カテゴリー別アーカイブ: 新店舗レポート

アミュプラザ小倉、9月14日リニューアルオープン-小倉駅ビル開業20周年で

福岡県北九州市小倉北区にあるJR小倉駅ビル「アミュプラザ小倉」が、大規模改装を終えて9月14日にリニューアルオープンした。

アミュプラザ小倉。
火災により外壁にあった「AMU」のロゴは撤去された。

開業20周年を迎えたアミュプラザ、大規模リニューアル

アミュプラザ小倉(小倉ステーションビル)は1998年3月にJR九州が運営する駅ビル「アミュプラザ」の1号店として開業。売場面積は16,934㎡で、北九州市の中心・小倉唯一の駅ビルとして大きな集客を誇る。
館内にはセレクトショップ「URBAN RESEARCH DOORS」やcoenの地域密着型業態「coen Grand Store」、ストリートファッション専門店「WEGO」、「GLOBAL WORK」、ワンランク上の靴を取扱う「ABCマート プレミアステージ」、ブック&カフェ「くまざわ書店」、CD・DVDショップ「新星堂」、イオングループの食品スーパー「レッドキャベツ」など約150の専門店が入居するほか、高層階にはJR九州ホテル小倉が入居する。

駅ビル開業20周年で「全面改装」-来春にも改装予定

今回のリニューアルは、開業20周年を記念して8月上旬から進められていたもの。
新規出店店舗は、西日本初となるヴィレッジヴァンガードの「食」と「コト」のセレクトショップ「こととや」や、九州初となる服飾雑貨店「アコモデ」、阪急阪神百貨店系の化粧品専門店「フルーツギャザリング」、広島県呉市にある老舗茶問屋の日本茶カフェ「田頭茶舗」、地元・北九州の和菓子店「菓匠きくたろう」など8店舗。

西日本初となるヴィレヴァンのグロサリー「こととや」。


「きびだんご」の製造工程が見える「菓匠きくたろう」。

また、若年女性に根強い人気のあるストライプインターナショナルの「earth music&ecology」やアダストリアの「niko and」、雑貨店「PLAZA」「Francfranc」、ベルギーの高級チョコレート店「ゴディバ」など16店舗がリニューアルオープンした。
このほか、今回の改装に先駆けて今夏までにJR九州グループが初めてFC運営する「スターバックスコーヒー」、手作りコスメ等を扱う「LUSH」など数店舗が新規出店、もしくはリニューアルオープンしている。

再開発進むJR小倉駅前

小倉駅周辺では、大丸ビル跡地にテナントビル「KDビル」が2017年秋に開業、小倉駅前郵便局や三菱UFJ信託銀行北九州支店跡地で建設中の「(仮称)小倉駅南口東地区第一種市街地再開発事業ビル」が2019年5月に完成するなど、バブル期から凍結状態にあった大型再開発プロジェクトが規模を縮小しながらも再び動き始めた。

アミュプラザ小倉の隣では再開発ビルの建設が進む。

その一方、地元老舗百貨店「井筒屋」が運営する百貨店「コレット」(旧小倉そごう→小倉玉屋→小倉伊勢丹)が2019年2月に撤退するなど、九州の玄関口の先行きは不透明な状態が続いている。

コレット井筒屋/アイム専門店街。

アミュプラザ小倉の魅力向上により、これらの駅前再開発やコレット再活用に弾みが付くと良いのだが、果たして…。

外部リンク:アミュプラザ小倉|AMU PLAZA ONLINE ファッション・雑貨はもちろん!福岡・北九州のお土産もアミュプラザ小倉でどうぞ。
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イオン諏訪ステーションパーク店、9月8日開店-イオン諏訪店の”代替店舗”、バロー跡に

長野県諏訪市の諏訪インターチェンジ前にあるオーパ系商業施設「諏訪ステーションパーク」内に、大型スーパー「イオン諏訪ステーションパーク店」が9月8日に開業した。

イオン諏訪ステーションパーク店。

OPAが運営する郊外型ショッピングセンター

諏訪ステーションパークは諏訪市と茅野市にまたがるオープンモール型の商業施設。1998年1月開業で、延床面積は22,300m²。
キャッチフレーズは「『衣・食・住・遊』あらゆるシーンを彩る、施設を集積した長野県最大規模の複合商業施設」で、イオン系(旧・ダイエー系)のファッションビル運営で知られる「オーパ(OPA)」が所有・運営する。

施設全景。

現在はテナントとして「エディオン」、「ハニーズ」、「ライトオン」、「シュープラザ」、「モンベル」、「アルペン」、住宅展示場などが出店する。

ダイエー→ニシザワ→バロー跡に-諏訪店の代替機能も

イオン諏訪ステーションパーク店が出店するスーパー棟は売場面積2,353㎡、今回開業するイオンの売場面積は1,917㎡。
1998年の開業当初はショッピングセンターの核施設としてダイエーが出店していたが、その後ニシザワ(ベルシャイン)→バローとテナントが交代。イオンは4代目の核店舗だ。なお、当初出店していたダイエーグルメシティ諏訪インター店は「グルメシティ1号店」でもあった。
8月20日に老朽化による建替えのため閉店した「イオン諏訪店」からは約8kmの距離があるものの、事実上の代替店舗となる。

8月20日に閉店したイオン諏訪店。

観光地の玄関口となる諏訪インターチェンジ前であることから、お土産品の販売もおこなうほか、ドリップカフェ「イオンドリップ」やイートインコーナーを設置。狭い面積ながら旧イオン諏訪店と同様に、食品のみならず「暮らしの品」や「実用衣料」の販売もおこなわれる。

「暮らしの品」も販売される。

開業当日となった9月8日はエントランスで「店頭市」が、また店内では「冷凍食品105円」が開催されるなど、時おり雨が降る天気でありながら多くの客でにぎわいを見せた。

