カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

セブンアイ、傘下の「そごう・西武」売却を2022年11月11日発表-米ファンド・ヨドバシ連合に

セブン&アイHD(本社:東京都千代田区)は、傘下に収めていた大手百貨店「そごう・西武」の全株式を、ソフトバンク系投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」(本社:米国)に売却することを2022年11月11日に発表した。

そごう広島店。

モノ言う株主、不振の百貨店売却を求めていた

そごう・西武の前身である「そごう」は1830年に大坂で古着店「大和屋」として創業。経営破綻により西武百貨店と経営統合し、2003年6月にそごうと西武百貨店の中間持株会者「ミレニアムリテイリング」を発足させた。一方の「西武百貨店」は1940年に武蔵野鉄道(のちの西武鉄道)傘下の百貨店「武蔵野デパート」として創業したことを起源とする。
セブン&アイHDは、2006年6月に「ミレニアムリテイリング(そごう・西武百貨店と合併して現在は「そごう・西武」を傘下に収め、(当時)国内最大手流通グループの一員となった。セブン&アイHDは、2007年にはグループ共通PB「セブンプレミアム」と共通電子マネー「nanaco」を相次ぎ取扱開始、米高級百貨店「バーニーズニューヨーク」日本法人やベビー用品店「アカチャンホンポ」買収による事業領域の拡大を図るなど、グループの規模拡大をおこなった。

そごう心斎橋本店。
セブンアイ傘下となったのち2009年8月に閉店。

一方、セブン&アイHDは2011年11月のイオンによるマルナカ買収で業界首位の座から陥落、コンビニ事業を除き業績不振が続いていた。こうした背景もあり、2021年5月までにセブン&アイHD株の4.4%を取得した米投資ファンド「バリューアクト・キャピタル・マネジメント」は、中核事業(コンビニ事業)への専念と非中核事業(百貨店の全株売却・総合スーパーの分離)の撤退、国外コンビニ事業の運営見直しに向けたロードマップ策定を要求していた。そごう・西武の売却も、こうした事業見直しの一環であった。

ヨドバシも買収資金拠出、店舗にヨドバシ出店へ

「フォートレス・インベストメント・グループ」は「そごう・西武」売却のパートナーとしてヨドバシカメラの持ち株会社の「ヨドバシホールディングス」(本社:新宿区)と提携、ヨドバシも買収資金を拠出する。
さらに、ヨドバシが一部の不動産を取得し、そごう・西武の旗艦店にヨドバシカメラを出店させるとみられる。

ヨドバシカメラが出店するとみられる池袋西武。

旗艦店の処遇のほか、一部不動産を保有する閉鎖店舗(川口そごうなど)や地方店舗の行方も注目され、今後の詳細発表が待たれる。

そごう川口店。
現在は空き店舗だがそごう・西武が一部不動産を保有する。

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マエダガーラモール店、2023年5月7日閉店-旧亀屋みなみのガーラタウン、A棟の専門店も

青森県青森市の新青森駅近く・青森西バイパス沿いにあるショッピングセンター「ガーラタウン」の核店舗「マエダ ガーラモール店」が、2023年春に閉店する。
追記:5月7日閉店となる。

マエダ ガーラモール店。

亀屋みなみの旗艦店だった

ガーラタウンは2000年6月に当時青森県最大手のスーパーだった「亀屋みなみチェーン」が運営するショッピングセンター「ジョイフルシティみなみ 西バイパス店」として開店。同社の旗艦店として期待されたものの、バイパスに背を向けるような構造が幸いしてかその翌年・2001年10月に亀屋みなみチェーンは経営破綻し、同店も2001年12月に閉店した。
一方で、同店の開店後には西バイパスエリアの開発が大きく進み、ロードサイド店舗密集地帯となった。

向かいには2011年にカブセンターが開店。

マエダの旗艦店として多くのテナントが出店

ガーラタウンは「ジョイフルシティみなみ 西バイパス店」を改装するかたちで2003年6月に開業。
ガーラタウンウエストモール(マエダ以西)の店舗面積は21,661㎡、ガーラタウンイーストモール(スポーツデポ以東)の店舗面積は10,842㎡で、核店舗としてむつ市のスーパー「マエダ」(マエダ百貨店)がA棟を一括賃借するかたちで「マエダ ガーラモール店」を開店させた。当時、建物はみちのく銀行の系列企業の所有となっていた。

