石川県金沢市の近江町市場にあるJR東日本系高級食品スーパー「KIOKUNIYA entrée金沢店」が2024年10月15日をもって閉店する。
近江町市場玄関口の紀ノ国屋、わずか1年半で
紀ノ国屋アントレ金沢店は2023年4月28日に開店。売場面積は約51,53㎡。同社としては北陸初、石川初、金沢初の直営店だった。
紀ノ国屋アントレ金沢店は、2009年4月に近江町市場再整備プロジェクト「武蔵ヶ辻第四地区第一種市街地再開発事業」の一環として開業した複合商業施設「近江町いちば館」の食品核を担うもので、狭小店舗ながら全商品を自社開発商品としたうえで、専用厨房により「紀ノ国屋焼きたてアップルパイ」といった看板商品を提供するなど、近江町市場の玄関口という立地特性を活かた店舗づくりを進めた。
KIOKUNIYA entrée金沢店。
同店は2024年3月に大規模リニューアルを実施、専用厨房を活かした商品の拡充を図るなど、地元客・観光客双方の取込みをめざしたが、わずか1年半ほどで北陸から撤退することとなった。
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