滋賀県犬上郡甲良町のショッピングセンター「せせらぎタウンKモール」の食品核を担う平和堂グループの食品スーパー「マルゼンKモール店」が、2020年8月20日をもって閉店した。
マルゼンKモール。
町内唯一の大型ショッピングセンターの核、13年で閉店
せせらぎタウンKモールは、1994年5月に「せせらぎタウンアイム」として甲良商業近代化協同組合により開業。店舗面積は2,010㎡。
開業当初は町内の食品スーパー「サンショップトミタ」が核店舗として入居していたが、同社の撤退に合わせて、2007年5月に隣接する犬上郡豊郷町に本店を構える地場中堅食品スーパー「丸善(マルゼン)」が出店、Kモールとして全面リニューアルが行われた。
犬上郡甲良町に隣接する豊郷町には、マルゼンの旗艦店「アストパワーセンター」を始め、大型ディスカウントストア「ザ・ビッグ」「MEGAドン・キホーテ」など複数の大型店が立地するが、甲良町にはKモール以外の大型店が出店していないため、地元紙によると営業継続を求める署名も行われたという。
Kモール内の他専門店(ドラッグユタカ・酒のバッカスなど)は、マルゼン閉店後も営業を継続するが、甲良町唯一の大型食品スーパー消滅は町民の生活に大きな打撃を与えることとなった。
店舗跡の活用方法などは9月時点では発表されていない。
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ツクモ秋葉原駅前店、2020年8月30日閉店-ヤマダ、旧サトームセン1号館から完全撤退
東京都千代田区のJR秋葉原駅前にあるPC・家電量販店「ツクモ秋葉原駅前店」が、2020年8月30日に閉店する。

ツクモ秋葉原駅前店。
サトームセン→ヤマダのツクモ、僅か8ヶ月で閉店
ツクモ秋葉原駅前は旧「サトームセン秋葉原駅前店1号館」であった「ヤマダ電機LABI秋葉原パソコン館」を、ヤマダがFC運営するツクモに転換するかたちで2020年1月11日に開業。
もともとPCやPCパーツを中心に販売する店舗であったため店内は大きく改装されていなかったものの、BTOパソコン eX.computerやゲーミングデバイスのコーナーが設けられるなど、ツクモらしい品揃えとなっていた。

旧LABI秋葉原パソコン館。
ヤマダグループ、旧サトームセンビルから完全撤退
閉館は「ヤマダ電機の体制変更のため」とのこと。ツクモは2020年に入り店舗整理を進めており、首都圏の店舗は、いずれも秋葉原の「TSUKUMO ex.」「パソコン本店/パソコン本店Ⅱ」「パソコン本店リユース館」のみとなる。
また、都商研の取材によると、今後はヤマダ電機の店舗として営業再開することもなく完全撤退する予定だといい、建物は「サトームセン秋葉原駅前店1号館」時代から続く家電店の歴史に幕を下ろす可能性が高い。
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ドン・キホーテ川越東口店、2020年8月21日開店-丸井川越モディ跡、「アニメイト」「らしんばん」「ダイソー」など出店
埼玉県川越市のJR川越駅・東武川越駅近くに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ川越東口店」が2020年8月21日午前8時に開店する。

ドン・キホーテ川越東口店。
川越駅前・クレアモールの丸井、閉店から半年でドンキに
ドン・キホーテが出店する建物は1973年に百貨店「丸井川越店」として開業。建物は地上6階地下1階建で、店舗面積は7,847㎡。
2007年3月には丸井系のファッションビル「川越モディ」に業態転換したが、2020年1月31日にTSUTAYAやニトリデコホーム、ユザワヤ、Seriaなど専門店の大半が撤退、3月31日には丸井が直接運営から撤退し、モディとしての歴史に幕をおろしていた。
建物は、埼玉県内随一の集客力を誇る商店街「クレアモール」川越駅側(川越サンロード商店街)の玄関口に位置するため、後継となる新店舗の動向に注目が集まっていたが、4月にはPPIHグループに運営が移行、6月には改修工事と求人募集が始まり、ドンキが正式に出店することとなった。

