静岡県静岡市駿河区の石田街道とSBS通り沿いにあるJR東海系複合商業施設「セントラルスクエア静岡」の核店舗、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)系大型総合スーパー「アピタ静岡店」が2025年3月30日をもって閉店した。
JR東海グループ初の郊外型ショッピングセンター
セントラルスクエア静岡は、2005年11月にJR東海グループ初となる郊外型商業施設プロジェクトとして社宅跡地に開業。建物は3棟で店舗面積は25,250㎡。土地建物ともにジェイアール東海不動産が所有する。
同施設は開業以来、ユニーグループ(現PPIH)を核とする「アピタショッピング館」「アピタクオーレ館」とアルペングループを核とする「スポーツ館」の3館体制で、2005年4月発足の駿河区役所庁舎ともペデストリアンデッキを介して直結するなど、2013年4月開業の三菱系複合商業施設「MARK IS静岡」(店舗面積30,000㎡)に次ぐ市内最大級の郊外型施設として高い集客力を誇っている。
アピタ静岡店とセントラルスクエア静岡の看板。
静岡のユニー/アピタ旗艦店だった
アピタ静岡店の建物は鉄骨造地上5階建で営業フロアは1~2階、敷地面積は25,984㎡、営業面積は22,790㎡、延床面積は69,802㎡。静岡市の同業態は2000年8月閉店のライブアピタ静岡店(現けやきプラザ)以来約5年ぶりの復活であった。
アピタ静岡店。
2025年2月現在はユニー直営フロアを核に、ワールドのメンズファッション「THE SHOP TK」や東京デリカの鞄・雑貨店「GRAN SAC’S」、ベルーナの通販直営店「BELLUNA」、靴量販店「ABC-MART」、良品計画のライフスタイルストア「無印良品」、眼鏡店「JINS」、バラエティー&ファンシー雑貨店「Dear Patty’s」、日版グループ直営複合書店「BOOKSえみたす」など専門店60店舗超を展開する。
アピタ跡はイオンを核とする施設に
アピタ静岡店の閉店は契約期間満了にともなうもので、2025年3月の閉店後は大手流通系総合スーパー運営会社「イオンリテール」が新店舗を開店する方針を示している。
なお、クオーレ館に関しては2025年3月31日以降も従来通り営業継続するという(2025年1月6日発表)。
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