カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ヨドブルーム池袋店、2024年6月21日開店-西武池袋本店にヨドバシ新業態「Yodobloom」1号店、体験型ビューティストア展開

東京都豊島区の西武池袋本店に、大手家電量販店「ヨドバシカメラ」(本社:東京都新宿区)の新業態「Yodobloom池袋店(ヨドブルーム池袋店)」が2024年6月21日に開店する。

西武池袋本店。

西武池袋本店に初のヨドバシ系店舗

ヨドブルーム池袋店は、ヨドバシHD出資の体験型美容テーマパーク運営会社「トレンドキャスケット」(本社:東京都渋谷区/代表取締役:二階堂京介/ブランド名:Tierland)のノウハウを活用した「新業態の体験型ビューティストア」「新しい形のリテールメディアストア」として、店内全商品(50ブランド500アイテム)の購入前比較体験を始め、メイクアップ体験、肌診断・頭皮診断体験、理美容家電体験、スキンケア体験といったサービスを提供。体験を通じて商品レビューを気軽にSNSへ発信できる場所とする。
百貨店という立地特性を考慮し、既存のトレンドキャスケット運営店舗やヨドバシ運営店舗とは一線を画した上質志向な空間づくりを打ち出す。

Yodobloom池袋店。

Yodobloom池袋店

住所:東京都豊島区南池袋1-28-1
営業時間(月~土曜日):午前10時~午後9時
営業時間(日曜・祝日):午前10時~午後8時

関連記事:西武スポーツ、2024年5月26日閉店-西武池袋本店のスポーツ専門館、45年の歴史に幕
関連記事:オッシュマンズ池袋店、2024年5月7日閉店-セブン&アイによる日本法人創業25周年記念新業態、西武池袋本店リニューアルで
関連記事:そごう・西武、2023年9月4日に新人事発表-親会社の 劉 勁氏が代表に、投資ファンド色が強まる
関連記事:ヨドバシHD、西武池袋本店の土地など約3000億円で取得へ-2023年9月1日にそごう・西武の親会社となった米ファンドから
関連記事:西武池袋本店、2023年8月31日にストライキ決行・休業-店頭でデモ「売却反対」「雇用維持」訴える

関連記事:セブンアイ、「そごう・西武」を2023年9月1日付で売却-西武池袋本店、8月31日にスト決行
関連記事:セブン&アイ・ホールディングスの伊藤雅俊名誉会長、2023年3月10日死去-イトーヨーカ堂の創業者

関連記事:セブンアイ、傘下の「そごう・西武」売却を2022年11月11日発表-米ファンド・ヨドバシ連合に
関連記事:セブンアイ、「そごう・西武」売却検討と「ヨーカドー」縮小堅持を2022年4月発表-売上「流通首位」返り咲くも合理化へ

デイリーポート新鮮館利府店、2024年6月20日開店-セブン&アイHD傘下入り後初の新店舗、利府駅近くに

宮城県宮城郡利府町の利府町文化交流センターリフノス隣接地に、セブン&アイHD系食品スーパー「マルニデイリーポート新鮮館利府店」が2024年6月20日に開店する。

2023年にセブン&アイHD傘下となった地場スーパー

マルニは1951年4月に「マルニ商店」として創業。1974年に法人化。2000年2月に地域密着型スーパー「デイリーポート新鮮館気仙沼店」を開店した。2023年6月にはセブン&アイHD傘下の東北地場大手食品スーパー「ヨークベニマル」傘下に移行、同社との連携のもと15店舗体制、年商300億円をめざすとしている。

利府駅近くに新店舗、既存店同様の地域密着型に

デイリーポート新鮮館利府店の建物は鉄骨平屋建で敷地面積は9,780㎡、売場面積は2,101㎡。
利府店はヨークベニマルによる子会社化後初の店舗であり、利府町中心部(JR利府駅・利府町役場)という交通利便性の高い立地特性を活かし、生鮮(青果・鮮魚・精肉)を通常店舗に比べ拡大するなど、普段の暮らしからハレの日まで対応できるような品揃えをめざすとしている。

