カテゴリー別アーカイブ: 新店舗レポート

ニコキッチン六本松店、2019年5月24日開店-イオン九州の新業態小型店

福岡市中央区の地下鉄六本松駅ちかくにイオン九州の新業態小型店1号店となる「ニコキッチン六本松店」が2019年5月24日に開店した。

ニコキッチン六本松店。

イオン九州の新業態「狭小店」

ニコキッチン(nico kitchen)はイオン九州の新業態小型店で、2019年1月からイオン(ダイエー)二日市店内に実験的な店舗を出店していた。六本松店は単独店舗1号店となった。
ニコキッチン六本松店が出店したのは地下鉄六本松駅近く、六本松交差点前に新築された「六本松SKビル」の1階。なお、同ビルの2~3階には医療モールがある。
向かいには官民による再開発ビル「六本松421」が所在する。

六本松421。

ニコキッチンの店内は一般的なコンビニより少し広い程度で、スーパーマーケットで見られるような明るい木目調の内装が特徴。
取扱商品は加工食品・冷凍食品・インスタント食品を中心とした食品、衛生用品などの日用雑貨となる。開店時には生鮮食品、酒類は販売されていなかった。
テナントとして大手惣菜店「クック・チャム」(愛媛県)、阪急系の100円ベーカリー「阪急ベーカリー」(大阪市)が出店するほか、イートインが併設されている。銀行ATMなどは設置されていない。

店舗ロゴ。テナントは2店舗。

新業態のターゲットはいかに…?

イオン九州の都市型新業態ということで注目された「ニコキッチン」であるが、系列他社の「まいばすけっと」「イオンエクスプレス」などの小型スーパーとは大きく異なった趣となった。

人口密集地のビル1階に出店。2~3階は医療モール。

一方で、人口密集地の駅チカにあり通勤・通学需要が見込める立地であるものの、開店時間は朝8時からとその需要を満たすには遅く、また銀行ATMが無いなど、「スーパーとしても」「コンビニとしても」少し不便・中途半端に思う点も少なくない。
今度は他地域にも店舗網を広げていくことになるのだろうか。

ニコキッチン六本松店

住所:福岡市中央区六本松2-3-6
六本松SKビル1F
営業時間:8:00~21:00

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大阪・福島ふくまる通り57、2019年5月15日開業-JR西日本と阪神電鉄、複合商業施設で初コラボ

大阪府大阪市福島区のJR大阪環状線福島駅・阪神本線福島駅近くに、新たな商業ゾーン「ふくまる通り57」が2019年5月15日に開業した。
ふくまる通り57。

関西を代表する有力鉄道会社2社が商業施設で初のコラボ

ふくまる通り57は2017年5月からJR西日本グループの「JR西日本不動産開発」と阪急阪神HD傘下の「阪神電鉄」による共同開発プロジェクト「福島5丁目・7丁目共同開発計画」の一環として整備が進められてきた商業ゾーンの総称で、JR西日本不動産開発の高架下商業施設「福島3区高架下(飲食店15店舗出店)と駐車場跡地に建設された新施設により構成される。
ふくまる通り57一帯は以前より、関西を代表する一大商業集積地として知られる梅田エリアとも徒歩圏内にある好立地にあるが、阪神本線跡地という土地の形状を理由に有効活用が厳しく、長らく駐車場として暫定利用されていた。

ふくまる通り57整備に伴い建設された新施設。

今回の両社のコラボは土地の高度利用を目的としたもので、複合商業施設の共同開発は初の事例となる。

阪急オアシスとホテル阪神を核に複数の飲食店が新規出店

新施設の建物は地上12階建、敷地面積は2,584㎡(阪神所有分1,785㎡、JR西日本所有分799㎡)、延床面積は11,079㎡。
阪急オアシスのグローサラント強化型食品スーパー「阪急オアシスキッチン&マーケット」、阪急阪神ホテルズの宿泊主体型ホテル「ホテル阪神アネックス大阪(254室)を核に、十割そば専門店「蕎麦酒房ふくまる」が出店、医療機関3院が入居する「福島クリニックモール」も併設される。
食品核である「阪急オアシス福島ふくまる通り57店」では、ルクア大阪店に次ぐグローサラント強化型ゾーン「キッチン&マーケット」を導入し、南欧をイメージしたバル&カフェコーナーを店舗4ヶ所に配置、熟成肉やバイキングスタイルの寿司、店内手作りプリン、約25種類のドライフルーツ詰め放題といった高質食品専門館」という同社のコンセプトに相応しい商品、サービスが提供される。
阪急オアシス福島ふくまる通り57店。

