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ダイエーイオンフードスタイル千船店、2024年6月27日開店-阪神千船駅アバリーナの商業核、スーパーマンモス跡に

大阪府大阪市西淀川区の阪神本線千船駅高架下商業施設「アバリーナ千船」に、イオングループの大型食品スーパー「ダイエーイオンフードスタイル千船店」が2024年6月27日午前9時に開店した。

ダイエーイオンフードスタイル千船店。

50年の歴史誇ったグルメシティの後継店に

イオンフードスタイル千船店は、2021年6月に破産廃業した地場食品スーパー「スーパーマンモス」跡を全面改修したもので、営業フロアは1階で売場面積は329坪(約1,087㎡)。
同店は、2024年6月23日をもって閉店した同社大型食品スーパー「グルメシティ千船店」(直営売場面積229坪/約757㎡)の後継店として、駅直結という立地特性を活かし、通勤通学需要に対応したベーカリーや飲料・デザート、夕食晩酌需要に対応したデリカテッセンを拡充する。

ダイエーグルメシティ千船店跡。

ディッパーダンともコラボ商品、弁当惣菜も大幅拡充

イオンフードスタイル千船店では、島野翼店長による「中食・デリカ・ベーカリー・作りたて強化」という取組みの一環として、ダイエー系大手クレープ専門店「ディッパーダン」監修のオリジナルパンケーキを初めて展開。

ディッパーダン監修オリジナルパンケーキサンド。

インストアベーカリー「ディーズベーカリー」では、千船駅周辺/島内に専門店が存在しない立地特性を活かし、バーガーやコッペを種類豊富に展開(焼き立てパン7割/店内加工3割)。

D’s Bakeryでもピザ・バーガー・コッペをフルライン展開。

また、惣菜に関しても既存店でも好評な同社オリジナルブランド「おだし亭」「グリル亭」に加え、少量規格惣菜「おかずいろいろ365」や出汁を生地に加えた新ブランド「鉄板亭」を新たに展開する。

地域最大級となるデリカテッセン売場。

また、ダイエーが2023年9月の松原店開店を機に本格展開した急速冷凍商品「冷凍dai革命」に関しても、近畿圏一番の大型店「ダイエー池田駅前店(イオンフードスタイル池田駅前店)」を母店に35アイテム展開。売場環境に関しても、島野店長の意見を反映した「一番奥に引き込めるような“氷の水色が映える”売場」デザインとした。

ダイエーイオンフードスタイル千船店の冷凍食品売場。

同店では開店を記念して、アバリーナ千船内の旧ダイエー系ハンバーガー店「ドムドムハンバーガー千船駅店」との相互送客を始めとする割引施策を打ち出す。

イオンフードスタイル千船店

住所:大阪市西淀川区佃2-2-33 阪神千船駅高架下1階
営業時間:6時~22時
※開店当日は9時営業開始

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かみしんプラザ、2024年6月27日新装開業-東淀川初「しまむら」「ニトリデコホーム」「GiGO」導入

大阪府大阪市東淀川区の野村不動産系商業施設「かみしんプラザ」が2024年6月27日に新装開業した。

東淀川区内最大のショッピングモール

かみしんプラザは関西地場大手不動産ディベロッパー「三津富」のショッピングセンター「レインボープラザ上新庄」として1980年5月に開業。売場面積は9,519㎡。
レインボープラザ上新庄は2004年に三津富が経営破綻、2005年にダイエーが撤退したため、施設を保有する青果専門商社が「シーオンプラザ」として全面刷新を図った。しかしその後、2008年にはシーオン自身も経営破綻したため、2009年より三菱商事系SPC「ブライトムーン上新庄」による所有と野村不動産系商業不動産会社「ジオ・アカマツ」による管理運営に基づく「かみしんプラザ」となった。

かみしんプラザ

かみしんプラザは2013年の三菱商事UBS系投資法人「日本リテールファンド」による施設取得を経て、2024年2月現在は同投資法人の後継となるKKR系投資法人「日本都市ファンド(JMF)」が所有、ジオ・アカマツの後継となる商業不動産会社「野村不動産コマース」が管理運営を担う運営体制を採っている。

