愛知県名古屋市南区の名古屋市営地下鉄新瑞橋前にあるパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)の地域密着型ショッピングセンター「ピアゴ ラ・フーズコア アラタマ店」が2020年3月8日18時をもって閉店する。
ピアゴ ラ・フーズコア アラタマ店。
新瑞橋のユニー、減築でラ・フーズコアに転換していた
ピアゴ ラ・フーズコア アラタマ店は1970年9月に「ユニーアラタマショッピングセンター(ユニー新瑞橋店/ユニーアラタマ店)」として開業。建物は地上4階地下1階建。
1982年11月のリニューアルを機に「サンテラスアラタマ」に改称、2009年2月には同社の店舗ブランド再編に伴い「ピアゴアラタマ店」に改称したが、建物の老朽化のため2013年2月をもって閉店していた。
新店舗である「ピアゴ ラ・フーズコア アラタマ店」は2014年3月に開業。建物は地上2階地下1階建、敷地面積は5,400㎡、営業面積は6,000㎡、延床面積は12,000㎡。
新店舗はコンセプトに「お客様にとってちょうどいいお店」を掲げ、直営食品売場ではバイヤー厳選商品群「La SELECTION」を展開。テナントとして総合子供・ベビー用品店「西松屋」や靴量販店「東京靴流通センター」、100円ショップ「ダイソー」、「夢屋書店」など、20近い物販・飲食・サービス店舗を導入していた。
また、新店舗の開業にあたり、商業施設の大規模改修手法としては全国的にも珍しい旧店舗の減築(5層→3層)を伴う耐震補強工事を採用、館内では新瑞橋駅周辺や店舗建物(旧店舗・耐震工事期間中含む)の写真を常設展示するなど、地域密着型ショッピングセンターとして店舗正面の「イオンモール新瑞橋」との差別化を目指した。
店舗正面にあるイオンモール新瑞橋。
高級食品スーパーからMEGAドン・キホーテUNYに
PPIHグループは、ピアゴ ラ・フーズコア アラタマ店跡にダブルネーム店舗「MEGAドン・キホーテUNYアラタマ店」を2020年5月31日(予定)に開店する計画を発表している。
ピアゴ閉店後もダイソー、カーブス、英会話教室、クリーニング店が営業継続、ドンキ化に合わせて惣菜2店舗が営業再開を予定しているが、現在の「地域密着型ショッピングセンター」「高級食品スーパー」から「総合ディスカウントストア」に売場を一変するとみられる。
ドンキへの業態転換告知ポスター。
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