広がりをみせる「梅田」、福島駅周辺の開発加速にも期待

福島駅周辺では近年、朝日放送旧本社・ホテルプラザ跡地で建設が進められる積水ハウスのタワーマンション「グランドメゾン新梅田タワー」(地上51階建)など、梅田エリアの大規模再開発事業と一体となった新規開発プロジェクトが数多くみられるようになった。
今回の「ふくまる通り57」整備といった遊休地の
集客施設化が今後も連鎖的に広がることにより、福島駅周辺の拠点性向上、開発加速、キタ全体の地域価値向上が期待される

ふくまる通り57

住所:大阪市福島区福島5丁目18-25
営業時間:10時~23時(阪急オアシス)

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京急ウィング新橋、2019年3月20日リニューアル-2018年からの改装、全面完成

東京都港区の新橋駅地下にある地下街「京急ウィング新橋」の全面リニューアルが完成し、2019年3月20日にリニューアルオープンした。

京急ウィング新橋。

京急ウィング新橋の全面改装、いよいよ完成

京急ウィング新橋は1972年開業。
新橋駅には京急線の駅は無いものの、1968年より相互乗り入れをおこなう都営浅草線が乗り入れている(開業当初は都営1号線)。
運営は京急グループの「京急ショッピングセンター」で、「Spice of days」をコンセプトに通勤者が日常遣いできるショッピングセンターとして親しまれてきた。

今回のリニューアルでは、第一段として2018年10月から11月にかけて「もとまちユニオン新橋店」など10店舗が開業。
改装第二弾となった今回は、3月20日までに新規3店舗、リニューアル4店舗の計7店舗が開業する。

もとまちユニオン新橋店。

3月中に新規オープンしたのはレディスファッション「ストラ」、
うどん居酒屋「カタソトデ」、チーズタルト専門店「パブロミニ」の3店舗。
パブロミニでは新橋限定フレーバー「純喫茶のカフェラテ」の販売もおこなわれる。
このほか、化粧品店「ザ・ボディショップ」、雑貨店「イッツデモ」、カフェバー「プロント イルバール」、茶漬け「だし茶漬け えん」がリニューアルオープンした。

リニューアルした店舗。

これを以て、京急ウィング新橋の全面改装は完成を迎えることとなった。

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阪急メンズ東京、2019年3月15日リニューアル-「TENGA」百貨店初出店

東京都千代田区にある複合商業施設「有楽町マリオン」の核店舗「阪急メンズ東京(HANKYU MEN’S TOKYO)」が2019年3月15日にリニューアルオープンした。

阪急メンズ東京。

阪急メンズ東京、開業以来初の大規模改装

阪急メンズ東京(HANKYU MEN’S TOKYO)の前身となる「有楽町阪急」は1984年9月に朝日新聞東京本社、日本劇場、丸の内ピカデリー跡地を再開発し誕生した複合商業施設「有楽町マリオン」の核テナントの1つとして「有楽町西武」とともに開業。「マリオン現象」と呼ばれる一大ムーブメントを引き起こしたが、東京都心部における商環境の変化、消費者嗜好の変化を受けて2011年7月をもって一時閉店。2011年10月に阪急百貨店としては大阪・梅田の「阪急メンズ大阪」(2008年2月開業)に次ぐメンズ専門館「阪急メンズ東京」に業態転換した。売場面積は14,721㎡、営業面積は約11,000㎡。

有楽町マリオン。

今回の大規模リニューアルは、2011年10月の業態転換以来初となるもので、2019年1月から3月にかけて地下1階~地上3階の一部フロア及び4~7階の全フロアを閉鎖、全面改装を実施した。

