ザ・ガーデン自由が丘大宮大門店、2024年3月31日閉店-大宮中央デパート跡地「大宮門街」の食品核、わずか2年で

埼玉県さいたま市大宮区のJR大宮駅東口にある複合商業施設「大宮門街」の食品核、セブン&アイHD系の高級食品スーパー「ザ・ガーデン自由が丘大宮大門店」が2024年3月31日をもって閉店した。

大宮中央デパート跡地再開発で誕生した「門街」

大宮門街は2022年4月に官民協働の大規模再開発プロジェクト「大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業」の一環として開業。建物は地上18階地下3階建で敷地面積は約8,558㎡、延床面積は約82,139㎡。
1~6階商業フロア「門街EAST」「門街WEST」には、イオン系ドラッグストア「ウエルシア」やコンビニ「ローソン」、高級焼肉店「叙々苑」といった大手グループ系飲食・物販店に加え、再開発以前からの地権者系店舗、クリニックモールなどが入居。高層オフィスフロア「大宮門街スクエア」には「全国生活協同組合連合会(全国生協連)」の本部が入居している。

ザ・ガーデン自由が丘はわずか2年で閉店に

ザ・ガーデン自由が丘大宮大門店は、2022年4月の大宮門街開業から2ヶ月後の同年6月にあわせて開店。
大宮大門店独自のショップコンセプトとして「食のセレクトショップ」を掲げ、明治屋産業の精肉店「肉処壱丁田」や東京世田谷に本社を置く水産店「吉川水産」、ザ・ガーデンと結び付きの強い惣菜店「ブッツデリカテッセン」を導入。
大宮門街1階の大部分を占める食品核として「高質食品スーパー」を展開していたが、わずか2年ほどで閉店することとなった。

ザ・ガーデン自由が丘大宮大門店。(大宮門街公式より)

後継店は徒歩圏内のそごう食品館や浦和のアトレに

ザ・ガーデン自由が丘大宮大門店閉店の背景として、徒歩圏内の元セブン&アイHD系百貨店「そごう大宮店(食品館エブリデイ)」や隣接する浦和区のJR浦和駅商業施設「アトレ浦和」に自社店舗があるなど差別化が困難であったことも原因であるとみられる。
大宮門街では専門店の撤退が相次いでおり、ザ・ガーデンに代わる新たな集客店舗の導入が期待される。

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