広島アルパーク西棟、2022年4月リニューアル開業-旧天満屋跡「世界最大の無印良品」核に

広島県広島市西区のJR山陽本線新井口駅・広島電鉄宮島線商工センター入口駅に直結するショッピングセンター「広島アルパーク」の西棟(かつての核店舗:天満屋広島アルパーク店)が、2022年4月下旬にリニューアルオープンする。

アルパークのリニューアルイメージ(無印良品)。

三井系から大和系に、天満屋撤退で改装進めていた

アルパークは1990年4月に、広島市西部で進められた臨海部開発プロジェクト「広島西部開発事業」(商工センター)の商業核として、広島市や大手不動産ディベロッパー「三井不動産」、準大手ゼネコン「フジタ」(現在は大和ハウス傘下)など民間企業複数社により現在の西棟が開業。核店舗として郊外型百貨店「天満屋広島アルパーク店」が出店した。

2000年10月に東棟を増床、2008年からの大規模改装により2009年4月には北棟を新設するなど設備投資を続けたものの、競合店の増加により2019年5月には三井不動産グループが「競合商業施設新規開業の影響による施設売上下落」「築年数経過による施設競争力維持のためコスト増加」を理由に西棟・東棟を大和ハウス工業に売却。
さらに、2020年1月31日には西棟の大部分を占める「天満屋広島アルパーク店」が閉店。それと前後してテナントの撤退が相次いだため、大和ハウス工業によるリニューアルが進められていた。

天満屋跡、無印良品を核に大型テナント出店

アルパーク西棟の新たな核店舗となるのは「無印良品」。
無印良品広島アルパーク店はこれまで東棟で営業をしていたが、新店舗の店舗面積は東棟旧店の約8倍となる約6,100㎡で、約7500種類の商品を品揃えする世界最大級の店舗となる。
また、食品核として市内に本社を置く地場大手スーパー「フレスタ」が出店。旗艦店級の大型店で、店舗オリジナル商品も展開する。

フレスタ。

そのほかにも館内には複数の大型テナントが新規出店。
アウトドアとライフスタイルを融合したセレクトショップ「Alpen Outdoors(アルペン)」(中国地方初)、動物たちとのふれあいやエサやり体験を楽しむことができるアニマルカフェ「Moff animal cafe」(広島県初)など、8店舗が中国地方または広島県で初出店する。

また、子供・ベビー服「西松屋」は広島県最大級、インナーウェア「チュチュアンナ」は中国地方最大級の店舗となるとしている。

アルパーク西棟

住所:広島県広島市井口明神1丁目10-133他
営業時間:10時~20時(無印良品など)

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