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丸由百貨店、2022年9月3日開業-旧鳥取大丸跡に「山陰初の百貨店」復活、初日は記念式典も

鳥取県鳥取市のJR鳥取駅前にあった「鳥取大丸」の跡に、同店を前身とする地場百貨店「丸由百貨店(OYOU)」が2022年9月3日午前9時50分に開業した。

丸由百貨店。(開業当日)

長らく「大丸」として営業していた山陰初の百貨店

丸由百貨店は、1937年2月に地場老舗呉服店「由谷呉服店」と地場大手バス会社「日ノ丸自動車」創業家により「丸由百貨店(まるゆ百貨店)」として設立・創業。
同社は山陰初の百貨店(地上4階建)として創業し、鳥取駅前における商業集積形成の先駆けとなったが、1949年12月に大手百貨店「大丸(現大丸松坂屋百貨店)」と資本業務提携を締結し「鳥取大丸」に改称、丸由の商号は姿を消していた。
1975年に現店舗(地上5階地下2階建、店舗面積11,973㎡、黒川紀章設計)を開業し、同社と同様に日の丸グループが出資する「米子大丸(旧米子ストア/現米子しんまち天満屋)」と共同販促を展開するなど、山陰の大丸旗艦店として、鳥取駅前の商業核としての確固たる地位を築いた。

鳥取大丸。(2022年8月31日/営業最終日)

その一方、1990年代後半から郊外型商業施設との競合により業績が低迷。2018年7月には創業以来関わりの深い「日ノ丸グループ」と「山陰合同銀行」系列のファンドが出資する新会社に運営を移行し経営陣・経営体制を刷新。大丸松坂屋とのライセンス契約・業務委託契約を維持しつつ、市民参加型複合商業フロア「TOTTORI PLAY’S」や鳥取大丸改称当初からの塩干物専門店を母体にもつ鳥取グルメセレクトショップ「鳥のもの百貨」、プローバグループのベーカリーカフェ「Bon*bon」といった地元山陰・鳥取ブランドを導入することで地域密着路線を強化。あわせて、「北野エース」「L’OCCITANE」といった全国区のブランドを導入することで鳥取市内唯一の百貨店として質の維持を図った。

閉店直前まで行われた歴史展。

その後、同社は2022年5月に大丸松坂屋とのライセンス契約満了と商号変更を発表し8月31日をもって一時閉店。9月1日に法人名を創業当初の商号を由来とする「丸由(まるゆう/OYOU)」に変更し、9月3日から丸由百貨店として新装開業することとなった。

丸由百貨店。(2022年9月1日/商号変更日/外装工事中)

開業当日は式典や地域参加型イベントも

丸由百貨店では新装開業を記念して「丸由オープニングフェスタ」と題したイベントを9月3日に開催。午前7時からバードハットが歩行者天国となった。
午前9時30分にはフェスタの皮切りとなる記念式典「オープニングセレモニー」を開始。式典には岡周一丸由代表取締役社長に加え、鳥取1区を地盤とする石破茂衆議院議員や深澤義彦鳥取市長といった地域の代表者が姿をみせた。

新たに設置された大店法看板。

岡周一社長は式典の冒頭で鳥取銀行を始めとする金融機関や日ノ丸産業を始めとする日ノ丸グループ、行政への御礼の挨拶をしたうえで、コロナ禍による改装計画見直しや社会情勢の変化、大丸松坂屋とのライセンス契約終了、新生丸由百貨店の立ち上げに関して言及。
CMでも使われているキャッチコピー「鳥取らしく、 私らしく、 OYOUらしく. 焦らず、まっすぐ、変わります。」とともに「弊社は「鳥取を笑顔の溢れる街にする」というミッションを掲げ、「人々の集う場となる」というビジョンを描き、「かつての賑わいの中心であった鳥取の百貨店への原点回帰」を目指し地域の皆様に愛される百貨店となるよう社員一丸となってよりよいものにしていく」と決意を明らかにした。
岡周一丸由代表取締役社長。

石破茂衆議院議員は「大丸っちゅうのはイントネーションが(東京と鳥取で異なり)難しい。」「(鳥取に)大丸があるというのは子供の頃から嬉しかった。大丸に行くのはハレの日だった。」と幼少期からの思い出を述べ、地方創生のキーワードや鳥取県の潜在的な魅力、地方百貨店の生き残りに向けた取組みを具体的な事例や統計を交えて紹介。「鳥取が新しい日本のリーダーとなっていく、その牽引を丸由百貨店さんにお願いして、私どもも一緒にやっていきたい。」と柔らかな口調でアピール。

石破茂衆議院議員。

深澤義彦鳥取市長は「旧鳥取大丸様は鳥取唯一の百貨店として地域経済、まちづくりに大変大きな役割を果たした。」として、百貨店の通常の姿と異なる存在感をみせているというトットリプレイスや新生丸由百貨店への期待をアピール。代表者による挨拶が終わり、テープカットとなった。

テープカット。

丸由百貨店は開業前から長い待機列もあり、営業開始時刻を本来の午前10時から午前9時50分に前倒し。5階麒麟獅子フォトスポット前にて配布されたオープニングプレゼント(OYOUロゴ入りお菓子/先着250名)は午前10時までに姿を消した。

OYOUロゴが描かれた菓子は10分足らずで配布終了となった。

バードハットでは午前10時に麒麟獅子舞の披露、午前11時には鳥取県警察音楽隊によるミュージックパトロールの披露、午後2時には地元鳥取で“生粋のポップバンド”を称するLong Tall Sally(ロングトールサリー)によるライブイベント、午後5時30分には鳥取駅周辺の企業や店舗が参加する「第1回 鳥取駅周辺企業対抗 のど自慢大会」が行われた。
あわせて、地元飲食店や高校調理科調理クラブ参加による休日恒例イベント「山陰三ツ星マーケット」も開催。丸由のみならず地元住民や近隣店舗、政財界が一体となることで、「新しい鳥取の百貨店」を称するに相応しい賑わいを生み出した。

鳥取大丸「地元化」集大成、新しいブランドも

丸由百貨店地下1階「おいしさまじめの食品」(旧ほっぺタウン)フロアには、地元生鮮店(いまがわ・大山望)の複合店舗「ミート&ベジImagawa」や隣接するホテルニューオータニ鳥取(日ノ丸観光)の中華惣菜店「菜園」、鳥取大丸時代からの名物大判焼・今川焼・回転焼店「ほっぺ焼」、量り売りラウンド菓子店「スイートプラザ」といったブランドが継続出店。
鳥取大丸名物「ほっぺ焼」は店舗を全面刷新した。