青森市中心部を走るガーラモール行のシャトルバス(弘南バス)。

2022年時点はA棟のテナントとして「モンベル」「キディランド」「ABC-MART」「組曲 anySiS」「タイトー」など様々な大手店舗が出店。青森市で唯一となっているものもみられる。また、核店舗であるマエダガーラモール店も同社店舗のなかで最大級の売上があったとみられる。
全館を合計すると青森市で最大の大型店であり、青森駅からのシャトルバスも運行されている。

ガーラモールA棟、契約更新できず-テナントも撤退

マエダの発表と記者会見によると、2023年5月で20年間の賃貸借契約が満了。契約を更新すべく、老朽化した建物の改修などについて交渉していたものの、契約更新の合意に至らず閉店することになったという。
契約満了は5月25日であることから、閉店時期はそれより前の4月~5月はじめになる模様。また、A棟に出店する専門店はマエダのテナントであるため、テナントも閉店、A棟は全館空き店舗になるとみられる。
なお、A棟以外に出店する「スポーツデポ」「はるやま」などは今後も営業を続ける可能性が高い。
A棟の後継テナントや、マエダの代替店舗については2022年11月時点で発表されていない。

多くのテナントが出店するガーラモール。
(以上、写真:おがぴさん

マエダの記者会見と地元紙の東奥日報によると、現在、ガーラタウンの土地・建物は「東日本アセット」が所有。東日本アセットとの交渉窓口となっていたのは八戸市の百貨店「三春屋」を買収したやまきグループだという。
三春屋は改装中だった2022年4月に突然閉店している。

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マックスバリュ無人店舗おまかせくん浅原交流会館店、2022年11月4日開店-マックスバリュ西日本で初の山間部無人店、広島に

広島県廿日市市の国道186号線沿いにある複合施設「浅原交流会館」に、マックスバリュ西日本で初となる山間部の無人店舗「マックスバリュ無人店舗おまかせくん浅原交流会館店」が2022年11月4日に開店した。

マックスバリュ西日本、買い物難民解消めざした無人店

「浅原交流会館」は2018年に開館した複合施設で、直売所やカフェを併設。また、向かいには公民館「浅原市民センター」がある。

マックスバリュ無人店舗おまかせくん浅原交流会館店。

浅原交流会館には2019年6月より山口県内のマックスバリュ西日本店舗から週1回移動販売車「おまかせくん」が来ていたという。
マックスバリュ西日本は2022年9月に広島県廿日市市と「中山間地域の買い物支援に係る連携協定」を締結、無人店舗の開設に至ったもの。

「おまかせくん」シンボル。

「マックスバリュ無人店舗おまかせくん浅原交流会館店」の店舗面積は25㎡で、加工食品などを中心に約400品目を扱う。また、生鮮品を販売するため移動販売車の運行も続ける。
マックスバリュ西日本は広島美容専門学校内などにも無人店舗を開設しているが、山間部への出店は初のこと。
今後も買い物難民の解消に繋がるような無人店舗の出店が広がることになるのか注目される。

マックスバリュ無人店舗おまかせくん浅原交流会館店

住所:広島県廿日市市浅原2654-3
営業時間:9時~17時(火・水曜日は休業)

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ドン・キホーテ京橋店、2022年11月18日開店-グランシャトー近く、パチギンEARTH&MOON跡の京橋ダブルスタービルに

大阪府大阪市都島区の京橋駅・グランシャトー近くに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ京橋店」が2022年11月18日午前10時に開店する。

関西有数の歓楽街にドンキ

ドン・キホーテ京橋店は、2022年1月閉店の関西地場大手パチンコ店「パチギンEARTH&MOON」跡を全面改修した商業ビル「京橋ダブルスタービル本館」の核となるもので、建物は地上6階建で営業フロアは1~2階、売場面積は約996㎡。
京橋店の開店により同社店舗は大阪市内16店舗体制となる。(MEGAドンキ・エキドンキ業態など含む)

