型プロポーザルを開始、同年6月に事業者2社が参加申込みを行ったが1社が撤退したことで、同年10月22日に大和ハウス系商業不動産ディベロッパー「大和リース株式会社奈良支店」が優先交渉権者(代表企業)となった。
大和リースは、公民連携を強みとする不動産事業者としては業界屈指であり、自社ブランドの商業施設「Frespo」「BiVi」「BRANCH」を全国展開するなど、自治体が要求する必須施設「生鮮3品を扱う物販=スーパーマーケット」提案施設「周辺地区の活性化に寄与する施設」の整備に豊富な実績を有している。
日本アシストの新施設撤退で暗礁に乗りあげることとなった駅周辺整備事業は、大和リース主導のもと再始動することとなる。

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フードストアあおき東京豊洲店、2025年10月31日閉店-ららぽーと豊洲の食品核、首都圏全面撤退で最終日には「お別れの集い」も

東京都江東区の三井不動産系複合商業施設「三井ショッピングパーク アーバンドックららぽーと豊洲」の食品核「フードストアあおき東京豊洲店」が2025年10月31日をもって閉店する。

首都圏で多店舗化試みた伊豆発「食文化のパラダイス」

フードストアあおきは1946年11月に静岡県賀茂郡下河津村(現河津町)で削り節店「青木商店」として創業、1957年3月に法人化し、1961年に食品スーパー「セルフサービスの店あおき」として新装開店した。
同社は創業以来、静岡県伊豆半島に店舗面積1,000㎡未満の小型店をドミナント展開していたが、キャッチフレーズに「食文化のパラダイス」を掲げ、地方同規模店舗としては異例となる自動演奏ピアノやバイヤー厳選商品を前面に打ち出した売場を訴求。2006年10月に三井不動産が「豊洲2丁目土地区画整理事業(タウンネーム:アーバンドック)」の一環として整備を進めた複合商業施設「アーバンドックららぽーと豊洲」の食品核として東京都内初進出を果たし一躍脚光を浴びた。
その後、2012年7月には神奈川県内1号店「フードストアあおき横浜天神橋店」を開店、2019年6月には県内2号店「フードストアあおき横浜都岡店」を開店するなど首都圏で多店舗化を試みたが、2022年8月に神奈川県内全店舗を閉店(天神橋店跡は現ヤオコー/都岡店跡は解体=跡地未活用)したため、2025年10月現在は再び東京豊洲1店舗体制となっていた。

フードストアあおき東京豊洲店。

最終日には「お別れの集い」も開催予定

フードストアあおき東京豊洲店では閉店記念企画として、2025年10月10日よりメッセージボードを設置、営業最終日となる10月31日18時30分には1階シーサイドデッキメインステージでクロージングセレモニー「フードストアあおき お別れの集い」を開催するとしている。
フードストアあおきは東京豊洲店の後継店を計画しておらず、同社店舗は首都圏より全面撤退することとなる。

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