ファミリーガーデン花園、2022年9月17日開業-ライフ花園中央公園店を核に、東大阪市花園ラグビー場改修に合わせて

大阪府東大阪市の大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線沿いにある東大阪市の大型複合公共施設「花園中央公園」に、ライフコーポレーションの食品スーパーを核とする複合商業施設「ファミリーガーデン花園( FAMILY GARDEN HANAZONO)」が、2022年9月16日にプレオープン、2022年9月17日にグランドオープンする。

「日本初のラグビー場」核の花園中央公園

花園中央公園の核を担う「花園ラグビー場」は、1929年11月に大阪電気軌道(現近畿日本鉄道)運営による日本初のラグビースタジアム「大軌花園ラグビー場」として同社競馬場跡地に開業。
戦後も長らく、近鉄グループ運営による「近鉄花園ラグビー場」として全国高校ラグビー大会の会場となるなど、“ラグビーの聖地”として親しまれた。

その一方、近鉄グループは2014年7月に施設老朽化にともなう高額な改修費用負担などを理由として東大阪市への無償譲渡を決定。2015年4月に東大阪市運営による「東大阪市花園ラグビー場」となった。東大阪市は施設取得を機に「ラグビーワールドカップ」試合開催を見据えた大規模改修に着手、2018年9月に完了した。
その後、東大阪市は花園ラグビー場に都市公園法に基づく「公募設置管理制度(Park-PFI)」を導入。花園ラグビー場は2020年10月1日から2040年3月31日まで「東大阪花園活性化マネジメント共同体(東大阪スタジアム(HOS)・F.C.大阪・天正)」により運営されることとなった。

エントランスにライフ核の新施設

ファミリーガーデン花園は「(仮称)花園中央公園北側エリア新築計画」として、花園中央公園北側のエントランス部分に建設が進められていたもので、建物は地上2階建で店舗面積は1,492㎡、売場面積は1,492㎡。
ファミリーガーデン花園。

1階には核店舗としてライフコーポレーションの食品スーパー「ライフ花園中央公園店」が入居する。花園中央公園店は2018年4月の八戸ノ里店(西友跡地)以来約4年ぶりとなる東大阪市の同社新店で、同社店舗は293店舗体制となる。
ライフ花園中央公園店のフロアマップ。

ライフ花園中央公園店では時短簡便商品に加え、水産部門では和風だしの炊き込みご飯に海鮮具材をのせた「お魚屋さんの漁師めし」、惣菜部門では季節の御膳など弁当40種類超、インストアベーカリー「小麦の郷」ではサンドイッチや高温窯によるナン・カレー、生活関連部門ではペットフードや玩具、マナーウェアを拡充するなど、公園利用客による飲食やドッグランを見据えた商品展開を打ち出す。そのほか、農家直営スープ専門店「たんとスープ」が入居する。
ライフ公式キャラクター「ララピー」も花園仕様に。

2階にはHOSグループの複合スポーツ施設「HOS 花園スポーツスクエア」が入居。近隣の系列施設(HOS花園スタジアム)と連携を図り、従来のフィットネスクラブやテニススクール、ジュニアスクール、カルチャー教室(英会話教室・ロボット教室・バレエ教室)に加え、バスケ・フットサル・卓球・ダンス・レクリエーションなど多目的利用可能なレンタルコート(1時間あたり6,600円~8,800円)、ランニングステーション(1回あたり更衣室ロッカー使用料500円)を提供する。
HOS花園ガーデンスクエア。

花園中央公園内には9月9日より障害者福祉サービスを手掛けるノーサイド運営による「ひとつなぎカフェ」も営業開始(10月以降グランドオープン予定)しており、日本有数のラグビー場を擁する公園は東大阪市地盤のスポーツクラブ運営のもと新たな一歩を踏み出すこととなった。

ファミリーガーデン花園

住所:大阪府東大阪市松原南1-1-25
営業時間:午前9時30分~午後10時(ライフ花園中央公園店)

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