「冒険基地」テーマに「尖ったカジュアル」を強化

阪急メンズ東京の改装後のコンセプトは「クリエイティブコンシャスな男たちの冒険基地」。
キービジュアルに往年の大スター・石原裕次郎氏を起用し、靴が誕生したといわれる紀元前3,500年を表現したシューズ専門フロア「3500 BCE」(5階)、映画「2001年宇宙の旅」「西部開拓史」をインスパイアした「HOW THE MAN WAS WON」(地下1階)など、各階毎にテーマ性を持たせた売場づくりを目指したという。目標年商は170億円。

各階入口に掲示されるフロアコンセプト。
「”イイ男”にはインテリジェンスとエロスが必要」だという。

館内で特に目を惹くのは百貨店初の常設店となるTENGA専門店「テンガ ストア トーキョー」(6階)。このほかにも、同じく百貨店初となるリスニングルームを導入したレコード・オーディオ専門店「ギンザレコード」、東京のフードカルチャーを代表するトップシェフが喫茶店メニューを現代解釈し再構築したラインナップを展開する「ネオ喫茶 KING」などが出店する。

6階・TENGA。

従来の「ビジネスウェア」中心のメンズ百貨店から大きな路線転換を行った阪急メンズ東京。
館内各所に百貨店らしからぬカジュアルかつマニアックなアイテムが並び、まさに「冒険基地」さながらの売場となった。

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トナリエ大和高田、11月23日開業-近鉄大和高田駅前のオークタウン跡地に

奈良県大和高田市の近鉄大和高田駅前に、日本エスコンのショッピングセンター「トナリエ大和高田」(tonarie大和高田)が11月23日に開業した。

トナリエ大和高田。

オークタウン跡地、「ライフ」など約100テナント

トナリエは、日本エスコンが2017年5月から展開を始めた、コンセプトに「まちに寄り添いながら、まちとともに発展していく。いつもあなたの暮らしのとなりへ。」を掲げた地域密着型商業施設ブランド。2018年10月時点で、大阪府吹田市と兵庫県川西市に2施設を展開しているが、いずれも旧・ミキシングが開発を手掛けた「ガーデンモール」のリブランド施設で、大和高田はトナリエ初となる新設物件となる。

トナリエ大和高田が出店するのは「オークタウン大和高田センターモール ヤンプラ」跡地。建物は地上3階建、店舗面積は14,402㎡。設計は、2020年ドバイ万国博覧会日本館の建築家として採択された永山祐子氏が手掛ける。

館内のようす。

コンセプトは「地域とつながる立体公園」で、テナントとして三菱商事グループの食品スーパー「ライフ」を核に、各種生鮮テナントにより構成される「マルシェ」、東海地方地盤の大型衣料品店「あかのれん」、カジュアル衣料品店「マックハウス S.S.F」、レディスファッションブランド「Green Parks topic」、ベビー・子供用品店「西松屋」、靴量販店「ABC-MART」、100円ショップ「ダイソー」、文具・雑貨店「コンパス」、眼鏡店「T.G.C. Tokyo Glass Company」、ゲームセンター「namco」、「宮脇書店」、「タリーズコーヒー」、クリニックモール、保育園など100近い店舗が出店する。

ライフトナリエ大和高田店。

旧・ダイエー部分も解体へ

オークタウン大和高田跡地では、日本エスコンによる「大和高田再開発事業」が進められており、今後は隣接する「オークタウン大和高田くらし館」(旧・ダイエー大和高田店)も解体され、大型店やマンションとして再整備される予定。

オークタウン大和高田くらし館。

同社は、大阪府堺市のガーデンシティ栂・ダイエー栂店跡地でも「トナリエ栂・美木多」の開発を進めており、今後もトナリエブランドでの新規出店が見込まれる。

トナリエ大和高田

住所:奈良県大和高田市幸町3-18
営業時間:10:00~21:00

外部リンク:トナリエ大和高田【公式】-近鉄大阪線「大和高田」駅前に新しく誕生する大型ショッピングモール
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三ツ境ライフ、11月22日リニューアルオープン-瀬谷区初のスタバも