現体制4度目の全面刷新進めていた

かみしんプラザは現体制による新装開業当初、前身施設時代の専門店や営業方針を踏襲した施設づくりを行っていたが、2016年6月に施設コンセプトを「Kamishin Natural Style」と定め、地階フロアを全面刷新した。

16年6月の刷新で食品核となった「平和堂フレンドマート」

その後も三菱商事UBSと野村不動産グループによる盤石な運営体制のもと、2017年9月に1階を中心に全面刷新、2022年10月には東淀川区内初となるライフスタイルストア「無印良品」や食物販店舗「ジョニーのからあげgourmet deli」「寿司一番地」導入を中心とする現体制3度目の全面刷新を行った。
一方、コロナ禍を背景に2021年2月に300円ショップ「ミカヅキモモコ」やラーメン甘味処店「スガキヤ」跡といった有力専門店が相次ぎ撤退し催事フロアとなるなど、施設の疲弊が顕著となったため、2024年春を目処に現体制4度目の全面刷新を行う方針を発表。同年1月までに「パレット」「GU」「手芸の丸十」「ママフル」「ナムコアミューズパーク」といった大型専門店が姿を消していた

東淀川区内初の専門店が相次ぎ営業開始

かみしんプラザでは2024年春の新装開業に先駆け、3月1日にはイオン系靴量販店「ASBee fam.」が当初発表を前倒して新装開店。3月22日にはSEGAのアミューズメント施設運営部門を前身とする「GiGO」、3月29日にはニトリのインテリア雑貨店「DECO HOME」、4月5日には買取店「BestLife」、4月26日にはGiGOのカプセルトイ専門店「GORON!」といった東淀川区内初の専門店が相次ぎ開店していた。

ダイソーTHREEPPYかみしんプラザ店(6月21日開店)。

かみしんプラザは集客性・話題性ともに高い専門店の導入で賑わいをみせる一方、1階フロア再編に関する発表が遅く、ファストリ系ファストファッションストア「GU」や実用衣料スーパー「デイリーファッションパレット」といった大型衣料関連店舗の後継を求める声が都商研の施設近隣での取材で数多く聞かれていた。

GORON!かみしんプラザ店(4月26日開店)。

幅広い年齢層カバーする「しまむら」を新たな衣料核に

かみしんプラザの新たな核店舗となる「ファッションセンターしまむら」は、業界屈指の商品回転率によるトレンドファッションや実用衣料雑貨の低価格展開といった従来からの強みに加え、近年は若年SNSユーザーを意識した自社企画コラボアイテムの拡充を打ち出すなど、ターゲット層の拡大を図っている。

ファッションセンターしまむらかみしんプラザ店(6月27日開店)

かみしんプラザでは2010年代当時の核店舗であった衣料スーパー「ファミスタ」が「近隣住民からの要望」を理由に閉店を撤回したことがあるなど、実用衣料需要が根強い施設であり、しまむらもGUやパレットが抱えていた顧客を着実に取り込んでいくこととなりそうだ。

共用部分も刷新、東淀川初と東淀川発で集客向上

かみしんプラザでは、近隣大学「大阪経済大学」との産学連携の一環として、レストスペースを中心に館内共用部分を刷新するなど、施設の美装化を図っている。東淀川初の専門店導入と東淀川発の地域密着施策により、区内最大の店舗面積を誇るショッピングモールとしての座を盤石なものとするとみられる。

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食品館アプロプラス忠岡店、2024年6月26日開店-忠岡興産ビルのライフ跡、アプロのEDLP業態に

大阪府泉北郡忠岡町の南海本線忠岡駅前にある忠岡興産ビル(ライフ忠岡店跡)に、「食品館アプロプラス忠岡店」が2024年6月25日にプレオープン、6月26日にグランドオープンした。

