カテゴリー別アーカイブ: 新店舗レポート

ツルヤ前橋南ショッピングパーク、2020年11月12日開業-長野の高級スーパー、関東初出店

群馬県前橋市公田町の高崎インターチェンジ近くに、ツルヤの大型ショッピングセンター「ツルヤ前橋南ショッピングパーク」が2020年11月12日午前9時に開業した。

ツルヤ前橋南ショッピングパーク。

高級スーパー「ツルヤ」、関東でも知名度高めていた

ツルヤは1892年に海産肥料商として創業、1950年に現法人を設立、1965年にスーパー1号店「ツルヤ小諸店」を開店させた。
同社は長らく長野県東信地区を中心とした地場食品スーパーとして店舗展開を行っていたが、日本有数の別荘地として知られる軽井沢への出店を機に、別荘ユーザーを始めとする県外観光客に知名度を拡大。高級路線の自社開発商品「ツルヤオリジナル」「ツルヤプレミアム」は、小諸市のふるさと納税返礼品にもなるなど、地域を代表する特産品のひとつとなっている。

ツルヤ、群馬県前橋市に関東初出店はたす

ツルヤ前橋南ショッピングパークの店舗面積は約4,900㎡。同社としては長野県外初出店、旗艦店として施設名に「ショッピングパーク」を冠した。

ツルヤ前橋南ショッピングパークの全景(リリースより)。

コンセプトに「人と自然にやさしいお買物広場」を掲げ、直営食品スーパー「ツルヤ前橋南店」を核に、別棟としてドラッグストア「マツモトキヨシ」や100円ショップ「ダイソー」といったテナントが出店する(一部は未開業)。

開店記念セールを実施

ツルヤ前橋南店では開店記念としてセールを実施するほか、11月12日には2,000円以上購入の買物客を対象に「ツルヤオリジナルエコバッグ」(先着6000個)を配布、12日から15日までの4日間はツルヤオリジナルキャラクター「シンちゃん」「サワちゃん」が小学生以下の買物客を対象に「パンチパルーン」(毎日先着1,000個)を配布した。
開店当日は多くの人が詰めかけ、午前中は入場制限がおこなわれた。エコバックは早々に配布終了となった。

ツルヤ、みどり市笠懸にも出店-群馬で多店舗化めざすか

ツルヤ前橋南ショッピングパークの2km圏内には、競合店として北関東を代表する大手流通グループ「ベイシアグループ」本部や同社の旗艦店「パワーモール前橋みなみ」、大型会員制卸売小売店「コストコホールセール前橋倉庫店」が出店している。
ベイシアは低価格路線を取っており、店舗規模や取扱品目、専門店の集積は異なるものの、同社のお膝元にツルヤが勝負を仕掛ける形となった。
ツルヤは2021年5月に群馬県内2号店「ツルヤみどり店(仮称)」(群馬県みどり市笠懸町)の開店を予定している。
両店は、同社が得意とする高級路線の品揃えが群馬で受入れられるか、そして関東でのさらなる店舗網拡大に向けた試金石となるだろう。
(撮影:たろうっちょさん

ツルヤ前橋南ショッピングパーク

住所:群馬県前橋市公田町668-1
営業時間:午前9時30分~午後8時(月~土曜日)
営業時間:午前9時~午後8時(日曜日)

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コープみやざき北小路店、2020年10月31日開店-ダイエー延岡店跡地、20年ぶりスーパーに

宮崎県延岡市中心部の祇園町商店街近くの総合スーパー「ダイエーハイパーマート延岡店」跡地に、食品スーパー「コープみやざき北小路店」が2020年10月31日に開店した。

コープみやざき北小路店。

20年前に閉店した商店街のダイエー跡、ようやく再活用

コープみやざきが出店する場所にあった「ダイエーハイパーマート延岡店」は1995年11月に開業。しかし、すでに近隣の寿屋などがあったため僅か5年後の2000年10月に閉店した。