1階「化粧品・婦人服/婦人洋品雑貨」フロアには、「COACH」「CHANEL」「L’OCCITANE」「ESTEELAUDER」といったブランドに加え、駅前入口にルームウェア専門店「Pre minette」が新規出店。 Pre minetteでは「gelato pique」「SNIDEL HOME」といった人気ブランドのWOMEN・MEN・KIDSラインを展開する。

鳥取大丸時代から順次刷新進めた1階フロア。

2階「婦人服・こども服」フロアには「ONWARD CLOSSET Select(23区/組曲/自由区)」や「詩仙堂」「Selection Sensounico」「MK MICHEL KLEIN」「BeBe」といったブランドに加え、オンワードの紳士服ブランド「J.PRESS」が9月30日までポップアップ出店する。

3階「紳士服・紳士雑貨/リビング・寝具/商品券・友の会」フロアには同社総合メンズセレクトショップ「151LIFE」や「Hush Puppies」「LANVIN SPORT」、4階「宝飾・美術/無印良品」フロアには総合ライフスタイルショップ「無印良品」や宝石・時計サロン・アートギャラリー・VIPサロン、5階・屋上階「TOTTORI PLAY’S」にはコンディショニングスタジオ「カラダまなびラボ」や飲食店「BOWL TABLE」「KAEN」など継続出店する。

TOTTORI PLAY’Sの「全国有名駅弁フェア」。

地下食品フロア名称募集やカード会員向け企画も

丸由百貨店では開業日以降も鳥取大丸時代の地下食品フロア「ほっぺタウン」に代わる新たな名称の募集など、買物客参加型の企画を開催。あわせて、鳥取大丸デイリーカードに代わる「OYOUカード」会員向けの新規入会キャンペーンや優待、山陰合同銀行(ごうぎん)発行クレジットカード会員向けの優待(1回5,000円以上決済で1,000円相当のポイント還元/先着500名/エントリー必須)といった企画もあり、賑わいムードはまだまだ続きそうだ。

丸由百貨店本店

住所:鳥取県鳥取市今町2丁目151
営業時間:午前10時~午後7時

丸由百貨店エアポートショップ

住所:鳥取県鳥取市湖山町西4丁目110-5 鳥取空港
営業時間(午前):午前10時~午前12時
営業時間(午後):午後2時~午後6時30分

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Do!日進、2022年8月26日リニューアル開業-赤池の名古屋市交通局系施設、服部家具をインテリアスタジオに刷新

愛知県日進市の名古屋市営地下鉄鶴舞線/名古屋鉄道豊田線赤池駅近くにある商業施設「Do!日進」が2022年8月26日にリニューアル開業した。
Do!日進(リニューアル開業当日)

服部家具と中京地方初のヤマダの複合店舗

Do!日進は1993年11月に名古屋市交通局用地(名古屋市営地下鉄日進工場隣接地)有効活用事業の一環として開業。建物は地上3階建で敷地面積は6,473㎡、店舗面積は5,684㎡、延床面積は9,777㎡。
施設ブランド名の「Do!」は開発主体兼所有者の名古屋市出資第3セクター「名古屋交通開発機構(英文表記:Nagoya Transportation Development Organization)」と英単語「Do」に由来するもので、Do!日進は1989年7月に開業したDo!金山(現ループ金山)に次ぐ同社運営商業施設であった。
名古屋交通開発機構・Do!日進

同施設では開業当初、東海地方地盤の大型家具インテリア店「服部家具センター」が全館に売場を展開していたが、1997年2月にヤマダ電機(現ヤマダデンキ)が中京地方初となる家電量販店直営店「ヤマダ電機テックランド日進店」を出店したことで、2022年8月現在も量販店2社による複合店舗となっている。
Do!日進(リニューアル前)

服部家具は「インテリアスタジオ」に業態転換

Do!日進ではリニューアルにあわせ、核店舗の服部家具センター日進店が「インテリアスタジオ日進店」に業態転換した。
インテリアスタジオ日進店

インテリアスタジオ日進店では、8月11日に先行刷新した2階ベッド専門フロアに加え、3階家具フロアを全面刷新。“業界初!?”を謳う店内常設プロジェクションマッピング演出を取り入れた「ねむりデザインLABO」やパンチの効いたアイテム・プリンセス系インテリアを取り入れた「IROTTA CHIC(イロッタシック)」など、既存の同社店舗や同業態とも異なる試みを打ち出す。
IROTTA CHIC

日進店の業態転換により、愛知県内の同社全店舗が「インテリアスタジオ」を冠する店舗となった。
同店では8月26日から29日までアウトレット品最大70%OFFを始めとする記念セールを実施するほか、1点5万円以上購入者を対象とした家具引取料・配送組立手数料無料サービスやWEB事前申込客を対象としたプレゼントの配布、金利手数料の優遇などを行う。
オープン特別企画をアピールする

Do!日進

住所:愛知県日進市浅田町美濃輪6ー1
営業時間:午前10時15分~午後7時(服部家具センター)
営業時間:午前10時15分~午後8時(ヤマダデンキ)

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イオンモール北大路、2022年6月24日開業-ビブレ全面刷新で賑わう開業日、KOHYO・無印良品など長蛇の列も

京都府京都市北区の京都市営地下鉄烏丸線北大路駅・京都市営バス北大路バスターミナルに直結する複合商業施設「キタオオジタウン」に、イオングループのショッピングセンター「イオンモール北大路」が2022年6月24日午前10時に開業した。

イオンモール北大路。

京都最後のビブレ、イオンモールに

イオンモール北大路の前身となるショッピングモール「北大路ビブレ」は、1995年3月にマイカルグループ系複合商業施設「キタオオジタウン」の核店舗として開業。同施設の建物は地上4階地下3階建で営業フロアは1~4階、店舗面積は23,123㎡。ビブレとしては河原町、宝ヶ池に次ぎ3店舗目であった。(2店舗ともに閉店済)

マイカル末期のキタオオジタウン・北大路ビブレ。

北大路ビブレは京都市主導の京都市電烏丸車庫跡地再開発プロジェクト「京都市交通局北大路地区有効利用計画」により開業した経緯もあり、公共交通のターミナル機能に加えて公共施設を併設するなど、京都市北部を代表する施設のひとつであった。しかし、度重なる施設の運営方針変更や運営会社再編もあり、2022年5月10日に施設ブランドの変更とリニューアルを発表。6月23日に北大路ビブレとしての27年の歴史に幕をおろした。