ドン・キホーテ京橋店。

京橋店はコンセプトに「さりげない日常とギラギラな非日常」を掲げ、ワクワク・ドキドキと利便性を兼ね備えた品揃えを打ち出す。

「ギラギラな非日常」イメージの「派手な階段」。

その一環として、1階は「さりげない日常」のフロアとして食料品や日用品といった生活必需品を中心に展開。輸入食品やグミの拡充や家飲みから業務用需要まで幅広く対応した酒類の取扱いを行う。
2階は「ギラギラな非日常」のフロアとして、夜のニーズも意識した宝飾品・ブランド品・バラエティグッズを中心に展開。トレンド感あるカラコンやコスメなどを取揃えるとしている。
また、同店は「コンパクトな店舗」という特性を活かし、家電製品に関しては調理家電や理美容家電といった「持ち帰り家電」を中心に展開、買い周りがしやすい売場構成をめざす。

真実の口をオマージュしたフォトスポット。

ドン・キホーテ京橋店

住所:大阪府大阪市都島区東野田町3丁目12-1
営業時間:午前 10 時~翌午前3時

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マックスバリュ音更店、2022年11月18日開店-木野タウンの食品核、いちまる閉店以来約3年ぶり音更にイオン系スーパー復活

北海道河東郡音更町の木野タウンに、イオン北海道の大型食品スーパー「マックスバリュ音更店」が2022年11月18日午前9時に開店する。

十勝音更にイオン系食品スーパー復活

マックスバリュ音更店は、2018年より地場パチンコ店「ジェネシス」のグループ会社「ソフトアイランド」が順次整備を進めているショッピングセンター「木野タウン」の食品核として出店するもので、建物は平屋建、店舗面積は約2,550㎡、駐車場台数は約1,050台。
イオン北海道のマックスバリュとしては十勝総合振興局管内8店舗目で音更町内初の店舗となる。また、同社の前身となる「マックスバリュ北海道」の食品スーパー「ルーキーいちまる」が2019年7月に閉店して以来、音更町にイオン系食品スーパーが約3年ぶりに復活することとなる。

マックスバリュ音更店。

音更店ではコンセプトに「『地場と鮮度』にこだわった地域に密着したお店」を掲げ、農産売場では地場野菜に加えて、環境志向・健康志向の高まりに対応した有機野菜や即食ニーズの高まりに対応したカットフルーツを拡充。
水産売場では帯広創業の干物加工会社「能本水産」コーナーの展開や釧路創業の魚専門店「釧之助」商品、時短・簡便・骨とり商品など保存に便利な冷凍食品を取扱う。
また、畜産売場では地元ブランド肉「トヨニシファーム帯広牛」「十勝長いも豚」に加え、坂口精肉店直営熟成和牛専門店「味覚園」のジンギスカンといったこだわり商品、大容量冷凍ストック品を展開。
惣菜売場では帯広名物豚丼専門店監修商品「ぶたいち監修豚丼」や十勝小豆使用の和菓子「おはぎ」「よもぎおはぎ」、「中札内田舎どり」をテーマにした弁当・惣菜などを展開。冷凍食品売場では「十勝ナチュレ」「JA士幌町十勝男爵のコロッケ」といった地元商品を始め、外食有名店監修商品や韓国メニューなど約700品目を展開する。
あわせて、インストアベーカリーでは山本忠信商店による十勝産小麦「月の魔法」を使用した「十勝小麦の角食」や十勝産食材を使用した菓子パン・バーガーなどを展開。十勝19市町村の連携による地域産業政策「フードバレーとかち」認証商品を取扱うなど「地場商品・地元食材を使った地域こだわりの商品」の強化を打ち出す。
このほか、同店では「毎日の美と健康づくりをサポートする商品の充実」を掲げ、H&BC売場(ヘルス&ビューティケア)や花売場といった非食品分野を展開。専門店として北の自然菓「柳月」、美唄焼鳥「」、クリーニング店「街のクリーニング屋さん」を備えるなど、食品スーパーとしては広大なフロアを活かした店舗とする。