解体中のダイエ―延岡店と祇園町交差点。

建物は2008年に解体され、2010年に一部に宮崎銀行が出店したものの、大部分が永年更地となっていた。

城下町モチーフの黒い建物に

コープみやざき北小路店は2階建てで店舗面積は1,550㎡。土地は地元不動産会社「藤仲興産」が所有する。
コープみやざきとしては延岡市2店舗目。建物は城下町の中心商店街ということから、建物は隣接する宮崎銀行とともに黒がモチーフとなった。

中心部への出店。同じダイエー跡敷地内には宮銀も。

館内は1階が店舗、2階が駐車場となる。
1階は内装は白でまとめられた明るい雰囲気。おもに食品、日用品を販売。ベーカリーコーナーが設置されるほか、イートインスペース「くつろぎコーナー」が設けられている。

店内・インストアベーカリー。

また、中心部の店舗ということもあり、観光客向けの銘菓・銘品売場も設けられている。

店内「くつろぎスペース」と銘菓売場。

そのほか、テナントとしては銀行ATM、クリーニング店が出店する。
店舗前にはバスの待合所(祇園町バス停)も整備されており、車・公共交通ともに便利な、普段使いしやすいスーパーマーケットとなった。
(撮影:@k_shin01さん)

コープみやざき北小路店

住所:宮崎県延岡市北小路1番地12
営業時間:10時~20時

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ボスティビルド、2020年10月13日開業-宇部丸信・レッドキャベツ跡、丸喜など出店

山口県宇部市の新天町商店街に、商業ビル「ボスティビルド(BOSSTY BLD.)」が2020年10月13日に開業した。

ボスティビルド。

2019年2月に閉店した新天町の丸信→レッドキャベツ

ボスティビルの前身となる「宇部丸信」は1961年3月に開店。店舗面積3,300㎡で同社最大の店舗であったが、火災に遭ったため1990年に建て替えられたもの。新店舗は地上3階・地下1階建てで、店舗面積は4,112㎡であった。
丸信は丸久から分離したスーパーであったが、2000年2月に倒産・閉店。
その後は「レッドキャベツ新天町店」となり、高層階には「ダイソー」や衣料スーパー「ファミリージョイ」が出店した。

レッドキャベツ新天町店。

しかし、レッドキャベツのイオングループ入りと山口県からの撤退にともない、2019年2月に全床閉館。空き店舗となっていた。
なお、向かいにあった宇部井筒屋も2018年12月に閉店(ゆめタウン宇部に縮小移転)している。

宇部井筒屋。

地元大手企業が再生-丸喜・セリアなど出店

レッドキャベツ跡を取得・再生したのは宇部市の「エムビーエス」。同社は山口県宇部市に本社を置く外装・内装リフォーム企業で、東証マザーズに上場している。
レッドキャベツ跡を再生した商業ビルは「ボスティビルド」と命名。1階の核店舗は山陽小野田市に本社を置くスーパー「丸喜(まるき)常盤通り店」となった。丸喜の店舗面積は約1,990㎡(地元紙・宇部日報による)で、店内にはイートインスペースも設置されている。駐車場は地階と平面がある。
丸喜の開業当日となった13日はポイント5倍セールが開催され、多くの客で賑わいを見せた。なお、イートインスペースは新型コロナの影響で当面閉鎖するとみられる。

新天町側エントランスから見た店内のようす。

テナントとしては、10月26日には2階に100円ショップ「セリア宇部常盤通り店」が開店するほか、今後はペットサロン・ペット用品「ベイビーズ・ブレス」などが順次開業する予定となっている。
(撮影:淀津昇さん

ボスティビスド(丸喜常盤通り店)

住所:山口県宇部市新天町2−3−3
営業時間:9時~20時(セリアは10時開店)

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イオン野芥店、2020年10月10日リニューアル開業-「便利さ楽しさ1.5倍のショッピングセンター」掲げる

福岡県福岡市早良区の福岡市地下鉄野芥駅前で営業しているイオン九州の総合スーパー「イオン野芥店」が、ショッピングセンター(イオン九州による)として2020年10月10日にリニューアル開業した。