川越modi。
生活必需品・川越ならではの商品・サブカルが揃う店舗に
ドン・キホーテ川越東口店は建物の低層階に出店、売場面積は3,646㎡。駐車台数は71台(隔地駐車場5台)、 駐輪台数は71台。
「アミューズメント性と利便性を掛け合わせた店舗」として、食料品や日用消耗品に加え、ドンキが強みとする学生・若年層を対象としたキャラクター商品やバラエティ雑貨を拡充、異なる商品群をパッケージの色別で分けた「レインボーゴンドラ(7色の商品棚)」や「お宝ザクザクコーナー」「500円均一コーナー」を展開。
そのほか、店内装飾として城下町・川越の風情演出を目的に瓦屋根を設置、地元の名物グルメとして知られる「さつま芋」を使った商品(冷やし焼き芋・芋ようかん)や地域に根差した地元メーカーの菓子・飲料を取扱うことで、地域貢献や地域活性化をめざすとしている。
テナントとして3階には100円ショップ「ダイソー」が新規出店するほか、4~5階にはアニメ・漫画ショップ「アニメイト」「らしんばん」やサービス系店舗が丸井川越モディから引続き営業継続する。
ドン・キホーテ 川越東口店
住所:埼玉県川越市脇田町4-2
営業時間:午前8時~翌午前2時

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きらぼしライフデザイン証券、2020年8月17日開業-東京きらぼしフィナンシャルグループ傘下の新証券会社
東京都港区の「東京きらぼしフィナンシャルグループ」傘下の証券会社「きらぼしライフデザイン証券株式会社(KLD証券)」が、2020年8月17日にサービスを開始した。

東京きらぼしFG本部・きらぼしライフデザイン証券(港区)。
東京きらぼしフィナンシャルグループ傘下の証券会社誕生
東京きらぼしフィナンシャルグループは2018年5月に東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京が合併して誕生した「きらぼし銀行」を傘下に持つ金融持株会社で「きらぼしライフデザイン証券(KLD 証券)」は同 FG の子会社として設立されたもの。
2020 年 8 月 17 日には、港区南青山の東京きらぼしフィナンシャルグループ本社ビルで、開業セレモニー・戦略発表会が開催された。

旧・東京都民銀行(とみん銀行、八重洲)。
開業式典で「お客さま本位の業務運営の徹底」を掲げる
開業セレモニーでは、きらぼしライフデザイン証券代表取締役社長・坂井陽介氏が「『人生100 年時代の到来』『少子高齢化の進展』『年金に対する不安』など、私たちを取り巻く環境が大きく変化する中、お客さまのこれからの人生を幸せにするためには、お客さまの資産を守り、育て、資産寿命を延ばしていくことが非常に大切だと考える」と述べたうえで、「東京きらぼしフィナンシャルグループの中核として誕生したきらぼしライフデザイン証券は、100%お客さま本位の業務運営を徹底しつつ、お客さまの最善の利益を追求する」と宣言した。

8月17日に行われた開業セレモニー。
対面投信購入手数料実質無料-投信預かり残高倍増めざす
KLD 証券のビジネスモデルの 4 つの柱は「資産運用のゴールを共有」「資産運用ニーズにワンストップで対応」「手数料収益評価を廃止」「預かり試算残高 1,000 万円以上で投資信託購入手数料実質無料」。
販売チャンネルは、きらぼし銀行の仲介取引を中心としており、きらぼし銀行との取引客は基本的にきらぼし銀行の行員が対応。
お客さまの資産運用の相談を伺い、KLD 証券の提供商品をきらぼし銀行行員が販売する。また、直接 KLD 証券と取引をする紹介取引も実施。その場合は、同社営業員が全てのやりとりを行う。

販売チャネルはきらぼし銀行の仲介取引が中心となる。
商品のラインナップは、投資信託、ファンドラップ、国内株式、債権、ETF、REIT。商品戦略は、 投資信託、ファンドラップを中心に提案をしていくという。
取り扱うサービスは、「資産運用のゴールを設定」「資産運用のプロセスを相談して決める」「ポートフォリオの形成」「ポートフォリオのメンテナンス」を4つのポイントとしている。
東京きらぼしフィナンシャルグループは、KLD証券のサービス開始によりグループ全体の現状の投信預かり資産残高である約2,000億円の倍増を目標数値にするとしている。