マックスバリュ音更店のフロアマップ。

同店ではサービス面においても、フルセルフレジ(8台)とお支払いセルフレジ(4台/精算機8台)、タイムリーな価格表示に対応した電子棚札といったデジタル設備を導入することで「快適にお買物いただける売場環境を構築し、地域の皆さまに最もご支持いただけるお店」をめざすとしている。

十勝でマックスバリュ本格展開へ

イオン北海道は2022年11月4日時点において、マックスバリュを十勝総合振興局管内で7店舗展開しているが、いずれも2015年10月に旧マックスバリュ北海道が十勝地場大手流通グループ「いちまる」から食品スーパー事業を承継した店舗であり、旧いちまる運営店舗はマックスバリュへの転換後も一般的な同業態の店舗とは異なるフロア構成となっている。
マックスバリュ音更店は、イオン北海道としては初となる十勝総合振興局管内での同業態の新規出店であり、本格展開の試金石としての役割を担う店舗となりそうだ。

マックスバリュ音更店

住所:北海道河東郡音更町木野大通り東10丁目6-27
営業時間:9時~22時

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コノミヤ、トーホーストアを2023年3月までに買収ートーホーの株式譲渡で、バローとトーホーの資本提携も解消

食品卸大手の「トーホー」(神戸市東灘区)は2022年10月31日、子会社の食品スーパー「トーホーストア」(神戸市東灘区)の全株式を「コノミヤ」(大阪市鶴見区)に譲渡すると発表した。
譲渡時期は2023年2月から2023年3月末までを予定しており、トーホーストアはコノミヤの運営となる。

トーホーストア大久保駅前店。(兵庫県明石市)

関西の老舗スーパー、近年はバローと提携していた

トーホーは1947年、佐賀市で設立した「藤町商店」が前身。1953年神戸市に「東蜂産業」を設立、1960年にトーホーストア1号店の水前寺店、1963年には神戸市1号店のトーホーストア垂水店を出店した。
1980年代後半の最盛期には兵庫県南部や福岡県に69店舗を展開していたが、面積が小さい店舗が多かったことなどから近年は売り上げが低迷。2010年11月には福岡県の5店舗を「マミーズ」(福岡県柳川市)に売却し、兵庫地区の店舗に経営資源を集中した。
2016年6月には同業の「バロー」(岐阜県)がトーホーストアの株式20%を取得、持ち分法適用会社化し資本・業務提携を締結。バローのプライベートブランド「Vセレクト」60品目をトーホーストアに導入し収益改善に努めていた。

バローの店舗。

トーホーストアの2022年10月時点の店舗数は34店舗と最盛期の半数程度。最盛期には食品スーパー事業がトーホーグループの売上高の約4割を占めていたが現在は1割以下と厳しい経営環境が続いていた。

コノミヤ、スーパーおくやまに続く規模拡大

譲渡先のコノミヤは1957年創業。2005年に「トリオト商事」(大阪府堺市)の営業権を譲受、2011年に「ハローフーヅ」(愛知県)を吸収合併、2015年には「トミダヤ」(岐阜県)をグループ化、2020年に「スーパーおくやま」(奈良県)を子会社化するなど同業のM&Aに積極的な会社として知られる。

コノミヤ鴫野店。(同社1号店、1972年10月開店)

親会社のトーホーが所有するトーホーストアの株式92.8%に加え、バローが所有する残りの株式7.2%についてもトーホーが買い取り、合わせてコノミヤに譲渡する予定という。譲渡日は2023年2月末以降、2023年3月末までの間を予定している。

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イオンスタイル西ノ京小町、2022年11月2日開店-円町駅近くに食品のみの小型店