デイリーポート新鮮館利府店。

デイリーポート新鮮館利府店

住所:宮城県宮城郡利府町森郷字新椎の木前69番地
営業時間:午前9時30分~午後9時

関連記事:アリオ仙台泉・イトーヨーカドーアリオ仙台泉店、2024年1月31日閉店-泉中央駅前とともに開業、開店32年で
関連記事:ヨドバシ仙台第一ビル、2023年6月2日開業-ヨドバシカメラ移転、専門店街も
関連記事:フレスポ仙台東照宮、2022年7月29日から順次開業-核店舗のヨークベニマル、青葉区ドミナント強化
関連記事:ドン・キホーテ利府店、2022年3月18日開店ーイオンモール向かい「利府ペアガーデン」の再生に参画

関連記事:イオンモール利府、2021年1月31日から休業-2021年3月から夏にかけて「イオンモール新利府」として増床リニューアル
関連記事:ドン・キホーテ仙台駅西口本店、6月22日開業-旧さくら野隣、アーケード入口に
関連記事:ヨークタウン仙台小松島、2021年12月3日開業-ヨークベニマルの近郊型ショッピングセンター、東北医薬大近くに

あさひまちモール、2024年6月20日から順次開業-知多半島初「ロピア半田店」核に

愛知県半田市のJR武豊線東成岩駅近くに、新昭和グループの近隣型商業施設「あさひまちモール」が2024年6月20日午前9時から順次開業する。

半田市に新昭和グループ系商業施設

あさひまちモールは、新昭和グループが「(仮称)半田市旭町四丁目計画」として建設を進めていた近隣型商業施設で、建物は平屋建2棟(本体棟・別棟)、建築面積は約5,261㎡、延床面積は4,687㎡。
OICグループの大型食品スーパー「ロピア半田店」を皮切りに、神奈川地盤のドラッグストア「クリエイトSD」や100円ショップ「ダイソー」、ラーメン甘味処「スガキヤ」といった店舗が2024年8月までに順次開店する。

あさひまちモールのフロアマップ。

核店舗は知多半島初のロピア

ロピア半田店の店舗面積は2,605㎡。
ロピアとしては2023年11月開店の名古屋みなと店、2024年5月開店の千種店に次ぐ愛知県内3店舗目、知多半島初の店舗となる。
同店では青果売場を「八百物屋あずま」、鮮魚売場を「日本橋魚萬」、精肉売場を「肉のロピア」、惣菜売場を「GOCHISOUマルシェ」として展開するなど専門性を訴求する。

ロピア半田店。

あさひまちモール

住所:愛知県半田市旭町4丁目8
営業時間:午前9時~午後7時

関連記事:イオンモール常滑、2017年増床-大型シネコン導入へ

フレッシュガーデンフーズピープル日見店、2024年7月28日閉店-島原地場食品スーパー、長崎市内撤退

長崎県長崎市旧西彼杵郡の長崎総合科学大学近くにある地場食品スーパー「フレッシュガーデンフーズピープル日見店」が2024年7月28日をもって閉店する。

島原半島地盤のスーパー

サンライフは1972年12月に「いちのせ精肉店」として創業。1983年7月に食品スーパー「ファミリーショップいちのせ本店」に業態転換、1987年4月に法人化した。1991年10月に旗艦店「フレッシュガーデンフーズピープル千々石店」を開店した。
同社は創業以来、島原半島を地盤としていたが、2014年8月に閉店した地場中堅食品スーパー「ママのセンター日見店」(旧辻本商店系/現ジョイフルサン系)跡を引継ぎ、2015年4月に長崎市初となる「フレッシュガーデンフーズピープル日見店」を開店し、3店舗体制となった。

フレッシュガーデンフーズピープル日見店(同社公式より)。

長崎市から撤退

フレッシュガーデンフーズピープル日見店は閉店に先駆け、6月20日をもって自社電子マネー「PEOCA」へのチャージを終了、6月30日をもってポイント付与を終了、7月25日をもってポイント券・商品券・電子マネー残高利用を終了する。
同店閉店によりサンライフは長崎市から撤退することとなる。

