北海道函館市のホテルWBFグランデ函館跡に、大手シティホテル「ホスピタリティオペレーションズ」の新ブランド1号店「ホテルエノエ函館」が2024年10月1日に開業する。
JAL系を祖とする函館有数の宿泊特化型ホテルだった
ホテルWBFグランデ函館は、1995年10月にJALホテルズと青函観光開発による宿泊特化型ホテル「ホテルJALシティ函館」として開業。開業以来長らくJALグループ系であったが、同社の経営悪化を背景に2008年4月をもって閉館。同年7月にソラーレ系高級シティホテル業態「チサングランド函館」として再開業したが、2014年3月にWBFグループ(ジオ北海道/後のWBFホテル&リゾーツ)が施設を買収したため「函館グランドホテル」となった。
函館グランドホテルは、2016年10月にWBFグループの高級シティホテル業態「ホテルWBFグランデ函館」に刷新したが、2020年4月に運営会社がコロナ禍により民事再生法適用を申請、同年10月に星野リゾート傘下となったことで、2021年3月に「WBFホテルマネジメント」運営に移行。2023年8月31日をもって閉館していた。
スマイルホテル系の新業態に
ホテルエノエ函館の建物は地上12階建で延床面積は約6,115㎡。ホテルエノエは、ホスピタリティオペレーションズ(スマイルホテルなど展開)の新ブランドで「笑の重」を由来とするもの。
ホテルエノエ函館は新ブランド1号店として、自然素材を貴重とした館内でフリードリンク提供のラウンジスペースや全室禁煙の客室(全136室)を展開する。
ホテルエノエ函館ラウンジスペース。
また、日本有数のホテル朝食激戦区である立地特性を背景に、同館でも「北海道産の食材をふんだんに使用した70種類以上のバラエティ豊かな朝食ブッフェメニュー」を提供、函館イカ墨オムレツや海鮮丼・手巻寿司、道産厳選食材を訴求する。
ホテルエノエ函館朝食会場。
ホテルエノエ函館では新ブランドオープン記念企画も。
ホテルエノエ函館
住所:北海道函館市宝来町22-15
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