ながの東急ライフ、2025年3月閉店-北長野駅前再開発で生まれた郊外型百貨店、35年の歴史に幕

長野県長野市の北長野駅前・信濃吉田駅近くにある百貨店「ながの東急ライフ」が2025年3月末に閉店する。

ながの東急百貨店の支店、35年の歴史に幕

ながの東急ライフは北長野駅前の再開発事業により「北長野駅前B3地区市街地再開発ビル(北長野ショッピングセンター)」の核店舗として1990年11月に開業。長野駅前に本店を置く「ながの東急百貨店」が運営しており、郊外型百貨店のさきがけの1つだった。

ながの東急ライフ。(公式サイトより)

店舗面積は8,363㎡、売場は1階と2階、3階はフィットネスクラブ、4階~6階は駐車場で構成される。
日本百貨店協会に加盟していないものの、百貨店系らしく食品売場には東急百貨店が得意とする銘菓・銘店売場が設けられているほか、百貨店向けアパレル等の取り扱いもあった。そのほかモスバーガーアメリカンドラッグ、100円ショップワッツウィズなどが出店している。
ながの東急百貨店はかつて岡谷市などに支店があったがサテライトショップ(ギフトサロン)を除いていずれも閉店しており、ながの東急ライフが最後の支店だった。

跡地はマンション事業者に売却-解体か

閉店後、建物はマンションなどを手掛ける「マリモ」(広島県広島市)に売却されるため、建物解体後にマンションが建設される可能性が高い。

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