大手流通グループ「セブン&アイホールディングス」(以下セブン&アイHD/本社:東京都千代田区)は、非中核事業の経営分離を目的とした中間持株会社「ヨークホールディングス」(以下ヨークHD/本社:東京都千代田区)を2024年10月11日に設立する。
セブン&アイ、構造改革の要となる中間持株会社設立
セブン&アイHDは2019年10月に構造改革を発表。2020年6月の食品スーパー統合会社「ヨーク」設立や2023年9月の百貨店「そごう・西武」売却、2024年秋からのイトーヨーカドー地方店舗(北海道・東北・信越)全面撤退、非食品部門の事業縮小(アダストリアとの協業/FOUND GOOD)を進めてきた。
イトーヨーカドー食品館の大半が「ヨークフーズ」となった。
あわせて、セブン&アイHDの主力となるコンビニ事業「セブン-イレブン・ジャパン(セブンイレブン)」を除く、SST事業(スーパーストア事業)のIPO(新規上場)による経営分離をめざす方針を示していた。
旧そごう・西武系雑貨店「ロフト」も新会社傘下となる。
IPOによる経営分離へ、「ヨーカドー」「ロフト」など
ヨークHDは、セブン&アイHDがSST事業主要会社7社「イトーヨーカ堂」「ヨークベニマル」「ロフト」「赤ちゃん本舗」「セブン&アイ・フードシステムズ(7FS)」「セブン&アイ・クリエイトリンク」「シェルガーデン」を含む計31社(連結子会社24社及び持分法適用会社7社)の株式を移管集約する中間持株会社で、「戦略的パートナーの招聘(創業家との共同投資の可能性を含む)」を通じた持分法適用会社化、IPOのの確実かつ速やかな実現をめざす。
また、「セブン&アイ・ホールディングス」という社名は「セブン-イレブン・コーポレーション」に変更する予定としている。
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