多くの客が訪れた。

イオン諏訪ステーションパーク店

住所:茅野市中沖10-3 諏訪ステーションパーク
営業時間:9時~21時

外部リンク:9月8日「イオン諏訪ステーションパーク店」がオープン
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銀座ソニーパーク、8月9日開園-ソニービル跡地、変わり続ける実験的な「公園」目指す

東京都中央区銀座の銀座ソニービル跡地に、「Ginza Sony Park」( 銀座ソニーパーク)が8月9日に開園した。

銀座ソニーパーク。

数寄屋橋交差点のシンボル的建物、開放感ある公園に変貌

銀座ソニーパークの前身となる銀座ソニービルは、1966年4月に開館。開館当時は、ドレミの音階が鳴る階段や2300個のブラウン管テレビモニターで覆われたエレベーター塔(のちに撤去)など、建築家・芦原義信氏による斬新な設計が話題となった。
ソニー直営旗艦店「ソニーストア銀座」を始め、「ソニーショールーム銀座」、旧ソニー系の雑貨店「PLAZA銀座」(旧SONY PLAZA)など、多くの専門店が入居していたが、施設の老朽化に伴い、2017年3月をもって営業終了、地上部分の解体が行われた。
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銀座ソニービル。

ソニーらしさあふれる、変わり続ける実験的な「公園」

銀座ソニーパークは地下4階建。
銀座ソニービルの運営を行っていたソニーの100%子会社「ソニー企業」が、新施設(2022年開業予定)の建替工事を開始する東京五輪終了後の2020年秋まで暫定的に運営を行う。
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銀座ソニービルの建替(公園化)イメージ。
(2016年に行われたGINZA SONY PARK PROJECT展で展示)

コンセプトに変わり続ける実験的な「公園」を掲げ、プラントハンター西畠清順プロデュースの植物専門店「アヲ GINZA TOKYO」が管理する地上部分に植栽された植物は、来場客が自由に購入可能となっている。
公共性を高めた施設構造も特徴で、館内各所には自由に利用可能なトイレが整備されており、トイレからは「SONY」のネオン管を眺めることもできる)

地階各階にトイレが設けられている。

また、館内ではペットロボット「aibo」が来場客を出迎え、地下3階の休憩スペースでは「体験型ドライビングシミュレーター」やソニーのプロジェクター内蔵卓上型Android端末「XPERIA Touch」が設置、XPERIA Touchによる新感覚の「スペースインベーダー」を始め複数のゲームが楽しめるなど、建替前の銀座ソニービルが担っていた「ソニーのショールーム」としての機能も果たしている。(上記ゲームの設置は9月24日まで)

ペットロボット「aibo」。


XPERIA Touchを活かしたスペースインベーダー。

テナントとして、前述した植物専門店「アヲ GINZA TOKYO」に加え、藤原ヒロシがディレクターを務めるコンセプトショップ「THE CONVENI」、ミシュラン星を獲得した表参道の人気老上海料理店「MIMOZA」が手掛ける飲茶スタンド「MIMOSA GINZA」、キリングループのクラフトビール専門店新業態「“BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY」、老舗和菓子屋「とらや」が手掛ける「トラヤカフェあんスタンド」の5店舗と、期間限定のポップアップストアが出店する。

“BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY。

また、TOKYO FM のサテライトスタジオ「Ginza Sony Park Studio」も設けられ、「東京の粋な音楽・アート・カルチャー」をコンセプトとした番組が提供される。
TOKYO FMは、渋谷パルコPart1に「渋谷スペイン坂スタジオ」を設置していたが、同店の建替に伴い、2016年8月をもって23年の歴史に幕を下ろしていた。TOKYO FMにとって、約2年ぶりのサテライトスタジオ復活となる。

TOKYO FM Ginza Sony Park Studio。

多彩なイベントが開催
ウォークマンから着想したローラースケート場も開設

多彩なイベントも施設の特徴で、地下2階では「公園×音楽」をテーマにし、ウォークマン初号機のパッケージから着想したというローラースケート場「#001 PARK × MUSIC × ROLLER SKATE」が開設される。(9月24日まで)
地下各階では、大日本印刷(DNP)が手掛ける「art scape GINZA」では、国立新美術館「ルーブル美術館展」との連動企画として、ARバーチャルミュージアム「It’s 肖像画TIME!」が開催。(9月3日まで)
地上部分では、沖縄美ら海水族館監修の大水槽「Sony Aquarium 2018」が展示。美ら海水族館スタッフによる水槽解説(曜日限定)や生き物の餌やりも見ることができる。(9月9日まで)。
上記イベントはいずれも無料となっている。

#001 PARK × MUSIC × ROLLER SKATE。

銀座の一等地が「公園」となることで大きな反響を呼んだ「GINZA SONY PARK PROJECT」であるが、結果的に「ソニーらしさ」が散りばめられた空間となった。今後の継続的な集客には、新鮮なイベントを発信できるかに期待したい。

外部リンク:Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)
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コナミスポーツクラブ新業態「エグザス梅田X-STUDIO」7月16日開店-会員以外も利用可能なショップ&カフェ併設

コナミスポーツクラブは、大阪市北区梅田の大阪駅前にあるヒルトンプラザイースト8階にスポーツクラブ新業態「エグザス 梅田 X-STUDIO」を7月16日に開店した。

エグザス 梅田 X-STUDIOが出店したヒルトンプラザイースト。

ニチイのスポーツクラブブランド、2017年復活していた

コナミスポーツクラブは1973年、ニチイグループ(のちのマイカルグループ)の百貨店友の会運営会社として設立。
親会社の拡大路線に歩調を合わせ、大型複合スポーツ施設「フライツァイト」、スポーツクラブ「エグザス」、スイミングスクール「ピープル」を展開していたが、マイカルグループの経営悪化に伴い2001年にコナミ傘下となり、2009年までに「コナミスポーツクラブ」に屋号を統一。会員区分やIT健康管理システムの一部において「エグザス」ブランドを残していたが、数年で姿を消していた。
その後エグザスは、スタジオ・マシンジム特化型の小型店ブランドとして2017年7月に復活。コンセプトに「その時代に求められるフィットネスクラブ」を掲げ、地域性を重視した店舗づくりや短時間集中プログラムの充実が図られ、ふたたび店舗数を伸ばしつつある。

