キャナルシティ博多イーストビル、2023年春閉館-博多駅近くの別館、開業11年半で

福岡県福岡市博多区のJR博多駅近くにある複合商業施設「キャナルシティ博多」の別館「キャナルシティ博多イーストビル」が、2023年春に閉館する。

キャナルシティイーストビル。

キャナル別館イーストビル、僅か11年半で閉店

キャナルシティ博多は1996年4月に開業した複合商業ビルであるが、キャナルシティイーストビルはその別館として複数のビルを再開発した跡地に2011年9月に開業した。建物は地下1階、地上5階(店舗は1~3階)、延床面積は18,534㎡で、キャナルシティを運営する福岡地所が所有する。

キャナルシティ博多。

イーストビルはユニクロZARAH&M、などファストファッションの大型店を多く集積しており、キャナルシティの建物のなかで最も博多駅寄りであることから来観客の動線にもなっていた。
一方で、コロナ禍以降はカルディコーヒーファームBershkaなどといった人気テナントの撤退も相次いでいた。
イーストビルのテナントが別の館などに移転するかどうかについては1月時点では発表されていない。
キャナルシティ博多前には2023年3月に地下鉄七隈線の櫛田神社前駅が開業する予定であり、イーストビルの閉館と駅開業に伴うリニューアルなども注目される。

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