東京都渋谷区神南にある世界最大規模の大型CDショップ「タワーレコード渋谷店」が、全館改装のため2025年11月4日から順次一部フロアを休業。2026年2月28日に全館リニューアルオープンする。

タワーレコード渋谷店。
タワレコ渋谷全面改装-11月から2月末まで一部休業へ
現在のタワーレコード渋谷店は、西武百貨店渋谷店の子供館「西武百貨店キッズファーム・パオ」跡(1994年閉店)に1995年3月に開業。1981年に開店した旧渋谷店(宇田川町)からの移転だった。
建物は地下1階・地上8階+屋上で、店舗面積は約5,124㎡。約80万枚のCDとレコードを取り揃えており、現在は世界最大のCDショップとして知られる。なお、日本法人は現在はセブン&アイHDとNTTドコモの傘下となっている。
今回改装を行うのは、主に1階と3階から6階までの5フロア。この5フロアは11月4日から順次休業する。
近年も改装でアナログ・アイドル・韓国など強化
タワーレコード渋谷店では、近年は2019年に韓国音楽関連(K-POP)と国内アイドル関連の売場を増床、2023年にアナログレコードの売場を増床するなどのリニューアルをおこなっていた。
2026年のリニューアルのテーマは「トレンドの、その先の“好き”へ。」。
訪れる人々が“好き”を見つけ、深め、共有できる、音楽とカルチャーとファンが交差する「新体験型ミュージックストア」をめざすとしている。
「映え」「推し活」強化、ビアスタンドも
タワレコ渋谷店では、とくに全面改装となる1階はエントランスからレジの配置にいたるまで全面的にリニューアルされる。

タワレコ渋谷店・エントランス改装後イメージ(リリースより)。
これまでにない新たなディスプレイ方法として「体験型ウェルカムゲート」を設置。ゲート天井近くに鏡をセッティングして思わずSNSにアップしたくなる空間とするなど、渋谷を象徴するエンターテインメント空間として刷新する。

タワレコ渋谷店・1階改装後イメージ(リリースより)。
さらに、3階から6階においては各売場の一部を改装。個室のフォトスポットやネオンサイン風の装飾が登場、とくに4階ではアーティストと同じステージに立っているかのような写真撮影が手軽にできる「ダンススタジオ風フォトスポット」が設けられる。5階のK-POPコーナーは韓国の繁華街をイメージした内装とする。
アニメ関連の売場も増床するなど、これまで以上に推し活がはかどるスポットとする。

タワレコ渋谷店の館内ディスプレイコーナー。(改装前)
また、アナログレコードを販売する6階のTOWER VINYLでは、クラフトビールを提供するスタンディング式のビアバー「TOWER RECORDS BEER」を新設する。
タワレコ渋谷店・改装による営業スケジュール(予定)
- 6階:2026年1月1日(月)~ 2月27日(金)営業中もフロアの一部のみを工事
- 5階:2026年1月1日(月)~ 2月23日(月)全面クローズ
- 4階:2026年1月1日(月)~ 2月23日(月)全面クローズ
- 3階:2026年2月3日(火)~ 2月7日(土)営業中もフロアの一部のみを工事
- 1階:2025年11月4日(火)~ 12月18日(木)全面クローズ
タワーレコード渋谷店
東京都渋谷区神南1-22-14
営業時間:11時~22時