地元を中心にSNSで話題となった縦読み。

無印良品や大垣書店が増床、飲食の大幅拡充も

イオンモール北大路の敷地面積は約17,600㎡、総賃貸面積は約22,900㎡、延床面積は76,200㎡、駐車場台数は約480台。コンセプトに「~お客さまに笑顔と感動を!~地域の皆さまに愛される「HUBSTATION MALL」へ」を掲げ、食物販フロア「ビブレキッチン」跡や南テラスを刷新するなど、2012年4月の大規模リニューアル。
1階では6店舗が新規出店、1店舗が館内移転、2店舗がリニューアルした。(新規出店のうち1店舗は既存店の業態転換)
ビブレキッチン跡の大部分はフードコート「KITAOJI DINING(北大路ダイニング)」(全8店舗、約220席)として、関西初となる蕎麦店「小木曽製粉所」や京都府内初となるバナナジュース店「バナナライフ」、京都市内初となるカレー専門店「100時間カレー」が新規出店。あわせて、有機食品スーパー「オーガニックプラザ」、ファストフードショップ「マクドナルド」、イタトマの新業態カフェ「カッフェイタリアントマト」が新規出店、輸入食品・コーヒー専門店「ジュピター」が館内移転リニューアルした。

2階では3店舗が新規出店、3店舗が館内移転、2店舗がリニューアルした。
従来から2階フロアの大部分を占めていたライフスタイルブランド「無印良品」は、従来比2倍となる売場面積1,700㎡に増床リニューアル。無印では地場野菜や近隣店舗(無印良品京都山科)開発商品に加え、冷凍食品やチルド菓子、量り売り菓子を新たに取扱い開始するなどフルラインの店舗となった。2階フロア内では、H-WORKSの大型韓国専門店「PANCHA2(パンチャパンチャ/番茶番茶)」やインテリア雑貨店「MAMAIKUKO(ママイクコ)」、バンダイナムコ系のガシャ専門店「gashacoco(ガシャココ)」が新規出店するなど、トレンドを意識した専門店が揃うこととなった。

2階無印良品では自社アプリ利用者向け優待を実施。
売場各方面にレジ待機列がみられた。

4階では大垣書店ビブレ店が大型複合書店「大垣書店&cafeイオンモール北大路店」(940㎡)として全面増床リニューアル。同店の大規模改装は2012年2月以来約10年ぶりであり、CD・DVDコーナーや文具雑貨の品揃えに加え、大人の隠れ家として自社ブランドのカフェを新たに併設した。

4階の「VIVRE COSE」。

開業当日は記念式典も、オープニングセール続く

イオンモール北大路では、開業当日午前9時20分から“グランドリニューアルオープン”を祝う式典が開催された。式典は同志社大学応援団吹奏楽部の行進曲により華やかに始まり、イオンモール大作大志CX創造本部営業統括部京滋・北陸事業部長や光洋安井弘紀取締役営業本部長に加え、京都市関係者の参加もみられるなど、施設の新たな門出に相応しい賑わいとなった。
イオンモール担当者は、北大路ビブレが小売中心から専門店中心の施設にシフトした経緯や光洋の売場全面刷新、新たな感動や体験価値訴求に向けた施策に触れつつ「ハブステーションモール」の魅力をアピール。京都市担当者は交通局の経営環境にも触れつつ「お互いがプラスになるような関係を続けたい」「地域の多くの方にさらに愛着をもっていただきたい」とアピールした。

グランドリニューアルオープン記念式典。

イオンモール北大路では、6月26日までイオンモールアプリ利用者向けの大抽選会が開催される。また、ビブレ時代から営業を続ける「KOHYO」「MR.MOSTMAV」「LUSSO」「VIVRE COSE」といった専門店含め、最大60%OFFの割引販売やセット販売、ノベルティ配布といったグランドオープンセールが7月3日まで開催される。
そのほか、ビブレ時代から40回超開催実績のあるアコースティックライブイベント「musicマルシェ」や関西有名大学サークル・エンターテイナー参加の「北大路フレッシュライブ」、M-1グランプリ王者「ミルクボーイ」や京都住みます芸人「タナからイケダ」参加の「吉本お笑いステージ」、「暴太郎戦隊ドンブラーズ」「デリシャスパーティープリキュア」キャラクターショーも7月9日まで開催が決まっており、今後も賑わいは続きそうだ。

イオンモール北大路(旧北大路ビブレ)

住所:京都府京都市北区小山北上総町49-1
営業時間:午前10時~午後9時
※一部専門店は異なる

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TERRASTA(テラスタ)、2022年4月29日開業-都城大丸跡の再開発完成、小田急系シティホテルやスーパーなど出店

宮崎県都城市の西都城駅近くにある都城大丸本館跡地・都城郵便局旧本館などの跡地に、センター・シティ(本社:都城市)による複合商業施設「TERRASTA(テラスタ)」が2022年4月29日に開業した。都城大丸跡の再開発はこれで全て完成することになった。

テラスタ。


再開発前。

地場老舗百貨店跡で進められた再開発プロジェクト

TERRASTA(テラスタ)の場所にあった百貨店「都城大丸」は1929年5月に「大浦呉服店」として創業、1948年10月に法人化、1956年10月の百貨店化を機に屋号を「大丸」に変更した。
P1010776-
営業当時の都城大丸本館。大手百貨店の大丸とは無関係だった。

都城大丸は近接する都城寿屋百貨店(現:都城IT産業ビル)やナカムラデパート(現:メインホテルナカムラ)とともに南九州有数の繁華街における中核店舗として大隅半島までに亘る高い集客力を誇ったが、商店街では1995年のナカムラデパート業態転換(宿泊施設化)と2002年の寿屋小売業廃業、郊外では2003年にイオン都城ショッピングセンター(都城市早鈴町)が開業したことにより業績が低迷した。
P1160465-1新館・センターモール。

都城大丸は2004年3月に増床、本館隣接地に「都城大丸新館センターモール」を開業させるなどテコ入れを図ったが、2010年9月には業績不振で売場を本館に集約。新館の売却を目指したものの実現せず、わずか3ヶ月後となる2011年1月の初売り中に民事再生法適用申請を行い廃業した。その後も床が傾くなど極めて老朽化した本館に難色を示すなどして支援企業は現れず、2012年2月に破産手続開始となった。
大丸の閉店後、周辺商店街の店舗は多くが閉店。都城中央通りはシャッター通りと化した。

大丸向かいの寿屋跡。周囲はほぼ空き店舗となった。

都城大丸跡地では2013年3月に都城商工会議所支援による受け皿会社「ハートシティ都城」が土地建物を取得、2015年3月に都城市が土地建物を取得するかたちで「中心市街地中核施設」の整備が決定。2018年4月には大丸センターモール跡に事業共同体「MALコンソーシアム」(マナビノタネ・コクヨマーケティング・ヴィアックス)による「都城市立図書館」(新館を居抜き)が、大丸本館跡の一部に複合施設「Mallmall」(新築)が先行開業していた。

