新潟県を中心に回転寿司チェーン「ごちそう回転寿し栄助」を展開する飲食店地場大手「創栄」(新潟県新発田市)が1月15日に事業停止し、1月16日までに新潟地裁から破産開始決定を受けた。
ごちそう回転寿し栄助の店舗(GoogleMapより)。
日本海の海産物が自慢の寿司チェーンだった
創栄は1980年に設立され、新潟県を中心に山形県、秋田県などで飲食店を展開。中核業態であった「ごちそう回転寿し栄助」は地元の海産物を中心としたこだわりのネタが多いことが特徴で、いわゆる「100円寿司」をウリにする全国チェーンとは一線を画した経営をおこなってきた。
しかし、近年は日本海側にも全国チェーンの回転寿司店が数多く進出し、劣勢に追い込まれていた。
2019年1月現在の店舗数は14店舗であった。複数の地元メディアの報道によると、ピーク時の2002年には約40店舗を経営し、年商は約44億円に上ったといい、店舗数は半分以下となっていたことになる。
「ごちそう回転寿し栄助」の各店舗は運営企業の破産開始決定を受け、1月15日から閉鎖状態となっている。
各店舗の後継事業者などについては1月時点で発表されていない。
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