投信預かり残高の倍増をめざす。
(記事協力:きらぼしライフデザイン証券/PR記事)
きらぼしライフデザイン証券
住所:東京都港区南青山三丁目10番43号
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ライフ夙川店、2020年8月19日開店-国道2号線沿いに
兵庫県西宮市にあるさくら夙川駅・香櫨園駅近くの国道2号線沿いに、総合スーパー「ライフ夙川店」が2020年8月19日に開業する。
ライフ、夙川の国道2号線沿いに出店
ライフ夙川店が出店するのは、JR東海道本線さくら夙川駅より南西へ約500mの国道2号線沿い。この地にはカワキ屋クリーニングの工場跡などがあった。
建物は4階建て、売場は2階までで、売場面積は2,473㎡。ライフは5月に西宮北口に西宮北口に出店したばかりで、西宮市での出店が続くこととなった。夙川店の1km圏内の世帯数は18,632世帯、人口は42,290人で、年間売上目標は28億円を見込むとしている。
ライフ夙川店。
地元食品、オーガニック食品などを導入
1階「食料品フロア」ではブランド和牛「三田和牛」、神戸元町の珈琲ショップ「EVIAN COFFEE SHOP」の洋菓子など、地元・兵庫県の商品を多く取り揃える。また、夙川の豆腐メーカー「三晃総合食品」より、六甲山系の地下水を使用した豆腐各種をライフで初導入する。また、ベーカリー「小麦の郷」も併設する。

2階「食料品・ファッションとくらしのフロア」のうち、食品コーナーには2階にはオーガニック食品を集合展開する「ビオラルコーナー」を導入。
そのほか、酒売場、ドラッグコーナー、衣料品・日用品売場などが設けられる。

ライフ夙川(しゅくがわ)店
住所:兵庫県西宮市御茶家所町5-14
営業時間:9時30分~24時(ドラッグストア21時まで)
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宮崎ナナイロ、2020年11月中旬一部開業-ボンベルタ橘百貨店、MEGAドン・キホーテ宮崎橘通店を核に
宮崎県宮崎市のパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)傘下の百貨店「橘百貨店(ボンベルタ橘)」が、複合商業施設「宮崎ナナイロ」として2020年11月中旬にドン・キホーテ部分など一部がリニューアル開業する。

宮崎ナナイロ。
ドンキ傘下でリニューアル進める橘百貨店
ボンベルタ橘は1952年に地場資本の百貨店「橘百貨店」として創業。創業当初は橘グループの中核企業として事業多角化を推し進めていたが、都城店の出店や詐欺事件、ニチイによる再建構想が失敗に終わり1975年に経営破綻した。
1976年にはジャスコとの資本業務提携により現法人(橘百貨店)を設立、同年中に店舗を都市型総合スーパー「橘ジャスコ」として業態転換、1988年の建替リニューアルを機に現在の屋号に変更した。しかし、2005年5月のイオンモール宮崎開業もあり2007年11月をもってイオングループを離脱、2008年7月に地場企業連合が設立した「橘ホールディングス」傘下となり、再び地場系百貨店となった。

橘百貨店。
橘百貨店は大塚家具や明林堂書店、SUIT SELECTを始めとする新規ブランドの導入、併設するエアラインホテルの取得・経営一体化により業態改革をめざしたが、2018年2月に地階の大部分を占めていた地場スーパー「ハーティながやま」(約1,652㎡)が閉店するなど、集客の要となった専門店が相次ぎ撤退したことで業績が悪化。2020年2月にドン・キホーテの子会社となり、4月からは売場の段階的な閉鎖をともなうリニューアルを行っている。
ドンキによる橘百貨店子会社化発表当初、リニューアル後の具体的な運営形態は未定であったが、2020年現在「ボンベルタ」の商標はイオンが管理しており、屋号の変更は確定的だった。