Mallmall。

Mallmall建設とセンターモール跡再整備に合わせて、大丸本館跡にはホテルと狭小生鮮店(ミニスーパー)を建設する計画がすすめられた。
しかし、ホテルについては近隣にある地場ホテルが建設を反対したほか、生鮮品店は面積を拡大しないと採算が取れない可能性があることを大阪に本部を置く民間のまちづくりニュースサイトが指摘。さらに計画見直し後、出店検討・出店打診していた地場ホテルM社や地場スーパーH社が相次いで出店を取りやめるなど、計画が二転三転したため、着工が何度も延期されていた。

食品スーパーとシティホテル核とする複合施設に

テラスタは都城大丸本館北側と隣接する都城郵便局旧本館、個人商店などの跡地に建設されたもので、建物は地上7階建、敷地面積は3,012㎡、建築面積は約2,134㎡、延床面積は約8,539㎡。同施設は地元企業出資の「センター・シティ」が事業主体として所有、小田急グループのUDSが企画・設計デザイン監修など行う。
施設名は「Terrace(テラス)」と「Stage(ステージ)」を掛け合わせた造語によるもの。コンセプトに「地域循環型のまちづくり複合施設」を掲げ、テナントとして1~2階には食品スーパー「TERRASTA MARKET(テラスタマーケット)」や堀口製茶和香園の「大隅茶全」、喫茶店「aitena」といった物販店や飲食店が順次開店するほか、「都城商工会議所」が市役所(都城市姫城町)そばから移転。3階~7階にはシティホテル「HOTEL TERRASTA(ホテルテラスタ)」が入居する。

テラスタ館内・フロアガイド。

3階~7階のホテルテラスタの客室は10タイプ93室で、UDSが受託するかたちで運営する。ホテルテラスタは「都城の魅力を発信していくホテル」として、ウエディング対応テラス付ダイニング「TERRASTA DINING」と鉄板焼レストラン「都雅」を備える。

ホテルテラスタ内・スイートルーム。

1階のテラスタマーケットの売場面積は約700㎡。フードウェイHD(福岡市早良区)の精肉子会社「エムツー」(都城市宮丸町)支援のもと、センター・シティが直営方式で運営する。
エムツーは市内の本社隣接地で生鮮食品スーパー「産直びっくり市場」を2022年2月まで営業しており、市中心部への事実上の移転となった。同店では青果部門に「スマイル青果」、鮮魚部門に「宮崎南イワキ」、精肉・惣菜部門にエムツー運営の「にくほんぽ」を導入。グロサリー部門では支援企業のフードウェイHD同様に成城石井PB商品など“こだわりの逸品”を取扱い、小規模な店舗ながらデイリーユースからワンランク上まで幅広い需要に対応する。また、同店独自の会員サービスとして「TERRASTAポイントカード」を提供する。

開業当日には入場制限も

テラスタ開業当日の4月29日午前9時30分からは「まちなか広場」でオープニングセレモニーが開催された。
セレモニーのなかで、センター・シティ社長兼都城商工会議所会頭の安田耕一は「お待たせしたが、すばらしいものができた」、都城市の池田宜永市長は「まるまるとテラスタの相乗効果で、中心市街地が活性化すると確信している」と述べた。

県知事、市長らも参加した開業記念式典。奥はMallmall。

商議所会頭・市長のほか、宮崎県知事、市議会議長らも参加してテープカットが執り行われると、多くの客が館内へと入店した。生憎の雨模様となったものの開業直後は多くの人が押し寄せ、入館整理券を求める行列ができた。

入館待ちの行列。右側がテラスタ。

テラスタの開業を記念して5月中旬まで市中心部の各施設では体験イベントや展示イベントが開催されており、都城市中心部は賑わいのなかで新たな幕開けを迎えることとなった。

様々な施設が一か所に集まることとなった。

(一部の写真・取材:全国スーパーめぐりさん地理人研究所さん/ホテル内写真はニュースリリースより)

TERRASTA(テラスタ)

住所:宮崎県都城市中町17街区2号
営業時間:午前9時~午後9時(TERRASTA MARKET)

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ヨークタウン西富山、2022年4月28日開業-ベニマル核に那須塩原・県北初「無印良品」も

栃木県那須塩原市の国道4号線沿い・カゴメ那須工場近くにセブン&アイHDのショッピングセンター「ヨークタウン西富山」が2022年4月28日に開業する。

ヨークタウン西富山(先行開業時)。

セブン&アイの近郊型商業施設、カゴメ工場近くに

ヨークタウン西富山の建物は平屋建(2棟)で売場面積は3,629㎡、駐車場台数は150台。
本棟にはセブン&アイHDの食品スーパー「ヨークベニマル西富山店」(4月22日先行開業)を核に、大型衣料・生活雑貨店「無印良品」、クリーニング店「うさちゃんクリーニング」の3店舗が入居。別棟には100円ショップ「ダイソー」が入居する。

ダイソーは別棟となる。

無印は県北初、ベニマルは「行楽地ならでは」の品揃え

ヨークベニマル西富山店(4月22日先行開業)の売場面積2,110㎡で、同社としては那須塩原市内5店舗目。同店開店によりベニマルは238店舗体制(実質稼働236店舗体制)となる。
同店では店舗周辺にキャンプ場が複数ある行楽地という立地特性を活かし、海鮮串・海鮮セット・焼肉商材や観光客の土産需要を満たす地元商品を積極的に展開するほか、近隣に工場があるカゴメ製品の品揃えを強化するとしている。
また、店内にはイートインが設置されている。

ヨークベニマル西富山・イートイン。

無印良品は栃木県北エリアで初出店。冷凍食品やチルドスイーツも取り扱う大型店となる。

無印良品ヨークベニマル西富山。

ヨークタウン西富山

住所:栃木県那須塩原市西富山46番地1
営業時間:午前9時30分~午後9時30分(ヨークベニマル)
無印良品は午前10時~午後8時
(写真:なしおさん

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三越豊田、2022年4月22日開業-T-FACE A館の核店舗、旧そごう・松坂屋跡に

愛知県豊田市の名鉄三河線豊田市駅・愛知環状鉄道新豊田駅前にある豊田市駅西口再開発ビル「豊田駅西ファッションビル T-FACE」A館2階に、百貨店「三越豊田」が2022年4月22日朝10時に開業した。

三越豊田の館内。

そごう→松坂屋→三越の3度目の転身

三越豊田が出店したのは2021年9月まで「松坂屋豊田店」が出店していた「T-FACE A館」の2階。
松坂屋豊田店の前身である「豊田そごう」は豊田市駅西口市街地再開発ビル「T-FACE」の核店舗として1988年10月に開店。T-FACE全館の店舗面積は39,477㎡。そごうは2000年12月に閉店し、その後はT-FACE専門店街が増床された。

