宇都宮オリオンスクエア、全天候型広場に改修へ-109跡地、2020年度までの完成目指す

宇都宮市中心部にあったファッションビル「109 UTSUNOMIYA」跡地の多目的広場「オリオンスクエア」が、2020年度までに全天候型広場に改修される。地元紙・下野新聞が報じた。オリオンスクエア。

109跡地の多目的広場-稼働率は増加傾向

オリオンスクエアは、宇都宮市中心部のアーケード商店街「オリオン通り」にある多目的広場。
同地ではかつて東急系のファッションビル「109 USUNOMIYA」(山崎百貨店→ams宇都宮跡の居抜き)が営業していたが、業績不振により2005年7月に閉店。その後建物は解体され、2006年11月からはオリオンスクエアが供用を開始した。
広場の稼働率は年々増えており、16年度の利用者数は約25万6千人を記録したという。

現在の屋根は一部のみ、全天候型でイベント開催増加へ

報道によると、宇都宮市は2018年度の一般会計当初予算案で、広場を覆う全天候型の屋根設置の設計費用など約1,600万円を計上。屋根は2020年度までの完成を目指すという。
現在、オリオンスクエアでは扇型の屋根が一部に掛かっているものの、屋根の無い場所では日差しや雨に当たってしまうため、イベント開催の支障となっていた。小雨時のイベントの様子。屋根の外には出店が出ていない。

全天候型の広場となれば荒天時のイベント中止が減るとともに、開催されるイベントの幅も広がると考えられるため、中心市街地活性化の大きな貢献材料となりそうだ。

外部リンク:オリオンスクエア
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