橘百貨店西館・エアラインホテル。
九州初となる「ナナイロ」に-既存テナントは退店も
宮崎ナナイロの建物は東館(本館)・西館の2館体制でドンキ直営の売場面積は7,178㎡。ドンキは宮崎県内4店舗目、同社の複合商業施設ブランド「ナナイロ」としては九州初となる。
宮崎ナナイロには、生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)取扱いの総合ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ宮崎橘通店」が核店舗として地階全フロアと西館1階・2階(一部)に出店する予定。閉店は午前2時となる。
ナナイロは大型パチンコ店(仙台・港山下を除く)や飲食店フロア(梅田を除く)など、ドンキとの相乗効果が期待可能なアミューズメント性の高いテナントの導入を特徴としているが、宮崎ナナイロへの導入は未定となっている。
また、ワールド(TAKEO KIKUCHI、UNTITLED、INDIVI)やオンワード(any FAM・組曲KIDS)、サンエービーディー(NATURAL BEAUTY BASIC、HUMAN WOMAN)、メンズビギ、ニコルなど、百貨店・ファッションビル系ブランドの今後については未定であり、施設の方向性にかかわる全貌は明らかとなっておらず、またグランドオープンの時期も未定となっている。
なお橘百貨店の既存テナントのうち、入居する「飛鳥珈琲」「喫茶らくがき」「フルーツ永野」など、多くの老舗個人商店が館外への移転を決めているほか、大型テナントであった「大塚家具」が5月に撤退するなど閉店も進んでいる。
宮崎ナナイロ(ドン・キホーテ宮崎橘通店)
住所:宮崎県宮崎市橘通西 3 丁目 10 番 32 号
営業時間:午前9時~翌午前2時

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イオンモール高知、2020年9月17日増床リニューアル開業-H&M、WEGOなど高知初出店
高知県高知市のショッピングセンター「イオンモール高知」が2020年9月17日に増床リニューアル開業する。

イオンモール高知。
イオンモール高知、開業20年で巨大化
イオンモール高知は2000年12月に開業。
今回の増床では東側平面駐車場に3階建ての建物を新築。
外装デザインは「ツナガル」をコンセプトにしたとしており、増床棟の総賃貸面積は約12,000㎡、リニューアル後の総賃貸面積は約69,000㎡となる。

増床前のイオンモール高知。
H&M、PLAZAなど高知初-フードコートも拡大
増床リニューアルのコンセプトは「楽しむ、つながる Happiness KOCHI STYLE」。
増床棟は2階と3階が売場となる。

増床部フロアイメージ。
増床棟2階にはファストファッション「ジーユー」、「H&M」が核テナントとして出店。「H&M」のほかカジュアルファッション「WEGO」「coen」、雑貨「PLAZA」「3coins」、スポーツ用品「ムラサキスポーツ」、プラモデル・フィギュア「ホビーゾーン」などが高知県内初出店となる。

2階イメージ。
増床棟3階には2階からフードコートが移転。面積を約4,000㎡に面積を拡大、1000席・14店舗からなる「Food Forest」に一新する。
フードコートでは牛角の丼業態「牛角次男坊」、かつ丼・トンテキ「豚屋とん一」、唐揚げ「鳥さく」、一風堂のフードコート業態「イップウドウ・ラーメンエクスプレス」、ラーメン「東京餃子軒+究極ラーメン横濱家」が高知県初出店となる。

3階フードフォレスト。
このほか、増床棟3階には、県内最大級となるアミューズメント施設「プラサカプコン」(9月17日予定)が移転拡大オープンする。カプコンには四国初登場となる「バイオハザード」や「ロックマン」の最新VR体験ができるゾーン「VR-X」、子供が体を動かして遊べるアクティブゾーン「Kids BANeT」を導入する。

