ワークマン、1000店舗達成-2025年目標を前倒し2023年9月26日に、#ワークマン女子そよら東岸和田店開店で

流通大手「ベイシアグループ」の作業服店最大手「ワークマン」が、大阪府岸和田市の「#ワークマン女子東岸和田店」開店により、2023年9月26日に全国1,000店舗を達成した。

ワークマン祝1,000店舗ご出店。

ベイシアグループの作業服店として創業

ワークマンは1982年8月に群馬県伊勢崎市創業の地場大手スーパー「いせや(現ベイシア)」の作業服店として設立。同社は設立以来、いせやグループ(現ベイシアグループ)各社と異なり、フランチャイズシステムを事業の中核としており、いせやグループ(現ベイシアグループ)内各社や競合作業服店に先駆け、店舗の全国展開を果たした。
あわせて、同社は1997年9月に店頭市場への株式公開を実施、吉幾三が出演するCMや「やる気ワクワク、ワークマン。」のキャッチコピーとともに作業服店業界首位の座を盤石なものとした。

新業態「ワークマンプラス」が転機に

ワークマンは建設技能労働者(職人)人口減少を見据えた戦略的新業態として、2018年9月に「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」1号店を「三井ショッピングパークららぽーと立川立飛」に開店。あわせて「2025年1000店舗体制の構築」を目標に掲げた。
ワークマンプラスでは、「高機能×低価格」を強みにもつ自社開発アウトドア・スポーツ・レインウエアを前面に打ち出し、誰でも入りやすい売場づくりを進めることで、ホワイトカラーや女性客の新規開拓を実現し、当初計画の3倍超となる売上を達成した。

新業態「#ワークマン女子」の店内。
女性向けだけでなく、男性向け商品も幅広く取扱っている。

2020年10月には女性向け新業態「#ワークマン女子」1号店を横浜市中区の「コレットマーレみなとみらい」に開店。
#ワークマン女子は当初「インスタ世代女性客」を主要顧客層とする「SNS・リアル一体型Connected Store」を掲げた実験店であり、品揃え自体は既存モール内ワークマンプラス業態と共通であったが、女性売場の面積拡大や女性用マネキンの拡充や靴専門店「WORKMAN Shoes」との複合店出店開始といった取組みにより、店舗数を40店舗ほどに拡大した。

ワークマン1,000店舗目「#ワークマン女子そよら東岸和田店」。
「WORKMAN Shoes」との複合店だ。

同社広報担当者によると、ワークマンの全国1.000店舗達成は標準業態(ワークマン)と派生業態(ワークマンプラス、#ワークマン女子など)をあわせたもの。
今後も同社は「本業の作業服を扱わない新業態店」を「イオンそよら東岸和田」と同様の大型ショッピングセンターに出店することで、新業態の売上高を150億円(2024年3月期)規模にするとしている。

「#ワークマン女子そよら東岸和田店」の店内。
トレンドを意識したアウトドア用品も豊富に揃う。

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