新装なったイオン野芥店。

地場総合スーパーとして開店したイオン野芥店

イオン野芥店は、1978年5月に「ユニード野芥店」として開店。開店当初は九州地場資本の総合スーパーであったが、1981年にダイエーグループ系の店舗となり、1995年には「ダイエー野芥店」に改称、2000年代にはグループ再建の一環として「ダイエーグルメシティ野芥店」に業態転換した。
2013年12月には中食強化モデル店舗九州1号店「ダイエー野芥店」として再び業態転換したが、2015年9月のイオングループ運営会社再編及びダイエー九州撤退に伴い現在の店舗名に改称することとなった。

中食強化売場を廃止-「便利さ楽しさ1.5倍」掲げる

イオン野芥店の建物は地上2階建、敷地面積は4,304㎡、商業施設面積は3,959㎡。

店内イメージ。セルフレジが導入された。

1階の直営食品売場を「マックスバリュエクスプレス野芥駅前店」に転換、量り売り惣菜コーナー併設のオープンキッチン厨房「D kitchen」を廃止し、新たにイートインやセルフレジ・キャッシュレスレジを導入。これにより、非接触対応の推進やレジの混雑緩和、ショートタイムショッピングの実現をめざしたという。

店内・Dキッチンの跡地。

また、2階の直営衣料品売場「インナー&カジュアル」、直営ドラッグ売場「ヘルス&ビューティ」についてもリニューアルを実施。サンダイのゲームセンター「スマイルステーション」や休憩所「ギャザリングスペース」を導入した。

テナントとして「ダイソー」「ヘルストロン」など

このほか、物販テナントとして100円ショップ「ダイソー」のほか、サービス店として「クイックカラーQ」、「個別指導のトライプラス」、「リフォームの三光」、「ヘルストロン」、「クリーニングきょくとう」、「カーブス」が出店する。
運営するイオン九州は今回の改装に際し「コンセプトに『大きさはそのままだけど、便利さと楽しさは1.5倍』を掲げてショッピングセンター化した」としている。

イオン野芥店・マックスバリュエクスプレス野芥駅前店

住所:福岡県福岡市早良区野芥2丁目1ー6
営業時間:食品24時間営業、その他は9時~21時

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久屋大通公園・レイヤードヒサヤオオドオリパーク、2020年9月18日開業-公園内に商業ゾーン、名古屋テレビ塔もリニューアル

名古屋市中区にある久屋大通公園(北側)のリニューアルが完成し、公園内に三井不動産の商業施設併設型公園「RAYARD Hisaya-odori Park(レイヤード・ヒサヤオオドオリパーク)」が2020年9月18日に開業。同日に「名古屋テレビ塔」もリニューアルオープンした。

レイヤード・ヒサヤオオドオリパークと名古屋テレビ塔。

久屋大通公園の北側、三井不動産などがリニューアル

Hisaya-odori Parkは、名古屋都心のシンボルロード「久屋大通」の中央部にある久屋大通公園の北側部分(面積約54,000㎡)をリニューアルしたもの。

公園に設置されたロゴタイプ。

パーク内はテーマごとに、大型の芝生広場・けやき広場を擁する「学びの森ゾーン」(ZONE1)、自然豊かな小径でそぞろ歩きを楽しむことができる「アーバンリゾートゾーン」(ZONE2)、テレビ塔近くにあり、日常をより豊かにする店舗が並ぶ「コミュニケーションゾーン」(ZONE3)、名古屋の魅力を発信する新たな「シンボルゾーン」(ZONE4)の4街区で構成。ゾーン4には水辺広場を設置。ミストの演出もおこなわれる。
指定管理者は三井不動産。2017年の都市公園法改正では、規制緩和により公園内に民間事業者の収益施設の設置を促進する「公募設置管理制度(Park-PFI)」が創設されたが、このヒサヤオオドオリパークは日本最大級のPark-PFI事業になるという。