関連記事:浜屋ココウォークプラザ、2024年6月6日開業-浜屋百貨店の新業態、北野エースを核に
関連記事:長崎浜屋屋上プレイランド、2024年5月6日閉店-九州最後の百貨店屋上遊園地、50年近い歴史に幕
関連記事:S東美浜町店、2024年2月29日閉店-地場老舗総合スーパー本店、旧長崎松竹会館建替えで
関連記事:ジョイフルサン木鉢店、2024年2月29日閉店-改装相次ぎ打ち出していた木鉢唯一の大型店
関連記事:長崎マリオットホテル、2024年1月16日開業-JR九州グループ運営、マリオット九州初進出
関連記事:アミュプラザ長崎新館、2023年11月10日開業-JR長崎駅ビル増床部分に86の専門店、本館も開業以来最大の全面刷新
関連記事:ファンスクエア新大工町、2022年11月19日開業-長崎玉屋を建替え、ライオンズタワー下層に玉屋・ジョイフルサンなど出店
関連記事:長崎西洋館、2023年5月閉館-長崎電気軌道運営、路面電車資料館も入居する商業ビル

関連記事:プラットモール長崎、2021年10月29日開業-長崎西洋館となりにJR西日本系モール

東急ストアフードステーション戸越公園店、2024年6月28日開店-戸越五丁目19番地区市街地再開発事業の商業核、店内加工強化型店舗に

東京都品川区の東急大井町線戸越公園駅前に、東急ストアの都市型食品スーパー「東急ストアフードステーション戸越公園店」が2024年6月28日に開店する。

東急ストア、戸越公園駅前再開発の商業核に

東急ストアフードステーション戸越公園店は、2018年12月に組合を設立した「戸越五丁目19番地区第一種市街地再開発事業」の一環として、2023年4月に竣工した三菱地所系タワーマンション「ザ・パークハウス戸越公園タワー」の商業核となるもので、建物は地上23階建、営業フロアは1階、売場面積は281.62㎡、延べ床面積は約21,711㎡。

狭小店ながら店内加工の「贅沢惣菜」展開

東急ストアフードステーション戸越公園店では、単身・二人世代が約80%を占める地域特性を生かし、狭小な都市型食品スーパーながら、店内加工贅沢惣菜「RICH DELI」(ビビンバ風ローストポークのベジボウル・ワンハンドで食べるワッフル)や鉄板焼きメニューを導入。
生鮮食品(青果・水産・畜産)においても即食・簡便商品(カット野菜・カットフルーツ)やプラス1品需要に対応した商品(銀鮭の醤油昆布蒸し・炙り生ハムチーズポテトサラダ)、グロサリーにおいても韓国発祥新感覚スイーツ(チョコクロッフル)や酒に合うオードブル(チーズコレクションアソート)を展開するなど、惣菜にこだわった店舗とする。

東急ストアフードステーション戸越公園店。

東急ストアフードステーション戸越公園店

住所:東京都品川区戸越五丁目19番1号
営業時間:午前9時~午後11時

関連記事:五反田JPビルディング、2024年4月26日開業-日本郵政不動産と星野リゾートの複合施設、旧ゆうぽうと跡地に
関連記事:五反田TOCビル、2024年9月再開館-「東京卸売センター」老朽化で3月に閉館、建替え延期で営業再開
関連記事:ドン・キホーテ五反田東口店、2020年6月1日開店-五反田駅前の有楽街に7フロアのドンキ
関連記事:アトレ五反田2、2020年3月26日開業-五反田駅東口ビルに
関連記事:ドンキホーテ・ピカソ目黒駅前店、2018年8月24日開店-珍しい「ミニスーパー」業態、今後増える?
関連記事:池上線五反田高架下、2018年3月13日開業-「中目黒」に次ぐ東急の高架下開発

リコパ東大和、2024年冬開業-イトーヨーカドー、ヒューリックの地域密着型商業施設3号店に

東京都東大和市の現イトーヨーカドー東大和店に、ヒューリックの地域密着型商業施設「LICOPA東大和(リコパ東大和)」が2024年冬に第1期開業する。

リコパのロゴマーク。

東大和随一の大型店だったヨーカドー

イトーヨーカドー東大和店は2003年11月に開店。建物はRC造(一部S造)地上5階建で店舗面積は15,851㎡、延床面積は24,925㎡。
ヨーカドー東大和店は、小松製作所系大手機器メーカー「小松ゼノア(現ハクスバーナゼノア)」工場跡地再開発の商業核として、2003年の開業から現在に至るまで、市内随一のショッピングセンターであった。

