千葉県習志野市のゼンショー系大型食品スーパー「新鮮市場マルエイ新習志野店」が2024年5月31日をもって閉店する。
千葉地盤の地場大手スーパー、現在はゼンショー系
マルエイは1969年5月に東京都葛飾区亀有で青果店として創業。1975年1月に「丸英青果京葉」として法人化、1978年10月に千葉県市原市に本社本店を移転。1991年8月の食品スーパー1号店「新鮮市場マルエイ四辻店」を皮切りに、千葉県東葛・内房地域を中心に多店舗展開するようになった。同社は2013年10月に外食大手「ゼンショーHD」傘下となり、2021年4月からは同社スーパー事業中核子会社「ジョイマート(旧マルヤ)」と経営統合した。
マルエイグループ自体は新鮮市場1号店開店以前より、不動産業や青果卸など関連事業を幅広く展開していたが、2024年5月現在はゼンショーHDとは無関係の法人として、生鮮卸売販売やアパレル、飲食、レンタカーを全国で展開し業容拡大を続けている。
マルエイのプロセスセンターや専門店擁する旗艦店
マルエイ新習志野店は2006年4月に開店。店舗面積は5,607㎡。
開店以来長らく、店舗近隣の大手ホームセンター「スーパービバホーム新習志野店」(店舗面積12,866㎡)とともに「ビバモール新習志野」を形成していたが、2023年2月をもってビバホームが閉店したため、マルエイ主導の商業施設となった。
2024年5月現在はマルエイを核に、万代書店系エンターテイメントリサイクルショップ「千葉鑑定団」やファミレス「ガスト」といった専門店が入居する。
マルエイ新習志野店(同社公式より)。
同施設はマルエイ各店舗への精肉供給拠点「マルエイ習志野PC」を始めグループの事務所を併設するなど、同社旗艦店としての役割を担っていたが、開店から18年で幕を下ろすこととなった。
マルエイと共同出店したビバホームは物流倉庫に
マルエイ新習志野店に先駆け閉店したビバホーム新習志野店は、東京建物グループの物流倉庫「T-LOGI 南船橋」(2026年秋竣工予定)になることが決まっており、京葉工業地域の中枢として工場が立ち並ぶ地域ならではの跡地活用も予想される。
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