4つの街区・ゾーン構成(三井不動産)。


4つの街区・ゾーン構成(三井不動産)。

商業ゾーンは「レイヤード」2号店

商業施設は三井不動産が運営。商業ブランド「RAYARD(レイヤード)」としては、2020年7月に開業した渋谷区立宮下公園に併設される商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」に続く2号店となった。
店舗ゾーンは24の独立棟で構成され、テナントは飲食店を中心に全35店舗。そのうちスヌーピーをテーマとしたカフェ「PEANUTS Cafe」、軽井沢発のカフェレストラン「Eloise’s Café」、ポロ ラルフローレンの店舗とカフェの複合店「ラルフズ コーヒー」、池袋発のセレクト書店・ブックカフェ「天狼院書店」、アウトドア用品「Snow Peak」のカフェ・コワーキングスペース併設業態、卓球場「T4 NAGOYA」など22店舗が名古屋初出店となった。

店舗ゾーン。

三井不動産は指定管理者として、久屋大通公園を「発信性と日常性を併せ持つ名古屋の新しいシンボル」にするとしている。
コロナ禍のなかではあるが、公園は屋外ということもあり開業時から多くの人が訪れている。とくにテレビ塔と水盤は名古屋を代表する記念撮影スポットになるであろう。

COACHなども出店する。

名古屋テレビ塔もリニューアル-館内にホテルも

9月18日には名古屋テレビ塔もリニューアルオープンした。
名古屋テレビ塔は日本初の展望台付きテレビ塔として1954年6月に開業。設計者の内藤多仲博士は同塔を皮切りに「タワー六兄弟」と呼ばれる通天閣(2代目)、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーを相次いで設計。名古屋テレビ塔は「六兄弟の長男」となっている。
2005年には国の登録有形文化財に指定された一方、テレビ塔機能は2011年のアナログテレビ放送と2012~2016年まで行われたNOTTVの放送終了を以て終了。さらに2019年1月にはリニューアルと耐震工事のため長期休業に入っていた。


水盤に写るテレビ塔をカメラに収めようとする人々。

今回の改装の目玉は、10月に中層部の4・5階に開業する「ザ・タワーホテル・ナゴヤ」。ホテル内には4階に13部屋、5階の南北にデッキテラス付きのスイートルーム2部屋が設けられる。館内には多治見焼のタイルが使われるなど、地場産品をアピールする働きも併せ持つ。
また、1階から4階には、Jリーグ「名古屋グランパスエイト」と英国風パブ「ハブ」のコラボ店舗「HUB GRAMPUS PUB 名古屋テレビ塔店」などの飲食店を中心とした店舗が新たに出店している。
(撮影:hirotti…さん

久屋大通公園

住所:愛知県名古屋市中区
営業時間:公園:24時間開放/パーク内の店舗:11時~23時
名古屋テレビ塔は10時~21時(夏季など21時40分まで)/飲食店は店舗による。

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シティタワー所沢クラッシィ、2020年9月7日から商業フロア順次開業-住友商事・住友不動産、駅西口再開発の先駆けに

埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅前に、住友不動産と住友商事による住宅・商業複合施設「シティタワー所沢クラッシィ」の商業フロアが2020年9月7日から順次開業する。
シティタワー所沢クラッシィ。

住友系の住宅・商業複合施設、所沢駅西口に

シティタワー所沢クラッシィの建物は地上29階地下2階塔屋2階建、敷地面積は約4,012㎡、建築面積は約2,369㎡、延床面積は約38,529㎡。設計はINA新建築研究所、施工は前田・西武建設共同企業体(JV)が担った。
2015年9月施行の所沢市による西武鉄道車両工場跡地(2000年6月閉鎖)一帯の有効活用を目的とした「所沢駅西口土地区画整理事業」及び所沢駅西口北街区市街地再開発組合による「所沢駅西口北街区第一種市街地再開発事業」(土地区画整理事業A地区)の一環として整備されるもので、住友不動産と住友商事の共同開発プロジェクトとして、両社のマンションブランド「シティタワー」「クラッシィ」を冠する。
所沢駅西口土地区画整理事業では、B地区・C地区に商業・業務関連施設、D地区に宅地・公園など整備される方針となっているが、2020年9月現時点ではいずれも詳細未定かつ更地の状態となっている。そのため、A地区で建設中のシティタワー所沢クラッシィは、他地区に先駆け完成することとなった。