エグザス 梅田 X-STUDIO。かつてのロゴはそのまま。

新業態では会員以外でも利用可能な「ショップ」も併設

エグザス 梅田 X-STUDIO」は、2017年6月30日をもって閉店していたコナミスポーツクラブ梅田跡(エグザスとして1986年開業)の一部に出店。
コンセプトに「~SATISFACTORY~フィットネスを通してあなたの充実、創ります」を掲げ、その日の気分や目的に合わせた「参加プログラム」の選択や「プログラム予約制」、そして、一番の特徴である会員以外でも利用可能な「ショップ&カフェ」「ラウンジ」の導入が行われた。

エグザス 梅田 X-STUDIO。

「ショップ&カフェ」では、カナダ・バンクーバー発のフィットネスブランド「lululemon」や米国のオーガニックチェーンでは定番商品とされる「BULKFOOD」を始めとする22種類の即食フード、オーガニックドリンク、ミネラルウォーターを販売するなど、会員外でも健康に関心がある層が気軽に立ち寄れる店舗づくりを行う。
コナミスポーツクラブは2020年東京五輪の開催に合わせて、エグザスブランドでの新規出店とコナミスポーツクラブ既存店の業態転換を進めており、今後も「エグザス」ブランドの展開拡大が予想される。

外部リンク:エグザス|その街に、こころとカラダの快適空間
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天ぷらスガキヤ万松寺通り店、6月21日開店-スガキヤ「天ぷら専門」の新業態

ラーメン・甘味専門店「スガキヤ」を運営するスガキコシステムズ(名古屋市)は、名古屋市中区大須万松寺通に天ぷら専門の新業態「天ぷらスガキヤ万松寺通り店」を6月21日に開店させた。

天ぷらスガキヤ万松寺通り店。

試行錯誤の歴史もつスガキヤの天ぷら店

スガキコシステムズは名古屋市栄に「甘党の店」として1946年創業。1958年に「株式会社寿がきや」を設立し、1994年に現社名となった。
東海地方を中心に「スガキヤ」、上質志向のラーメン店「らーめん寿がきや」、博多うどん店「木村屋」を運営するほか、合弁会社を通じて台湾、インドネシアにも店舗を展開する。
同社は2015年にも天ぷら専門店「寿、一得庵」を岩倉市に出店したが2016年6月に撤退。その後、2016年7月には天ぷら・博多うどん専門店「一得庵」を名古屋市に出店したものの、新規出店はおこなわれていなかった。

セルフサービス導入で低価格化を実現

「天ぷらスガキヤ万松寺通り店」では「ごはん」「味噌汁」のセルフサービス化を実施。先述の「一得庵」よりも販売価格が抑えられたことが特徴となっている。
ごはん、味噌汁もセルフサービスとなっている。


とり天ぷらセットはこのボリュームで400円台。
セルフ盛り付けのため大盛りも自由自在だ。

近年、天婦羅業界は「和食さと」で知られるサトレストランシステムズや「丸亀製麺」で知られるトリドールなどが新規参入しており、競争激化しつつある。
新規参入となった「天ぷらスガキヤ」がセルフサービスで差別化をおこない、店舗網を増やしていけるか注目される。
サトが運営する「天丼・天ぷら本舗さん天」。

外部リンク:平成30年6月21日(木) 「天ぷらスガキヤ 万松寺通り店」オープン
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阪神梅田本店「建て替え第1期棟」6月1日開業-「食」の阪神、スナックパークも復活

大阪市北区梅田の百貨店「阪神梅田本店」の建て替え第1期棟が6月1日にグランドオープンした。

阪神百貨店梅田本店建て替え第一期棟。

「食」の阪神百貨店、創業85年を機に生まれ変わる

阪神百貨店は1933年に阪神マートとして創業、1940年に現在地に移転。1951年にターミナル百貨店「阪神百貨店」として開店した。当初は地上2階建てであったが、1957年、1963年に大規模な増築工事を行い、地上8階建てとなった。

旧・阪神百貨店、大阪神ビル。

同店は西日本一のデパ地下とも称される地階食品売場を持つことで知られており、建て替え前は200を超える和・洋菓子、総菜、ベーカリーブランドの集積や、後述する「スナックパーク」は人気を集めたが、それらは今回の建替工事のために大部分が閉店・休店状態であった。

客層の拡大を図る-「食」の阪神、1階にも食品拡大

阪神梅田本店建て替え第1期棟が出店する建物は地上13階建てで、百貨店は地上9階~地下1階部分で営業する。建替工事に伴う総投資額は530億円。
今回開業する部分の売場面積は約27,000㎡で、従来の阪神百貨店の半分の規模。今後の増築により、元の面積とほぼ同じ規模となる。売上目標(2018年度通期)は410億円。
コンセプトに「毎日が幸せになる百貨店」を掲げ、「暮らし」や「健康」分野に軸を置いた生活に密着した売場づくりを目指すなど、阪急うめだ本店や競合店との差別化が図られる。

窓が印象的な夜の姿。

従来、阪神梅田本店は近隣の百貨店と比べ、顧客の年齢層が高いことが特徴として挙げられていたが、建て替えを機に30~40代の女性(特に阪急阪神百貨店が「西梅田OL」と呼ぶ働く女性層)も新たにターゲットにするなど、客層の拡大・若返りを目指したという。

関西初となるハンバーガーレストラン「Shake Shack」など新たなテナントも迎え入れ、客層の拡大を目指す。

これまで婦人雑貨などが販売されていた1階には新たに食品売場が拡大・展開されており、人気のベーカリーを集めた「パンワールド」や、約400種類のワインの試飲もできる「リカーワールド」が設置されたことも特徴だ。

