ジュンク堂書店ロフト名古屋店、2020年2月29日閉店-同社栄地区1号店、ナディアパークから撤退

愛知県名古屋市中区栄の複合商業施設「ナディアパーク」地下1階で営業する丸善ジュンク堂書店の「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」が2020年2月29日に閉店する。

ナディアパーク。

ジュンク堂の名古屋・栄1号店、10年の歴史に幕

ジュンク堂書店ロフト名古屋店は2009年8月に、ナディアパークビジネスセンタービル(地上23階地下4階建)の核店舗である大型雑貨店「ロフト名古屋(名鉄生活創研FC)」地下1階売場跡に開店。売場面積は約1,983㎡。同社としては愛知県内2店舗目、栄地区ではエリア初となる店舗だった。

ジュンク堂書店ロフト名古屋店。

ナディアパークには1996年11月の開業当初より、ビジネスセンタービル6階に栄エリア最大規模の書店「紀伊国屋書店書店ロフト名古屋店」が出店していたが、紀伊国屋が名鉄百貨店メルサ館(現・メンズ館)5階に縮小移転するため2006年10月をもって閉店。同規模の大型書店はスカイル5階の「あおい書店名古屋本店」1店舗のみとなっていた。
ジュンク堂書店は開店4ヶ月後となる2009年12月に、7階のCD/DVD・ゲームソフト専門店「ソフマップ(旧・ヤマギワソフト)」跡に店舗を拡張し、売場面積を栄エリア最大規模となる約3,801㎡に増床。
増床を機に、地下1階を一般書・コミック売場、7階を専門書売場に再構築したが、2019年3月をもって7階を閉鎖、地下1階に売場を集約していた。

丸善ジュンク堂の出店相次いだ名古屋・栄で初の閉店に

丸善ジュンク堂書店は、丸善とジュンク堂の経営統合以前から営業していたロフト名古屋店、名古屋セントラルパーク店に加え、2015年4月に東海地方における同社旗艦店「丸善名古屋本店」(約4,872㎡)、2016年1月に「ジュンク堂書店名古屋栄店」(約1,980㎡)を相次ぎ出店したため、栄エリアで自社競合が生じていた。
ジュンク堂ロフト名古屋店は1フロア当たりの面積が広い一方、長らく売場が7階と地下1階に分散しており、回遊性が高い店舗とは言い難かったため、店舗整理の対象になったとみられる。2020年2月現在、ジュンク堂跡の活用方法については未定となっている。

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