松坂屋豊田店は2001年10月25日に「T-FACE A館」に開店。松坂屋の店舗面積は18,000㎡。A館1階から6階まで(+催事場8階)に出店していたが、業績の悪化などを理由に2021年9月30日を以て閉店。
施設を管理する「豊田まちづくり」が改装を実施し、2022年3月25日には1期開業として成城石井ニトリなどが開店していた。

豊田松坂屋。

1フロアでもグルメ・コスメなど多彩-リモート接客も

三越豊田が出店するのは「T-FACE A館」2階の約1,900㎡で、運営は名古屋市に本社を置く名古屋三越
日々のくらしを楽しく、豊かにするフードやファッション&ライフスタイル雑貨を一堂に集めたワンフロアストア」をコンセプトとし、名古屋三越による直営売場と食品や化粧品など18ショップで構成される。

外壁に設置された三越の看板。

名古屋三越の売場のうち、東海地方の三越伊勢丹で初めて設けられた「デジタルスタンド」では、三越伊勢丹のオンラインショップで名古屋栄三越や日本橋三越本店、伊勢丹新宿店など首都圏のマーチャンダイザーが仕入れた商品を取り寄せて、購入することが可能だ。
また「ザ・サロン」ではリモート接客により、化粧品(デパコス)のカウンセリングなどのサービスを遠隔で受けることも可能(予約制)。今後はイベントの開催も予定されている。
豊田エリアからサカエへは1時間以上かかることも多く、このような設備の需要は高いと見込まれる。

ザ・サロン室内。


オンラインショップが体験できる。

テナントとしては、食品・アクセサリー・生活雑貨など18ショップが出店。なかでもスイーツを扱う店舗は7店も出店している。
そのうち、東海地区初出店のアップルパイ専門店「RINGO」では、店舗で焼き上げるできたてのアップルパイを提供。三河地区初出店の「高級芋菓子しみず」では、鹿児島から直送したさつま芋を使った「芋パフェ」「スイートポテト」などを楽しめる。また、一宮市の人気カフェ「クローチェ」がプロデュースするベーグル専門店「マチネ ベーグル by クローチェ」は新業態1号店となる。

東海地区初出店の「ウサギオンラインストア」は、ECサイト「ウサギオンライン」のリアルショップであり、最旬ファッションやオーガニックコスメを買うことができる。
また、ブックオフコーポレーションのブランド買取専門店「ハグオール」も出店する。

ウサギオンラインストア。

このほか、2階には松坂屋時代にも出店していたカフェ「スターバックス」が3月より営業している。

大きな賑わいを見せた開業初日

三越豊田が開店した4月22日は、朝からオープニングセレモニーが挙行された。
豊田まちづくり代表取締役の河木照雄氏、豊田市長の太田稔彦氏、豊田商工会議所会頭の三宅英臣氏、名古屋三越代表取締役社長執行役員の椎野聡氏が主催者あいさつ、来賓祝辞をおこない、続いてテープカットにより開業を迎えた。

テープカット。


10時の開店と同時に多くの客が入店した。

テープカットを行った後、10時の開店と同時になだれ込み、またたく間に大混雑となった。開店記念品として、先着200名に両口屋是清の千なり(三越のマーク入り)が配布された。

店内は大混雑に。

店内は他のT-FACEのフロアと同様、暖色系や木を活用した部材を多用したフロアへ改装された。一方、天井は松坂屋時代の間接照明が引き続き利用されており、以前の面影もあった。

「三越の豊田出店は悲願だった」新しい試みに期待

前述のセレモニーの際、名古屋三越代表取締役社長執行役員の椎野聡氏は「豊田への三越出店は長年の悲願」であると述べた。

名古屋三越・椎野氏の挨拶。

三越豊田では、遠隔で様々な店舗の商品を取り寄せての購入や化粧品のリモートカウンセリングを受けることができるサロンが導入されるなど、松坂屋には無かった機能により、狭い面積でも百貨店らしい接客・品揃えを実現することが可能となった。
人気のグルメを充実させつつ、デジタル活用を加速させることで百貨店機能の維持を図った三越豊田。「時代に合った最新の百貨店のかたち」の1つとして、そして「新しい豊田のランドマーク」として、今後の発展が期待される。

T-FACE  豊田市駅西ファッションビル

住所:愛知県豊田市若宮町1-57-1
営業時間:10:00 – 20:00
(t-FACEごちそうダイニングは11:00 – 最大23:00)

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プラザモールなかま、2022年4月20日10時開業-先行開店のトライアルと賑わう開業日、イオン跡地もリニューアルへ

福岡県中間市の筑豊電鉄通谷電停近くにあるイオンショッパーズモールなかま店跡に、トライアルを核とするショッピングセンター「プラザモールなかま」が2022年4月20日午前10時に開業した。

旧ショッパーズ西館・モール館、全面刷新

プラザモールなかまは、2021年10月に開業したショッパーズモールなかま西館(1993年12月開業/旧バンドール中間店)と暫定営業中だったモール館(1998年11月開業/旧中間アミューズプラザ21C)を、旧ダイエーグループの総合建設会社「イチケン」協力のもと全面刷新したもの。西館の建物は地上4階建で店舗面積は10,789㎡。モール館の建物は地上5階建で店舗面積は9,138㎡。建物は引続きグリーンプラザ開発が所有する。

ショッパーズモール時代のプラザモールなかま。

西館はトライアルの大型スマートストア

プラザモールなかま西館は、トライアルカンパニーの大型総合ディスカウントストア「メガセンタートライアル中間店」を核に2022年4月13日に先行開業。トライアル中間店は同社スマートストア福岡県内37店舗目として、同社が強みとするAI・IoT機器「リテールAIカメラ」「スマートショッピングカート」「デジタルサイネージ」を導入。各種販促では「大きなサイズのトライアル」「メガトラ」を掲げ、1階では食料品を、2階ではファッション・生活用品・家電製品・カー用品・スポーツレジャー用品・園芸DIY用品を幅広く展開するなど、広大な売場面積を活かした同社最新店舗となった。

モール館は大型テナント中心に

プラザモールなかまモール館1階にはカジュアル衣料品店「マックハウス」を始め、婦人服店「ミルク」、バンダイナムコグループ(ハピネット)のカプセルトイ専門店「ガシャココ」、エスニック雑貨店「アジアンギャラリー」、ニトリの家具インテリア雑貨店「デコホーム」、アウトレット家具店「リバップ」、保険相談カウンター「ほけんの110番」、クリーニング「アクアトリートメント」、GENDA GIGOによる大型アミューズメント施設「セガアリーナ」の9店舗が出店。催事スペースも設けられた。

プラザモールなかまモール館。

モール館2階にはヤマダデンキグループの家電量販店「ベスト電器」やイオングループの100円ショップ「キャンドゥ」、中古PC専門店「パソコン市場」、買取専門店「諭吉っちゃん」、10分ヘアカット専門店「QBハウス」、ヘアカラーサロン「クイックカラー」の6店舗が出店。4~5階のシネマコンプレックス「ユナイテッド・シネマなかま16」も韓国発の体感型映画上映システム「4DX」導入を目玉とする館内リニューアルが行われた。