日替わりで毎日15種類の食パンも並ぶ「パンワールド」。

賑わうオープン当日、ハイタッチ隊による歓迎も

開業当日となった1日の朝、2階デッキには営業開始を待つ多くの買物客で長蛇の列となった。
パフォーマーによるパントマイムの披露や吹奏楽の演奏、ハイタッチ隊による歓迎もあり、9時55分に華々しいオープンを迎えた

ハイタッチ隊やパフォーマーが買物客を出迎えた。

食文化発信「スナックパーク」復活-ちょい飲み需要も

今回の建て替え第1期棟の開業に伴い、人気のフードコート街「スナックパーク」も約3年ぶりに完全復活した

新装なったスナックパーク。

新装「スナックパーク」の常設店舗は13店で、これ以外に催事店舗が2店出店する。(2018年6月現在)
建替前から営業していた「阪神名物いか焼き」「ちょぼ焼き」「うまかラーメン玉子丸」「御座候」の5店舗に加え、箕面船場の天丼専門店「天ぷらの山」、中華そばの名店「カドヤ食堂」といった新ブランドも出店した。
阪神百貨店近隣では、ルクア大阪の「ルクアフードホール」「バルチカ」、阪急三番街の「ウメダフードホー」など、改装を機に食物販ゾーンを拡充させる商業施設が増加していることもあり、380円のローストビーフの注文でワイン30分飲み放題が540円となる「ローマ軒」など、ちょい飲みに適した店舗も導入されている。

大阪の食文化が集まる「スナックパーク」のメニュー。

阪急と合わせて「大阪梅田ツインタワーズ」形成

阪神電鉄は、今後西側部分の建替工事を進め、今回開業した部分と合わせて2022年春に「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」として全面開業させる予定。なお、阪神梅田本店部分は2021年秋にグランドオープンするほか、高層階はオフィスとなる。
また、2022年の全面開業時には阪急うめだ本店が入っている梅田阪急ビルを「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称、両ビルを「大阪梅田ツインタワーズ」と総称することになる。

阪急百貨店との連携も図られる。

外部リンク:TOP | 阪神梅田本店
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ジ・アウトレット広島、4月27日開業-イオン、西風新都に「地域創生型商業施設」

広島市佐伯区の西風新都にイオンモールが運営する“地域創生型商業施設”「THE  OUTLETS HIROSHIMA(ジ・アウトレット・ヒロシマ)」が4月27日にグランドオープンした。

THE  OUTLETS HIROSHIMA。

西風新都の新たな顔、イオン+アウトレット

「THE  OUTLETS HIROSHIMA」は広島市佐伯区のニュータウン・西風新都エリアに出店。売場は1階と2階で、延床面積は約 72,000㎡、総賃貸面積は約 53,000㎡、店舗数は約200店舗。将来的には近くにアストラムラインが延伸する計画もある。
同店は従来のイオンモールとは異なった「地域創生型商業施設」を標榜しており、「~アウトレットをもっと自由に~ イオンモールだからできる地域創生型商業施設」をコンセプトに掲げている。 

キャッチフレーズは「アウトレットをもっと自由に」。
(公式サイトより)

館内は1階の「ライフデザインフロア」と2階の「アウトレットフロア」に分かれている。
店舗が傾斜地にあるため、1階より2階の面積のほうが大幅に広いのも特徴で、2階の一部はオープンモール型となる。

1階の目玉は「アミューズメント」と「広電70形」

1階の「ライフデザインフロア」はアミューズメント施設を集めたエリア、地域の名産品などを集めたエリア、飲食店街、イオンスタイル(スーパーマーケット)などで構成される。
そのうち、アミューズメントエリア「ほしかげシティ」の核テナントは「アミューズメント&スポーツ カプコン」。ほしかげシティには広島県内初の通年型アイススケートリンク「ワンダーリンク」も設置される。

ほしかげシティ。

また、カプコンが運営するボウリング場には地元球団をデザインモチーフとした「広島東洋カープレーン」があることも特徴だ。ゲームエリアには大人数で楽しめる最新VRゲームを設置。
このほか、エリア内には「イオンシネマ」も開設されている。

ほしかげシティ内。

飲食店街は「丸亀製麺」「いきなりステーキ」など11店舗の有名店が出店している約1000席規模の大型フードコート「フードフォレスト」、懐かしさを感じさせるデザインが特徴で、かつお料理店「龍神丸」、穴子料理店「安芸乃」、「神戸元町ドリア」など瀬戸内・中四国の名産食を扱う店舗が出店する「きんさい横町」、普段使いなどにも使えるカジュアルなレストランゾーン「グランドダイニング」の3つのエリアに分かれており、この他にも喫茶店の「タリーズコーヒー」、「星乃珈琲店」などが出店している。

核店舗のスーパーマーケット「イオンスタイル西風新都」は食品、生活雑貨を中心に販売する。食品売場では、ステーキショップや海鮮丼専門店、サンドイッチショップや生パスタ専門店などで「できたてメニュー」を提供。イートインスペースで食事をとることもできる。

イオンスタイル西風新都。

準核店舗である「フタバ図書」の向かいにあるシンボルゾーン「なみのわガレージ」には、広島電鉄より寄贈された「広電70形電車」が設置されており、同車を使用した巨大プロジェクションマッピングも登場した。

広電70形。店舗のシンボルとなっている。

プロジェクションマッピングはスマホと連動することにより映像をカスタマイズできる参加型のものも、来店客の関心を集めていた。
5000形などでお馴染みの宮島線直通カラー。
色によって方向幕も変化する。

なお、同車は旧・ドルトムント市電で、かつて広電ストア・マダムジョイ千田町店でレストラン電車「トランヴェールエクスプレス」となっていた車両である。

70形の案内板。(「70系」は誤り)

このほか、1階には「島村楽器」、「トイザらス」、雑貨店「sakkazakka+」、期間限定店舗「東急ハンズトラックマーケット」などが出店する。
sakkazakka+には従来型のショッピングモールではあまり見られない手作り雑貨や地域の工芸品を集めたコーナーもあり、大多くの人が足を止めていた。同店では、広島県大竹市の「手すき和紙」体験など様々なワークショップも開催される予定となっている。