中華料理店やサービス系店舗などが順次出店

シティタワー所沢クラッシィの商業フロアは地上2階~地下1階。9月7日の大衆中華料理店「日高屋所沢クラッシィ店」を皮切りに、ライフプラン相談窓口「マネードクター所沢店(仮称)」や郵便局「所沢駅西口郵便局」、住友不動産販売の不動産仲介ショップ「住友の仲介所沢営業センター」といったサービス系店舗が順次開店。隣接するビルから移転する形で語学教室「アビバ所沢校」「ロゼッタストーン」や資格スクール「資格の大栄所沢校」、埼玉りそな銀行のATMも開設される。
コロナの影響か空き床もあるとみられるが、今後順次埋まっていくと思われる。

日高屋所沢クラッシィ店。


マネードクター所沢店(仮称)。

また、2021年1月には西武鉄道所沢駅(グランエミオ所沢)や西武所沢S.C.を結ぶペデストリアンデッキが供用開始、マンション契約者への引渡しも行われる。

シティタワー所沢クラッシィは所沢駅ビルと接続予定。
駅ビル「グランエミオ所沢」は住商が運営を担っている。

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トコトコスクエア、2020年9月一部開業-ダイエー・イオン所沢店跡、12月までにミスターマックスとオーケー出店

埼玉県所沢市の西武所沢駅近くに「トコトコスクエア(TOCOTOCO SQUARE)」が2020年8月22日からテナントごとに順次開業している。
今後、核店舗の食品スーパー「オーケー所沢店(仮称)」とディスカウントストア・家電量販店「ミスターマックス所沢店」が12月までに開店する。
トコトコスクエア。

38年の歴史に幕をおろした“西武のお膝元”の旧・ダイエー

トコトコスクエアの前身となる「東栄ビル」は1981年11月に開業。建物は地上7階地下1階建で、店舗面積は24,497㎡。
開業当初は、建設予定地の一部を西武グループが取得したことで歪な構造となっていたが、1988年10月の増床を機に現在の建物になった。

東栄ビル・イオン所沢店。

開業当初の核店舗「ダイエー所沢店」は、2005年2月に不採算店舗として一時閉鎖対象となったが、9月には賃料負担軽減を理由に営業継続が決定。2006年3月には直営売場の集約と有力専門店導入を目玉とする大規模リニューアルが行われた。

イオン所沢店時代のエントランス。

一転存続が決定したダイエーであったが、イオングループによる総合スーパー事業運営会社再編のため2016年3月にイオンリテールの「イオン所沢店」に転換。そして、2019年9月には競争環境の変化もあり閉店していた。

イオンの撤退後、2019年10月からはヤマダ電機やアニメイトなど一部専門店が1階に縮小移転して暫定営業を続けていたが、改装工事のため2020年8月20日をもって残る全店舗が閉店した。

暫定営業していた頃のアニメイト所沢店。

ディスカウントスーパー核の施設として再生

トコトコスクエアでは、アニメ・漫画専門店「アニメイト」が2020年8月22日に先行開店。そのほか、家電量販店「ヤマダ電機 by ベスト電器」、100円ショップ「Seria」、「ところ整骨院」が9月4日までに開店している。

アニメイト所沢店。


Seria TOCOTOCO SQUARE店。(9月4日開店)

10月29日には福岡のディスカウントストア・家電量販店「ミスターマックス」、12月上旬には首都圏地盤のディスカウント食品スーパー「オーケー」が開店予定であり、再びスーパーを核とする商業施設として再生することになる。