Can☆Doプラザモールなかま店。

開店当日は大規模なセールや記念品配布も

モール館の開業当日は、午前10時の営業開始にあわせて1階2階フロアと西館接続通路の館内シャッターが一斉に開放。施設関係者や地域住民が見守るなか新たな幕開けとなった。

開店直前のモール館館内。

モール館では会員限定ポイント5倍といった施策に加え、ベスト電器やガシャココでは開店記念品の配布、サービス系店舗では販促チラシやポケットティッシュの配布もあり、一部店舗では記念品の引換を目的とした100人近い長蛇の待機列がみられた。また、トライアルでも開店セール第2弾期間中だったこともあり、スマートショッピングカートでの買物や大容量パック販売を楽しむ客が数多くみられた。

賑わう開業当日。

プラザモールなかま周辺では、旧ショッパーズモールなかま東館(イオンなかま店)跡地や福北ゆたか線中間駅前(中間市岩瀬一丁目)など商業施設の整備が相次いでおり、今後も同様の大型店開業がみられそうだ。

プラザモールなかま

住所:福岡県中間市上蓮花寺3丁目1-1
営業時間:24時間営業(トライアル中間店)

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エキソアレ西神中央、2022年4月1日開業-西神そごう跡、百貨店の歴史引継ぐ「ハイ・カジュアル」な商業施設に

兵庫県神戸市西区の神戸市営地下鉄西神中央駅に直結するセブン&アイHD系の百貨店「そごう西神店(西神そごう)」跡に、双日のショッピングセンター「エキソアレ西神中央」が2022年4月1日に開業した。

暫定営業続けていた西神ニュータウンのそごう跡

そごう西神店は、1990年10月に神戸市交通局が開発する「西神中央駅百貨店ビル(現西神中央駅ショッピングセンター)」を全館賃借するかたちで「西神そごう」として開業。建物は地上6階地下2階建で、延床面積は約30,301㎡。交通局完全子会社の神戸交通振興が所有する。
そごう西神店

開業当初は、旧・そごうグループが30店舗体制をめざし推し進めていた“トリプルそごう計画”の28店舗目として、キャッチコピーに「ハイ・カジュアル主義」を掲げ、1階には東京ディズニーランドとの提携により誕生したからくり時計「イッツ・ア・スモールワールド時計」、5階には神戸市内最大となる「川の流れるレストラン街」、屋上にはメリーゴーランドやエアーサイクルといった大型遊具を備えた遊園地「ファンタジーランド」を導入するなど、神戸市郊外のニュータウンに立地する地域密着志向の店舗ながら非常に豪華な設備を特徴としていた。
その一方、西神そごうはグループの経営悪化や過剰投資が災いとなり、2000年7月に民事再生法適用を申請(経営破綻)。2002年3月には再建の一環として運営体制を変更し、そごう西神店となった。
そごうのシンボルのひとつだった「からくり時計」

そごう西神店では、2002年の運営会社再編を機に「「自分」発見専門館」を掲げ、売場の最適化を目的とした全面リニューアルを実施。2009年8月の運営会社再編後はそごう神戸店の分店(そごう神戸店西神館)とすることで、経営効率の改善を図った。なお、2016年10月にはセブン&アイHDとH2Oリテイリング(阪急阪神百貨店)による資本業務提携の一環として、西神店を含む関西3店舗(そごう神戸店・西武高槻店)をH2O運営に移行する方針があったが、2017年8月に西神店の運営移行を白紙化。2019年10月には西神店を除く関西2店舗が「阪急百貨店」ブランドに移行したため、西神店は「そごう・西武としては関西唯一の店舗」「そごうの屋号を冠する関西唯一の店舗」となった。
そごう神戸店は神戸阪急となった

これにあわせ、そごう西神店は2019年9月に1階食品フロアの大規模なリニューアルを実施したが、同年10月に一転して閉店の方針を発表、改装から1年満たない2020年8月31日をもって約30年の歴史に幕をおろした。なお、施設を所有する神戸交通振興はそごう閉店に先駆けて、2020年4月に後継事業者公募を開始、同年7月に双日を優先交渉権者に選定し、同年11月から1階食品フロアと5階飲食店街の営業再開(臨時開業)を順次進めていた。

デパイチに新たなアクセント加えて再生

エキソアレ西神中央の営業フロアはそごう時代と同等の地上1階~5階で延床面積は約30,301㎡。運営業務は双日から委託を受けたプライムプレイス(東京建物グループ)が担う。
施設名称の「エキ」は西神中央駅に、「ソアレ」は太陽(ルーマニア語)に由来するもので、コンセプトに「日常にある上質な暮らし」を掲げ、百貨店が積み重ねた歴史や地域住民のライフスタイル向上を意識した専門店約60店舗が出店する。
営業フロアのうち、1階には関西地盤の高級食品スーパー「パントリー(大近)」や洋菓子銘店「モロゾフ」「ゴンチャロフ」「ケーニヒスクローネ」「アンリ・シャルパンティエ」、和菓子銘店「宗家 源吉兆庵・満果惣」「文明堂」といったそごう1階食品館エブリデイ(デパイチ)時代からのブランドが引続き営業するほか、「ゴディバ」「御座候」「RF1(Green gourmet)」がそごう閉店から約1年半ぶりに再出店、輸入食品グロサリー「ピープルズ」や沖縄県外への多店舗化を進めるアイスクリーム「ブルーシールアイスクリーム」が新規出店する。

エキソアレ西神中央
(西神中央駅ショッピングセンター)

2階には「無印良品」や美容と健康に強みをもつドラッグストア「AINZ&TULPE」、アダストリアの生活提案型衣料・雑貨店「LAKOLE」といった7店舗が出店。 LAKOLEは「国内最大級の店舗」(237坪)として従来からの生活雑貨・アパレル分野をフルラインナップで展開するほか、アダストリアグループ初となるセルフレジの導入や新カテゴリ(ペット・フィットネス分野)の先行導入、店舗限定商品の拡充といった実験的な取組みを打ち出す。

LAKOLEエキソアレ西神中央

3階には大型家具インテリア雑貨店「ニトリ」がワンフロアに出店。4階には精文館書店のBOOK&CAFE「TSUTAYA BOOKSTORE」「LE GARAGE/ohagi3(ル・ガラージュwithおはぎさん)」や100円ショップ「ダイソー」、「POLA」といった5店舗が出店。