相鉄アーバンクリアイトと相鉄ビルマネジメントがおこなっていた神奈川県横浜市瀬谷区の相鉄三ツ境駅ビル「三ツ境ライフ」(相鉄ライフ三ツ境)の全面リニューアルが完了し、11月22日にグランドオープンを迎えた。

改装された三ツ境ライフ。

相鉄ローゼン1号店だった三ツ境店

三ツ境ライフの前身の相鉄ストア三ツ境店(現:そうてつローゼン三ツ境店)は1963年11月に開店。同社の1号店であった。
現在の三ツ境ライフの建物は1986年10月に開店したもので、相鉄グループの商業ビルの旗艦店となっている。
本館であるA棟の建物は1階から4階までで、売場面積は10,603㎡。このほか、別館として三井住友銀行、文化教室などが入居するB棟がある。

363台収容の立体駐車場も備える。

2階を食関連中心に再編、3階に瀬谷区初のスタバも

今回の改装は三ツ境ライフの開業以来初となる大規模改装で、改装のため2018年7月29日から大部分が一時休業していた。
リニューアルのキャッチフレーズは「デイリーアップステーションSC~日常生活に豊かさをプラスするモノ・コトの提案」。全60店舗のうち、27店舗が新店舗となっている。改装に合わせて正式名称も「三ツ境ショッピングプラザ 相鉄ライフ」から「相鉄ライフ 三ツ境」へと改名された。

館内吹き抜け。

エントランスである改札口に繋がる2階では、これまでの「ファッション中心」から飲食店や食関連店舗、雑貨店舗の充実が図られ、カフェ「ワイヤードカフェwithフタバフルーツパーラー」、食品雑貨「カルディーコーヒーファーム」などが新たに出店。

ワイヤードカフェ。

また、3階には大型書店「TSUTAYA BOOK STORE」が新たに出店。同店は精文館書店(豊橋市)がFCとして運営するもので、店内には瀬谷区初となる「スターバックスコーヒー」も併設された。

TSUTAYA BOOK STORE。スタバを併設。

4階は以前と変わらずレストラン街となるが、多くの店舗が刷新された。相鉄ローゼンの直営売場跡に新たに「眼鏡市場」「ABC-MART」「ダイソー」などといった全国チェーンが新規出店している。

飲食店街は多くの店が入れ替わった(リンガーハット)。

核テナントとなる「相鉄ローゼン」(1階、3階)は一足先に10月13日に大部分がリニューアルオープンしている。1階食品売場には厚木市のベーカリー「YOKOHAMAブンブン」などが新規出店。同店は2階にもコッペパンサンドをウリとしたカフェを出店させる。

相鉄本線三ツ境駅は特急停車駅ではないものの、1日6万人近い乗降客がある同線の主要駅だ。
相模鉄道はJRとの相互乗り入れを控えて沿線開発を進めており、あわせて沿線の既存商業施設の改装も進むと思われる。
三ツ境ライフでは、11月24日まで開店記念セール、各種イベントなどが開催される。

外部リンク:相鉄ライフ三ツ境
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日本橋三越本店、10月24日第1期リニューアル開業-コンシェルジュによる「おもてなし」も

三越伊勢丹ホールディングスが進めていた「日本橋三越本店」(東京都中央区)の第一期改装工事が10月24日に完成し、リニューアルオープンを迎えた。
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日本橋三越本店。

「カルチャーリゾート百貨店」目指した全面改装

日本橋三越本店は1673年に伊勢商人・三井高利により呉服店「越後屋」として開店。現在の建物は1914年に建てられたもの(1927~35年改修)で、エレベータ、エスカレータ、暖房設備、スプリンクラーなどを備えた当時としては最新式の建築だった。
日本橋三越本店は2014年より「カルチャーリゾート百貨店」をテーマとした店作りを進めており、今回の改装はその一環。
改装は約150億円を投じて2020年までおこなわれているもので、今回開業したのはその第1期部分。
環境デザイン担当には建築家の隈研吾氏が機用されている。