大型店進出相次ぐ所沢、生活密着路線で差別化

トコトコスクエア周辺では、2019年11月に西武所沢店が百貨店を核とする都市型ショッピングセンター「西武所沢S.C.」として業態転換、2020年9月2日には西武鉄道グループの駅ビル「グランエミオ所沢」が全面開業するなど、大型施設の相次ぐ開業や大規模リニューアルにより施設間競争が激化している。

グランエミオ。

西武所沢S.C.やグランエミオは比較的高級・高付加価値路線の施設であり、低価格志向のスーパーは西友(2015年全面改装)や業務スーパー(2017年12月開店)と少ない。
トコトコスクエアは生活密着型路線の商業施設として差別化を図っていくものとみられ、今後のテナント誘致に期待がかかる。

おもなテナント(随時更新/開業日は予定)
店名
7階  
6階  
5階  
4階 アニメイト(8月22日)
3階 ヤマダ電機byベスト電器(家電量販店)(9月4日)
セリア(100円ショップ)(9月4日)
ところ整骨院(9月1日)
お茶のはなさき(9月上旬)
2階 ミスターマックス(ディスカウント・家電量販店)
(10月29日)
1階  
地階 OKストア(スーパー)(12月上旬)
ウインリペア(修理・合鍵)(12月1日)
ムサシノクリーニング(10月下旬)
未定など ニトリ
トコトコスクエア

住所:埼玉県所沢市東町5-22
営業時間:10時~20時(9月時点の主要店舗)

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グランエミオ所沢、2020年9月2日全面開業-西武所沢駅ビル、イセタンミラー・TSUTAYAなど126店が出店

埼玉県所沢市の西武鉄道所沢駅に、西武グループと住友商事グループの駅ビル「グランエミオ所沢」が2020年9月2日に全面開業した。

グランエミオ所沢。

2018年3月に先行開業した所沢駅の「グランエミオ」

グランエミオ所沢は、西武グループが2014年に打ち出した「所沢駅東口開発計画」の一環として整備されるもので、建物は地上5階地下2階建、敷地面積は約39,400㎡(西武鉄道ビル敷地含む)、店舗面積は約18,500㎡、延床面積は約116,000 ㎡(既存約49,400 ㎡+増築約66,600㎡)。事業費は約268億円。駐車場台数は494台、駐輪場台数は1,599台。企画・開発・施設管理は西武グループの西武プロパティーズ、企画支援・開発支援・商業施設運営は住友商事と住商アーバン開発が担う。
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所沢駅ビル全体の完成図(西口から)。

コンセプトに「コミュニティ型商業施設」を掲げ、2018年3月の一部先行開業(第1期開業)時点では、セブン&アイHD傘下の高級食品スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」を食品核に、有名セレクトショップ「B:MING LIFE STORE by BEAMS」「URBAN RESEARCH DOORS」やファストファッションブランド「ユニクロ」など70店舗超が出店していた。

西武沿線初、所沢初となるブランドが進出-書店も

グランエミオ所沢では、2020年9月の全面開業(第2期開業)にあわせて、西武鉄道沿線初、所沢市内初を含む49店舗(うち1店舗未定、2店舗開店延期)が新規出店した。
グランエミオ所沢。

1階には、イオングループのアパレル・雑貨専門店「LBC」リブランディング1号店や300円ショップ「3COINS」、金沢カレー専門店「ゴーゴーカレー」、埼玉発祥の回転寿司チェーン「磯のがってん寿司」といった沿線初の雑貨・飲食店に加え、「スターバックスコーヒー」「マクドナルド」「サーティワンアイスクリーム」といった定番の飲食店など10店舗超が出店。
2階には、三越伊勢丹の百貨店向け・ラグジュアリーコスメ(デパコス)セレクトショップ「ISETAN MiRROR Make&Cosmetics(イセタンミラー)」や大手セレクトショップのカジュアルウェアライン「UNITED ARROWS green label relaxing」「URBAN RESEARCH Sonny Label」、フランスのオーガニックコスメ「L’OCCITANE」、パンケーキカフェ「Eggs ‘n Things Coffee」といった沿線初となるブランド、東急ハンズの生活提案型コスメ・雑貨専門店「hands be(ハンズビー)」といった所沢市内初となるブランドなど20店舗超が出店した。
ISETAN MiRROR Make&Cosmetics.


