和光エイノビル、2023年2月開業-西友・セリアなど出店、和光市駅前のサミット・メガガイア跡に

no埼玉県和光市の東武東上線・東京メトロ有楽町線副都心線和光市駅近くに、都市型ショッピングセンター「和光エイノビル」が2023年2月を目処に開業する。
追記:西友和光駅前店は2022年12月15日に開業する。

サミット核の商業施設として開業した和光エイノ

和光エイノビルは1983年に開業。建物は地上6階地下1階建で延床面積は7,810㎡。
同施設は開業以来長らく、住友商事グループの総合スーパー「サミットストア和光店」として、サミット最大規模となるフルラインの衣食住売場に加え、同社が大手ベーカリー「アンデルセン」との業務提携に基づき展開するインストアベーカリー1号店を併設していた。
サミットストア和光店は、1989年にグループ会社(サミットGMS→サミットコルモ)運営に移行したが、同店は競争激化などを背景に数年で食品スーパー業態に転換。サミットを核に専門店としてカラオケ店「歌広場和光市駅前店(後のカラオケマック和光店)」やツカダプランニングのテニス教室「テニススクェア和光」が入居する複合商業施設となったが、2001年にサミットが完全閉店。

和光エイノビル。

サミットの後継として、2002年からは福岡地盤のパチンコ店「BEAM WAKOU」、2004年からは首都圏地盤の大手パチンコ店「ガイア和光店(後のメガガイア和光店)」が新たな核となったが、2018年7月にテニススクェア、2021年5月にカラオケマック、同年12月に風風ラーメン、2022年1月にメガガイアがが閉店したため全館閉館状態となった。

娯楽施設を一掃、商業施設として原点回帰

和光エイノビルは2023年2月を目処にリニューアル開業予定。営業フロアは1~4階で店舗面積は2,398㎡。2020年12月にトータルシティビル管理がプロパティマネジメント・コンサルティング業務を受託、2022年7月現在は大規模改修工事中となっている。
同施設1~2階には外資系+楽天傘下の大手スーパー「西友」の24時間営業店舗、3階には100円ショップ「Seria」、4階には医療関連施設「和光駅前こばやし内科・内視鏡クリニック」が入居する予定。施設の大部分を占めていた娯楽関連店舗を一掃し、スーパーを核とするショッピングセンターとして原点回帰することとなった。
和光エイノビル周辺でには、東武鉄道和光市駅ビル「エキアプルミエ和光」(2020年全面開業/食品核:成城石井)を始め、市内随一の大型総合スーパー「イトーヨーカドー和光店」(1994年開店)や伊藤忠シーアイハイツ和光低層階の総合スーパー「サミットストアシーアイハイツ和光店」(2003年開店/和光東急ストア跡/コルモピア併設)といった競合店が数多くあるが、和光市駅100m圏内という好立地と長時間営業で顧客の取込みを図るものとみられる。

エイノビルからシーアイハイツに事実上移転したサミット。

和光エイノビル

住所:埼玉県和光市本町6-5
営業時間:24時間(予定)

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