DAISO西神中央

TSUTAYAでは従来からの「多彩なライフスタイル提案」を掲げた書籍・雑誌フロアに加え、文具・雑貨フロアを中心に食雑貨を幅広く展開。店内各所に「成城石井Selection」コーナーを配置するほか、和洋菓子やレトルト食品・調味料売場の集積を進めるなど、一般的な都市型グロサリー専門店に匹敵するような異色な店舗づくりを打ち出した。

食雑貨を前面に押し出したTSUTAYA BOOKSTORE

5階には紀伊國屋書店跡の地場総合進学塾「若松塾」、飲食店街の地場中国料理レストラン「金龍閣」、地産地消和食レストラン「旬菜みやこ」といった12店舗が出店。エスカレーターホールでは、双日が源流企業とする戦前の総合商社「鈴木商店」の栄枯盛衰(伝説性と悲劇性)とその後の各種産業への貢献を取り上げた展示を行うほか、そごう時代からの噴水設備は円柱の休憩所として再整備する。

日本一の総合商社だった鈴木商店

鐘の音が祝うリニューアル開業

エキソアレ西神中央開業当日の午前9時30分からはオープニングセレモニーが開催された。式典には施設所有者の神戸市・OMこうべ関係者、施設運営者の双日・プライムプレイス関係者、地元議員などが参加し、双日が源流企業とする鈴木商店の歴史とエキソアレ開業による貢献、地元神戸市をホームタウンとするJ1サッカークラブ「ヴィッセル神戸」とのスポンサー契約締結といった内容が語られた。

エキソアレ西神中央のオープニングセレモニー

式典はヴィッセル神戸のマスコットキャラクター「モーヴィ」の登場やテープカットにより盛り上がりをみせ、営業開始時刻となる午前10時を知らせるからくり時計の鐘の音が施設の開業を華々しく彩った。
開業当日は春休み期間であり、施設・専門店各店ともに福袋や特価商品を打ち出したため、制服を着た学生からファミリー、高齢者まで幅広い年齢層により賑わいをみせた。

鐘の音が鳴り響く午前10時

神戸市は以前より、2022年2月の西区役所庁舎移転や今回の西神中央駅ショッピングセンター(エキソアレ西神中央)リニューアルなど、神戸市営地下鉄の起終点駅である西神中央駅一帯の再整備を進めている。
2022年秋には複合文化施設(西神中央ホール)の整備を、2023年春には駅前広場・バスロータリーの整備を、同年秋には隣接するショッピングセンター「プレンティ」(ダイエーイオンフードスタイル・KOHYOなど出店)のリニューアルを迎える予定であり、これらの取組みが人口減少が続く神戸市の起爆剤となるか今後も注目が集まりそうだ。

エキソアレ西神中央(西神中央駅ショッピングセンター)

住所:兵庫県神戸市西区糀台5丁目9-4
営業時間:午前10時~午後8時(一部店舗除く)

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マルエイガレリア、2022年3月31日開業-旧丸栄百貨店跡、食中心テナントで賑わい見せた開業日

愛知県名古屋市中区栄の百貨店「丸栄(丸榮)」本館跡地に、暫定施設として複合商業施設「マルエイガレリア」が2022年3月31日に開業した。

マルエイガレリア。

400年以上の歴史が再び動き始めた丸栄

マルエイガレリアの前身である丸栄百貨店は1943年の企業整備令に伴う百貨店統合による十一屋と三ツ星の合併により生まれた。そのうち、十一屋は1615年に創業した「十一屋呉服店」を起源に持つ。
1953年の増築で誕生した村野藤吾設計の本館は、日本建築学会賞を受賞するなど、名建築として評価された。プリンセス大通側の外壁に描かれたモザイク壁画やエレベーター扉に描かれた東郷青児の絵画なども有名だった。

営業最終日の丸栄本館。

丸栄は経営不振により、2008年に製薬(コルゲンコーワ)などで知られる大手商社「興和」(名古屋市)と業務資本提携を締結。しかし、2017年2月期決算では3期連続の赤字を記録するなど慢性的な業績不振からは抜け出せず、2017年7月に興和の完全子会社入りしたのち2018年6月に閉店、将来的に近隣施設との一体的な再開発を目指すことが発表された。
マルエイガレリアはこの再開発までの「中継ぎ施設」となる。

閉店後の丸栄。

マルエイガレリアの開業により、栄では、約3年半ぶりに「丸栄」の名前が復活。呉服店開業から407年にも及ぶ長き歴史が再び動き始めた。

食中心の店舗に名古屋最大「無印良品」も

マルエイガレリアは3階建ての建物で、店舗面積は7784㎡。大和ハウスグループの大和ハウスリアリティマネジメントが運営する。
営業初日となった3月31日は、1階・2階のみと暫定開業となったものの、夜まで多くの客で賑わいを見せた。
建物は小さくなったものの、外壁には東海エリア最大級の大型LEDビジョンが設置され、team lab制作の永遠に変化する映像が映し出されている。

マルエイガレリアの大型LEDビジョン。
「営業最終日の丸栄本館」と同アングル。

1階には、食を中心としたテナントが多く出店。
核店舗は大阪発祥のスーパー「パントリー」が名古屋初出店で、自然にこだわった食材を数多く揃える。
「丸栄」が運営する新業態飲食店「KW THE KITCHEN WONDERLAND」では、カフェとレストランが併設され、自家製麺を使った自慢のパスタや、オリジナルのスイーツを楽しむことができる。

パントリー。


KW THE KITCHEN WONDERLAND。

手作りおはぎ専門店「ohagi3」の新業態店舗「ohagi3 FLAGSHIP SAKAE」はohagi3初のイートインがメインの店舗として出店。新商品を揃え、ロゴデザインも一新された。

ohagi3 FLAGSHIP SAKAE。

2階には、名古屋市内最大の売り場面積を誇る「無印良品」が出店する。
なお、隣接する商業ビル「栄スカイル」にも無印良品は出店しているが、そちらも営業を継続している。

無印良品。

3階は「レストランフロア」とし、5月26日にオープンする予定。ぐるなびプロデュースのフードホール「WYE」や高級焼肉店「叙々苑」などのテナントが出店する。

2階と3階を結ぶエスカレータの掲示。

地下鉄連絡口には「丸栄の名建築」の一部を展示

マルエイガレリアと隣接する地下街「サカエチカ」を結ぶ地下街連絡口には、丸栄百貨店のモザイクタイル壁画の一部が展示されるほか、丸栄百貨店時代に設置されたステンドグラスも継承された。

展示されているモザイクタイル壁画の一部。
「営業最終日の丸栄本館」の写真にあるタイル部分の一部。


丸栄百貨店のステンドグラスも継承。

将来的には「栄町ビル」などと一体開発へ

マルエイガレリアは、近い将来2021年に閉館した商業ビル「栄町ビル」とともに一体開発される計画が予定されている。そのため、マルエイガレリアは再開発までの暫定施設となる。