プラザカプコン。
増床棟1階は主に駐車場となるほか、ピロティ型のバス乗り場、タクシー乗り場を新設。さらに、1階の既存棟と増床棟が接続するエントランス付近には、自然の中をイメージした「ポケットパーク」を新設する。
イオンは「イオンスタイル」に-ブックカフェも
このほか、増床エリア以外でも改装を進め、全体の約54%、87店舗をリニューアルする。
直営売場を「イオンスタイル高知」にリニューアル。イオンの直営コーナーとして、食品売場には対面型の惣菜コーナー「リワードキッチン」、コスメ売場には「グラムビューティーク」、子供服売場には「キッズリパブリック」、ウエルネススポーツコーナーには「スポージアム」を新たに導入。スポージアムには「マスクショップ」が設けられる。
専門店としてはペット用品「ひごペットフレンドリー」などが新規出店するほか、2021年までに「ブック&カフェ」ゾーンが新設される予定となっている。
イオンモール高知
住所:高知県高知市秦南町1-4-8
営業時間:専門店 10時~21時
イオンスタイル高知
1階7時~23時、2階(食品以外)9時~23時
レストラン 11時~22時
シネマ 9時~24時
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大丸心斎橋店北館、核テナントとして「心斎橋パルコ」「東急ハンズ」「イオンシネマ」など出店-旧・そごう、2020年秋リニューアル開業
大阪府大阪市中央区の大阪メトロ心斎橋駅近くにある改装中の百貨店「大丸心斎橋店(しんさいばしみせ)北館」に、核テナントとしてファッションビル「パルコ」、大手雑貨店「東急ハンズ」、イオンシネマの新業態「AEON cinema THEATUS」などが出店することが分かった。

心斎橋パルコ。
旧そごう本店、デザイン一新-大丸と連絡通路設置
大丸心斎橋店北館はそごう本店として1877年に開店。
現在の建物はそごう心斎橋本店として2005年に新築されたもので、2009年の閉店後は大丸が約379億円で取得し「大丸心斎橋本店北館」として利用されていた。建物は地下2階、地上14階建て。売場面積は40,780㎡だった。

そごう心斎橋本店。

大丸心斎橋店北館。
2019年9月の大丸心斎橋店本館増床完成に伴い北館は一旦閉館し、パルコを核として2021年春までのリニューアルオープンをめざして工事が進められている。その後、パルコは開業日を2020年秋に前倒しすることを発表していた。

新・大丸心斎橋店本館。
なお、かつて近隣にあった旧心斎橋パルコは建物の老朽化などにより2011年に閉店しており、建替え後はパルコの専門店ビル業態「心斎橋ゼロゲート」(H&Mが全床に出店)となっている。現在は大阪市にパルコは存在しておらず、9年ぶりの再出店となる。

大丸心斎橋本店とパルコとなる北館。
今回の北館リニューアルに際しては、建物の外装パネルを交換することでデザインを一新。
さらに、大丸本館と北館を結ぶ連絡通路が設けられる予定で、2019年11月には北館連絡通路の地階部分に「ロクシタン」「キールズ」「THREE」の3テナントが先行開業していた。
パルコを核にテナントとしてハンズ、エルメスなど出店
テナントは求人情報と店舗の看板によって判明したもの。
大丸心斎橋店北館の核テナントとして出店する「心斎橋パルコ」は、北館の地下2階から7階の大部分を占める。館内にはテナントとしてリラクゼーション「ラフィネ」の上級業態「グランラフィネ」などが出店する。
また、大手雑貨店「東急ハンズ」、イオンシネマの新業態シネコン「AEON cinema THEATUS」は高層階の核テナントになるとみられる。
「東急ハンズ心斎橋店」は、2020年9月6日に閉店する長堀筋の「ニチメン心斎橋ビル」にある旧店からの移転となる。
また「AEON cinema THEATUS」(シアタス心斎橋)は、シアタス業態としては西日本では初出店となる。シアタス1号店となったシアタス調布(東京都調布市)にはイオンシネマ独自の4ウェイ立体音響システムで構成する「ULTIRA」や、体感型アトラクションシアター「4DX」が導入されていることから、心斎橋もそれに準じた内容になると思われる。

ハンズは長堀筋から移転。
このほか、下層部分にはブランドショップ「エルメス心斎橋大丸店(仮)」が出店。エルメスは近隣にある「エルメス御堂筋店」を2020年8月31日で閉店させるとしており、事実上の店舗移転となる。