47年の歴史に幕をおろしたライフ跡に

ライフ忠岡店は1977年4月に開店。建物は地上7階建で営業フロアはワンフロア(1階)、店舗面積は1,178㎡。
ライフ忠岡店は地場不動産会社系複合施設「忠岡興産ビル/忠岡グリーンハイツ」の商業核として47年間営業を続けたが、2024年4月30日をもって閉店。関西地場大手食品スーパー「カノー」が店舗跡を引継ぎ、同年6月下旬を目処に「(仮称)食品館アプロ忠岡店」として新装開店する方針を示していた。

無食品館アプロプラス忠岡店。

食品館アプロのEDLP業態5号店に

食品館アプロプラス忠岡店は、2021年6月に誕生したEDLP(エブリディ・ロー・プライス/毎日低価格)型新業態「食品館アプロプラス」5号店として、ライフ閉店から約2ヶ月間で100円ショップ「Watts With(ワッツウィズ)」導入を始めとする大規模リニューアルを実施。
キャッシュレス決済(クレジットカード/QRコード決済)や自社カード会員向け割引企画といった利便性向上に向けた取組みを打ち出しつつ、折込チラシを段階的に縮小するなど価格競争力を強化する。

無食品館アプロプラス忠岡店の青果売場。

食品館アプロプラス忠岡店

住所:大阪府泉北郡忠岡町忠岡東1-22-13
営業時間:午前9時~午後9時

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熊本ホテルキャッスル、Plan・Do・Seeと2024年6月24日資本業務提携-債務超過続く熊本老舗皇室御用達、経営再建めざす

グランビスタホテル&リゾート系熊本地場老舗ホテル「熊本ホテルキャッスル」(本社:熊本市中央区)は、ホテル・レストラン・バンケット大手「Plan・Do・See」(PDSグループ/本社:東京都港区)と2024年6月24日付で資本業務提携を締結した。

熊本ホテルキャッスル。

熊本を代表する皇族・国賓級御用達シティホテル

熊本ホテルキャッスルは1960年4月に「熊本振興」として設立、同年10月に「熊本ホテルキャッスル」として開業した。
開業当初の建物は地上4階地下1階建であったが、1972年8月の宿泊大手「三井観光開発(三井アーバンホテル/現グランビスタホテル&リゾート)」との資本業務提携(後に完全子会社化)を機に、1975年8月に現施設(地上11階地下1階建)を開業するなど業容を拡大。1984年6月に現社名に変更した。

熊本ホテルキャッスル。

1999年6月には三井アーバンホテル銀座(現ホテルコムズ銀座)に陳建民の弟子である斉藤隆士シェフによる「銀座桃花源」を開店するなど、百貨店内惣菜店(鶴屋百貨店・岩田屋伊勢丹)やグループ内宿泊施設/公共施設内飲食店といった館外店舗の拡充を図ったが、2009年10月には親会社の経営悪化を背景に再び地場資本となった。(グランビスタとは資本業務提携継続)

熊本ホテルキャッスル九曜杏。

熊本ホテルキャッスルは開業以来、今上天皇陛下(当時徳仁皇太子)を始めとする皇族・国賓級御用達ホテルであったが、2016年4月の熊本地震で被災、2020年12月からは新型コロナ感染症拡大を背景に館外飲食店2店舗(熊本夢あかり・東京銀座桃花源)を閉店するなど経営状況が悪化。
2021年9月には銀座博品館に銀座桃花源を再開店したもの、2022年3月に資本金を減資(9億6000万円→1億円)、2024年時点においても債務超過状態が続いていた。

Plan・Do・Seeのノウハウ活かし再建めざす

両社の資本業務提携にともない、Plan・Do・See出身の奥地大祐氏が熊本ホテルキャッスル代表取締役社長に就任。ブランドを活用した「ブライダル事業の拡大」「老朽化した設備の改装」「料理部門のリブランディング」「宴会事業の業容拡大」を図るとしている。

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イオンタウン日田、2024年6月27日開業-「ザ・ビッグ」「無印良品」核の市内最大施設、日田天領水の里近くに