リコパ3号店として刷新

リコパ東大和は、不動産大手「ヒューリック」が、セブン&アイHD系総合スーパー「イトーヨーカ堂」と同社系商業不動産ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」との協業のもと商業施設の新規開発・リニューアルを図り展開するもので、2021年9月の「リコパ鶴見」、2024年3月開業の「リコパ川崎」に次ぐ3施設目となる。

リコパ東大和メゾン棟(現ヨーカドー棟)。

ヨーカドー核とする2館体制の複合施設に

リコパ東大和は、既存ヨーカドー棟を2024年冬に「メゾン棟」として開業、立体駐車場棟を2025年秋に「テラス棟」として建替新装開業する。

リコパ東大和テラス棟(現立体駐車場棟)。

メゾン棟の建物は地上5階建で敷地面積は約23,200㎡、店舗面積は約16,100㎡、延床面積は約46,800㎡。テラス棟は地上2階建で敷地面積は約5,500㎡、店舗面積は約2,800㎡、延床面積は約3,100㎡。

リコパ東大和の施設構成。

メゾン棟(現ヨーカドー棟)は、2024年3月より営業フロアを1階に集約し、セブン&アイ系/アダストリア系店舗「FOUND GOOD」「studio CLIP」やフードコートの導入を進めているが、メゾン棟としての刷新後も施設の核として営業を継続する予定。

リコパ東大和メゾン棟のフロアマップ。

2階はファッション雑貨店や家電量販店、均一ショップ、書籍販売店といった大型物販店、デイリー系・サービス系店舗が入居するなど、「「あったら便利」が詰まった、一番身近な利便の中心地」をめざすとしている。

リコパ東大和メゾン棟のフードコート。

また、テラス棟(現立体駐車場棟)には路面店感覚で利用できる飲食店やクリニックを導入。誰にでも開かれたパブリックスペースとして広場を整備するなど「地域コミュニティの拠点となる空間」を創出するとしている。

リコパ東大和テラス棟のパブリックスペース。

関連記事:玉川上水駅、2018年3月30日から「ぐで玉川上水駅」に-サンリオ「ぐでたま」コラボ、所沢駅などでも実施

福屋岩国店、2025年1月13日閉店-広島地場老舗百貨店、山口県から全面撤退

山口県岩国市のJR岩国駅近くにある広島地場老舗百貨店分店「福屋岩国店」が2025年1月13日をもって閉店する。

半世紀近い歴史誇る岩国唯一の百貨店

福屋岩国店は1978年11月に開店。建物は地上3階建で営業フロアは1~2階。
福屋としては、同年7月開店の呉店に次ぐ分店(衛星店)であり、山口県内初となる店舗だった。
福屋岩国店1階では直営婦人用品売場に加えて、マツオインターナショナルの婦人服店「M2 by Sensounico」、クールカレアンの婦人服店「Cour Carre an」、アトリエドールのフルライン婦人服店「DOREE」、広島県福山市に本社を置く婦人服店「みつもり」「富士ドレス」といったブランドを展開。2階では直営婦人服・紳士用品売場に加えて、ギフトサロンや商品券・友の会窓口を展開。外商事務所を併設する。

福屋岩国店。

福屋は2022年1月に山陰唯一の店舗「福屋浜田店」を閉店、2024年8月には広島県北唯一の店舗「福屋三次店」を閉店するなど、商環境の変化を背景に分店の整理を進めていた。福屋岩国店は近隣のイオン系都市型総合スーパー「フジグラン岩国」や地場高級総合衣料品店「エムラ岩国店」とともに、岩国麻里布の商業核を担っていたが、半世紀近い歴史に幕をおろすこととなった。

