セガ、ゲームセンター運営事業から撤退-提携先の「GENDA」運営に、2022年中にもゲーセンから「SEGA」の看板消滅

セガグループなどと提携し、全国でアミューズメント事業を展開する「GENDA」(東京都大田区)は、セガグループのゲームセンター運営・アーケードゲーム開発企業「GENDA SEGA Entertainment(旧セガ エンタテインメント)」(東京都品川区)を2022年1月28日付で完全子会社化した。
セガグループはゲームセンター運営事業から撤退し、近くゲーセンから「SEGA」の名前が消滅することとなる。

池袋にあったSEGA(閉店済み)。

セガエンタを子会社化していたGENDAが完全買収

GENDAは「ミダスエンターテイメント」2018年に設立。2020年9月に社名を「GENDA」に変更した。
2020年12月には、コロナ禍で経営があったしていた「セガエンタテイメント」の株式の85.1%を取得し、傘下に収めていたほか、2021年4月にはラウンドワンとの合弁でナムコUSAの事業を買収している。
GENDA社長の片岡尚氏はモーリーファンタジーなどを運営するイオンファンタジー出身。また、社外取締役にはスクウェア・エニックス元社長の和田洋一氏がいる。
セガは2017年にジョイポリス事業を中国企業に売却したほか、コロナ禍により旗艦店を閉店させるなど、ゲームセンター運営事業の縮小が続いていた。

ゲームセンター「SEGA」は消滅、「GiGO」に

今回の買収により、旧セガ エンタテインメントの社名は「GENDA GiGO Entertainment(GGE)」となる。
また、ゲームセンター「SEGA」の店舗名は、かつてセガが屋号に用いていた「GiGO」に変更するとしている。
今後の屋号はGiGOとなる(福岡市、閉店済み)。

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