イオンリテールの食品スーパー「イオンスタイル西ノ京小町」が、2022年11月2日に開店する。

イオン、京都市に小型スーパー

イオンスタイル西ノ京小町が出店するのは、富永製作所の工場跡。建物は平屋で店舗面積は997㎡と、イオンスタイルとしては極めて小さな規模となる。

イオンスタイル西ノ京小町。

京都市内では、2021年にも同規模の「イオンスタイル西陣小町」を出店させている。

地元のこだわり商品に加えて医療モールも併設

イオンスタイル西ノ京小町のコンセプトは「鮮度と健康にこだわる みんなのおだいどこ
イオンスタイルでありながら取り扱うのは食品のみ。
鮮度にこだわり、また京都珈琲商工組合と連携するなどして、京都産の野菜や鮮魚など「地場産品」「地域のこだわり商品」を品揃えするほか、時短・簡便・健康をテーマにイオンならではの商品・売場を展開するとしている。
また、テナントとして「たけち歯科クリニック円町」、「中野こども医院」、クリーニング「西洋舎」が出店する。

イオンスタイル西ノ京小町

住所:京都府 京都市 中京区 西ノ京冷泉町 1番
営業時間:8:30~22:00

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SOCOLA塚口クロス、2022年11月2日開業-さんさんタウン三番館跡地、ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店を核に

兵庫県尼崎市の阪急神戸線・伊丹線塚口駅前にあった複合商業施設「塚口さんさんタウン3番館」跡地に、野村不動産グループの商業施設「SOCOLA塚口クロス」が2022年11月2日に開業する。
SOCOLA塚口クロス。

塚口さんさんタウン3番館跡地に野村系大型複合施設

SOCOLA塚口クロスは、2017年11月閉店の複合商業施設「塚口さんさんタウン3番館(ダイエー塚口店3番館)」跡地に建設された野村不動産グループの複合施設低層商業フロアで、建物は地上16階地下2階建、営業フロアは地上2階~地下1階、敷地面積は約6,485㎡、商業施設専有面積は約6,055㎡。同社グループの商業施設ブランド「SOCOLA」としては関西初となる。
塚口さんさんタウン3番館。

同施設は商環境コンセプトを「木漏れ日ウォーク~塚口の散歩道~」に定め、楽しく歩ける散歩道としての空間を創出。
地域のお客様の生活基盤となる食品ゾーン」強化の象徴として、イオングループの食品スーパー「ダイエーイオンフードスタイル塚口店」を核に30店舗近い専門店が入居する。また、高層フロアは野村不動産分譲のマンション「プラウド阪急塚口駅前」となる。
SOCOLA塚口クロス。

ダイエーは“再出店”、Z世代意識したコスメも

SOCOLA塚口クロスの核店舗「ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店」は、旧ダイエー塚口店3番館の“再出店”扱いとして入居するもので、営業フロアは地上1階~地下1階、売場面積は約2,029㎡(614坪)。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店は、ダイエーによる「10月から3か月連続で京阪神地域に新店オープン」の第2弾として、2022年10月に開店した寝屋川中神田店同様の食品強化に加えて、Z世代をターゲットに設定。
食品フロアでは「鮮度」「出来立て」「豊富な品揃え」にこだわり、青果部門では近郊野菜や泉州地区のオーガニック野菜を展開。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。

鮮魚部門では対面販売を実施するほか、同社が「魚屋の寿司」として取扱う商品約30品目のうち一部の寿司ネタを従来比1.3倍に拡充。精肉部門では同社オリジナル国産黒毛和牛「さつま姫牛」の焼肉セットや牛タン、ハラミ、冷凍ホルモンなどを展開する。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。

惣菜部門ではサプライチェーン見直しによる低価格商品やだしにこだわった商品を展開。そのほか、インストアベーカリー「ディーズベーカリー」(約70品目)や地域最大規模を謳う冷凍食品コーナー(約420品目)、キッチンサポートコーナー「dai-docoro」連動のワインコーナー、韓国コーナー(約90品目)を展開する。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。

Z世代を中心に人気が高まっているという「アジアンコスメ」のフロアでは、韓国・中国・タイのコスメを取扱うほか、尼崎市の私立女子大学「園田学園女子大学」との連携企画として同大学学生の感性を活かしたコーナーを常設展開するなど、徒歩圏内の同社総合スーパー「ダイエー塚口店(ダイエーイオンフードスタイル塚口店)」と差別化・共存を図る。
ダイエーイオンフードスタイルソコラ塚口店。

