千葉県柏市の大型商業施設「モラージュ柏」内に、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH、ドンキ)の小規模店舗「コスメドンキ・お菓子ドンキ・驚辛ドンキ」が2021年11月6日午前10時に開店する。
モラージュ柏。
ドンキの新業態、柏の大型商業施設に出店
モラージュ柏は双日新都市開発により2004年7月3日に開業。双日都市開発が運営する商業施設「モラージュ」の2号店(1号店はモラージュ佐賀)で、建物は地上2階建て、延床面積は56,660㎡。埼玉本社のスーパー「ヤオコー」大阪本社のホームセンター「ロイヤルホームセンター」などを核として、112店舗が出店する。
ドンキの新業態は「コスメドンキ」が1階、「お菓子ドンキ」「驚辛ドンキ」が2階に出店。売場面積はコスメが53.5㎡、お菓子が232.4㎡、超辛が188.1㎡の合計474㎡。
お菓子ドンキ。
お菓子ドンキは2号店、コスメドンキ、驚辛ドンキは新業態(初出店)となる。営業時間などはモラージュに準じる。
3つの個性的な専門店ドンキ「細やかな売場展開」めざす
お菓子ドンキは今年5月に東京駅八重洲地下街に開店した店舗
に次ぐ2店舗目の店舗で、「3世代で楽しめるお菓子の殿堂」をコンセプトに定番の人気菓子から珍味、駄菓子など幅広い年代のニーズに応えるとしている。また、アジアの輸入菓子を中心に世界のお菓子など、合計1,400点の賞品を揃え、旅した気分で買い物を楽しめる店をめざす。
コスメドンキ。
コスメドンキは「ココなら見つかる最新コスメショップ!」をコンセプトにトレンドである韓国コスメを中心にアジアンコスメを充実させ、若者のニーズに応える。また、幅広い年代層の美意識をアップデートさせるような賞品展開を行い、合計1,000点の商品を揃えるとしている。
驚辛ドンキ。
驚辛ドンキは「旨辛〜異次元!?レベルの超辛の世界へ」をコンセプトに様々な種類の辛さが味わえる商品を取り揃える。また、買い物時の参考になるように店舗従業員が実食し、辛さや商品レビューを反映したPOP演出を行うとしていて、ドンキの大きな強みの一つであるPOPを使った売場演出を大きく生かした形となる。
専門店ドンキ、今後も増える?
今回の新業態はいずれも狭く分散しており、また地域一番店ではない郊外の商業施設の出店であることもあり(驚辛ドンキなど)実験的な要素が強い「とくに個性的な店舗」が実現できたことが予想される。
こうした小型専門店の成否によっては、近い将来全国の様々な商業施設に「小型ドンキ」の出店が見られるようになる可能性もあり、今後の動向が注目される。
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