閉館した栄町ビル。

マルエイガレリアは今後10年ほどで解体・再開発する可能性が高く、隣接する「スカイル/メルサ」などを含めた周辺地域の今後にも大きな注目が集まっている。

マルエイガレリア

住所:愛知県名古屋市中区栄三丁目3番地1号
営業時間:10時~21時(パントリー)

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T-FACE、2022年3月25日リニューアル開業-豊田そごう・松坂屋跡、成城石井など出店で賑わった新装初日

愛知県豊田市の名鉄三河線豊田市駅・愛知環状鉄道新豊田駅前にある豊田市駅西口再開発ビル「豊田駅西ファッションビル t-FACE」のうち、2021年9月まで「松坂屋豊田店」が出店していた「t-FACE A館」1階から6階の全面改装が完了し、2022年3月23日にプレオープン・25日にグランドオープンした。

新装なったt-face。

「豊田そごう」開業から34年目の全面リニューアル

松坂屋豊田店の前身である「豊田そごう」は豊田市駅西口市街地再開発ビル「t-FACE」の核店舗として1988年10月に開店。t-FACE全館の店舗面積は39,477㎡。そごうは2000年7月のそごう経営破綻により営業面積が縮小されたのち2000年12月に閉店し、その後はt-FACE専門店街が増床された。

豊田松坂屋・エントランス。右はB館。

松坂屋豊田店は2001年10月25日に「t-FACE A館」に開店。松坂屋の店舗面積は18,000㎡。A館1階から6階まで(+催事場8階)に出店しており、そごうの百貨店面積よりも狭かった。
しかし、業績の悪化などを理由に2021年9月30日を以て閉店し、施設を管理する「豊田まちづくり」によって改装が進められていた。

豊田松坂屋・最終営業日。

成城石井・三越・コーナンなど各階「新コンセプト」に


外壁に設置されたテナント看板。

新装なったt-FACE A館のうち、1階は「デイリーフロア」。
核店舗として高品質な食材を扱うスーパー「成城石井」が出店する。惣菜店を集めたコーナー「おそうざいマルシェ」には、RF1のセレクトショップ「グリーン・グルメ」や、沖縄育ちのアイス専門店「ブルーシール」などが出店する。

デイリーフロアにはイートインコーナーも。


BLUE SEAL ICE。

ベーカリー「ドンク」や「ミニワン」は、松坂屋に引き続き再出店となった。
さらに、4月22日にオープンする食品売り場「T-Marche」には、松坂屋時代に出店していたお肉の専門店「スギモト」や鮮魚店「魚錠」、新たに出店する青果店「カネ井青果」などが出店する予定となっている。

再出店となったドンク。

2階は「上質な立ち寄りフロア」。
核店舗として、名古屋三越のサテライト百貨店「三越 豊田」が4月22日にオープンする。
三越の店舗面積は約1,900㎡。三越店内には、洋菓子「ゴディバ」や、レディースファッション「ウサギオンラインストア」などを始めとした18店舗のテナントが出店する予定。
このほか、松坂屋時代に出店していたカフェ「スターバックス」も出店している。

スターバックス前のウッドデッキ。

3階は「おとなライフスタイルフロア」。
アンタイトルド」や「エムズグレイシー」などの婦人服店のほか、眼鏡店「キクチ」や、靴下などの衣料品「フクスケ コラージュ」などが出店。コスメ・生活雑貨「ハウスオブローゼ」などは松坂屋時代からの再出店となる。

4階は「大型専門店フロア」。
ファストファッションの「coca」、インテリア雑貨の「ニトリ デコホーム」が出店するほか、4月22日には「GU」がオープンする。

coca。


ニトリデコホーム。

5階は「ホームセンター」フロアで「コーナン」が出店する。
コーナンでは、日用品、家電、ペット、園芸、DIY、インテリアなど幅広い商品を取り扱う。

コーナン。

6階は「とよた未来を育むラボ(愛称 Y LAB.)」と題し、なにかが変わるきっかけのフロアをコンセプトとした。
その一環として、コワーキングスペース「Yシェア」や、キッチンスタジオ併設の多目的ホール「Yスタジオ」などの新しいコンセプトのスペースが設けられた。
このほか、書籍の「丸善(MARUZEN)」やハワイのコーヒー「ライオンコーヒー」を提供する喫茶店の「RIC TOKYO」、PCデポの地域連携型新業態店「PCデポ 豊田くらしのデジタル館」などが出店する。

PCデポの新業態「くらしのデジタル館」。

豊田産木材を用いた内装に-そごうの名残も

今回のリニューアルに合わせて、外観は低層部が茶色に塗り直された。

最上階には松坂屋に変わり「t-FACE」のロゴが設置された。

2階の名鉄側入口も大きくリニューアルされ、館内は白系から茶色など暖色系に改装。ここには、香り豊かな豊田市の木材が内外装として多用された。
さらに、1階・2階には立ち寄りやすさと居心地の良さを追求した新たなエントランス(入口)を増設するなど、以前とは少し異なる雰囲気となった。

豊田市産の木が使われた内外装(2階スタバ前)。
プランターの土には松坂屋の廃材を活用したという。

その一方で、館内にはそごう時代の設備が昇降機を中心に継承されており、エレベーターの金色内装の他、扉開閉時に鳴動するチャピー(ピヨピヨ音)、そしてエスカレーターの金色の枠に赤いベルトなど、バブル期に開業したそごう独特の設備が引き続き継承されている。

6階エレベーターホール。


そごう時代のままのエスカレータ。

多くの客で賑わった開業日-式典は4月に実施

開業初日となった3月25日は朝から多くの人が詰めかけた。
開店時は1階および2階の名鉄側入口に分かれて整列するようになっていたが、1階は新たに増設された入口、2階は愛環線の駅側まで長い行列ができた。

朝から多くの客が並んだ。

開店式典などは2階「三越」が開店する4月22日に行われるといい、25日は特に挨拶などはなく開店。それと同時に多くの客が店内へとなだれ込んだ。

午前10時の開店と同時に多くの客が入店した。

ここ数年、松坂屋豊田店・t-feceの近隣には2020年に開業した「ららぽーと東郷」をはじめ2017年に開業した「プライムツリー赤池」、同じく2017年に建替え開業した「イオンスタイル豊田」など郊外型商業施設が相次いで開業しており、集客に陰りが見えつつあった。
今回のリニューアルオープンでは市内に唯一のテナントも数多く出店しており、再び「豊田市の玄関口の顔」として賑わうことが期待される。

t-FACE  豊田市駅西ファッションビル

住所:愛知県豊田市若宮町1-57-1
営業時間:10:00 – 20:00
(ごちそうダイニングは11:00 – 最大23:00)

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