大分県日田市にイオン九州のショッピングセンター「イオンタウン日田ショッピングセンター」が2024年6月23日に一部先行開業、6月27日午前9時に開業する。

「日田天領水の里元気の駅」広場跡地に

イオンタウン日田ショッピングセンターは、日田天領水の複合商業施設「元気の駅」敷地内のブルートレイン広場跡に「(仮称)BIGグリーンアイランド日田店」として建設が進められてきたもので、建物は平屋建で店舗面積は4,784㎡。
ブルートレインは、2021年11月に広場跡に先行開店したホームセンター「ホームプラザナフコ日田店」建設のため、わずかか10年ほどで解体となった。

北部九州の交通の要衝で「新たな生活圏」創造

イオンタウン日田ショッピングセンターの建物は平屋建で敷地面積は25,014㎡、売場面積は9,732㎡。
日田市の「大分県の西部、福岡県と熊本県に隣接した北部九州のほぼ中央」「北部九州の各地を結ぶ交通の要衝」という地域特性を踏まえ、同施設ではコンセプトに「地域の新たな生活圏を創造するショッピングセンター」を掲げ、核店舗を含む専門店の7割近くを日田市内初とする。

イオンタウン日田。(イメージ)

施設にはイオン系食品ディスカウント「ザ・ビッグ日田店」とライフスタイルストア「無印良品」を核に、イオン系地場大手ドラッグストア「ドラッグイレブン」やストライプ系婦人服店「Green Parks topic.」、靴量販店「ABC-MART」、眼鏡店「OWNDAYS」、旧寿屋系アミューズメント施設「パスカランド」、和食ファミリーレストラン「庄屋」、シアトルスタイルカフェ「STARBUCKS」といった日田市内初の専門店を展開。
100円ショップ「ダイソー」といった従来から日田市内で馴染み深い専門店に関しても、グループの300円ショップ「THREEPPY」を導入するなど、新しい試みを打ち出す。

核店舗「ビッグ」は低価格と地元の味を両立

ザ・ビッグ日田店の建物は平屋建で売場面積は2,479㎡。
ザ・ビッグ日田店は「買えば買うほど 安さがわかります」との業態コンセプトのもと、単品大量陳列による低価格な加工食品・生活雑貨や大容量商品「ビッグ盛り」、業務用商品、ケース販売を強化。地域最大級の冷凍食品売場や地場商品(大分名物惣菜・蒟蒻・蒲鉾など)の拡充を図る。
また、生鮮に関しても丸魚・刺身ブロックから銘柄牛「佐賀牛」銘柄鶏「桜姫」まで、ディスカウントストアならではのお買得価格で提供するとしている。

ザ・ビッグ日田店。(2024年6月)

イオン九州は、イオンタウン日田ショッピングセンターの開業に際して「日田市の新たな生活圏を創出することを目的とし、地域の皆さまの日々の暮らしをサポートし、お客さまの日常に新たな交流と発見をご提供」するとしている。

イオンタウン日田ショッピングセンター

住所:大分県日田市大字庄手661番1
営業時間:午前9時~午後10時(ザ・ビッグ日田店)

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チサンイン、ロードサイド型ホテルを2024年8月16日までに全館閉館-全22館をコンフォートホテルに運営譲渡

大手ホテルチェーン「ソラーレホテルズアンドリゾーツ」(本社:東京都港区)は、同社の主力業態「チサンイン」のロードサイド型ホテル全22館を2024年5月1日から8月16日にかけて閉館する。

地産グループを前身とする大手ホテルチェーン

ソラーレホテルズアンドリゾーツは、1989年9月にビジネスホテル・ゴルフ場大手「地産グループ(現PGMプロパティーズ)」の中核ホテル事業会社「ユニゾンホテルアンドリゾーツ」として設立。地産グループ主導のもと、ビジネスホテル「チサンホテル」「チサンイン」の屋号で全国展開を図ったが、2002年8月に地産が会社更生法を申請したため、米国投資ファンドのローンスター傘下に移行した。
同社は2004年2月10日に現在の社名に変更。社名変更にあわせた3カ年計画の一環として全32館(チサン23館/シェラトン・日航など9館)の抜本的改修や沖縄高級リゾートホテル「ロワジールホテル」の買収といった積極投資を開始。旧松下興産系シティホテル「ロイヤルパインズ」やオフィスビルリノベーションホテル「hotel and rooms」、新型ロードサイド型ホテル「ハタゴイン」など店舗モデルの多角化を打ち出している。

