ドン・キホーテ西銀座通り店、2021年5月31日閉店-至近距離の下通り店に統合

熊本県熊本市中央区の熊本市電辛島町電停・花畑町電停近くにあるパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)系ディスカウントストア「ドン・キホーテ西銀座通り店」が2021年5月31日をもって閉店する。

ドン・キホーテ熊本中央店。(現・西銀座通り店)

幾度も店名改称した熊本市中心部のドンキ

ドン・キホーテ西銀座通り店は2006年8月に「ドン・キホーテ熊本中央店」として開店。同店は2018年11月の熊本下通り店(ZARA熊本店跡/現・下通り店)開店にあわせて店舗名を「ドン・キホーテ熊本西銀座通り店」に改称したが、2021年には現在の店舗名に改称していた。

2021年からはドンキ最短の営業時間に

ドン・キホーテ西銀座通り店の建物は地上2階建、店舗面積は約991㎡。2004年4月に開店したパウ上熊本店(ニコニコドー跡/旧・上熊本店)に次ぐ熊本県内2店舗目であった。
同店は熊本県内随一の繁華街・歓楽街に立地する店舗特性を活かし、開店当初よりドンキが強みとする深夜営業やトレンド性の高い商品の拡充を特徴としていた。

熊本地震で2度の休業を経験した現在の西銀座通り店。

また、2020年の新型コロナ感染拡大時にも通常営業時間を県内最長の「11時~翌5時」から変更せず、居酒屋やスナック・バーなどが集積する西銀座通りの消費需要に対応した店舗づくりを行っていた。
しかし、2021年からは「熊本県独自の緊急事態宣言」が複数回にわたり発令、周辺の飲食店でも営業時間短縮要請や客足低迷による時短営業や休業が増加し、西銀座通り店も通常営業時間を同社最短の「15時~23時」に大幅短縮するに至った。

ドン・キホーテ熊本下通り店。

ドンキは西銀座通り店の閉店に先駆けて下通り店の通常営業時間を「9時~翌5時」に大幅拡大しており、今後はこれまで西銀座通り店が担っていた歓楽街需要を下通り店1店舗で担うことになる。

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