2階は「アウトレット+ファッション」

2階の「アウトレットフロア」には国内外のセレクトショップやアウトドアスポーツブランドなど多くの店舗が出店。
店舗が傾斜地にあることを活かし、通路は屋外に設置されるオープンモール型となっており、白を基調とした外装に噴水やテント、植木などのオシャレな街のような雰囲気となっている。

2階。一部はオープンモール型となっている。

出店テナントのうち、アパレルテナントの「BEAMS」、「GAP」「EDWIN」、「アルマーニ」、「WEGO」などはアウトレット店となっているが、ファストファッション「H&M」や掃除機などの家電を販売する「Dyson」などは(セール品が多い店もあるものの)「アウトレット」を標榜しておらず、アウトレットと一般テナントが混在する状況となっていることも特徴。
アウトレット店と一般店舗が隣り合っている場所も少なくないため、注意が必要だ。なお、イオンモールなどでもお馴染みの夏季限定店舗「三愛水着楽園」もアウトレット店として出店している。
このほか、2階にはカフェ「スターバックスコーヒー」、ベーカリー「Délifrance」なども出店している。

2階から1階を見下ろす。

THE  OUTLETS HIROSHIMAでは5月13日までオープニングセールを開催中。館内各地で様々なイベントが開催される予定となっている。

THE  OUTLETS HIROSHIMA(ジ・アウトレット・ヒロシマ)

住所:広島県広島市佐伯区石内東4丁目1番1号
営業時間:10:00~20:00(一部異なる)
イオンスタイルは22時まで、ほしかげシティは24時まで。

外部リンク:THE OUTLETS HIROSHIMA – ジ アウトレット広島
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Oh!Me大津テラス、4月27日開業-「未完成」の船出、シャンゼリゼを意識した賑わいの場めざす

大津市打出浜のファッションビル「大津パルコ」跡に大型ショッピングセンター「Oh!Me大津テラス」(オーミー大津テラス)が4月27日にグランドオープンした。

開業当日のOh!Me大津テラス。

旧・大津パルコをリニューアル

Oh!Me大津テラスの前身となる「大津パルコ」は、1996年11月に開業。 西武大津ショッピングセンター(西武百貨店大津店を核とする)に隣接しての出店だった。建物は8階建ての本館とサテライト館からなり、売場面積は22,711㎡。
開業当初のパルコは、渋谷系有力アパレルなど「高感度なテナント」を誘致していたこともあり、最盛期には年商120億円を記録していたが、京阪神エリアの都市型ファッションビルや郊外型ショッピングモールとの競合により、閉店直前には年商30億円程度まで低下していた。
その結果、パルコは2017年8月31日に閉店していた。
(詳細は過去記事を参照)
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PARCO閉店直前はファストファッション中心の店舗構成だった。

大阪市の不動産会社「アーク不動産」が買収・運営に

Oh!Me大津テラスは「アーク不動産」(大阪市中央区)が運営。大津パルコ跡の取得を検討していた3社のうち、2社は「施設の解体とマンションの建設」を検討していたが、アーク不動産1社のみが「商業施設としての再生」を目指していたという。
中村誠アーク不動産関西事業本部専務取締役はOh!Me大津テラスに対して「完成した船出ではない」と話したもの、「明日からじわりじわりと高めていきたい」とも話し、パリ・シャンゼリゼ通りを意識した「赤いテントのオープンカフェ」の開設や駐車場無料サービスの拡充、イベントの継続的な開催といった賑わい演出に向けた施策の実施を検討しているという。

フラワーデザイナー赤井勝によるアートも快適性向上に向けた施策の一環。

パルコ跡、約8ヶ月ぶりの復活を祝う「開業式典」が開催

Oh!Me大津テラス開業当日の27日9時30分、施設の開業を記念し、FM滋賀(e-radio)のMCによる「オープニング開業式典」が開催された。
式典では中村誠アーク不動産関西事業本部専務取締役を始め、大津市長、平和堂代表取締役会長、滋賀経済同友会代表幹事など、滋賀経済を牽引する企業・団体の代表者が出席した。

滋賀経済を牽引する企業・団体の代表者が出席した式典。

9時57分には「Oh!Me大津テラス グランドオープン!」との掛け声とともにテープカットが行われ、パルコ跡は8ヶ月ぶりの復活を迎えることとなった。
Oh!Me大津テラス開業当日は平日ながら、開業30分間で2,500人ほどの買物客が入店するなど、好調な滑り出しをみせた。

平和堂、ツタヤなど「デイリー性」高い42店舗

Oh!Me大津テラスはコンセプトに「日常にプラスワンの価値を届ける“サードプレイスへ”」を掲げ、地域密着型(商圏3~5km)の商業施設づくりと快適性の高い空間づくりを目指した。
出店テナント42店舗のうち、滋賀県初出店は7店舗、パルコからの営業継続店舗は10店舗となった。

1階には「平和堂フレンドマート」「マツモトキヨシ」など15店舗が出店する。
フレンドマート大津テラス店は大津市17店舗、滋賀県82店舗目。
同社キャラクター「はとっぴー」も売場に姿を見せ、オリジナルステッカーを配るなど、開業日ならではの賑わいをみせた。

平和堂フレンドマートと「はとっぴー」。

2階には「TSUTAYA」「Honeys」など8店舗が出店。
TSUTAYA BOOKSTORE Oh!Me大津テラス店(売場面積約3,391㎡)は、県内初となる生活提案型BOOK&CAFE業態で、直営の「書籍」「CD・DVD販売」「レンタル」「雑貨販売」に加えて、キーコーヒーのカジュアルカフェ「KEY’S CAFE」、原宿・竹下通り発の老舗クレープ専門店「マリオンクレープ」が導入された。
コンセプトに「Mother Lake Style」「自然と無機質」を掲げており、世界的和紙デザイナー「堀木エリ子」を起用した照明演出やキッズコーナーを設置するなど、店舗独自の内装も特徴的だ。

