イオン大宮西店、2024年10月31日閉店-旧ジャスコ大宮店、将来的な営業再開も検討

埼玉県さいたま市西区のイオン系大型総合スーパー「イオン大宮西店」が2024年10月31日をもって閉店した。

さいたま西区随一の大型店、ジャスコから31年の歴史に幕

イオン大宮西店は1993年7月にイオン系総合スーパー「ジャスコ大宮店」として開店。2011年3月のグループ運営会社再編にあわせて現在の店名となった。営業フロアは1階~4階で店舗面積は16,449㎡。
さいたま市西区随一の大型店として、イオンリテール直営総合スーパーを核に100円ショップ「キャンドゥ」や屋内型時間制アミューズメント施設「キッズUSランド」、各種食物販サービス系店舗など専門店20店舗弱が入居していた。

イオン大宮西店。

開発進む大宮西部、営業再開なるか

イオン大宮西店周辺では1980年代より埼玉県住宅供給公社による宅地整備が本格化、1998年度には住宅・都市整備公団(住都公団/現都市再生機構)による「大宮西部特定土地区画整理事業」が始まり、2009年3月にはJR川越線西大宮駅も開業した。2024年10月現時点においても、駅前南口未活用地の整備が続くなど、首都圏近郊の新興住宅地として相応しい様相を呈している。
一方、イオン大宮西店は宅地整備初期に開店した、同社が展開する首都圏の総合スーパーのなかでも比較的古い店舗であり、高層フロアを中心に催事系専門店や空き区画が目立っていた。
そのため、2024年8月上旬に「この秋、一時閉店休業」する方針を発表、同月23日に閉店セールを開始した。

イオン大宮西店の一時閉店休業告知。

イオン大宮西店の建物はジャスコ時代から築30年超経過するなど、大規模改修や建替リニューアルが必要となっている。
同社は2024年11月現時点において、新店舗の営業形態を含めた具体的な跡地活用の方針を示しておらず、大宮西部を代表する大型店の今後の動向に注目が集まっている。

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