関連記事:ミナモア、2025年春開業-広島駅新駅ビル正式名称「minamoa」決定、専門店200店舗集うターミナルに
関連記事:ekieザッカマルシェ、2024年秋新装開業-広島初「成城石井」食品核に増床リニューアル、新駅ビルと一体化
関連記事:マリーナホップ、2024年12月1日閉館-広島空港跡横のアウトレット、跡地にTOM’Sのカート場など開設
関連記事:ゆめテラス祇園、2023年11月1日開業-ゆめタウン祇園を50年ぶり建替え、核店舗は無印良品の大型店
関連施設:シミント広島・ゲートパークプラザ、2023年3月31日開業-広島市民球場跡地、公園を核とした複合施設に
関連記事:ザ・リョウワ・トリニティタウン、2023年7月開業-ダイレックスを核とする複合施設、旧広島市中央卸売市場食肉市場跡地に
関連記事:スタンダードプロダクツ広島八丁堀店、2022年6月30日開店-ZARA跡にダイソー新業態の大型旗艦店
関連記事:そごう広島店新館、2023年夏閉店-NTTクレド基町ビルの核店舗、本館は営業継続
関連記事:広島アルパーク西棟、2022年4月リニューアル開業-旧天満屋跡「世界最大の無印良品」核に
関連記事:天満屋広島緑井店、2022年6月30日閉店-跡地をフジが購入、隣接地はフジグラン緑井
関連記事:天満屋広島アルパーク店、2020年1月31日閉店-三井不動産系から大和ハウスに施設売却
関連記事:フタバ図書GIGA広島駅前店、2021年9月30日閉店-旧イズミ→広島最大級の複合書店、老朽化で
関連記事:イズミ岩国店、2018年10月16日閉店-岩国駅前の大型店、再開発へ

スーパーみらべる北朝霞店、2024年6月23日閉店-同社唯一の駅高架下店舗、わずか2年で

埼玉県朝霞市の東武東上線朝霞台駅・JR武蔵野線北朝霞駅近くにある首都圏地場大手食品スーパー「JMホールディングス」(本社:茨城県土浦市)傘下のディスカウント食品スーパー「スーパーみらべる北朝霞店」が、2024年6月23日をもって閉店する。

みらべる唯一の高架下店舗

スーパーみらべる北朝霞店は、2020年6月に閉店したJR武蔵野線高架下のパチンコ店「ガーデン北朝霞W」跡を改修するかたちで2022年5月に開店。同業他社(東武ストア・サミット・オリンピック)がひしめく交通の結節点で、同社が得意とする鮮魚や精肉を中心にフルラインで展開していたが、2024年6月23日をもって閉店することとなった。

スーパーみらべる北朝霞店。(同社公式より)

ジャパンミート傘下入りの影響か

スーパーみらべるは2023年3月に「JMホールディングス」傘下入りを機に、同年7月に業務スーパー南浦和店・目黒大橋店を通常のみらべるに転換、同年12月にフードセレクト東日暮里店を閉店、2024年5月に東川口店を閉店しジャパンミートに移管するなど、神戸物産FCからの撤退や狭小店舗の閉店、グループ間店舗整理を進めており、北朝霞店の閉店もJMによる経営改革の一環とみられる。

関連記事:MEGAドン・キホーテ成増店、2024年3月13日開店-本社機能も置かれた旧ダイエー跡、東京23区最大級のMEGAドンキに
関連記事:和光エイノビル、2023年2月開業-西友・セリアなど出店、和光市駅前のサミット・メガガイア跡に

関連記事:ヤオコー和光南店、2022年2月25日開店-越後山の商業核、ザ・マーケットプレイスとの連携でドミナント強化
関連記事:ザ・マーケットプレイス和光、2021年10月14日開業-写研跡地、ヤオコー和光丸山台店を核に無印良品など出店
関連記事:エキアプレミエ和光、2020年3月26日全面開業-東武和光市駅ビル、25店舗が出店
関連記事:くみまちモールにいざ、2018年11月23日開業-新座駅北の新たな街の中核に

PLANT善通寺店、2024年6月16日閉店-天満屋ハピータウン跡、四国唯一の店舗撤退

香川県善通寺市の天満屋ハピータウン善通寺店跡にあるスーパーセンター「PLANT善通寺店」が2024年6月16日をもって閉店する。

天満屋ストア四国1号店として開店

PLANT善通寺店は、1996年3月に天満屋ストアの大型総合スーパー「天満屋ハピータウン善通寺店」として開店。建物は平屋建で店舗面積は10,702㎡。
天満屋ストア四国初の店舗として高い集客を誇ったが、天満屋グループ店舗整理(高松天満屋・天満屋ハピータウンレインボーロード店)の方針や競争激化もあり、北陸地場大手のPLANTに店舗建物を売却し、2014年1月26日をもって閉店した。