主力業態、同業「グリーンズ」に譲渡

チサンインロードサイド型ホテルは、2005年12月の「チサンイン仙台泉インター」を皮切りに展開開始。
郊外立地を活かした低廉な価格設定や広々とした客室空間を特徴とした宿泊特化型ホテルとして同社の主力業態に成長。2024年4月時点では22店舗を展開していたが、同業大手「グリーンズ」への運営譲渡のため、2024年5月1日から8月16日にかけて閉館することとなった。

チサンイン宗像。

コンフォートインとして段階的に刷新

グリーンズは2024年7月以降、自社が日本国内におけるマスターフランチャイズ契約権を有する外資系ホテルブランド「コンフォートイン」として、チサンインロードサイド型ホテル跡を段階的に新装開業する方針を示しており、コンフォートブランドの業界における存在感が高まることとなった。

グリーンズが展開する「コンフォートホテル」。

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サンエー銘苅店、2024年12月開店-那覇新都心2店舗目、佐川急便浦添営業所跡地に

沖縄県那覇市に地場流通大手系食品スーパー「(仮称)サンエー銘苅店」が2024年12月25日を目処に開店する。

メインプレイスに次ぐ那覇新都心2店舗目のサンエー

サンエー銘苅店は、2023年1月に閉鎖となった大手宅配拠点「佐川急便浦添営業所」(那覇営業所に統廃合)跡地に建設されるもので、届出上の開店予定日は2024年12月25日、店舗面積は1,455㎡。

サンエー管理地(サンエー銘苅店出店予定地)。

サンエーとしては、2002年10月開業のショッピングセンター「サンエー那覇メインプレイス」に次ぐ那覇新都心2店舗目となる店舗で、直営食品スーパー「サンエー食品館」と同社FCドラッグストア「マツモトキヨシ」を核とする施設となる。

サンエー管理地(サンエー銘苅店出店予定地)。

(仮称)サンエー銘苅店

住所:沖縄県那覇市銘苅2丁目11番1
営業時間:午前9時~午後11時(予定)

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マックスバリュ室蘭東店、2024年8月31日閉店-テナント撤退相次ぐ弥生ショッピングセンターの食品核

北海道室蘭市の東室蘭駅近くにある商業施設「弥生ショッピングセンター」の食品核「マックスバリュ室蘭東店」が2024年8月31日午後6時をもって閉店する。

マックスバリュ室蘭東店。

日本製鋼所跡地の再開発でうまれたオープンモール

弥生ショッピングセンター(弥生SC)は、北海道室蘭市を創業地とする大手製鋼グループ「日本製鋼所」(本社:東京都品川区)の室蘭製作所弥生社宅跡地を再開発するかたちで2000年7月から段階的に開業。建物は平屋建で店舗面積は21,549㎡。

弥生ショッピングセンターに並ぶ道内各社の看板。

開業当初の核店舗は日本製鋼所系生協を母体とする地場大手生協「コープクレア弥生店」であったが、2003年2月に同生協が破産申請したため閉店。同年6月に「マックスバリュ北海道(旧札幌フードセンター/現イオン北海道)」が店舗を引継ぎ、マックスバリュ室蘭東店となった。

テナント撤退相次ぐ弥生SC、トライアルとの競合回避も

弥生ショッピングセンターでは、2023年5月にホームセンター「DCM弥生店」が移転のため閉店、同年7月から9月にかけて家電量販店「ケーズデンキむろらんパワフル館」(道内1号店)とファストファッション「ユニクロ室蘭東店」がモルエへの移転統廃合を理由に閉店するなど、専門店の撤退が相次いでいた。
大型家具インテリア雑貨店「ニトリ室蘭店」も近隣移転に向けた準備を進めており、マックスバリュは各社に続く格好となる。
同施設では2024年7月上旬に「スーパーセンタートライアル室蘭東店」が開店予定であり、トライアルとの競合回避の狙いもあるとみられる。