本館1階内装を刷新-テーマは「おもてなしの森」

今回のリニューアルにおけるキャッチフレーズは「おもてなしの森」。
開店記念セレモニーでは三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長、建築家の隈研吾氏らがテープカットをおこなった。
リニューアルで最も目を惹くのが、重要文化財に指定されている本館1階の内装の全面更新。これらは隈氏がプロデュースしたもので、一部は2018年春よりお披露目されており、話題を呼んでいた。

本館1階の新内装。

このほか、改装に合わせてティファニーなど館内に入居する一部のブランドショップもリニューアルが行われている。

改装されたティファニー日本橋三越店(ニュースリリースより)。

「おもてなし」重視の店舗に

サービス面における目玉は約90名にも及ぶコンシェルジュを各フロアに配置したこと。こうしたサービスは他の三越伊勢丹店舗でも行われているが、日本橋三越本店では更なる充実が図られ、カラーアナリストなど各分野の専門家が常駐。カラーセラピーなどは無料で、目的や予算に合わせて自分にあったコーディネートを頼むことも可能となる。
1階の中央ホール(吹き抜け)にはコンシェルジュの総合受付カウンターが設置されたほか、5階には顧客向けラウンジも開設された。

中央ホールのコンシェルジュカウンター。

近隣では9月にオヴォール日本橋が、2019年秋には誠品書店を核店舗とするコレド室町テラスが開業するなど、三井グループによる大型投資が続いている。
日本橋三越本店は今後も改装を続け、2020年の東京オリンピック開催までに全館リニューアルオープンする計画となっている。

日本橋三越本店

住所:東京都中央区日本橋室町1丁目4−1
営業時間:10時~19時
(1階、地階は19時30分、レストラン街は11時~22時まで)

営業時間は「午後7時閉店」に改められた。

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なんばスカイオ、2018年10月17日開業-南海難波駅直結、南海本社跡の超高層複合ビル

大阪市中央区の南海難波駅に、南海電鉄による新たな複合商業施設「なんばスカイオ」(skyo)が10月17日午前10時に開業した。

なんばスカイオ。

「世界のNAMBA」目指し、旧南海電鉄本社を再開発

開発予定地にあった「南海会館ビル」は1957年竣工。2013年2月まで南海電鉄の本社機能が置かれていたが、再開発に伴い2014年9月に解体されていた。本社機能は近隣の「南海なんば第1ビル」に移転している。
なんばスカイオの建物は地上31階・地下2階建、高さ約148m、延床面積は約84,000㎡。
なんばスカイオ入口

コンセプトに「世界のNAMBAへ」を掲げ、「国際交流拠点」「日本の伝統文化発信」「時代への呼応」を目指し開発が進められた。
施設名称及びロゴマークは、「世界の空と大阪を結ぶ翼」を表現したものとなっている。

スカイオ(skyo)ロゴマーク。

下層階は商業施設、高層階は「ラウンドワン本社」など

なんばスカイオの地下1階~6階には各種商業テナントや飲食店、金融機関が立ち並び、7階・8階にはMICE対応の多目的ホール・会議室「なんばスカイオコンベンションホール」、地下2階・9階には「メディカルフロア」が開設された。
13階~30階にはオフィスが整備されており、米国発のシェアリングオフィス「WeWork」(26~28階)の関西初拠点が2018年12月に開設、アミューズメント施設運営大手「ラウンドワン」(堺市堺区)が2019年1月に本社移転する予定となっている。

日本の伝統文化や健康などテーマ性のあるテナントが出店

なんばスカイオの商業フロア「ショップ&レストラン」(2階~6階)には、全国初7店舗、関西初7店舗を含む41店舗が出店。
2階・3階「ワーカーサポートフロア」には、大阪ミナミ初となる高級食品スーパー「いかりスーパーマーケット」を核に、西日本初となるヴィドフランス(山崎製パン)の深化型ベーカリーカフェ「サンルヴァン」、日比谷花壇の「Hibiya Kadan Style」、「金子眼鏡店」など、駅直結、オフィス直下の立地特性を活かした利便性重視のテナントが導入された。

