三越大阪ギフトサロン、2026年3月16日閉店-大阪は外商部のみに、北浜・高麗橋から続く約325年の歴史に幕

大阪府大阪市北区のJR大阪駅ビル「大阪ステーションシティ ノースゲートビルディング」11階にある三越の小型店「三越大阪ギフトサロン」が2026年3月16日に閉店する。

三越大阪ギフトサロンの閉店告知。

元禄に出店した大坂の三井越後屋から続く店舗だった

大阪三越は1673年に江戸・日本橋で創業した呉服店「三井越後屋」の大坂支店として1691年に大坂・高麗橋に開店。1837年の大塩平八郎による焼き討ちなどを経て、1907年に近代的な店舗となった。
百貨店化後、西館・東館・南館の3館体制となったが、商業の中心が御堂筋や梅田に移ると劣勢に。さらに1995年には阪神淡路大震災の被災を受けて減築したこともあり、2005年5月に一旦閉店。この間、震災での被災後には現・ヨドバシ梅田の場所に移転する構想があったものの実現せず、2011年5月にJR大阪駅ノースゲートビルディングの完成に合わせてJR京都伊勢丹の姉妹百貨店「JR大阪三越伊勢丹」として再出店を果たした。

JR大阪三越伊勢丹。

しかし、既存百貨店が多い梅田地区で顧客を獲得することは難しく、2015年4月には百貨店業態を廃して専門店街「ルクア1100」に転換。これに合わせて、ノースゲートビル11階に小型店「三越大阪ギフトサロン」を出店した。

ルクア1100。

なお、江戸時代から続いた高麗橋(北浜)の三越店舗跡地は、長谷工のマンションを核とした複合ビル「The Kitahama」になっている。

三越、関西での店舗営業から撤退ー外商のみに

三越大阪ギフトサロンは三越のギフトサロン業態の小型店で、おもに贈答品を中心に扱うほか、日本橋三越本店など三越他店からの商品の取り寄せも可能だった。

三越大阪ギフトサロン。

三越伊勢丹の大阪外商部門は継続するものの、三越大阪ギフトサロンの閉店により三越は約325年にも及ぶ大阪での物販事業に幕を下ろし、関西での店舗営業から撤退することになる。

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