MEGAドン・キホーテUNY敦賀店、2021年5月18日開店-ポートン・アピタ跡、嶺南初のダブルネーム業態に

福井県敦賀市のアピタ敦賀店跡に、パン・パシフィク・インターナショナルHD(PPIH)の総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテUNY敦賀店」が2021年5月18日に開店する。

港町・敦賀のユニー系ショッピングセンター

アピタ敦賀店は、ユニーと地元組合による共同出資のショッピングセンター「ポー・トン(PORTON)」として1990年11月に開業。建物は地上4階建、営業フロアは1~2階、敷地面積は15,200㎡、店舗面積は13,241㎡、延床面積は35,780㎡。
ポー・トン時代は、福井地場大手の協同組合ハニーに加盟する食品スーパー「プリオマート」とユニーの衣料品・住居関連品専門店「アピタ敦賀店」を核に専門店約30店舗が出店していたが、リニューアルにともない2012年4月をもって全館閉店。同年10月にはユニーが全館の運営を担うサーキット型のショッピングモールとなった。

アピタ敦賀店。

ユニーへの全館運営移行を機に、北陸初となるドラッグストア「ココカラファイン」やワンズオウンのインテリア雑貨店「Aberdeen」、敦賀初となるファストリ系のファストファッションストア「GU」など約40店舗を導入した。しかし、2015年からGUやSUBWAYなど集客の目玉となる専門店が相次ぎ撤退するなど空き床が顕著となったため、2018年11月には2階に「ニトリ」(2,300㎡)を導入するリニューアルを実施、2021年2月7日にはダブルネーム店舗への業態転換のためユニー直営フロアを閉店した。

ドンキ流の売場で“敦賀の世帯層”取込み図る

MEGAドン・キホーテUNY敦賀店の直営売場面積は5,957㎡。ドンキとしては福井県内4店舗目、UDリテール運営店舗(ドンキ・ユニー複合店舗)としては福井県内2店舗目となる。
1階の生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)を取扱う食品売場では、アピタ時代から売場面積を1.3倍に拡大。生鮮部門では家族向けの大容量パック「メガ盛り」商品や単身・2人世帯向けの個食対応商品・少量パック商品、一般加工食品部門ではドンキが強みとする“驚安価格”商品を展開。あわせて、子供向けの駄菓子売場を導入するなど、3km商圏(敦賀の世帯層)を意識したフロアに刷新する。

2 階の衣料・住居関連売場では、“アミューズメント性”にこだわったリニューアルを実施。衣料品・化粧品・日用消耗品・家庭雑貨品の拡充に加え、カラーコンタクトレンズ・スマホパーツ・インポートブランド・香水・家電製品などを新たに導入する。
なお、MEGAドンキUNYへの転換にあわせて、Seriaは2階から1階に移転。ニトリやクラフトハートトーカイ、勝木書店KaBoS、namcoといった専門店の多くが営業を継続する。

MEGAドン・キホーテUNY敦賀店

住所:福井県敦賀市中央町一丁目5番5号
営業時間:午前8時~翌午前0時
※5月18日~20日まで営業時間を「午前9時~午後10時」に短縮

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