イオン北郷店、2024年5月31日午前9時開店-NBSショッピングセンターのマックスバリュ跡地、化粧品や文具書籍も

北海道札幌市白石区のJR白石駅近くにあるNBSショッピングセンター跡地に、イオン北海道の大型食品スーパー「イオン北郷店」が2024年5月31日午前9時に開店した。

前身は住友石炭鉱業系食品スーパーを核とする施設

イオン北郷店の前身となるショッピングセンター「NBSショッピングセンター」は1994年5月に開業。建物は地上2階建で敷地面積は約6,360㎡、店舗面積は2,116㎡、延床面積は約3,470㎡。
開業当初は住友石炭鉱業系食品スーパー「ジョイ白石店」(店舗面積1,077㎡)を核に、地場大手ドラッグストア「サッポロドラッグストアー」、JR北海道系書店「札幌弘栄堂書店」といった店舗が並ぶ商業施設であった。
核店舗のジョイ白石店は、2004年7月にイオン完全子会社の新会社「ジョイ」に運営移行、2008年2月にイオンの北海道における地域子会社「マックスバリュ北海道」と経営統合したため、2013年7月に「マックスバリュ北郷店」に改称したが、2022年8月に「建物の老朽化や多様化するお客さまのニーズへのさらなる対応」を理由として閉店していた。

マックスバリュからイオンに建替え、取扱商品も拡充

イオン北郷店の建物は地上2階建で店舗面積は2,650㎡、延床面積は4,408㎡。
新店舗の計画当初は「(仮称)マックスバリュ北郷店」として開店する見込みであったが、2023年11月に開店した「イオン南平岸店(旧マックスバリュ平岸店)」と同様に、従来の業態では取扱いのなかったくらしの品を取扱う「イオン」としての開店となった。

イオン北郷店。

食品フロアでは産直品や店内製造を拡充

イオン北郷店1階食品フロアのうち、生鮮3品売場(農産・水産・畜産)では産地直送品やオーガニック野菜、銘柄牛・銘柄豚(帯広産雪美和牛ゆたか・道南レッドポークなど)を展開。惣菜売場での店内製造商品拡充やインストアベーカリー専用オーブンによる手伸ばしピザ導入、グロサリー売場での洋食レストラン「資生堂パーラー」商品取扱開始などグレードを高める。

化粧品新設、旧札幌弘栄堂の受け皿となる書籍強化も

イオン北郷店2階フロアでは、化粧品売場「BODY LABO」や医薬品売場を新たに導入。化粧品売場ではメイク用品「KATE」「Kirei&CO.」「WHOMEE」やアジアンコスメ「Dinto」「rom&nd」といったブランド商品から普段遣いの基礎化粧品まで種類豊富に取揃えるほか、医薬品売場では「健康セルフチェック機器」(全身体組成計・血管年齢・野菜摂取度測定機器)を導入するなど、ヘルス&ウエルネスを推進し地域のニーズに応えるとしている。のニーズに応えるとしている。
また、旧NBSショッピングセンターの札幌弘栄堂書店閉店により、店舗近隣に同様の書店が消滅したことを踏まえ、直営書籍売場では絵本・コミック・文芸書・文具雑貨を幅広く展開。
テナントフロアを設けるなど、将来的な拡張の余地を残したフロアとなった。

イオン北郷店

住所:北海道札幌市白石区北郷2条7丁目6-25
営業時間:午前9時~午後11時
※2階医薬品売場は午後9時まで

関連記事:ラッキー発寒店、2024年2月12日閉店-発寒駅近くの大型総合スーパー、20年の歴史に幕
関連記事:ココノススキノ、2023年11月30日から順次開業-松坂屋・ロビンソン・ラフィラ跡地、ダイイチ・TOHOシネマズ核の東急系施設に
関連記事:BiVi新さっぽろ、2023年11月30日開業-新札幌駅前マールクの商業核にロフトなど、開店記念イベントも
関連記事:ユニクロ・ジーユー札幌三越店、2023年11月17日開店-GUは国内の三越初出店、札幌市交通局グッズ販売も
関連記事:札幌エスタ、2023年8月31日21時閉店-騒がしく賑やかな営業最終日、そごうから45年の歴史に幕
関連記事:コープさっぽろそうえん店、2022年10月27日全館開店-無印良品を併設、札幌市桑園の二十四軒駅近くに
関連記事:札幌駅パセオ、2022年9月30日閉店-「北海道新幹線」関連工事で33年の歴史に幕
関連記事:スーパーアークス平岸店、2022年9月23日新装開店-ラルズ旧本社お膝元、主力業態に刷新
関連記事:イケウチゾーン、2022年5月29日閉店ー札幌の丸ヨ池内、建替中のイケウチゲートは2022年秋再開業

 

このエントリーをはてなブックマークに追加