いかりスーパーマーケット南海なんば駅店。

5階「伝統・文化の体験工房 ほんまもん」には、安心安全な国内産の食材にこだわった4店舗が集積したフードホール「ITADAKIMASU」や、大阪・泉佐野のタオルメーカーが手掛ける「タオルファクトリーヒオリエ」、漆器専門店「山田平安堂」の新業態「天正堂」、日本茶・和カフェ「茶寮つぼ市製茶本舗」など、日本の伝統文化の発信に繋がるようなテナントを導入。
6階「カラダのデザインサイト ヘルシー・ラボ」には、全国初となる象印の「象印食堂」や、健康ライフスタイルを提案する「ミズノウエルネスショップ」、美容器具ブランド「ヤーマン」の直営店、「黒酢レストラン黒酢本舗 桷志田」など、健康をコンセプトにしたテナントが導入された。

象印食堂。

地下1階・7階の一部フロアは百貨店「高島屋大阪店」の増床フロアとして10月8日に先行開業しており、関西初となるロボット・IoT家電売場「ロボティクススタジオ」の導入や、催事スペースの拡張などが行われている。
高島屋大阪店地階西ゾーンエントランス。

南海電鉄は、なんばスカイオを「当社グループの最重要拠点である難波における持続的な成長を目的とした戦略的プロジェクト」と位置付けており、下層階は大阪の玄関・難波駅に相応しい店舗、また周辺のオフィスワーカーを対象とした店舗が数多く出店した一方で、高層階はこれまで大阪・ミナミ周辺に不足していた大規模オフィスが施設の大部分を占める形となった。

外部リンク:なんばスカイオ|南海電鉄
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天神TOIRO、2018年9月28日開業-西鉄福岡駅北口改札外コンコースに

福岡県福岡市中央区天神の西鉄福岡(天神)駅併設の都市型ショッピングセンター「ソラリアステージ」が、駅北口改札外コンコース2階・M3階に増床し、増床ゾーンが「天神TOIRO」として9月28日午前10時にオープンした。
西鉄福岡(天神)駅北口改札外コンコース「天神TOIRO」。

「天神」の玄関口、開業20年でリニューアル

ソラリアステージビルは1999年4月に開業。建物は地上6階地下2階建で、売場面積は11,710㎡。
現在は、西鉄グループの食品スーパー「レガネット天神」、大型雑貨店「雑貨館インキューブ」を核に、多種多様なファッションブランド、飲食店(味のタウン)が出店。HKT48の劇場公演も行われる多目的イベントスペース「西鉄ホール」も併設されており、天神エリアの商業核のひとつとなっている。
西鉄は九州最大規模のバスセンター「西鉄天神高速バスターミナル」を2015年3月に、駅直結のファッションビル「ソラリアプラザ」を同年4月に全面リニューアルするなど、開業から15~20年経過した施設の刷新を進めていたが、これまで駅北口改札周辺は小規模な施設改修工事、専門店の入替え程度に留まっていた。

全国区の有名店から地元の人気店まで24店舗が出店

ソラリアステージ「天神TOIRO」の店舗面積は約1,099㎡。
施設名称の由来は「10人10 色」で、コンセプトに「大人の毎日をコスパの高い裏技で応援する天神スーパーデイリーマーケット」を掲げ、内装デザインをレンガ調に一新、30代以上の「大人」を主なターゲットにした施設づくりを目指すという。
にしてつストアレガネットキュートソラリアステージ店。

天神TOIROには、西鉄ストアの都市型食品スーパー「レガネットキュート」を核に、福岡市中央区平尾に本店を置く高品質スーパー「マキイ」、西日本初となる東京・白金のスイーツ店「Libre」(リーブル)、福岡初となるワッフル専門店「Manneken」(マネケン)、阪急阪神百貨店系の稲荷寿司専門店「豆狸」、福岡市中央区薬院のサンドイッチ専門店「take a sandwich locavorism」、エヴァダイニングの新業態「NATURAL DELI EVAH」、磯貝製作所のバル「しらく」、日比谷花壇が手掛けるお手頃価格「Hibiya-Kadan Style」、西鉄沿線の土産物を取扱うアンテナショップ「西鉄縁線駅みやげ」など、地域初出店のブランドから地元の人気店まで24店舗が出店。
改装前と同様に、期間限定のポップアップ店舗スペースやイベントスペースも併設される。
マキイ天神店

