サボイ豊里味道館、2020年2月20日閉店-旧・豊里センター、57年の歴史に幕

大阪府大阪市東淀川区の大阪メトロ(旧・大阪市営地下鉄)今里筋線だいどう豊里駅前に立地する「サボイ豊里味道館」が、2020年2月20日をもって閉店する。

サボイ豊里味道館。

だいどう豊里の駅チカ「サボイ」

サボイ豊里味道館の前身となる市場「豊里センター」は1964年4月に開業。1992年5月に大阪地盤の地場中堅食品スーパー「サボイ(現・サーブ)」の食品スーパーを中心とする店舗に業態転換した。
サボイは長らく、近隣の豊里三番街(ライフ豊里店)とともに地域の商業核としての役割を担っており、2006年12月の今里筋線開業後は、だいどう豊里駅に最も近い食品スーパーとなった。
しかし、2015年4月に京都地盤の大手食品スーパーであるフレスコが、東淀川区内初となる店舗「フレスコ豊里店」(24時間営業)を至近距離に出店するなど、競争が激化したため閉店を決定したものとみられる。

サボイ豊里味道館閉店のご案内。

スーパー激戦区「上新庄」4年ぶりのスーパー撤退

サボイ豊里味道館が立地する上新庄エリアでの食品スーパー閉店は、2015年12月の「コーヨー上新庄店」閉店以来4年ぶりとなる。
その一方、上新庄エリアは「ライフ」「フレスコ」を始め、「イズミヤ」「平和堂」「関西スーパー」など10店舗を超える総合スーパー・食品スーパーがしのぎを削る大阪市内有数の商業激戦区であるため、サボイ撤退が地域に与える影響は軽微とみられる。
2020年2月現在、サボイ豊里味道館の跡地活用については未定となっている。

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