ミーナ天神、2023年4月28日リニューアル開業-天神ロフトが移転、ユニクロ・ブックオフなど再出店

福岡県福岡市中央区にある西鉄福岡駅・地下鉄天神駅近くのユニクロ系(ファーストリテイリング運営)ショッピングセンター「ミーナ天神」(旧マツヤレディス)が、隣接する「ノース天神」(旧ダイエーショッパーズ専門店街)と統合され、新生「ミーナ天神」として2023年4月28日にリニューアルオープンする。

ミーナ天神。

かつてダイエーショッパーズ専門店街・マツヤだった

ミーナ天神の前身「松屋」は1911年に開店。1929年に百貨店化し、1937年に現「ミーナ天神」の場所に移転した。その後、1973年に現「ミーナ天神」の建物に建て替えた際にファッションビル業態「マツヤレディス」に転換したが、経営破綻により2005年に閉店。同年にユニクロを運営するファーストリテイリングのファッションビル「ミーナ天神」としてリニューアルオープンした。

旧・ミーナ天神とダイエーショッパーズ福岡専門店街。

ノース天神は「ダイエーショッパーズ福岡専門店街」としてマツヤレディスと同じ1973年に開業。ダイエーの専門店街として菊竹金文堂(久留米市)が運営する書店「りーぶる天神」やドール・ホビーショップ「ボークス」(現在イオン内に出店)、中古レコード店「ボーダーラインレコード」、「ドムドムハンバーガー」など個性的なテナントが営業していたが、2011年7月に一旦閉店、殆どの店舗が撤退した。

「ダイエーショッパーズ福岡専門店街」時代。

2002年からは「マツヤレディス」「ショッパーズ専門店街」ともに大東建託創業家系の不動産会社「ダイショウ」の所有となったが、ショッパーズ部分は2012年6月からはダイショウ運営の商業施設「ノース天神」となり「ファッションセンターしまむら」「ブックオフスーパーバザー」などが出店。さらに、2018年7月には隣接する「ミーナ天神」とともに「福岡スタンダード石油」(久留米市)に売却されていた。
なお、ダイエーショッパーズ福岡の本館は2015年にイオン九州の店舗となり、「イオンショッパーズ福岡」に改称、2019年には全館改装され「天神ショッパーズ福岡」として運営されている。

ダイエーはイオン・天神ショッパーズ福岡となっている。

ミーナ天神・ノース天神は建物の老朽化もあり、ミーナを運営するファーストリテイリングが主導して両店舗の統合と建物のリニューアルのため2022年8月を以て一旦閉店。
両館の壁を取り払うなど、統合に向けた工事をすすめていた。

新・ミーナ天神、天神ロフトなど約30店舗が出店

新生「ミーナ天神」の総売場面積は約22,100㎡。建物は福岡スタンダード石油が所有、運営はファーストリテイリングとザイマックスがおこなう。
大型テナントとしては、地階に「マツモトキヨシ」、1階・2階に「ユニクロ」、1階にカフェ「ONCA COFFEE」併設の「JINS」、2階に「カメラのキタムラ」、3階に「GU」、4階に「ロフト」、5階に「AOKI」「ABC-MART」、6階に「セリア」「ニトリエクスプレス」、7階に「ブックオフスーパーバザー」、8階に「クロサワ楽器」、屋上にフットサルコートなどが出店する。総テナント数は約30店舗となる。(再出店含む)
なお、無印良品はイオンショッパーズ内に移転している。

ユニクロ天神。

ユニクロの売場面積は約2,840㎡と九州最大の広さとなる。このほか、地階にはイベント等の開催をおこなうPOPUP STORE「つながるひろば」を新設する。
天神ロフトはミーナ天神への移転に先駆けて、3月12日に旧店舗を閉店させている。

旧・天神ロフト。

ミーナ天神

福岡市中央区天神4丁目3番8号
営業時間
地階:7:00~22:00(一部店舗は除く)
1階~8階:10:00~20:00(一部店舗は除く)
屋上:10:00~22:30

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