大近パントリーやダイソーといった専門店も

SOCOLA塚口クロスには、ダイエーに加えて、1階には関西地盤の高級食品スーパー「大近パントリーソコラ塚口店」や関西地盤の有機食品スーパー「オーガニックプラザソコラ塚口店」、伊藤忠商事系の大手コンビニ「ファミリーマート」、高級食パン専門店「乃が美」、UCCグループのカフェ「上島珈琲店」、「ミスタードーナツ」、スピードカット店「QB HOUSE」など17店舗が入居。2階には大創産業の100円ショップ「ダイソー」や眼鏡店「メガネのアイガン(aigan)」など8店舗が入居する。
SOCOLA塚口クロスのフロア・ゾーン構成。

野村不動産は「駅前の利便性を活かしながら、人々の日々の生活をよ り豊かにすることを目指してまいります。」とコメントしており、地域に愛されていたというダイエー塚口店3番館(塚口さんさんタウン3番館)は姿を変え新たなスタートを切ることとなった。

SOCOLA塚口クロス

住所:兵庫県尼崎市南塚口町二丁目1番3号
営業時間:午前9時~午後11時
※ダイエーの通常営業時間

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盛岡バスセンター、2022年10月4日リニューアル開業-飲食街やホテル、温浴施設も併設

岩手県盛岡市の中ノ橋通り・肴町商店街近くにある「盛岡バスセンター」の建て替えが終わり、2022年10月4日にリニューアルオープンした。

盛岡バスセンター。

バスターミナル初期の「お手本」だった 

旧・盛岡バスセンターは自動車ターミナル法が適用された初の路線バスターミナルとして1960年に開業。建物は3階建て、敷地面積は約2,800㎡で、岩手県交通や岩手県北自動車を中心に、岩手県内外へのバス路線の発着拠点として長らく機能してきた。
P1040807-
くの字型が特徴的なバスターミナル。

バスセンター内には複数テナントのほか開業当時は屋上に植物園や遊園地などが入った「盛岡バスセンターテーマパーク」が存在、バスの利用者のみならず地域住民からも愛されていた。また、近年はモダンな「昭和レトロ」の建物としても注目を集め、盛岡の観光スポットの一つともなっていた。
P1040812旧バスセンター館内。

しかし、建物は既に築50年以上が経過しており、老朽化のため2016年9月に閉鎖され、建て替えが行われていた。

新バスセンター、飲食店街や温浴施設も

新しい盛岡バスセンターのコンセプトは「人と地域の魅力を繋ぐローカルハブ」。運営は「盛岡地域交流センター」子会社の「盛岡ローカルハブ」が行う。

盛岡バスセンター発着ホーム。

建物は3階建てで、バスセンター機能は1階。市内線としては国際興業系の岩手県交通、みちのりHD傘下の岩手県北バス、JR東日本系のジェイアールバス東北の3社が発着する。
U字型の発着所に5つの乗り場が設けられており、新たにデジタルサイネージによるバスロケーションシステムも導入されている。

県北バスのカウンターと発着案内。

テナントは18店舗。1階には人気のベーカリー「福田パン」をはじめ、県北バス系の旅行代理店、飲食店などが出店。2階には盛岡市の子育て支援施設「あそびの広場」やフードホールが、3階には宿泊施設「マザリウム」「穐吉敏子JAZZミュージアム」が入居。サウナ併設の温浴施設「KANAN SPA」は早朝営業も行っているため、夜行バスでの来盛の際にも活躍しそうだ。

何が書いてあるか良く見えないフロアガイド。

盛岡バスセンター

住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目9

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【優勝セール情報】オリックス・バファローズ、1996年以来26年ぶりの日本シリーズ優勝(日本一)で記念セール【2022年】

大阪府大阪市に本拠地を置くプロ野球チーム「オリックス・バファローズ」が、2022年10月30日の明治神宮野球場でのオリックス・バファローズvs東京ヤクルトスワローズ戦(SMBC日本シリーズ第7戦)により、SMBC日本シリーズ2022(日本シリーズ)優勝を決めた。