UNITED ARROWS green label relaxing.

所沢駅中央改札と南改札(9月2日供用開始)を結ぶ箇所には、イベントスペース併設の多目的スペース「セントラルプラザ」を新設。大型サイネージやWi-Fiを完備しながら、シンボルツリーや自然光を取り入れた緑あふれる開放的な空間として、地域の情報発信基地としてインフォメーション機能を担うとしている。

新型コロナ(ソーシャルディスタンス)対策も行われる。

3階には、精文館書店(愛知県)とCCC(TSUTAYA)によるブック&カフェ「TSUTAYA BOOKSTORE」(約1,183㎡)や西武ライオンズプロデュースのビュッフェレストラン「LIONS BUFFET BIG DINING」(開店延期)、各種サービス系店舗など20店舗近くが出店。
TSUTAYA BOOKSTORE Grand Emio Tokorozawa.

レストランゾーン「とこテーブル」には、「信州そば処そじ坊」「北京飯店」「牛たん炭焼 利久」「焼肉名菜福寿」といった沿線初となる人気飲食店が出店し、所沢駅前最大級となる飲食店街として大規模増床リニューアルすることとなった。
牛たん炭焼 利久 グランエミオ所沢店。

また、屋外空間の憩いの場「とこにわ」には、所沢駅リニューアル前に展示されていた鉄道モニュメントの展示も復活、屋外空間を活かしたイベントの開催も予定しているという。
とこにわ。

グランエミオ所沢は、第1期開業時の77店舗とあわせて、126店舗が出店する市内有数の規模をもつショッピングセンターとなった。また、施設の全面開業により、西武グループが推進する所沢駅東口開発計画が完了することとなった。

駅前では大規模再開発が進行中、さらなる発展に期待

西武鉄道所沢駅周辺では、所沢市による西武鉄道車両工場跡地(2000年6月閉鎖)一帯の有効活用を目的とした「所沢駅西口土地区画整理事業」が2015年9月から施行。道路の整備やペデストリアンデッキの延伸工事にあわせて、A地区では住友商事・住友不動産が参画する「所沢駅西口北街区第一種市街地再開発事業」の一環として住居主体の複合施設「シティタワー所沢クラッシィ」が建設中、C地区では広域型複合商業施設の開発計画が持ち上がっている。
ファルマン通り周辺においても、東急不動産が参画する「所沢東町地区第一種市街地再開発事業」の一環として住居主体の複合施設「ブランズタワー所沢」が建設中である。
周辺では、西武百貨店が2019年に改装をおこなったほか旧ダイエー・イオン跡でも2020年12月のグランドオープンを目指して改装が進んでおり、所沢駅周辺は大きく姿を変えることとなりそうだ。

グランエミオ所沢

住所:埼玉県所沢市くすのき台一丁目14番地5
営業時間:10:00~21:00(ショップ)
営業時間:11:00~22:30(レストラン)

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うすい百貨店福島営業所、2020年9月1日開店-MAXふくしまに、11月中の増床めざす

福島県福島市中心部の複合商業施設「MAXふくしま(曽根田ショッピングセンター)」3階に、郡山市に本社・本店を構える「うすい百貨店」(郡山市)のサテライトショップ「うすい百貨店福島営業所」が2020年9月1日に開店した。

うすい百貨店福島営業所。

さくら野跡「MAXふくしま」にうすい出店

曽根田ショッピングセンターは、1998年3月にマイカルグループの百貨店「福島ビブレ(旧・ダックシティ福島店/山田百貨店)」を核とする商業施設として開業。商業棟は地上6階建、駐車場棟は地上10階建、建築面積は約8,842㎡、延床面積は約58,239㎡。
核店舗の福島ビブレは、2001年9月のマイカル破綻に伴い、2002年9月に「さくら野百貨店福島店」と屋号を変えたが、家賃が高額で赤字が続いたため2005年3月に閉店。その後、福島市が出資する「福島まちづくりセンター」が土地建物を取得、2010年3月に「MAXふくしま」として再生した。
2020年現在は、バローHD傘下の「ダイユーエイト」旗艦店を核に、「福島市アクティブシニアセンター・アオウゼ(AOZ)」や100円ショップ「ダイソー」、映画館(シネマコンプレックス)「イオンシネマ福島」などが出店する。

