そごう広島店新館、2023年夏閉店-NTTクレド基町ビルの核店舗、本館は営業継続

広島県広島市中区基町の広島電鉄紙屋町西電停近くにある百貨店「そごう広島店新館」が2023年夏に閉店する。

そごう広島店新館。

西日本唯一となった「そごう」、建物は築50年

そごう広島店本館は、1974年10月に複合商業施設「広島センタービル(広島バスセンター/広島センター街)」の核店舗「広島そごう」として開業。本館の建物は地上10階・地下3階建で営業フロアは地上10階~地下2階、売場面積は32,000㎡。旧そごうグループとしては全国7店舗目だった。

そごう広島店本館。

そごう広島店新館は、1994年4月に複合商業施設「NTTクレド基町ビル」商業棟の核店舗「広島そごう新館(廣島そごう新館)」として開業。新館の建物は地上11階建地下1階建で営業フロアは1~9階、売場面積は23,000㎡。90年代の開業であるため、豪華な内装を特徴としている。広島そごうは新館開業以降、本館と新館を別法人とする運営体制を敷いていたが、そごうグループ民事再生法適用による運営会社再編を機に「そごう(現そごう・西武)」運営となった。
2004年3月には運営会社再編にあわせ、新たなコンセプト「「自分」発見専門館」を掲げ、生活雑貨店「ロフト」や家電量販店「ベスト電器」(現そごうインテリアスタジオ・エディオン・山野楽器)の導入を目玉とする総額47億円規模の全館リニューアルを実施。2020年8月の「そごう西神店(現エキソアレ西神中央)」閉店後は西日本唯一のそごうとなった。

そごう本館は2023年秋までに全面改装

そごう広島店新館の閉鎖は契約満了によるもの。
そごう広島店全館の売場面積は55,000㎡(2022年6月現在、本館32,000㎡、新館23,000㎡)であり、開業直後を除き50年近く市内最大の百貨店という地位を貫いているが、2023年夏の新館閉鎖により売場面積を従来の6割ほどに減床することとなる。
同店では新館閉鎖にあわせ、新たなコンセプト「豊かな広島の暮らしを体験できる百貨店」を掲げ、2022年末頃より順次リニューアル開始。2023年秋までに本館1階2階の増床(4,000㎡)を行いリニューアル開業する予定となっている。
一方、同店のリニューアル後の売場面積は36,000㎡であり、市内最大の百貨店という地位を「福屋広島駅前店」(エールエールA館/40,825㎡)に明け渡すこととなった。

福屋広島駅前店。

本館への売場集約を打ち出したそごう広島店であるが、本館が入居する広島センタービルは築50年と老朽化が進んでおり、「そごう・西武」「NTTアーバンソリューションズ」「広島バスセンター」など数社が参加する研究会はセンタービルを「更新時期を迎えつつある」と指摘していいる。また、そごう・西武は外資系ファンドへの売却が視野に入っており、依然として長期的な運営方針は不透明となっている。
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本館は築50年を迎える。

新館跡に関しても、所有者のNTT都市開発は2022年6月現在、活用方法を明らかにしておらず、隣接する専門店フロア「パセーラ」の増床や新たなテナントの誘致を含め未定となっている。

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