大阪ドームシティのイオンモール
優勝記念イベントの開催など10月30日時点では未発表。

同球団の日本一は、1996年の「オリックス・ブルーウェーブ(旧阪急ブレーブス)」日本一達成以来約26年ぶり。2004年12月の「オリックス・ブルーウェーブ(旧阪急ブレーブス)」「大阪近鉄バファローズ」合併以来初となる。
同球団の優勝を記念して、オリックスや球団と縁の深い近鉄グループ系の施設を中心に優勝記念セールが始まっている。
オリックス・バファローズ 優勝セール」の実施が発表されている主な大型店・チェーン店は以下の通り。
SMBC日本シリーズ2022で賑わう京セラドーム大阪

10月30日21時現在更新中、順次更新中。
関西や九州(宮崎)を中心に開催予定。

※追加情報があり次第、順次更新いたします。
※予定は変更されることがありますので、詳細は各店舗にお問い合わせください。

2022年度の日本シリーズ優勝記念セール実施店舗

百貨店
  • 近鉄百貨店(実店舗)
    オリックス・バファローズ 日本一おめでとうセール
    :あべのハルカス近鉄本店・上本町店・東大阪店・奈良店・橿原店・生駒店・和歌山店・草津店・四日市店・Hoop・and・上本町YUFURA(百貨店9店舗・ファッションビル3店舗)
    10月16日の「オリックス・バファローズ応援セール」から引続き開催
    10月31日(優勝翌日から)から7日間開催
    名古屋店(近鉄Passe)では他球団のセール含め開催せず
  • 近鉄百貨店(オンライン店舗/近鉄ネットショップ)
    オリックス・バファローズ 日本一おめでとうオンラインセール
    :10月31日から開催予定(詳細は未定)
家電量販店
  • ビックカメラ
    オリックス・バファローズ優勝おめでとうセール
    :リーグ優勝と同様のセールを予定(詳細発表次第更新)


ビックカメラ高槻阪急店

そのほか店舗
  • 楽天市場などでも一部店舗で優勝セールを実施することあり。
    (日程など各店で違うため要検索)
  • イオンモール大阪ドームシティ・フォレオ大阪ドームシティ・スーパービバホーム大阪ドームシティ店など京セラドーム大阪関連施設でのセールについては未発表


SMBC日本シリーズ2022で賑わう京セラドーム大阪

2022年度のパ・リーグ優勝記念セール実施店舗

百貨店
  • 近鉄百貨店(実店舗)
    オリックス・バファローズ リーグ優勝おめでとうセール
    :あべのハルカス近鉄本店・上本町店・東大阪店・奈良店・橿原店・生駒店・和歌山店・草津店・四日市店・Hoop・and・上本町YUFURA(百貨店9店舗・ファッションビル3店舗)
    9月14日の「応援セール」から引続き開催
    10月3日(優勝翌日から)から7日間開催
    名古屋店(近鉄Passe)では他球団のセール含め開催せず
  • 近鉄百貨店(オンライン店舗/近鉄ネットショップ)
    オリックス・バファローズ リーグ優勝おめでとうオンラインセール
    :10月3日から開催予定(詳細は未定)
家電量販店
  • ビックカメラ
    オリックス・バファローズ優勝おめでとうセール
    :優勝翌日から7日間(2022年10月3日~10月9日)
    :なんば店・あべのキューズモール店・アリオ八尾店・高槻阪急店(関西4店舗)


ビックカメラ高槻阪急店

金融関連サービス
  • Ponta(ロイヤリティマーケティング/三菱商事・ローソン系)
    :2021年は総額3,000万Pontaポイントが当たるキャンペーン、優勝ロゴ入りバファローズ☆ポンタぬいぐるみの特典交換受付など
そのほか店舗
  • 楽天市場などでも一部店舗で優勝セールを実施することあり。
    (日程など各店で違うため要検索)
  • イオンモール大阪ドームシティ・フォレオ大阪ドームシティ・スーパービバホーム大阪ドームシティ店など京セラドーム大阪関連施設でのセールについては未発表

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