買物客で賑わうTSUTAYA BOOKSTORE。

3階には「ヤマダ電機テックランド」「キャンドゥ」が出店。
4階には「マックハウス スーパーストアフューチャー」「ビジョンメガネ」「JEUGIAカルチャーセンター」など6店舗が出店する。
6階はゲームセンター「サードプラネット」や「サイゼリヤ」といった飲食店など8店舗が出店。
琵琶湖の見えるフードコート「Oh!Me食堂街」には、近江ちゃんぽん専門店「ちゃんぽん亭」や京都・一乗寺の人気中華そば店「珍遊」、京都・宇治の焼肉ホルモン専門店「ココロ焦ガレ」の新業態、「スパイス王国mini」など様々なジャンルの飲食店が並ぶ。座席には新たにコンセントも整備されるなど、パルコ時代より過ごしやすい環境となった。

琵琶湖の見えるフードコート「Oh!Me食堂街」。

7階には映画館「ユナイテッドシネマズ」がパルコ時代から継続して出店。
8階は「ヨガスタジオLAVA」が出店。
サテライト館には「京進」の学習塾・英会話塾と「FM滋賀」サテライトスタジオが設けられた。
(詳細は下記出店テナント一覧に記載)

開店記念セールを開催-5月上旬まで

Oh!Me大津テラスでは、グランドオープンとなる4月27日から29日まで開店セールを実施。館内で1,000円以上商品を購入した買物客を対象に「オリジナルエコバッグ」と「缶バッジ」が配布された。(各日先着300名様)
ヤマダ電機やTSUTAYA、マックハウスなど一部のテナントでは、特価商品の販売やポイント10倍キャンペーンなどの記念セールが5月上旬まで行われている。

出店テナント一覧
1階
  • 平和堂フレンドマート大津テラス店(食品スーパー)
  • ハナミライ(生花)
  • リンガーハット(長崎ちゃんぽん)
  • サーティワンアイスクリーム
  • SEIYOSHA(クリーニング)
  • Beauty Color Plus(ヘアカラー)
  • マツモトキヨシ大津テラス店(ドラッグストア)
  • ココロアチチ(たこ焼き、焼きそば)
  • Bon Apetit(パンのセレクトショップ)
  • パッピンス(韓国風かき氷)
  • 肉彩はなひさ(精肉)
  • ホリーズカフェ(カフェ)
  • 滋賀銀行(ATM)
  • 京都銀行(ATM)
  • 京都中央信用金庫(ATM)
2階
  • TSUTAYA BOOKSTORE(BOOK&CAFE レンタル)
  • KEY’S CAFE(カフェ)
  • 保険デザイン(保険)
  • マリオンクレープ(クレープ)
  • 倭美坐(和雑貨)
  • Honeys(レディスファッション)
  • クラフトハートトーカイ(手芸用品)
  • 水suijin晨(占い)
3階
  • ヤマダ電機テックランド大津打出浜店(家電販売)
  • キャンドゥ(100円ショップ)
4階
  • マックハウス スーパーストアフューチャー(総合衣料)
  • ビジョンメガネ(メガネ)
  • ツキムラ(オーダースーツ専門店)
  • JEUGIA・ヤマハ音楽教室(カルチャーセンター)
  • カーブス(女性専用フィットネス)
  • 大津テラス 古藤歯科クリニック(歯科)
6階
  • サイゼリヤ(カジュアルイタリアン)
  • かつ麦(とんかつととろろ膳)
  • 珍遊(中華そば)
  • ココロ焦ガレ(肉ビストロ)
  • ちゃんぽん亭(ちゃんぽん・らーめん)
  • スパイス王国mini(インド料理)
  • THE 3RD PLANET大津店(アミューズメント)
7階
  • ユナイテッド・シネマ大津(シネマコンプレックス)
8階
  • ホットヨガスタジオLAVA(ホットヨガスタジオ)
サテライト館
  • S1階:FM滋賀(サテライトスタジオ)
  • S2階:京進 膳所校(進学塾)
  • S3階:UNIVERSAL CAMPUS大津校(英会話塾)

太字は主な大型テナント。

Oh!Me大津テラス

住所:滋賀県大津市打出浜14-30
営業時間:9:30~21:00
(食堂街は20:30まで、レストラン街は22:30まで)

外部リンク:Oh!Me大津テラス
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コロワ甲子園、4月26日開業-旧・ダイエー甲子園跡、再び「イオン」核店舗に

阪神甲子園球場近くの総合スーパー「イオン甲子園店」跡に、大型ショッピングセンター「Corowa甲子園」(コロワ甲子園)が4月26日にグランドオープンした。

開業当日のCorowa甲子園。

阪神ファン集うイオン、新たな商業施設にリニューアル

Corowa甲子園の前身となるダイエー系百貨店「プランタン甲子園」は、1993年6月に開業。 その後、ダイエー甲子園店を経て2016年3月にイオン甲子園店に転換した。
建物は地下2階、地上6階建てで(売場は地下2階〜地上3階)、売場面積は29,000㎡。
プロ野球・阪神タイガースの本拠地「阪神甲子園球場」の最寄り店舗ということもあり、試合開催日には多くの観戦客で地下の食品売場が混雑することで知られていたが、施設の信託受益権を取得した三菱地所との賃料交渉の難航などにより、2017年10月1日をもって全館閉鎖された。
詳しくはこちら:コロワ甲子園、2018年5月ごろ開店-旧・ダイエー甲子園店

三菱地所、関西初の地域密着ショッピングセンター

Corowa甲子園は三菱地所リテールマネジメントが運営。
新施設の名前「Corowa甲子園」は、「ココロ、ワクワク」から名付けられたものだという。
コンセプトに「駅前快適」を掲げ、周辺住民や阪神甲子園球場の利用客を対象とした地域密着型の商業施設づくりを目指した。