MAXふくしま。

本店商品の受取や制服販売、カード入会受付にも対応

うすい百貨店福島営業所はMAXふくしま3階に出店するもので、売場面積は約40㎡。郡山市の本店で購入した商品の受取や自社カード「うすいJカード」の会員登録、8月31日に閉店した中合から事実上引継いだ学校制服の販売にも対応。外商拠点としての役割を担う。

うすい百貨店郡山本店。

11月中に売場を増床してリニューアル

福島市では、うすい百貨店福島営業所の開業前日となる8月31日にイオングループ・ダイエー系の百貨店「中合」が閉店しており、県庁所在地にもかかわらず日本百貨店協会に加盟する百貨店が消滅することとなった。
うすい百貨店福島営業所は、9月の開業時点では百貨店ギフトショップのなかでも非常に狭小な規模であるが、同社によると「11月中に売場を拡張する」方針を示している。

開業当日には銘菓の販売も

開業当日となった9月1日には玄関付近でチラシの配布を行うなど積極的な販促を実施。「オープニング特別販売会」として、ヨックモック坂角総本舗彩果の宝石といった本店デパ地下の人気和洋菓子ブランドを販売したこともあり、郡山市からの百貨店サテライトショップ進出を喜ぶ地元客の姿も数多くみられた。
福島市の高級品・贈答品需要の多くを担ってきた中合に代わって、“福島県内唯一の百貨店”として、さらなる売場の増床や取扱品目・サービスの拡充が期待される。

うすい百貨店福島営業所

住所:福島県福島市曽根田町1-18
営業時間:午前10時~午後7時

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b8ta Tokyo、2020年8月1日開店-米国発「先進的商品専門店」日本初出店

東京都新宿区の「新宿マルイ」本館1階と千代田区の「有楽町電気ビル」2階に、先進的なイノベーション商品を販売する「b8ta(ベータ)」の日本初出店店舗が2020年8月1日に開店した。

b8taが出店した新宿マルイ本館。入口に案内も。

様々な企業が先進的商品を販売する店舗、日本初出店

b8taは「VR」や「IoT家電」などといった最新のガジェット・先進的商品を体験・購入することができる店舗。2005年に米国・サンフランシスコに出店して以降、世界に25店舗を構える。
店舗内はいくつかの区画に区切られており、各区画の出店企業・ブランドから月額固定の出店料金を集めることで運営される。商品が売れても売れなくても出店料金は固定となり、売上はすべて出店企業・ブランドの収入となる。そのため、新興企業であっても出店しやすい強みを持つという。

商品と商品説明のタブレット(ポータブルLED照明器具)。

各企業・ブランドのブースには様々な商品が置かれ、実際に商品を手に取って体験することができることを特色とするほか、商品説明のためのタブレット端末が設置されている。

新宿マルイでは1階の一等地に出店

新宿マルイの「b8ta Tokyo-Shinjuku Marui」は1階のかなり広い面積を占める。
店舗は開放的な雰囲気で寄り付きやすい一方、パッと見たところ「何の店か分かりづらい」状態であり、「通りがかりに立ち寄る」客は少ないように思えた。

b8ta Tokyo-Shinjuku Marui.

先進的機器よりも、まずは「どういったコンセプトの店舗で、どういった商品を販売しているか」を分かりやすく表示し、集客に繋げていかせることが課題になるであろう。
なお「b8ta Tokyo-Shinjuku Marui」では丸井の社員がb8taJapanへ出向し、店舗運営をb8taスタッフとともにおこなっているという。

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