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イオン根室店、2024年6月28日新装開店-旧ポスフール、毎日お得で楽しい店に

北海道根室市のJR根室本線(花咲線)根室駅近くにあるイオングループ系総合スーパー「イオン根室店」が2024年6月28日に新装開店する。

ニチイ系生活百貨店として開店

イオン根室店は、1983年4月にニチイ(現イオン北海道)系総合スーパー「根室ファミリーデパート」として開店。店舗面積は5,475㎡。
運営会社再編にともない、2000年9月に生活百貨店「根室サティ」、2002年5月に生活百貨店「ポスフール根室店」、2011年3月に現在の施設名となった。2012年9月にはEDLP業態「買って実感!毎日お得!」に転換するなど食品を中心に競争力強化を図っていた。

買って実感!毎日お得!

「お買い得」+「楽しい」店に

イオン根室店の営業フロアは1~2階で敷地面積は約4,600㎡、延床面積は約7,700㎡。建物は根室ファミリーデパートの設立母体である地場不動産会社「寺島興業」(2024年4月民事再生法手続開始)が所有している。
イオン根室店では新装コンセプトに「地域の生活を「お買い得」と「楽しい」で支えるお店」を掲げ、1階フロアの大規模リニューアルを実施する。

イオン根室店。

イオン根室店食品売場のうち、農産売場では有機野菜や時短簡便需要に対応した各種冷凍野菜、水産売場では根室・歯舞・落石漁港水揚げの地場鮮魚や冷凍真空商品、畜産売場では道東別海町飼育の交雑牛「すえまつさん家のべつかい牛」といった銘柄牛や自社留型ブランド純粋デュロック種「道南レッドポーク」といった銘柄豚を拡充。惣菜売場では「だし巻き玉子焼き」「選べる量目の炒飯」の新規導入を打ち出す。
ヘルス&ビューティケア売場では、アジアンコスメの拡充や医薬品・健康改善食品の「健康志向に対応した売場」化を推進。日用雑貨に関しても同場所に移転することで利便性向上につなげる。

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オリンピック朝霞泉水店、2024年6月21日開店-スーパーバリュー跡、1ヶ月弱で再生

埼玉県朝霞市のスーパーバリュー朝霞泉水店跡に、Olympicグループの大型食品スーパー「オリンピック朝霞泉水店」が2024年6月21日午前10時に開店した。

5月29日に閉店したスーパーバリュー

スーパーバリュー朝霞泉水店は2013年9月に開店。建物は鉄骨平屋建一部2階建で店舗面積は1,661㎡。
生鮮市場業態として生鮮食品やグロサリーに特化した売場を打ち出していたが、2024年5月29日をもって閉店していた。
同社は「OICグループ(旧ロピアHD)」傘下入りを機に、不採算店舗対策として2023年9月に春日部武里店(現スーパーマルサン武里店)を閉店、2024年1月に見沼南中野店を閉店、同年6月には荒川一丁目店を閉店。同年8月には練馬大泉店の建物を親会社に売却し閉店するなど、経営改善に取組んでいる最中であった。

1ヶ月弱でオリンピックに

オリンピック朝霞泉水店の売場面積は約2,237㎡。
オリンピックはJR武蔵野線北朝霞駅・東武東上線朝霞台駅前に総合ディスカウントストア「オリンピック朝霞台店」を展開しているが、朝霞泉水店はスーパーマーケット業態としてスーパーバリュー時代と同様に生鮮食品やグロサリーに特化。同社が強みとするEDLP商品やインストアベーカリー、同店限定ワインを打ち出す。

オリンピック朝霞泉水店

住所:埼玉県朝霞市泉水3-9-7
営業時間:午前10時~午後8時

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