フロア構成イメージ(大丸)。
(追加情報があれば追記します)
8月17日追記:4階にパルコ運営のコミュニティ型ワーキングスペース「SkiiMa(スキーマ)」が出店する。
シェアオフィス形式で「フリーアドレスプラン(フルタイム)」月額25,000円、「固定デスクプラン(1名様用)」月額40,000円から、「バーチャルプラン(住所利用)」月額10,000円など。
追記:開業は11月。「東急ハンズ」が9階から11階に、「無印良品」が7階に出店する。
飲食街としては13階に「御堂筋ダイニング」10店、地下2階「心斎橋ネオン食堂街」25店が設けられる。
関連記事:東急ハンズ心斎橋店、2020年9月6日閉店-年内に新店舗出店の方針しめす
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セブンイレブンアプリにPayPayを搭載-2020年10月以降導入、「7Pay」廃止から約1年ぶり「アプリ内決済」再開
セブン&アイHD傘下のコンビニ最大手「セブン‐イレブン・ジャパン」(東京都千代田区)と「PayPay」(本社:東京都千代田区)は、セブンイレブンのスマートフォン端末向け公式アプリ「セブンイレブンアプリ」にPayPay決済機能を2020年10月以降搭載することを2020年8月11日に発表した。
各種販促に特化していたセブンイレブンアプリ
現在のセブンイレブンアプリは2018年6月にサービス開始。グループ横断型会員サービス「7iD(旧・オムニ7会員ID)」を基盤として、会員制特典プログラム「セブンマイルプログラム」との連携や購入商品の内容に応じたバッジの付与、クーポンの配布を特長として打ち出すなど、7iD会員・アプリ利用者の増加に大きな役割を果たした。
2019年7月にはグループ共通電子決済「7Pay」一体型アプリに刷新したが、第三者による7Pay一部アカウントへの不正アクセス問題が生じたため、わずか3ヶ月後の9月30日をもって7Pay決済サービスを廃止。その後は、再び各種販促キャンペーンを軸としたアプリに刷新していた。
7Pay終了から1年ぶりに7-11アプリ内決済サービス復活
セブンイレブンアプリは、2020年10月以降アプリ画面上に「セブンイレブン店舗のみで利用可能なPayPayの支払バーコード」を表示。上記支払コードでは、アプリ会員コード提示で受取可能なバッジやセブンマイル(税抜200円購入で1マイル)と、PayPay残高払いで受取可能なPayPayボーナス(支払額の最大1.5%)を同時取得可能とする。

セブンイレブンアプリ画面上に表示されるPayPay残高。
これにより、セブンイレブンアプリは7Payサービス終了から約1年ぶりに会員サービスと決済サービスを一体的に提供するアプリとなる。

セブンイレブンアプリに組込まれたPayPay決済画面。
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カインズ、2020年8月10日から「やしろあずき先生へ三角コーン100個送りつけようキャンペーン」開催
ベイシア傘下の大手ホームセンター「カインズ」(本社:埼玉県本庄市)は、2020年8月10日から14日まで「やしろあずき先生の自宅へ応援メッセージ入り特製三角コーンを100個送りつけようキャンペーン」を開催する。

カインズの店舗。
カインズ、三角コーンをやしろあずき氏に提供
キャンペーンは「カインズ」の公式ツイッター上で発表されたもの。
漫画家・三角コーン仲介業・会社役員のやしろあずき氏(中2病を患っていた時代のハンドルネーム「†刹那 虜華†」)は、2016年にAmazonの「ほしい物リスト」に三角コーン(カラーコーン)を入れたことから自宅に大量に三角コーンが送り付けられるようになり、現在は三角コーンの貸し出しや寄付などをおこなっている。
今回のキャンペーンの参加条件は、カインズ公式ツイッターアカウント「となりのカインズさん」をフォローし、リツイートすること。

応募条件など。
カインズは、三角コーン100本を用意した上で、当選者100名のメッセージを三角コーンに雑に貼りつけ、やしろあずき氏に送りつけるとしている。
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