出店テナントは64店舗。
地下2階には、核店舗としてスーパーマーケット「イオンスタイル甲子園」が出店。改装前と比べて売場を取扱品目を縮小し、食料品と日用衣料、文具、雑貨、家庭用品に特化している。
同店最大の特徴は、大型厨房併設イートイン「甲子園FOOD PARK」(ここdeデリ)。専用プレス鉄板で焼き上げる「イカ焼き」や「牛ステーキ弁当」「金沢チャンピオンカレー」「ディッパーダンクレープ」注文を受けてから調理、提供する。
また、食品売場でもグラム単位で購入可能な「計り売り惣菜」や溶岩石で焼く「本格グリルチキン」など、こだわりの弁当・惣菜を販売しており、先述したイートインで飲食することもできる。

イオンスタイル甲子園。

ダイエー(イオン)甲子園店だった頃には食品売場に隣接して阪神OBが手掛ける「らーめん川藤屋」など、タイガース色の濃い飲食店も営業していたが、今回の改装に伴い廃止となった。

地下1階にはパスポートのインテリア雑貨店「HAPiNS」やベビー用品店「西松屋」、100円ショップ「Seria」、「スギ薬局」、「くまざわ書店」などのテナントが出店。
1階にはLIXILビバホームのホームデコレーション専門店2号店「ハウスデコ」、大型カジュアルファッション専門店「マックハウス スーパーストア」、「Green Parks topic」、「大阪王将」、「吉野家」などのテナントが出店する。

駅に面する「吉野家」「大阪王将」はタイガース仕様となった。

2階には「ファッションセンターしまむら」、「アベイル」、「バースデイ」、「ASBEE fam.」、「はるやま」などのテナントが出店する。(しまむらグループの店舗は5月下旬開店予定)
3階には大型家電量販店「コジマ×ビックカメラ」、大型ペットショップ「ひごペットフレンドリー」、ゲームセンター「SEGA」に加え、「サイゼリヤ」、「リンガーハット」などが出店するフードコート・レストラン街となる。

開店記念セールを開催-5月6日まで

Corowa甲子園では、グランドオープンとなる5月6日まで開店セールを実施中。
ABCラジオとコラボした「オープン記念福袋販売」「サインボールプレゼント」や人気家電、旅行券などが当たる抽選キャンペーン、朝日新聞社による「高校野球 100 回大会記念報道写真展」が行われている。
また、イオンスタイル甲子園でも、Corowa甲子園開業と阪神タイガースWAONの販売開始を記念して、WAON抽選会やドリップコーヒー無料券のプレゼントなどが行われる。

かつては地域一番店であったプランタン甲子園・ダイエー甲子園店。
かつて百貨店だった時代とは大きく異なった中~小商圏テナント中心の店舗となり、しかも再び核店舗はイオングループという、いわば目玉なき「リニューアルオープン」とも言える状況であるが、隣接するららぽーと、そして西宮北口の西宮ガーデンズ(阪急百貨店)など競合ひしめくなかで、起死回生となるだろうか。

Corowa甲子園

住所:兵庫県西宮市甲子園高潮町3-3
営業時間:10:00~21:00
(カフェ・レストランは10:00~22:00、イオンは8:00~22:00)

外部リンク:Corowa コロワ甲子園
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ミ・ナーラ、4月24日開業-賑わう開業日、AKB48奈良県代表や「忍者アイドル」も登場

奈良市新大宮にある「奈良そごう」「イトーヨーカドー奈良店」跡に複合商業施設「MINARA」(ミ・ナーラ)が4月24日に開業した。

開業当日のミ・ナーラ。

奈良そごう・ヨーカドー跡に「観光型複合商業施設」が誕生

ミ・ナーラの建物は当初、郊外型百貨店「奈良そごう」として1989年10月2日に開業。長屋王(684~729年)の邸宅跡地への出店であった。
奈良そごうはそごうの民事再生法申請に伴い2000年12月31日に閉店。その後、2年半の空き店舗を経て開業した「イトーヨーカドー奈良店」も経営不振のため、2017年9月10日をもって閉店していた。(詳細はコチラ

イトーヨーカドー時代。

ミ・ナーラの売場面積は34,000㎡。(店舗専有面積は22,065㎡)
建物は三井物産系の「投資法人みらい」が保有し、施設運営は商業施設コンサルタントの「やまき」(東京都港区)により行われる。
核店舗としてスーパーマーケット「光洋」(KOHYO)(売場面積1,668㎡)が出店。光洋では道の駅を意識した青果売場や対面販売の強化、部門間の壁を低くした柔軟なフロア構成、同社初となる厚さ0.8mmのローストビーフの販売など、同社にとっては「挑戦的な店舗づくり」(関係者談)が特徴だ。

1階は光洋を始め、多彩な銘店や物産店が並ぶ。

その他テナントとして、奈良県内最大規模の「マックハウス スーパーストアフューチャー」や「ファッションセンターしまむら」、「島村楽器」、「モンベル」、「宮脇書店」、「エディオン」などが出店する。
テナント一覧はページ最下部に記載

インスタ映えも!目玉は「忍者タウン」「金魚ミュージアム」

4階には和を意識したインドアテーマパーク「奈良祭都」が開設された。奈良祭都内には、国内外から注目される現代芸術家によるプロジェクションマッピングや万華鏡を用いたアート空間「金魚ミュージアム」や忍者修行・アトラクションを楽しめる「忍者タウン」、輪投げやヨーヨーが体験できる「縁日」などが設置され、初日ながら観光客の姿も見られた。
忍者タウンでは、ミ・ナーラのために結成された「くノ一」がテーマの女性アイドルグループ「KURENAI」も活動をおこなうなど、外国人旅行者や流行に敏感な若者の獲得を目指す。

屋台が並ぶ「奈良祭都」。


「金魚ミュージアム」。

今回のリニューアルでは、そごう時代から残る「豪華な内装」も維持されており、ハレの日に相応しい空間となっている。
一方、トイレなどは全面刷新されており、新たにフィッティングルームなども設置されている。