天満屋から店舗建物引継ぎPLANT四国1号店として営業

その後、2014年3月21日に「スーパーセンターPLANT善通寺店」として再開店。建物は平屋建で敷地面積は34,176㎡、店舗面積は10,872㎡、延床面積は18,959㎡。
PLANTが当時経営戦略として掲げていた「居抜き物件の確保」1号店として、天満屋ハピータウンの売場を引継ぎつつ、PLANT四国初の店舗として短期間で新装を図った。

PLANT善通寺店(同社公式より)。

店舗跡にはトライアルが出店の方針

PLANTは善通寺店閉店の理由として「店舗、設備等が老朽化した」ことを挙げている。同店跡は流通大手のトライアルが2024年9月中旬を目処に「メガセンタートライアル善通寺店(仮称)」を開店する方針を示しており、PLANTから引続きスーパーセンターが地域に残ることとなった。

関連記事:高松オルネ、2024年3月22日開業-JR高松駅ビル、ツタヤやエースワンなど約50店出店
関連記事:イオン坂出店、2024年春閉店ー旧ニチイ・サティ、半世紀の歴史に幕
関連記事:ドン・キホーテ高松丸亀町店、2023年8月4日開店-商店街内のビブレ・ZARA跡に

スーパー玉出、全店舗の「1/3」を2024年秋以降追加閉店-大阪・西成周辺に集中、最盛期の「1/3」で復活めざす

関西地場大手食品スーパー「フライフィッシュ(スーパー玉出)」(本社:大阪市西成区)は「西成地域以外で運営しているスーパー玉出の店舗のうち5~8店舗」を2024年秋以降閉店する。

ハナマサとの提携で再起図る大阪の名物スーパー

スーパー玉出は1978年創業。同社は「日本一の安売王」を称し、看板企画である「1円セール」や24時間営業を実施。最盛期には大阪府南部を中心に食品スーパー60店舗弱、不動産業、カラオケ、ボウリング場を幅広く展開するなど全国的な知名度を誇っていた。2013年からは新規出店を凍結し、2018年7月には新会社「フライフィッシュ」に運営を移行した
従来からの激安イメージを踏襲しつつ、スマホ決済導入やインバウンド対応、SNS発信強化、高級食品スーパー「F.Fマルシェ」事業に取組んだが、経営改善の遅れやコロナ禍を背景として、2023年までに店舗数を半減。2024年6月14日の花正(肉のハナマサ)との業務提携時点では26店舗となった
スーパー玉出日本橋店(大阪市中央区)。

玉出は西成周辺に店舗集約、残る店舗はハナマサ転換も

フライフィッシュ(スーパー玉出)は、2024年6月20日に兵庫県から全面撤退、秋以降に「西成地域以外で運営しているスーパー玉出の店舗のうち5~8店舗」の賃貸借権などを花正(肉のハナマサ)に承継するかたちで段階的に閉店する。
スーパー玉出尼崎店(兵庫県尼崎市)。

玉出は旧体制下における店舗網拡大の過程で、レジャービルやパチンコ店跡など特殊な居抜き物件を多数抱えており、譲渡益を「主に西成地区の店舗のリニューアルなど継続店舗拡充に要する費用に充てる」としている。
同社の店舗数は最盛期の60店舗弱から「1/3(17店舗~20店舗)」となる見込みだ。
スーパー玉出天下茶屋店(大阪市西成区)。

関連記事:スーパー玉出尼崎店、2024年6月20日閉店-ダイエートポス跡、高級スーパー「F.F.マルシェ芦屋店」も閉店で兵庫県内全面撤退
関連記事:肉のハナマサ千日前店・九条店、2024年秋開店-都市型業務用食品スーパーの先駆け、関西初進出
関連記事:スーパーみらべる、ハナマサ運営の「JMホールディングス」が2023年3月1日買収ー都内店舗網を強化へ
関連記事:錦糸町マルイに食品売場「ジャパンミート」、6月28日開店