千葉県旭市のJR旭近くにあるショッピングセンター「旭サンモール」の核店舗であった総合スーパー「イオン旭店」の跡に、新たな核店舗として2024年9月12日までに「クリエイトSD」と「ベイシア」が相次ぎ出店した。
イオン旭店、昨年2月に扇屋ジャスコから41年の歴史に幕
サンモールは1982年4月に開業。店舗面積は21,165㎡。核店舗のイオン旭店は「扇屋ジャスコ旭サンモール店」として開業と同時に出店したものだった。イオンの店舗面積は7,537㎡と、全館の約4割を占めていた。
なお、扇屋ジャスコは近隣に既存店舗「扇屋ジャスコ旭店(のち旭南店)」があったが、そちらは1994年に閉店している。
旭サンモール・イオン旭店。
イオン旭店の徒歩圏には2022年4月に総合スーパー「イオンスタイル旭中央」を核とする「イオンタウン旭」が開業。イオン旭店は商品構成の見直しなどを行って営業を継続するとしていたものの、2023年2月に閉店していた。
イオンタウン旭。
イオン閉店後も、映画館「サンモールシネマ」をはじめ多くの専門店・テナントは営業を継続しており、サンモールを運営する米国系企業「パシフィカ・キャピタル」(本社:東京都港区)が新テナントを誘致。イオン閉店から約1年半で待望のリニューアルオープンとなった。
新たな核店舗「ベイシア」「クリエイトSD」
旭サンモールは、2022年12月に閉店した「かねたや家具店」がある場所を含めて改装を実施。新たな核店舗としてドラッグストア「クリエイトSD」(8月3日開店済み)とスーパーマーケット「ベイシア」が出店することとなった。なお、2階イオン跡ではリニューアルが続いている。
「ベイシアFoods Park 旭サンモール店」はサンモール1階に出店、ベイシアは千葉県で22店舗目。「Foods Park」は、“食のテーマパーク” として地域のお客の憩いの空間づくりを目指した業態だとしている。
ベイシアFoods Park 旭サンモール店・イメージ(公式サイトより)
ベイシアの青果コーナーでは千葉県産の野菜を品揃えするほか、惣菜コーナーでは、フライのバイキングや蓋が閉まれば盛り放題のセルフ式カレーライスのコーナーを設置する。
また、9月21日からはベイシアネットスーパーの注文受付を開始するとしている。(配送開始は9月24日)
なお、ベイシアではサンモールのポイントカードは対象外となる。
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