外国人観光客の姿も。

AKB大西桃香が登場!雨のなかの開店セレモニー

開業当日の24日は、関西全域で雨が降るなど天候に恵まれなかったもの、話題性の高さから多くの客が列を作った。
ミ・ナーラ開業を記念し、9時20分から「オープニングセレモニー」が開催された。式典では荒井正吾奈良県知事、仲川げん奈良市長、植野康夫奈良商工会議所会頭、山下修平やまき社長、三井物産・イデラパートナーズ菅沼通夫社長、奈良市観光大使を務めるAKB48チーム8の大西桃香が出席し、新施設への思いや期待を語った。
9時50分からは「表彰式」が行われ、「ミ・ナーラ」「奈良祭都」「市祭合祭」の施設・ブランド名を決めた地元住民3名(全員生駒郡出身)と、開業前日23日夕方から玄関前で待ち構えていたという地元住民1名に50インチの大型液晶テレビがプレゼントされた。

前日夕方から玄関前に並んでいたという地元住民。

その後、10時5分には前述した来賓による「テープカット」に加え、入居テナント各社の社長や地元関係者、メディアによる「鏡開き」が盛大に執り行われ、華々しいオープンを迎えた。

テープカット。センターはAKB48の大西桃香。


大西桃香による挨拶。

テープカット以降も、奈良市長、AKB48チーム8大西桃香、KURENAIが出席するトークショーが12時から、奈良市美術館の再オープンセレモニーが13時から開催されるなど、祭一色の1日となった。

「 KURENAI」とのトークを楽しむ大西桃香。
AKBとしてデビューする前に来店したことがあるといい、奈良そごう・ヨーカドー時代の思い出が語られた。

ミ・ナーラ、次なる「アイドルの聖地」なるか

ミ・ナーラでは、開業を記念して4月28日(土)から30日(月・祝)まで80組以上のアイドル・アーティストが参加する「NARA MINARA IDOL FES」が開催される。 
アイドルフェスの概要については前記事「ミ・ナーラ、4月24日開業-旧・奈良そごう、4月28日から『大型アイドルフェス』開催」を参照。
詳しい出演者、タイムテーブルなどは公式サイトに掲載

ミ・ナーラの屋上に開設されるビアガーデン「スカイパラダイス」(6月1日開業予定)では、ミ・ナーラ発のくノ一アイドル「KURENAI」によるイベントの開催も予定されており、今後もアイドル・アーティストが参加する大規模イベントの開催が期待される。

出店テナント一覧
1階
  • KOHYO/コーヨー(イオングループ系食品スーパー)
  • スギ薬局(ドラッグストア)
  • HAPiNS/ハピンズ(雑貨)
  • Honeys(衣類)
  • 石窯パン工房 Capital(ベーカリー)
  • ママのリフォーム(洋服のリメイク・リフォーム)
  • ツキムラ(オーダースーツ)
  • クリーニングRuby(クリーニング)
  • カイロプラクティックWing(整体)
  • QBハウス(美容室・1000円カット)
  • 花工房Kayama(花屋)
  • プラスワン(靴・靴の修理)
  • シェ・レカミエ(洋菓子)
  • ビードロ細工輝らり(雑貨)
  • ROKU(雑貨)
  • Le temps chocolat(洋菓子)
  • 平家(柿の葉ずし)
  • にほんぼう(雑貨)
  • 宝くじ
  • (以下、フードコート)
  • はなまるうどん(うどん)
  • たこぞう(たこ焼き)
  • 長崎ちゃんぽんリンガーハット(長崎ちゃんぽん)
  • 炙り肉屋ステーキ重 明尚苑(丼飯)
  • STEAK & HAMBURG kitchen BAUM(ハンバーグ)
  • プリンの森(プリン)
  • チキンカリーズ つくの屋(カレー・定食)
  • ANGEL BEAR(クレープ)
  • 金久右衛門(ラーメン)
  • ル・パンの焼きたてメロンパン(ベーカリー)
2階
  • マックハウス スーパーストア フューチャー(ジーンズ)
  • たから弥(きもの)
  • Cafe de MiNara(カフェ)
  • アイプラス(iPhone修理)
  • tsu da hair(美容室)
  • 湯川家具 HOME VILLAGE(家具)
  • バラエティ101(雑貨)
  • マライカバザール・レインボーカフェ(雑貨・カフェ)
  • フュージョン(スポーツ用品)
  • スペッチオ(婦人服)
  • 石工房 遊石(雑貨)
  • 眼鏡市場(メガネ)
  • ブティック シンキ(衣類)
  • ハンドメイド雑貨-R・雑貨Crown(雑貨)
  • 市祭合祭
3階
  • ファッションセンターしまむら(衣料品)(5月オープン)
  • バースデイ(子供服)(5月オープン)
  • Seria(100円均一ショップ)
  • 宮脇書店(本)
  • SHOE・PLAZA/シュー・プラザ(靴)
  • 西松屋(子供服・ベビー服)
  • 手芸センタードリーム(手芸)
  • さくら保育園
4階
  • AMI-IDA(ホットヨガ)(7月オープン)
  • mont-bell(アウトドア)
  • エディオン(家電量販店)
  • 島村楽器(楽器)
  • 彩食厨房HEIJO GRILL(レストラン)
  • きものステーション宮(きもの)
  • 奈良祭都
  • 金魚ミュージアム(ミュージアム)
  • NINJA TOWN(ショーとアトラクション)
  • 縁日(物販)
5階
  • 奈良市美術館(美術館)
  • 奈良カルチャーセンター(カルチャー)
  • ライフサポートセンター奈良(社会福祉)
  • 保険パートナー(保険)
  • ラウンドワン(アミューズメント)(7月オープン)
6階
  • ラウンドワン(アミューズメント)(7月オープン)
  • ミ・ナーラ ビアガーデン スカイパラダイス(ビアガーデン)
  • 機械室
7階
  • センチュリオンホステル(宿泊施設)

太字は主な大型テナント。

MINARA(ミ・ナーラ)

住所:奈良県奈良市二条大路南1丁目3-1
営業時間:10:00~20:00(多くの専門店)
光洋などは21時まで。

外部リンク:ミ・ナーラ
外部リンク:NARA MINARA IDOL FES
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