西鉄縁線駅みやげ

開業記念式典を開催-記念セールも

開業当日の午前9時55分から、関係者による開業記念式典が始まり、テープカットや各店舗の代表者が出席する撮影会が執り行われた。
天神TOIRO開業記念式典。

天神TOIRO開業を記念して、マネケンなど一部店舗でオープン記念商品が販売されるほか、ソラリアステージ全館では30日までnimocaポイント10倍セールも行われる。
天神エリア初となる豆狸では、20人ほどの待機列が生じていた。

外部リンク:SOLARIA STAGE/ソラリアステージ|西鉄福岡(天神)駅から徒歩0分のショッピングステージ
外部リンク:天神TOIRO|ソラリアステージ|西鉄福岡(天神)駅北口改札外コンコースに21店舗がNEW OPEN
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ニューコースト新浦安、2018年9月27日開業-イトーヨーカドー跡、全面開業は11月予定

千葉県浦安市の明海地区にあった総合スーパー「イトーヨーカドー新浦安店」跡に、新たなショッピングセンター「ニューコースト新浦安」が9月27日に開業した。

開業を迎えたニューコースト新浦安。

ヨーカドー跡、スターツ運営の新商業施設として再生

前身となるイトーヨーカドー新浦安店は2000年10月に開業。建物は地上5階建てで、売場面積は23,360㎡。競争の激化などによる経営不振から2017年5月28日で一旦閉店したものの、買い物難民の発生を危惧する地元からの要請もあり、2017年6月28日より食品を中心に取り扱う「食品館イトーヨーカドー新浦安店」として1階のみで暫定的に営業を再開していた。
食品館イトーヨーカドー新浦安店。

2017年7月には、スターツコーポレーション傘下の不動産ディベロッパー「スターツデベロップメント」(東京都中央区)が土地建物の取得を発表。当初は同社による住宅主体の複合再開発が計画されていたが、近隣に競合するスーパーが少なく、空白期間を最小限にするため、既存の建物を再活用する方針に転換した。
同社の再活用を受けて「食品館イトーヨーカドー新浦安店」は約9ヶ月営業したのち2018年4月8日に閉店していた。
なお、同社は新浦安駅近くでも「タイムレスタウン新浦安」「クオン新浦安」などの大型開発をおこなっている。

ヤオコーを核に29店舗が出店-全面開業は11月

ニューコースト新浦安の核店舗は食品スーパー「ヤオコー」。
そのほか、ファームドゥ運営の農産物直売所「食の駅」、住友商事系のドラッグストア「Tomod’s」大型カジュアルファッション専門店「Mac-House SUPER STORE」、レディスファッション「Green Parks topic」、東京靴流通センターの「TOKYO SHOES RETAILING CENTER」、イオングループのペット専門店「PeTeMo」、家具・インテリア専門店「ニトリ」、輸入車ディーラー「ボルボ・カー浦安」、フードコートなど29店舗が出店する。

館内フロア案内。

フードコートにはイトーヨーカドー時代から営業していた7&iHD系のファストフード店「ポッポ」(新装移転)のほか、「タリーズコーヒー」、「バーガーキング」、「はなまるうどん」などが出店している。

フードコート。

開業を迎えた9月27日午前9時には多くの客が列を作った。

開業を迎えたニューコースト新浦安。

9月27日時点では、2階一部フロア、3階全フロアは空き床となっているが、3階は100円ショップ「ダイソー」のほかフィットネス「カーブス」、英会話「NOVA」などといったスクール、クリニック分野を中心に新規テナントの導入が行われ、2018年11月下旬にグランドオープンを迎える予定となっている。

3階は11月開業予定。ダイソーなどが出店する。
(撮影:@west221223225さん

ニューコースト新浦安

住所:千葉県浦安市明海4丁目1−4−1−1
営業時間:9:00 〜 21:30(ヤオコー)

外部リンク:ニューコースト新浦安- NEW COAST SHIN-URAYASU
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